狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 LRT化すれば地方都市近郊にある"盲腸路線"も蘇生!できる 》ー第5回ー

第5回 有識者?の話には裏がある!

第四条 "はしゃぎ過ぎない"!こと

嘗て、堺市は某大学の研究者を検討メンバーに加えて「トランスロール」というタイヤ式LRTに拘ったあまりに、せっかく市民の間で「東西線」建設の機運が高まっていたのに、実現の夢をぶち壊してしまいました!(※23)

参※23)当サイト関連記事 未来都市 堺市 の扉を開く鍵!バストラム BRT 網整備を! 《 BRT Watch》Annex2 はこちら。

第五条 実行部隊(経営陣)に旧国鉄OBを加えないこと!

OBとは、旧国鉄本社に(リストラ)されて恨みを持つ旧国鉄OB達や、元国鉄出身の研究者・エコノミスト!いわゆる有識者・自称専門家たちです!

彼らを検討委員や経営陣に加えると、懐古趣味や個人的趣味丸出しで「本格的3セク鉄道」を主張して、実現出来ても結局事業破綻!します。

全国で消滅!した3セクは殆どが(旧国鉄職員が関与した)このパターンです。

※旧・富山ライトレールが成功したのは、JR西日本の『事業譲渡後は一切協力はしません!』と言う条件があったからです。

第六条 JRはなるべく避けて並行バス路線を持つ企業に一口乗ってもらう事

現在路線バス?という既得権益を手中に収めている地方のバス事業者さんに加わってもらえば"JRの暴走"をけん制できます!

且つ現行のエリアバス路線(※24)を見直して、LRTと有機的に統合した運行体制が構築できます!

また、すでに"LRT路線を運営している交通事業者"であれば運行・保全両面で支援が受けられて、乗務員養成、整備技術者養成の心配もいらなくなります!

※24)旧・富山ライトレールさんはこれで、LRT事業を成功(市民の足として定着)させました!

地元企業にも資本参加を求める

更に、当然のことながら、地元有力企業にも資本参加を求めることです!

例えば西大阪高速鉄道株式会社では
  • ●2001年7月10日設立(阪神なんば線)
  • ●資本金 177億9970万円(2019年3月31日現在)
  • ●非上場・非公開 主要株主 阪神電気鉄道 35.0%、大阪市 33.3%、大阪府 16.7%、日本政策投資銀行 4.5%、三井住友銀行 1.4%(2019年3月31日現在
関西高速鉄道株式会社では
  • ● 1988年5月25日設立 (JR東西線、なにわ筋線)
  • ●非上場・非公開株式会社 主要株主大阪府 30.61%。大阪市 30.61%、西日本旅客鉄道 30.58%、兵庫県 5.41%、尼崎市 1.35%、住友電気工業 0.31%、南海電気鉄道 0.24%、青木あすなろ建設 0.15%、森本組 0.13%、りんかい日産建設 0.11%(2020年3月31日現在)
株式会社大阪港トランスポートシステムでは
  • ●1974年7月10日設立 (大阪メトロ中央線大阪港⇔コスモスクエア間)
  • ●非上場・非公開株式会社 主要株主 大阪市 69.56%、三井住友銀行 3.33%、三菱UFJ銀行 3.33%、りそな銀行 2.95%、みずほ銀行 2.95%、日本トラスティ・サービス信託銀行 (信託口) 2.95%(2019年3月31日現在)

 

公開:2021年1月26日
更新:2024年3月24日

投稿者:デジタヌ

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