♥チューリッヒ方式(市内併用軌道用)超低床 Tram の「♥近郊鐡道路線への直通方式!」とは《 LTR・トラム網 第4回》
軌道法に基づくチンチン電車(軌道走行車両)が専用軌道の延長路線として interurban 「近郊路線」に直通する方式で、前途した通り日本でもこの方法が♥主流となりつつあります。
★第1項 広く普及している超低床トラムカーには"車軸が有りません!"
更に最近の超低床トラムカーは、通常 axle(車軸)が無い! Wheelset が用いられていて、
Targo(※23)のような 本来の完全独立輪ならば急コーナーに強い!(はずなのですが???...)
参※23)当サイト関連記事 タルゴは軌間変換の意味では無い! はこちら。
1-2-1 実際には...
超低床車用台車では、左右輪は Drive shaft で、前後輪は Idler gear で駆動されています!
つまり全輪駆動!方式台車なのです。
なので、均衡速度(※24)は低速でも、アルプス山中のような80‰!前後の急坂でも、小径車輪と相まって難なく登坂出来るのです。
※参※24)均衡速度とはフルノッチ(フル出力)状態での登坂最高速度の事です。
1-2-2 "関節車体"タイプの問題点
更に台車懸架・単台車式車体"関節"重連タイプ超低床車両の問題(※25)として、高速運転すると激しいヨーイング(蛇行)が生じやすい欠点もあります。
参※25)当サイト関連記事 ブレーメン型"関節車体"タイプ超低床車両の問題点 はこちら。
第1項 ハードルが低く日本の地方鉄道事業者にとって「♥導入メリットが最も大きい!」方式です
後述する、ブリュッセル方式も含めて日本の地方の中小鉄道事業者にとっては、
「スピードアップ」を狙うカールスルーエタイプより、「超低床トラム車両」の郊外線・鉄道線直通方式の方がハードル(ホーム)が低くて♥取り組み安いシステム!です。
♥ナチュラルバリアフリー!の「低床トラム」&低いプラットホームで「転落事故」の♥危険をなくして、 駅設備を簡素化することの方が、トータルでの設備投資額とそれに伴う原価償却の負担が♥小さくなり「♥メリット」が大きいといえます!
第1目 費用を賭けずに♥ナチュラルバリアフリー化が
低床車両を用いた方式では前途した過剰投資一切が♥必要無く!お手軽に♥駅の"親切"も可能となるわけです!
1-1-1 つまり高床車両ではゆくゆく...
1-1-1-1 京阪京津線では
地下鉄直通の為に!高床車両を採用した京阪京津線では、(地下鉄線区内同様に)地上区間でもゆくゆくは...
1-1-1-2 都営荒川線も...
同じく床を持ち上げた都営荒川線も全駅橋上駅舎・ホームドア完備!のありふれたInterurban(都市圏近郊電車)とならざるを...
1-1-1-3 静鉄!までも...
そして、JR東日本グループ?となった静鉄(※21)も、政令指定都市静岡市!の看板として、橋上駅舎!、エスカレーター・エレベーター完備!、そしてホームドア!迄も...
参※21)当サイト内関連記事 静岡鉄道 が 東急 から離れて JR東日本 グループ入りで生き残り?... はこちら。
第2目 ヨーロッパでは♥トランジットモール(ホコ天)とのセットで
日本では、(ホコ天)歩行者天国と公共交通は別々に受け取られていますが...
日本同様に城塞都市(城下町)から発展して市街地中心部の道路拡張・市街地改造が難しいヨーロッパの中核都市では、公共交通(路面電車・バス)以外の一般車両を締め出した「トランジットモール」が、都市活性化のいち手法として用いられるようになってきています。
第2項 トラム型車両の郊外線直通の歴史
第1目 先駆者USAのノースショア鉄道
前途したようにアメリカの(現CTAの始祖)ノースショア鉄道(Chicago North Shore and Milwaukee Railroad)が♥元祖チューリッヒ方式の♥路面電車の郊外線乗り入れ方式!でした。
2-1-1 1891年に設立
イリノイ州ウォキーガンで路面電車!を運営していたウォキーガン・アンド・ノースショアー・ラピット・トランジット社が起源で、
その後1919年にノースウェスタン・高架鉄道(現ループ線)の"Trackage rights(※21)"を獲得して、シカゴ都心部の路面電車網(現在のシカゴループLラインの起源)から北部のミルウォーキーに路線を伸ばしたシカゴ・ノースショアー・アンド・ミルウォーキー鉄道が起源です。
参※21)現行の鉄道事業法に当てはめれば第二種鉄道事業!の事です。当サイト関連記事 労組傾!翻訳者が"態と誤訳!"する重要な慣用句 はこちら。
2-1-2 4連接のエレクトロライナーで有名!
こちらは、市内併用軌道線を走るチンチン電車が郊外の専用軌道?に遠征して、隣町ミルウォーキーに達した例です、4連接の高速路面電車?エレクトロライナーElectroliner(※32)で有名でした。
当然!言うか、途中の町々の市街地に併用軌道部分が存在していて、しかも市街地を高速運行(最高運転速度140㎞/H!)で突っ走っていたために、フリーウェイ!の整備とともに1963年1月20日に廃止!に廃止となりました。
※参32)小生も、嘗て試乗して食堂車でランチを頂いたことがあります!(但し鉄道博物館所有の動態保存車両の構内線!公開運転で)
第2目 日本でも数多い実用例が
2-2-1 都営荒川線
いわばチンチン電車の専用軌道走行と同じで...
東京で言えば、一部区間((山手線・大塚駅前⇔京浜東北線・王子駅前間)のみチンチン電車!の"都電荒川線"(全長12.2㎞・制限速度全線40㎞/h)♥高速列車!が走行!する姿を想像していただければよいでしょう。
2-2-2 阪堺電車
また大阪では、あべのハルカス前の一部区間と、堺市大道通りの併用軌道区間を持つ阪堺電気軌道(併用軌道部制限速度40㎞/h)の大半が専用軌道(制限速度50㎞/h)で敷設されているようなものです。
2-2-3 日本における元祖チューリッヒ方式の江ノ島電鉄(1910年11月4日開業)
江ノ電江ノ島電鉄線(営業距離10.0㎞) 江ノ島駅⇔腰越駅間約980m 制限速度40㎞/h(本線上45㎞/h)の併用軌道区間を 2両固定編成 全長25.4mx全幅2.45mx全高3.9mx重量41.8ton/1501編成の鉄道用車両が通常2編成連結全長50m超で運行!していますが...
もともと戦時中までは「軌道法」に下ずくチンチン電車でした!
2-2-3-1 元は軌道法で開業したチンチン電車だった
1910年11月4日に有名な江ノ島⇔腰越区間の併用軌道を含む小町(現在廃止)までが"軌道法"により開業しました。
※1933年10月の福井鉄道市内軌道線乗り入れに先立つ23年も前ですが、当時は軌道特許によるチンチン電車の時代でした!
※東海道線が敵の空襲で不通になった場合の代替え輸送路として、戦時中の1944年(昭和19年)11月 軍部の要請により軌道法から地方鉄道事業に免許変更されました。
2-2-4 日本最古のチューリッヒ方式・名古屋電気鉄道・枇杷島線!
名古屋電気鉄道→旧・名古屋鉄道(&名古屋市交通局)→旧・名岐鉄道と合併し現・名古屋鉄道が誕生したのですが...
●1898年5月6日 : 栄町線 笹島(後の名古屋駅前) - 県庁前(後の久屋町)間 (2.2km) 開業。
●1901年(明治34年)2月19日 : 押切線 柳橋 - 押切町間 (2.3km) が開業。
●1903年(明治36年)1月31日 : 栄町線 久屋町 - 千種(後の西裏)間 (1.8km) が開業。
●1908年(明治41年)5月3日 : 熱田線 栄町 - 熱田駅前間 (4.6km) が開業
♥1910年5月6日 名古屋電気鉄道枇杷島線として押切町⇔ 枇杷島間全線専用軌道!で開業。日本初の♥チューリッヒ方式トラムカー郊外線乗り入れ開始。
●1921年7月1日 に名古屋電気鉄道が郊外5路線 54.9kmを(旧名岐鉄道とは別の)旧・名古屋鉄道に譲渡し、市内線は名古屋市交通局に明け渡して解散した。
名鉄揖斐線を快走する在りし日のチンチン電車(その後一部の車両は福井鉄道にも譲渡されている)の雄姿!
●1935年4月29日 : 名鉄・木曽川橋梁の完成により名岐線(現名古屋本線)の新一宮(現・名鉄一宮) ⇔ 笠松間が開通し、押切町⇔新岐阜(現・名鉄岐阜)間が全通。同区間を34分で結ぶ。
●1941年(昭和16年)8月12日 : 新名古屋地下トンネルが竣工して...
東枇杷島駅(移設) ⇔ 新名古屋(現、名鉄名古屋)駅間が開業。
犬山線系統の小型郊外電車による名古屋市電「柳橋」駅までのstreet runningの歴史を終えました。
第3目 現存する♥日本最古のチューリッヒ方式の鉄道路線直通♥広島電鉄宮島線
2-3-1 市内線(軌道法による♥併用軌道線)⇔宮島線(鉄道事業法による♥鉄道線)直通!
2-3-1-1 鉄道線!宮島線
1910年創業の広島電鉄は、広電宮島線(制限速度60㎞/hの鉄道線!)として1922年8月22日 に己斐町(現在の広電西広島) - 草津間が開業して1931年2月1日 に新宮島 ⇔ 電車宮島の区間を延伸開業させました。
2-3-1-2 市内線の♥鉄道線直通運行開始!
敗戦後の1958年4月1日 に臨時運行の市内線(軌道法に基づく併用軌道線)のトラム車両(チンチン電車)を使った鉄道線(宮島線)への郊外線乗り入れが始まりました。
そして1963年5月6日 からは市内線・宮島線広電宮島までの定期運行を開始しました。
2-3-1-3 1991年8月7日に♥チューリッヒ方式に完全移行!
1991年8月7日 にはそれまで運行していた宮島線専用車(高床車)を廃止して、市内併用軌道走行用トラム車両による鉄道線乗り入れ(制限最高速度60㎞/H)方式のチューリッヒ方式に完全シフトしました!
えちぜん鉄道に後からトラム乗り入れ用の低いホームが追加されたのと似ている、
"低いホームと背の高いホーム"が残っている駅があるのは、1991年8月7日 迄 宮島線専用車(高床車)が走っていた名残!です。!"
第4目 日本初のトラムトレイン方式福井鉄道も♥チューリッヒ方式へ路線転換!
2-4-1 福井鉄道武福線⇔福井鉄道市内線⇔えちぜん鉄道三国粟原線の♥相互直通運行
長年鉄道車両による自社路線「市内併用軌道」への乗り入れを行ってきた福井電鉄ですが...
2-4-1-1 2006年からの"名鉄中古車両"の導入が切っ掛けに
2006年から後述の名鉄岐阜市内線廃止により大量に発生した(車軸タイプ)高速路面電車を譲り受けて、福井市内併用軌道線の近代化!を図り、大好評をもって市民に受け入れられました!
2-4-1-2 えちぜん鉄道三国芦原線直通を期に
そこで2016年3月27日の 「えちぜん鉄道(2003年2月1日営業開始」三国芦原線直通運行開始を機会に、
新型超低床車両「フクラム」&えちぜん鉄道「ki-bo(キーボ)」による♥チューリッヒ方式に転線!しました。
2-4-1-3 旧京福電鉄・三国粟原線の沿革
- ●1928年12月30日 福井口⇔芦原(現在のあわら湯のまち)間が三国芦原電鉄により開業。
- ●1929年10月1日 京都電燈越前電気鉄道線の福井 ⇔ 福井口間に乗り入れ開始。
- ●1942年8月1日 三国芦原電鉄が京福電気鉄道に合併・三国芦原線となる。
- ●2001年6月25日 越前本線での事故のため、全線休止!
- ●2003年2月1日 京福電気鉄道から♥えちぜん鉄道へ事業譲渡
- ●2003年7月20日 福井口 ⇔西長田間が♥運行再開!
- ♥2016年3月27日 鷲塚針原⇔越前武生間♥相互直通!開始。
公開:2019年6月10日
更新:2025年7月21日
投稿者:デジタヌ
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