狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Essay『海上コンテナ鉄道輸送の"持続可能な営業規模"など運輸賊・経産族には理解の範囲外!?』ー第2回ー

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★プロローグ Freight transportation とは

嘗て、水運に代表される Freight transportation(貨物輸送)(※01)に用いられる freight vessel(貨物船)は bulk carrier が基本で、陸蒸気である鉄道の Freight Car(貨車)も bulk carrier が基本となっていて、無蓋貨車(wagon)と有蓋貨車(Van)に分かれていました。

第1項 世界初の"陸蒸気鉄道"は貨物専用鉄道だった!

バルク輸送とは

bulk とは"積み荷"の事で 、bulk carrier とは、船倉とdeck(甲板)を持つ"バラ積貨物船"つまりfreight vessel の事です。

帆船に始まる海運に用いる freight vessel は海外も含めてこの形で始まりました。

river や canal で用いられる砂利船などの canal boat,flat boat(細長い平底船、百石船?),barge(艀)の類は、deck(甲板)もlid(蓋)も無い Open hatc の大型の cargo boat が多いわけですが、

近海?を行き交っていた内航船の千石船も基本は Open hatc でした。

参※01)非英語圏特に日本では"ロジスティクス"と言うカタカナ外来語!が持てはやされていますが...

本来 logistics とは"兵站、つまり"軍事輸送路"の事で、

兵器・食料・兵士!を運ぶ輸送システムのことです。

貨物専用鉄道から始まった"鉄道輸送"

自走する機械式の機関車っを前提に建設された、世界初の自走式機械鉄道;railroad(※02)はEngland のHetton Lyons にある Hetton colliery railway(1822 年開業)と言う8 mile (13 km) の貨物鉄道でした!

この鉄道で Freight Car(貨車)として用いられたのが、bulk carrier-car の 2 axles & rigid axle のwagon(貨物車)つまりトロッコだったわけです。

そして、ここで自信を付けた George Stephenson が陣頭指揮して produce したロケット号で locomotive competition に優勝して、1830年開業の全長31 miles (50 km)の最初の本格的な旅客鉄道Liverpool and Manchester Railway で採用されたわけです。

で参加して、多数の steam locomotive が参加しており、Stephenson's Rocket はその中の1台にしかすぎません!でした。

参※02)当サイト内関連記事 英語圏で鉄道がRoadと略される理由は... はこちら。

★第2項 containerとは

container とは"容器"の事で、家庭用のタッパー、行李箱(こうりばこ)、"生ごみ容器"も全てcontainer ですが...

日本では貨物輸送で用いられる大型のコンテナーについては、

以下に示す通称"海コン"と"JRコンテナー"、そして「航空貨物用のコンテナー」が一般的となるわけっです。

第1目 JR貨物コンテナーと海上コンテナ

日本では、旧JNRが開発した鉄道貨物専用コンテナーが広く流通していますが...

JNRタイプのコンテナ

日本で鉄道コンテナと言えば...

積載重量5t未満のJR貨物規格12フィートコンテナ(3.65m長)5 unit(18.2m)積載(※11)した20m級のflat car(※12)を思い浮かべるでしょうが...

参※11)最近海コン用トレーラー transship を意識して31フィートコンテナ(9,5m)も供用開始しましたが...

参※12)※frame (台枠)のみの Freight Car(貨車)

Intermodal container(海上コンテナ)

大量の貨物を扱う国際間の貿易では、日本では通称"海上コンテナ(海コン)と呼ばれているIntermodal container が用いられています。

海外では、長さ 19 ft 10-1/2 in(6,058 mm )を一単位として、12,192 mm (40 ft)程度の海コン又は「海コンを積載したトレーラ」そのものを積載する、"フェリー貨車"が主流となっています。

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公開:2021年11月22日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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