狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

Historia『大陸国家の"imperialism (ご都合主義!)" とは...』ー第6回ー

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★第7節 国際協力・経済協力を考え直す時期では

親露派の一部の人たちが?が国内の運輸族(整備新幹線建設推進プロジェクト一派)と結託して、"シベリア新幹線"(※92)宗谷海峡トンネル実現、北海道新幹線稚内延伸プロジェクトなどをプロパガンダしていますが...

参※92)当サイト内関連記事 Siberia ShinkasenはRussian Big Joke? はこちら。

第0項 「相手国国民の営み・暮らし向き」に根差した経済協力でないと...

経済協力は、相手国「首脳の大人の事情(利害関係)」で決めるのでは無く!...

「相手国国民の営み(経済活動)・暮らし向き(生活圏)」を考慮して行うべきではないのでしょうか?

つまり、単なる学説では無い!真の地政学(※92)!に下づいて検討されるべき!でしょう。

参※92)当サイト内関連記事 地政学・geopoliticsの"概念"とは... はこちら。

第1目 世界の"生活圏"宗教と密接に関係している

下図を拡大してみれば判ることですが...

国家の基となるterritory(領有地)の縄張りを示すborder (国境)は、為政者(搾取者)の「大人の事情(利害関係)」で決されている場合が多し訳です。

旧河川跡や山峰で区切られている場合が多い

なので、旧河川跡や山峰で区切られている場合が多いのですが...

「人の営み暮らし向き」に関わるcommunity(地域共同体)colony(居住地)つまり生活圏は共通の宗教観・道徳観を持つ"部族・種族・民族"が営んでいるregion(一帯)であるわけです。

だから、中央アジアでは、同一部族の生活圏が重なるregion(一帯)では、border(国境)がアクセスなどの公共インフラの整備を妨げることは無くborderを接する両国の共同事業として、DAM建設を行ったり、road(道路・鉄道)もborderに接したり、時として跨ったりして"越境"!して建設されているわけです。

※イランとアゼルバイジャンの国教部分Jolfa Railway Ironbridgeの架かるアラス川辺りを拡大してみてください。

紛争エリアは宗教対立エリア

一方紛争地域、パンジャブ州に見られるように対立する種族(宗教)が"入り組んで"生活しているエリア」であり、なかなか紛争が収まら無い!のです。

参※)当サイト内関連記事 中共の"一帯一路"(新万里の長城!)とロシアの"鉄(道)のカーテン"とは... はこちら。

中央アジアを拡大!してみてください。

第1項 西欧大国の"モラル"(ご都合主義)は通用しない!イスラム社会

ランドブリッジ(Trans-Asian Railway構想)、一帯一路(絲綢之路經濟帶和21世紀海上絲綢之路)は当たり前のことながら、遥か昔のシルクロード、インド洋ルート同様にヨーロッパとアジアを結ぶ"交易ルート"として各国間で協議?されているわけですが...

第1目 複雑な友好?(利害!)関係で結びついたイスラム社会

(耶蘇教国家・西欧諸国から見て)ホメイニ氏が率いていた「いらん国」と、"西欧かぶれの殺人鬼フセイン!"が支配していた苛苦(いらく)は、同じ毒裁(指導者)国家としか映らないのでしょうが...

耶蘇教のご都合主義はこのエリアには当てはまりません!

ある意味、一帯一路(絲綢之路經濟帶和21世紀海上絲綢之路)はこのエリアの「地政学的な判断の上に構想されている!」と言えるでしょう...

第2目 複雑に絡み合った国家間の「大人の事情」

国家間の"ご近所付き合い"は「各国の大人の事情(利害)」が密接に影響します!

つまりは過去の、territory(領有地)攻防に関するborder dispute(国境紛争)の歴史的経緯が重要です。

※参)当サイト内関連記事 白人" 耶蘇 "社会の"ご都合主義" imperialism とは... はこちら。

♥支配者同士の友好?(利害)関係を示す目安とは...

以下の視点が必要です。

  • ♥生活圏(経済圏)との係り
  • ♥宗教圏との係り
  • border (国境)周辺のdemilitarized zone(非軍事區・地雷地帯!)の♥有無
  • ♥両国共同土木事業(Dam)
インド洋・黒海ルートは完成している!

この辺の「大人の事情(共通利害)」を如実に表しているのが、イラン高原を横断して、インド洋(Port martyr Rajai)と黒海(APM Terminals Poti - Poti Sea Port Corporation)を結ぶ「ソマリア海賊対策ルート」でしょう...

第3目 イランと旧CCCP圏のご近所付き合い?

※以下はロシアの立場で語られた"カフカス鉄道"南回廊とЗакаспийская железная дорога(カスピ海横断鉄道;中央回廊)

一番如実に表れるのは、border (国境)周辺の非武装地帯の有無ではないでしょうか。

悪の枢軸(※61)の一角をなすイランと旧CCCP圏の「西・アゼルバイジャン(※62)」の関係は蜜月と言えるでしょう。

参※61)当サイト内関連記事 最悪のシナリオ " 中・露・朝(韓)枢軸軍事同盟は防げるか?!... はこちら。

参※62)Googl地図を拡大すれば一目瞭然ですが、アゼルバイジャンのterritory(領有地)はアルメニアを挟んで、東西に分断!されています。

拡大するとわかる脅威の事実!

イラン高原北部の国境地帯を拡大!してみてください。

非武装地帯が無い!どころか、イラン側の幹線道路・国道12号はborderに接するように建設されて、数区間越境している区間すら散見!できます。

更に、イランと西アゼルバイジャンの国境線の基となったアラス川 の北岸には「Julfa Railway Station」から東部のアルメニア国境に近いSalamalikまで川に沿うように鉄道が引かれています!(以前はアルメニアを通過して、Bakıまで繋がっていました!)

そして殆ど国境(アラス川)に沿うように建設されていて、"非武装地帯(地雷地帯)"などは存在していません!

つまりこのアラス川流域のアクセスとなる鉄道と道路を両岸に設けてお互いに"共有"していた訳です!

西・アゼルバイジャン以外の区間は廃線!

但し、前途したように、西・アゼルバイジャン以外の区間は、イラン・旧CCCPの"協力事業"としてDAMが建設されて一部区間が"水没"したこともあり廃線!となっています。

第4目 トルコ⇔アルメニアの関係も

西欧圏(自由圏)に近いトルコとアルメニアの、ご近所付き合いも同じです!

アルメニアは(旧CCCP)時代に協力してJrapi Damを建設してその後も共同管理しています!

つまり、トルコも旧共産圏と関係が深い(不快?)わけです。

当然両者間にはborder dispute(国境紛争)も存在せず?

demilitarized zone(地雷地帯!)も存在しない訳です。

なので、後述する一帯一路のイラン高原ルートも、border 沿いに通っています!

Gymuri Railway Station⇔Kars(カルス)間は廃止された!

アルメニア紛争いらいGymuri Railway Station⇔Kars(カルス)間を繋ぐ鉄道は、廃止されています!

第5目 微妙な関係のトルコvsジョージア

トルコとジョージア(旧CCCPグルジア共和国)"主流派"は微妙な関係です。

demilitarized zone(非軍事區・地雷地帯!)は設けられていません?が...

border に沿った幹線道路(高速公路)はありません

トルコとジョージアのborderはほぼ両国を分かつ高原地帯の山峰に沿って設定されていて前途した河川沿いのborder とは異なりますが...

全く人が暮らせないような不毛地帯でもありません!つまり羊飼いなどの遊牧民などが暮す「昔からの過疎エリア」です。

両国間の♥交易路はある

なので、幹線道路は必要ないので、border に沿った幹線道路(高速公路)はありませんが、両国を繋ぐ交易路としての幹線道路(高速公路)は、以前から複数存在します。(E70,E691)

つまりお互いの「利害関係が一致する!」わけです。

トルコの経済協力でKars近郊のAtatürk J.C.からახალქალაქი(アハルカルキ)近郊のPilipovka廃鉱までの新線を建設して首都Tbilis南東にあるiTbili CNC workshopまでを改軌して、旧カスピ海鉄道(現ジョージア鉄道)に繋げたのでしょう。

第6目 摩訶不思議?アルメニアとアゼルバイジャン

アルメニアは、アゼルバイジャンに挟まれているわけですが...

territory(領土)の中に3か所のアゼルバイジャンの"飛び地"があり、アゼルバイジャンにもアルメニアの飛び地があります。

これ等は、嘗ての鉱山跡であり、全て"廃鉱"エリアとなっていて在住人は居ません!

つまり、ロシア帝国・CCCP当時に鉱山開発されたエリアで、ロシア帝国のterritory(領土)内であったために、各共和国(自治領)知事・住人同士でも問題は生じなかった訳です!

CCCPが崩壊して、3つの共和国が誕生したのですが...

その時点で、既に廃鉱となっていたので、インフラ(ライフライン・公共設備)整備も必要なく、更には双方ともに領有権を主張して自国に編入しても無意味なのでそのまま"治外法権"エリアとしているのでしょう。

abandoned townと言えども、犯罪者が逃げ込まないとは限らないので、お互いに協定(条約)を結んで対処しているのでしょう。だから飛び地のborder には"検問所"も無くdemilitarized zone(非軍事區・地雷地帯!)にもなっていないようです。

第7目 更に地域格差も

前途したのはあくまでも「政府(為政者)間」の一般論であり、地域各自治州の共通した「大人の事情(利害)」ではありません!

簡単に例えるならば、北海道では、過去の経緯(旧CCCPの樺太・北方領土ネコババ!)も忘れて、親露派が多いわけですが...

カフカス山脈3国も例に漏れません、元々他民族の暮らすエリアをterritory(領有地)としていたサルタンを、旧ロシア帝国が次々と制覇してterritory(領有地)に加え、それを引き継いだCCCPが、旧オスマントルコ、ペルシャと対峙していたわけですが...

但し、川を境に国家同士が対峙していても、流域に暮らす人達は、同じイスラム文化圏に暮らすMuslim達で、お互いに交易していたわけです。

だから、სოხუმი(スフミ)を中心都市とするブハジア(自治共和国)とトビリシを首都としているსაქართველო(ジョージア)中央政府で、対露政策が異なり、その他の県(自治共和国)でも、隣接国とは中央政府とは"温度差"がかなりあるわけです!

又前途したアゼルバイジャンでも西アゼルバイジャンとアゼルバイジャン本土?とも微妙に異なるわけです。

第2項 新ロシア帝国?内では

CCCP当時に"コスト度外視"で開発された、各鉱山都市は、(ソ連崩壊で自由経済の)新ロシア帝国が誕生して以来、国営事業を引き継いだ企業(鉱山会社)の倒産・規模縮小abandoned town(廃墟!)となったMining townが多く、連邦共和国の"地方都市"を中心にCCCP当時の計画経済を、懐かしむ声(不満)が上がっています!

Google earthでは解りずらいabandoned mine

Google earthでは解りずらいですが、殆どの鉱山町がabandoned town状態です!

更に、残ったmine(鉱山)も僻地!にあり、劣悪なアクセス環境下で、残された住人が暮らしています。

ロシア交通省はシベリア新幹線などと言う「馬鹿げた妄想」をする前に、道路整備を優先すべきでしょうし、100㎞単位で離れた集落間を結ぶ空路整備必須でしょう!

ロシア鉄道の雇用が、全就労者の1%(71万1千人!)を賄っている陰には、「苦しい大人の事情」もあるのでしょうが...(※93)

心配なのは、嘗てを懐かしむ層(失業者)が増えれば、ロシア革命の再来にもつながりかねない事です!

そうならないためにも、持続(維持管理・設備更新)が不可能"猫に小判"的経済協力!Siberia Shinkansen建設よりも

現状の交通体系に役立つ経済協力・民活を考えるべきでしょう!

参※93)当サイト内関連記事 ロシア鉄道のLabor productivity(生産性) はこちら。

僻地のACCESS改善が...

現状、(landing strip(簡易滑走路)も設置できないような)タイガ・ツンドラエリア(湖沼地帯)では、

ふんだんにあるシベリア杉を組んだヘリポートを作り、短い夏季に、物資輸送や買い出し旅客を捌いているようですが、輸送力には限界があります。

『飛行艇?今更何を時代錯誤な...』と思われるかもしれませんが...

国土の大半が(同じような)「湖沼地帯」に覆われたカナダでは、

Waterdrome (水上飛行場)が各地にあり、僻地のAccess手段として大活躍しています。(但しセスナ等の軽量機ですが)

更に日本でも、landing stripが設置できない小笠原の父島では、海上自衛隊のUS-2が駐屯しています。

「最先端技術の塊」のような新幹線車両を輸出するよりは...

日本が誇る「新明和の飛行艇」を供与して、これらの僻地を結ぶ航路に投入すれば、輸送力が相当改善できるでしょう!

reverse engineering(※94)がお得意なお国でもあり、ノウハウが流出することを懸念される方もいらっしゃるでしょうが...、1世代前のUS-1ならばさほど問題にもならないはずです。

更に、エンジンレスでの契約ならば、ロシアにとっても補修部品の購入で難儀する!こともないでしょうし、中共とは違って!高学歴の高い技術・知識を習得した整備士もいます。(※95)

参※94)当サイト内関連記事 Reverse engineeringとは はこちら。

参※95)当サイト内関連記事 中国 東方航空 MU3735便空中分解墜落事故に関する考察 はこちら。

第3項 職人技を大切(尊敬)にする風土を持つMuslimが21世紀の世界をリードする!?

耶蘇教徒からは、"悪の権化"のように言われているMuslim(イスラム教徒)ですが...

これは、「ワイン(血)を好む」耶蘇教徒の道徳観の押し付けにすぎず、このregion(一帯)で暮らす民(たみ)にとっては、Islamの教義が「営み・暮らし向き」にピッタシカンカン!なのでしょう。

残忍非道?なアルカイーダが政権を取ったアフガニスタンはさておいて、隣国イランでは目覚ましい経済発展をとげて、国民生活レベルは確実に向上しています。

さらに、「昔から職人技を大切(尊敬)にするMuslimの風土」は、旺盛な出生率とも相まって、パキスタン・イラン・トルコなどの、オリエントエリアの経済成長を支えています。

つまり今や「中国国内では!労働力を得られなくなった中国企業」が、石油・天然ガス・鉱産物などの天然資源と、豊富な労働力を求めて、積極的にIslamic worldへの海外進出を行っているわけです!

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公開:2021年9月25日
更新:2024年2月21日

投稿者:デジタヌ

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