Essay『 JRの"営業路線" と境界駅は売買契約で変更できる!』ー第2回ー
第1節 鉄道は万能ではありません!
回りを海で囲まれ他国と接していない日本では、海外との通商・交流は、海路か空路に頼らざるを得ない!のです。
鉄道は国内の輸送用途に限られているのです。
つまり鉄道は万能ではありません!日本という限られた local zone にある Metropolis(大都市)間のpassenger traffic(旅客)、Freight transportation(物流)手段として利用できる、 transportation system の一手段にしかすぎないのです。
第0項 南北に伸びきった日本"劣等"では
特に、南北に細長く延び切った本土では、大量貨物輸送は海路(海運)の方が、俄然有利です。
列島を貫く険しい山岳地帯は、太平洋沿岸部と日本海沿岸部を分断して、厳しい自然環境にさらされた"裏日本"の都市化を阻んできました。
結果、 Metropolisは表日本に集中して、列島横断ルートの traffic は,
列島縦走ルートに比べて遥かに及ばない!状況です。
つまり唯一、鉄道が活路を見出せそうな、列島横断 traffics も...
★第1項 鉄道関連法!と鉄道事業者の変遷
第1目 鉄道黎明期
明治初期、文明開化の時代に、全国に多くの殖産鉄道を目的とした鉄道が私鉄として生まれたのです。
- ●1887年5月18日 私設鉄道条例公布(勅令第12号)(1900年廃止)
- ●1889年2月11日 大日本帝国憲法施行
- ※1890年8月25日 軌道条例公付(1924年廃止)
- ●1900年10月1日 私設鉄道法施行(1919年廃止)
- ●1906年4月20日 鉄道国有法施行
- ●1910年8月 3日 軽便鉄道法施行(1919年廃止)
- ●1919年8月15日 地方鉄道法施行(私設鉄道法・軽便鉄道法廃止!)
- ※1924年1月 1日 軌道法施行(軌道条例廃止!)
- ♥1941年3月7日 帝都高速度交通営団法施行(2004年廃止)
(当時は)お手軽に敷設が出来て(※001)、大量の貨物を運ぶことができる、軽便鉄道・軽便軌道が日本各地の幹線(主要都市)と港や鉱山を結ぶ支線として、"人車鉄道"や馬車鉄道として開業したのです!
どの後、幹線にそのまま乗り入れられるように軌間 3 ft 6 in(1067mm)の日本標準軌(狭軌)に改軌されて(※002)、短軸貨車が港⇔主要都市間の生活物資輸送を担うようになったのです。
参※001)別項で記したように、敗戦後の復興期・高度成長期を通じて、アメリカから、大型土木機械が輸入されるまでは、道路建設は簡単には手が出せず、"人力"でRailway track(軌道)が敷設できる鉄道が、大量輸送手段としてもてはやされたわけです。
参)当サイト内関連記事 森林鉄道・軽便鉄道・路面電車が日本各地から消えた理由とは? はこちら
参※002)軽便鉄道と言えば、直ぐに思い浮かぶのが軌間762㎜を代表とするナローゲージの簡易鉄道を思い浮かべる方も多いでしょうが、軌間をうんぬんするものではなく、当初から1067㎜の狭軌路線として官設鉄道への貨物車両直通を狙った路線も多かったのです。
更に、1910年に軽便鉄道法として、立法化されてからは、西武鉄道のように、鉄道路線から軽便鉄道に態々登記変更する鉄道会社も現れたました。
★第2目 国鉄解体と背後(法整備)
- ♥ 1947年5月3日 日本国憲法施行!
- ※1948年11月30日 日本国有鉄道法成立(黒怪通過!)
- ※1980年11月28日 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法成立。(黒怪通過!)
- ※ 1986年11月28日 鉄道事業法及び旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律成立(黒怪通過!)
- ※1987年4月1日 国鉄解体分割・特殊会社(特殊法人)JR各社誕生。
- ※1991年9月27日 「新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律」施行で、東北新幹線・上越新幹線・東海道新幹線・山陽新幹線がJR各社の資産!となる。
- ♥1993年10月26日 JR東日本先陣を切って東証プライムに一部株式公開・上場開始。(2002年6月完全民営化達成!)
- ♥1996年10月8日 JR西日本 東証プライム に一部株式公開・上場開始。(2004年3月完全民営化達成!)
- ♥1997年10月8日 JR東海 東証プライム に一部株式公開・上場開始。(2006年4月、(完全民営化達成!)
- ※2005年6月29日 会社法成立(黒怪通過!)(※006)
- ♥2016年10月25日 JR九州東証プライム に株式公開・上場。(10月26日福証 に一株式公開・上場。同日完全民営化!)
NHKを筆頭とする mass media ぐるみ!が行ったFake 報道!
1987年4月1日エイプリルフールの( jokeトリック!)報道! で、国鉄が分割民営化???して民間会社化したと洗脳!されましたが...
実際には、当時の旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律( 1987年4月1日施行)に下ずき、
当時の民法を当てはめて、"株式会社"を装った!特殊会社(特殊法人)に過ぎなかったのです。
参※006)mass media が国鉄分割民営化???の論拠の一つとする会社法は後付けの法律です!
JR各社の特殊法人化した時点では「会社とは商法と税法」で規定されていたにすぎません。
第1項 基本は鉄道事業法と会社法
前途した様に、国鉄解体・特殊会社(特殊法人)化を、容易に行うために、
1986年12月4日にそれまでの日本国有鉄道法と地方鉄道法を統合した鉄道事業法!が公布され、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律(同日施行)で(将来の完全民営化を前提とした)特殊会社(特殊法人)として"JR各社が出発進行"しましたが...
現在は(JR3島を除き)完全民営化(株式公開・上場)!している♥会社法(2006年5月1日施行)に下ずく民間会社です!
第1目 鉄道路線は民間企業の可処分資産!
その後、1991年9月27日に特別立法「新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律」施行に伴い、JR本州3社と新幹線施設譲渡契約を交わし東北・上越新幹線、東海道新幹線、山陽新幹線が各社に譲渡(払い下げ!)され各社の♥可処分資産となりました。
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ー続きはこちらー
公開:2024年1月 9日
更新:2024年2月21日
投稿者:デジタヌ
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