連載『ドライバー不足によるバス路線網の崩壊は"政治ゴロ共"が仕組んだ...』ー第4回ー
第3節 行政支援策について
日本では、地方の交通事業者に直接支援(赤字補填)を行うのが"お約束の仕来り!"になっているようですが...
第1項 ♥利用者直接支援に切り替え!無ければ...
ヨーロッパの先進国では、利用者直接支援に代わってきています。
つまり、Municipality(自治体)が、役場の市民窓口で直接 citizen(市民)に支援パスを給付する方向に代わってきています!
つまり、バス会社(鉄道事業者)に欠損支援金を拠出するのではなく!
利用申請のあったcitizenに、通勤パス、通学パス、家族のためのお買い物利用パス(回数券)を支給して、公共交通のをはかっているのです。
参※43)当サイト関連記事 日本の modal shift は dictate-shift!【 LRTとモーダルシフト ・シリーズ】 はこちら。
第1目 無料コミュニティーバスの代替として...
言ってみれば、かつて全国で流行り、現在も一部の自治体で続けられている、
無料コミュニティーバス!を、営利企業(バス会社)に代行してもらうわけです。
第2目 直接支援は裏金作りに結びつきやすい...
バス会社への欠損補填補助金支援策は、3セク化同様に、"天下り"の温床になり、
更には交通弱者救済に名を借りた、政治ゴロ・利権屋共 (-_-メ) の裏金作りのマネーロンダリングの場にもなりやすいのです。
バス会社も自助努力が...
勿論、バス会社そのものも後述するように、多方面に渡る経営合理化を実施する必要はありますが...
- ●標準路線バスに拘らず、マイクロバスの積極活用。
- ●路線の統廃合と運行便数の見直し
- ●宅配業者とのアライアンスなどによる収益性の確保。
第2項 地方過疎地で営業するタクシー会社支援も
rural area での高額タクシー料金対策について...
現在、奈良県・五条市など一部の自治体では"軽タクシー"なども登場して低料金化?に向けた動きがありますが...
これは、都市部で主流の中型タクシーをそのまま、導入すると、
未整備の"田舎道"を分け入って、秘境・僻地!に点在する過疎地域の寒村にサービスを提供するのが困難?な面もありますが...
タクシー会社にとっての最大の目的は、高く設定せざるを得なくなる高額チャーター(配車)運賃にあります。
但し軽タクシーは"両刃(もろは)の剣"にも
軽タクシーでも維持管理(整備費)はあまり変わらない!
何故なら、部品点数が中型車と同じで、整備工数(人件費)もも、交換消耗部品代も大差ない!からです。
つまり、この状況で、タクシー料金をDown!させると、"運行経費/売上" 比率が低下!して、結果的にドライバーの収入が制限されるからです。
水揚げはタクシー会社とドライバーの折半の歩合制!
通常その日の水揚げはタクシー会社とドライバーの折半が当たり前(仕来り)となっています!
つまり♥Megalopolis 首都圏で月収50万円を上げている Top end Driver は月間100万円の料金収入を稼ぎ出しているのです。
これに対して、遠隔地の秘境部!では月間30万円の売り上げ、つまり月収15万円も難しい!程タクシー利用客も少ない!のです。
第3項 タクシー利用促進"行政支援策"と問題点
第1目 相乗り問題が...
一般市民の自己防衛策として古くから"相乗り利用"が通例となっていますが...
行政支給のタクシーチケット方式だと...
仮に行政支給のタクシーチケット方式を適用すると、例えば、community の中心地にある地域病院などへの通院(と買い出し!)では、一番離れている代表者?が行政支給のタクシーチケットで支払うことになるのですが...
これでは、限られた人にタクシー料金(配車回送料金含む)が集中してしまうことになります。
かといって、全員がタクシーチケットを差し出すと、料金計算(利用証明発行が)が厄介になります!
介助者込みの2名利用でも...
高齢者や体の不自由な方などの、介助者を含む2名利用でも、どちらが支払う(チケット利用)のかが問題となります。
利用回数券方式でも...
予め、利用を(地域病院などに)限定した利用回数券を支給したとしタラ?...
利用距離が異なるショッピングセンター(スーパーマーケット・ホームセンター)等への立ち寄りが出来なくなってしまいます!
つまりこれでは交通弱者対策にはつながらない!のです。
自治体の住民サービス窓口の混乱に
いずれにしても行政の住民サービス窓口の処理が煩雑になり、対応(増員・人件費Up!)が難しくなります!
公開:2019年7月18日
更新:2024年2月22日
投稿者:デジタヌ
連載『ドライバー不足によるバス路線網の崩壊は"政治ゴロ共"が仕組んだ...』ー第3回ー< TOP >連載『ドライバー不足によるバス路線網の崩壊は"政治ゴロ共"が仕組んだ...』ー第5回ー
▲天声狸語へ戻る