狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載『ドライバー不足によるバス路線網の崩壊は"政治ゴロ共"が仕組んだ...』ー第3回ー

第2節 プロドライバーは生活苦に喘いでいる!

とくにマスメディアが騒ぎ立てている、バスドラーバー(大型2種免許所持者)不足ですが、ほぼ同じ事情です。

いきすぎた規制緩和で、雨後の竹の子の様に貸し切り不定期バス会社が増えたのですが...

運賃競争が超過勤務を招き、スキーバスなどの惨事を招いた!のです。

第1項 omunibus では...

2000年当時から、国交省体制となった2001年当時の♥ Metropolis(大都市)に路線網を持つ、大手バス会社(&公営交通事業者)でさえ、

増務!(※01)無しでは、「最低限の人並みの暮らし」が出来ない!と囁かれていました。

(当時知人から実際に聞いたお話!)

つまり前途した年収320万円(月収約26万円)すら確保できない!という事です。

なので、運行管理者にお世辞(時によっては近くの立ち飲みで接待!)してでも、

増務!を回してもらって、生計を立てているという話でした。

※、小生の知人で、運送屋から、貸し切りバスの乗務員に転身したドライバーがいましたが、彼曰く「荷役しなくても、荷がセルフで乗り降りしてくれるから楽やで...」

『オッちゃんも、今のキツイ仕事を辞めて、内においでな...』と誘われたことがありましたが...

ドライバーは運転だけではなく、乗務後も雑用が多いので、一般人が思っているほどには楽な凌ぎではありません!

第1目 業界用語"増務"とは...

増務とは、有体に言えば超過勤務・残業!の事です。

つまり、表向きの通常勤務(担当路線の運行)だけでは、月収20万円!そこそこにしかならないのです!

これでは、当時でさえ独り身の3畳一間?の共同トイレ!の独身寮(安アパート)暮らし!しか出来ないのです。

とても、家族3人の賃貸マンション暮らしなど不可能で、マイカー付き戸建て住宅などは夢のまた夢!となって終います。

(2000年以前の前世紀(全盛期?)の頃の小生は年収600万円を確保していました。)

なので、後年2004年当時長距離大型トラック便で"凌いで"いた頃、に路線バスから運送屋に転職してきた大型ドライバーがいました。

大勢の乗客の命を預かるプロドライバーの待遇改善を!

♥本気で、地域社会と会社(社員の家族の生活)を守る気さえあれば... \(^_^ )( ^_^)/ 

我が日乃本は「隣国K国や Red China とは異なり"労働(技能職)蔑視"の風潮が極端に強くない国!」のですから...

operator (職業運転手)はもっと優遇されなければならないのではないでしょうか!。

少なくとも、現業部門では、職務の違いはあっても、運行管理職と運転実務者(ドライバー)に給与格差があっては成らない!でしょう。

現在多くの運輸業で行われている、乗務員は平社員、上級職は管理部門!という考えは捨てるべきです。

"製菓業"を生業(なりわい)とする?銚子電鉄の様に、運転手が"社長"も務めても...

つまり、運輸部長様が、office にドッカト座って何もしない!のではなく。

運輸部の上席(係長・課長)も乗務員として現業につき、

、各路線の実務環境(交通状況・危険度!)を把握して、さらには顧客(乗客)に直に接して「実のあるマーケティングリサーチ」を行うべきです。

として、増務に頼らなくても、人並みの暮らしが出来る給与体系を構築すべきです!

第2項 沿線住民(自治体)の理解も必要!

現状の利用運賃の大幅な見直し!も必要でしょう。

つまり、タクシー並み!?とまではいかなくても、現状の路線バス運賃では...

"中共"並みに、(消費財)諸物価と釣り合って無い!と言えるのではないでしょうか?

つまり、バス会社が人件費(給与)をUPしても、採算を維持できるラインまで、バス料金値上げに譲歩すべきでしょう!

更に、赤字補填金策に依らない、新たな、営業支援策なども必要です。

第3項 実はタクシーはもっとブラック!

mass media では大都市で、コンスタントに月収50万を超える、Top end ドライバーの密着ドキュメンタリーなどを放映することも良くありますが...

地方都市に限らずもっと悲惨

大多数の、地方のタクシードライバーは、月収15万円!にも満たない極貧の生活を送っています!つまり年収にしてタッタノ約180万円!

例えば、富士宮市では生活保護の対象に...

例えば、富士宮市の借家暮らし3人家族の生活保護基準月額 191,210円(※★)をははるかに下回っています!

約4万円の生活保護が支給される金額です!

つまり竹中改悪で、タクシー(ドライバー)の絶対数が需要を上回っているのも事実ですし...

料金が消費財の諸物価(燃料費)に比べて安すぎる!とも言えるのです。

第2目 儲かるのはタクシー会社だけ!

現状の届け出制度では、"需要がある Metropolis "で営業している資金力(信用=借金力!)のあるタクシー会社は、どんどん増車すれば、確実に売り上げが向上するのです。

つまり月収15万円以下のタクシードライバーが多いほど、会社にとっては利益が出るのです。

過剰供給の現状を意地するのならば...

つまり、現在の供給(会社数・タクシー総台数)量ならば...

所得税率10%の一つの目安年収320万円 ÷ 生活保護基準額 230万円 ≒ 1.4 倍!にタクシー代を引き上げる必要があるのです。

参※★)参照site 生活保護で受け取れる金額 より

 

公開:2019年7月18日
更新:2024年2月22日

投稿者:デジタヌ

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