狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

《 沿線利用者に見捨てられたピーチライナーを復活?高痛怪説傾 Youtuber は"金"に血迷っている!》ー連載第3回ー

第3回 ピーチライナーとは?

(※本コラムは、2008年6月29日に旧タヌキが行くで初稿公開したコラムに加筆修正したコラムです)

(2008年6月当時)休日に何気なしに、「廃線関連のWEB」を巡っていたところ、とんでもない記事を発見した次第です!

ピーチライナーが2006年10月1日に廃線になっていたのでした!

第1項 利用者無視のピンチライナー

ご存じない方のために、「ピーチライナー」とは愛知県小牧市の小牧駅と桃花台ニュータウンを結んでいた新都市交通システムでした。

開業当時は、名古屋中心部へのアクセスが甚だ悪かった、名鉄小牧駅をハブステーション(結節駅)に選ぶと言う、利用者にとっては利便性の殆どない「粗悪交通効カン」でした。

中央道をよく利用される方なら、現在(2007年当時)も撤去されずにハイウェーから眺めることができる、(※00)終点の桃花台東駅の先にるループ線が気になる存在としてよくご存じのはず!

小生も同線の高架下の県道も含めてこのエリアを良く利用していました。

参※00)2021年現在撤去工事が進みほとんどの区間では"廃墟"は無くなっています。

原爆ドーム同様に、人類の愚かさ"負の遺産の象徴"として教訓として一部を"モニュメント"にして残すべきではなかったのでしょうか?

但し、首謀者?の愛知県が、一般道に転用を考えていた小牧市の要望を無視して!証拠隠滅?の為に全線撤去の方針を打ち出しています!

第2項 "関係省庁と小牧市(mayor)"の大人の事情(利害・思惑)が...

本来公共交通は「地域住民の利便」が最優先されるべきであるのに、現実には「"関係省庁と小牧市(mayor)"の大人の事情(利害・思惑)が最優先」されていたようです?!

ピーチライナーの利用者無視は甚だしいもので、地上10数mを走る高架線、あるにもかかわらず、エレベータや、エスカレータなどの「ユニバーサルデザインは一切採用されて無いバリアフル!路線」でした!

沿線の老齢者や身体障害者、いわゆる交通弱者は病院通いに利用することも叶わず「タクシー」を利用して、病院通いをする有様!でした。

際3項 「新都市交通」とは名ばかりの、まるで「前時代的有蓋貨車?」

新潟鐵工所ご自慢?の車両は、特命を条件に「足下を観られ」て、

幾度となく仕様変更された挙句に、「鈍い!(営業運転最高速度30Km/h程度!)」「狭い!」「空調無し!」「片側扉!」「ノーパンク・ソリッドタイヤ!」「サスペンション無し!」の廉価版粗悪品仕様!に仕上がってしまいました!

1987年5月 建設途中での有人運転システム!への変更認可申請で

前途したように当時すでに1982年2月5日開業(1980年着工!)の神戸市のポートライナーで実用化していたATO(全自動運行)が、予算削減の為に、1987年5月 「運転手付き!」の「全手動運転!に変更されました!

その結果1974年3月の新交通システム (AGT) 計画当初に、メーカーが提案したプランが、徹底的にコストダウン?(スペックダウン!)を図った、当初計画とは似ても似つかない、廉価版の粗悪仕様!となり果てて...

納入された車両は「新都市交通」とは名ばかりの「空調設備も持たない"有蓋貨車"に成り果てていました。

サスペンション無し!ゴム製キャスター?台車の劣悪な乗り心地は、当時まだ生き残っていた『鉄道貨車より酷い乗り心地...』と評され、全く取り柄の無い代物!でした。

しかもピーチライナー専用の車両であったため、"敗戦!"後の引き取り手も無く、たった15年間の使用でスクラップ!(鉄道車両の耐用年数は通常数十年)にされて終いました...

車両だけではなく使い物に成らない駅施設!

ほぼ全駅高架駅なのに、エレベーターもエスカレーターも無いようなバリアフル駅!... 

利用していたのは、たまに訪れる物好きな鉄オタ!のみ... 賛成派のMayor、alderman も開通式に乗車しただけ!(沿線で暮らす)小牧市役所の Officer も利用していなかった!

エレベーターすら無い!ので、体の不自由な方やお年よりは、通院などにはタクシーを利用するしか...

 

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