連載《親露派の売国奴!が信奉する世界最大規模の" 鉱山鉄道"シベリア鉄道 とは...》ー第2回ー
※上図を拡大して、東清鉄道を含む全土の"Logistics network;(兵站)"を見ていただければ、中國が本気でrailway systemを改良していることが一目瞭然となります!
第1項 Транссибирская магистраль(シベリア横断鉄道)がこんな姿(Mining-railway)?になった理由は
USAのrailway system(鉄道網)の歴史で取り上げましたが、
アメリカでは、河川を利用してexplorer(探検家・先駆者)がscouting(斥候[偵察]活動.)を行い、適当な入植地を見つけてPioneer(開拓者)が、河川沿いの平原を、荷馬車で進み、trail(馬車道・轍)が出来て、その後駅馬車が通うようになり、鉄道が、町々を結ぶ最短経路で敷設され、さらにその後trailをハイウェー(自動車専用道)に置き換えたので(※51)、3者が、殆ど同じ経路で寄り添っているわけですが...
参※51)但し、有名なアメリカ最初のLincoln Highwayと呼ばれるダート道は、開拓者が利用したトレイル(幌馬車隊経路)を、転用したものなので、「鉄道開通後」には開拓者の"農場・放牧地"つまりは私有地になり、柵が張られていた個所もあるので、部分的にはもともとのトレイル経路とは異なる部分もあります。
但しややこしいお話ですが、Pacific Railroad Actsにより初期に開通した大陸横断鉄道では、USA政府が鉄道の軌道から100フィート(30 m)以内のすべての公有地と、更に敷設距離1マイル(約1.6㎞)ごとに 10平方マイル(26km²)の公有地が無償で供与される内容だったので、USAの鉄道には、
frontage road(側道)が設けられていて、後の複線化の用地や保線作業にあたる車両の通路になっています。
実はこの側道が重要で、別項で取り上げたMilwaukee Road(Chicago, Milwaukee, St. Paul and Pacific Railroad )が敗退した理由の一つにもなります。
第2項 経路を追えば " いかに寄り道が多いか " が一目瞭然です!
特に、前途したТранссибирская магистральの最初に造られた区間は、当時のcollieryなどのmineを"こまめに繋いでいて"どこを目指しているのか?見当もつかないくらいです!
さらに、最近全通したばかりのYakutian Railway(ヤクート鉄道)のстанция Томмот(スタンツィヤ・トモット)以遠の新線区間でさえ、旧線同様(track gauge ;750mm(Russian Narrow gauge)forest railway?)同様に鉱山の近くを選んで経路を設定してあり、とても本気で"速達"を狙っているRussian Broad-gauge railwayだとは思えません。
第1目 嘗て Junctionのcrossover が Москва 方面のみ!で Delta line になっていなかった
本来mining railway(鉱山鉄道)を目的に建設されたТранссибирская магистральでは、"一部の例外"を除き、殆どのJunctionがМосква(モスクワ)方面のみへ直通できる線形となっていました。
つまりアメリカのように「全土を開拓」しようとしていたのではなく!
極東は「ロシアの隠し金山!」としてしか考えていなかったわけです!
現在、日本の海運業界では、第3シベリア鉄道が、太平洋(日本)とバルト海・北海を結ぶ、海路(スエズ運河経由)に代わる新たなcargo transportation(貨物輸送)のtransfer line(輸送路)として、
距離短縮(時間・運賃短縮)になる繋がる大圏航路に近いコースで、建設されることに、期待を掛けているようですが...
前途したロシアの"大人の事情"で、日本の運輸業界・産業界(の親露派売国奴!)が期待するような"high speed transfer line;Siberia Shinkansenは実現しない(作る気は無い!)でしょう。
あくせくしても、所詮は鈍足!...
急ぐなら、空路で!と言う事でしょう!
公開:2021年11月10日
更新:2024年3月21日
投稿者:デジタヌ
連載《親露派の売国奴!が信奉する世界最大規模の" 鉱山鉄道"シベリア鉄道 とは...》ー第1回ー< TOP >連載《親露派の売国奴!が信奉する世界最大規模の" 鉱山鉄道"シベリア鉄道 とは...》ー第3回ー
▲鉄道史研究班へ戻る