狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

極赤字3セク鉄道事業者が" 持続可能な地方交通線"を目指してポッポ屋を"意地"するには...《 連載第2回》

第2回 現代社会における代表的トランスポーターは

現代文明社会における代表的トランスポーターとしては。

第1項 パーソナルユースでは

嘗て、19世紀明治維新前の江戸時代には、一般庶民のパーソナルユースとしては"足"徒歩しかなく、武士階級でも馬は特別なトランスポーターだった。

21世紀の令和の御代では、帝都ではすたれてきたとは言うもののやはりマイカーが、全天候型のdoor to door のパーソナルユースで重宝がられ...

日常生活ではお手軽トランスポーターとして"原チャリ"が幅を利かせている。

第2項 公共トランスポーターの種類

航空機

inter-nationと、inter-city の航空貨物を含む運輸全般を担い。

海運・水運

嘗ては、西回り廻船、東回り廻船など、大量の物資(年貢米など)の移送に用いられ、東海道のように、熱田沖⇔桑名間のように、旅客にも活用され、明治維新後は利根川水系の蒸気船に代表されるように、鉄道が全国に敷設されるまで、水運が"乗り合い旅客"の主流を占めていた時期もあった。

しかし鉄道整備と道路整備で国内航路は次第に陸運に取って代わられ、原料・重工長大産業の製品輸送など国際間航路主体となり、国内では瀬戸内海運河?のように一度に大量の貨物輸送を担っている!

※但し、国際航路の大型船に係らず、意外と多くの乗組員を必要として、積載量数千トン程度の国内航路でも、以外と多くのクルー(乗組員)を要して、tonX㎞/人・時間で考えると、鉄道貨物より優れているとは言えない面もある。

陸運

明治の過去においては、鉄道が持てはやされ、21世紀の現代では、物流ではトラック輸送が、旅客では乗り合いバス(高速バス)が持てはやされるようになり、door to door のパーソナルユースではオートモビルの絶対優位が...

大量交通機関としての鉄道は

inter-city の旅客扱いを専門とする新幹線と,

regional交通と、都市間貨物輸送を担う在来線,

そして、都市圏交通を担うInter-urban と言うことになり。

※鉄道の分類にはいろいろな分類がありますが、特に幹線(main lines)と支線(ローカル線)と一括りにされている鉄道路線ですが...

アメリカでは、日本で言うローカル線はregional line (地方準幹線)、local line(地域交通)と使い分けされています!しかも日本のようにローカル線という表現はあまり用いれれないようです。(北海道同様に国土のほとんどがローカルエリアの為?)

本来 公共交通機関と訳すべきLRT(Light rail transit )は

アメリカで一世を風靡していたinterurban (都市近郊電車)網が、日本の大手私鉄のひな型・郊外電車、"軽便鉄道"、軽便軌道に最も近い存在なのですが...

(インターアーバンが駆逐!された)アメリカでは都市圏近郊区間の主に市街地をサービスエリアとしているので、日本で流行っている?LRTという表現よりは、路面電車・トロリーバスなども含めた架空線給電路面交通(Surface )Trolley Lineとして一括りにされてTramway、Streetcar、などと表現される場合もあります。

更に米国のLRTの特徴は、嘗てのインターアーバンの再来・復活では無く!、アメリカ全土で広く行われている、street running(※01)貨物線(引き込み線・専用線)をSurface Lineとして"旅客転用"した路線が多い!ことです。

参※01)当サイト内関連記事 日本の大手私鉄は" street running "ではじまった! はこちら。

 

公開:2021年8月22日
更新:2024年3月28日

投稿者:デジタヌ

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