狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

鉄道(新線・新駅)神話!? への"地上げ屋 "と"自治体 Officer " の執着とは!...《 連載第5回》

第5回 土木建設工事の重要ポイントとは...

前途した様に、某有名経済解説系 Youtuber が"土木関係者"と名乗る正体不明(恐らくは後述する lobyst )の人物 (-_-メ) から恫喝!された件ですが...

第1項 施工技術では

第1目 コンクリート建造物では

コンクリート建造物の場合は、ジャンカー防止の為に打ち込み時に、バイブレーターで十分に突き固めて、"隈なく充填"することが必要!となってきますが...

さほどの熟練は要しません、監督さんの"適切な指示"通りにバイブレーターを使用して、充填していれば、問題は生じません!

第2目 鉄筋コンクリートの場合

鉄筋コンクリートの場合は、"被り厚さ"と言って鉄筋と構造物表面との間には最低20㎜以上の感覚が必要とされていますが、

これも型枠設置時にスキーストックの先についている、輪っかのような、スペーサーを嚙ませれば、適切な被り厚さが確保できます!

後は前途したように、"型枠"に隈なくいきわたるように、バイブレーターで"突き固めれば、空洞"ジャンカー"などの欠陥部分は生じません!

第3目 打ち継ぎ不良問題

打ち継ぎとは、橋脚工事でよく見かけるように、高層物を上部に伸ばす場合に、数mずつ継ぎ足してゆくことで、継ぎ足す面を打ち継ぎ面と言います。

前途した隙間の出来た橋脚はこの部分の行程処理がまずかったために生じた欠陥で打ち継ぎ不良と呼ばれる現象です!

これは作業(施工)手順書に示された、打ち継ぎ面処理実施しなかった結果生じた欠陥です!

コンクリートが固まる際に、原材料位の骨材(土砂)に含まれている、"土"は軽いので、上部に集まり、表面に層状となります!

継ぎ足す場合には

打ち継ぐ場合には、ショットブラストで表面の層を撤去して高圧水で洗浄してから、打ち継ぐ(打設)ことになっています!

つまりこの時点で現場を監督している管理者が目視で確認をしないといけない事になっているわけです!が...

第4目 養生不良による強度不足!

一般人が、勘違いしやすいのは(中学校の理科で習ったハズ!の)化学反応で硬化する事実です!

コンクリートは、セメント(モルタル)と水とが化学反応を起こして硬化するので、化学反応が終わるまでの十分な時間が経過しないと、強度が出ません!

更に、水が無いと固まらないので、乾燥しないように、嘗てのコンクリート舗装工事ではムシロなどで表面を覆い保護していました。

更に発熱するので、鉄筋が言っていないブロック構造物では、冷却水用の通水パイプを埋設して、水を循環させて内部から冷却を行います!

三峡ダムが欠陥ダムなのは...

基礎工事不良に加えて、前途したコンクリート打設時の"打ち固め・打ち継ぎ面処理"冷却パイプ工事の手抜き!などが重なった結果の必然です!

第2項 建設・土木工事で熟練工!が必要なのは

1)鉄筋工

写真にあるように、異形鉄筋同士を番線で結束します。

この作業にはある程度の熟練を要し、熟練工とそうでない人との間では作業時間(結束箇所処理スピード)に差が現れます。

2)鳶職(トビ)

大別して、足場専門(架設屋専属)鳶、と鉄骨組み立て鳶、いわゆる皆さんが建築現場でよく見かける鳶職の皆さん!

何れも通常3人で1チームを組んで綿密に連携しながら、作業をこなしています。

これは、相当の練達が無いと、事故に繋がり直接生命に影響しますので、熟練を要する職業となります!

3)クレーン操縦者

これは、正真正銘の技術職で、低層階を受け持つ移動式クレーン、高層建築現場のタワークレーン操縦者共に、細心の注意力と、高度な操縦術を身に着けておく必要があります。

4)建設機械運転者

道交法上は特殊車両免許となりますが、いわゆる、油圧ショベル、ブルドーザー...などの大型建設機械の操縦者です。

これ等の人は、道交法上の免許だけではなく、建機メーカーでの操作講習を修了した特殊技能の持ち主です。

派遣労働者が増えている傾向に

前途した、派遣専門建設会社?に「社員登録している労働者」の殆どは、大型特殊・中型(大型)免許を所持していて、

俗にいうユンボ(バックホー)、ローダー(バケット社)、中型ダンプ、は操縦できる人達です。

そして、道路工事、上下水道工事、河川改修工事、機動建設工事などなどは、この人たち(派遣労働者)のおかげで成立しています。

一方では全自動化の方向にも

ダム工事現場などでは、GPSを用いた重機の自動運転(自動操縦)が、普及しだしており、ブルドーザー操縦などで"熟練操縦者"並みの自動操縦が可能となってきました。

5)特殊車両のオペレーター

例えば、トンネル工事で使用するシールドマシンなどは特殊な操縦(管理)技術が必要なので、ゼネコンが自前(正社員)で養成しています。

この人たちは、土工と言うよりは"土木技術者"に含められる人たちでしょう!

 

公開:2021年7月 4日
更新:2024年3月30日

投稿者:デジタヌ

鉄道(新線・新駅)神話!? への"地上げ屋 "と"自治体 Officer " の執着とは!...《 連載第4回》TOP 鉄道(新線・新駅)神話!? への"地上げ屋 "と"自治体 Officer " の執着とは!...《 連載第6回》


 

 



▲陸上交通政策調査室へ戻る

 

ページ先頭に戻る