Essay『 Talgo 方式・軌間可変車両・VGA(フリーゲージトレイン)の"致命傷 !"フレコロ"とは?...』ー第2回ー
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タルゴ車両とは、日本で誤解されている軌間変換列車の意味ではありません!
第1項 タルゴとは"1軸連接車両"の事
タルゴは軌間可変の意味ではなく!Tren Articulado Ligero Goicoechea-Oriol つまりスペイン語で関節(連接)列車、軽量の意味を持つ単語から作られた略語・造語で"1軸連接車両"の事です!
第1目 USAでも永年Amtrakで運行実績が
かなり以前からアメリカへも輸出されていてAmtrakが、北東部の屈曲線区で使用しています。
もちろん標準機専用で軌間変換は行っていません!
お Horse & deer さんな"迷列車でいこう海外偏"ニコニコ動画作者はもっと勉強しなさい! ¬(´ー`)√
スペインがタルゴを開発したのは、日本と同じように屈曲区間が多いにもかかわらず、軍事的理由から超広軌(軌間1668㎜)を採用したために、車輪の踏面形状だけでは、カーブ通過時に発生する極端な左右レール間の走行距離差を吸収できなくて、軌道に用いられたレールと、走行する車輪の"フランジ部の摩耗"が問題となり、それを解消するために考案されたシステムです!
第1目 左右独立輪方式の欠点は直進性が悪い!
但しこの左右独立輪システムの最大の欠点は、直進性が悪い!ことで、高速列車には適さないシステムでもあります。
現在ではけん引している電気機関車も軌間可変タイプになっていますが、嘗ての国際列車タルゴでは、客車のみ直通して、機関車(動力車)は付け替えていました!
第1目 本家スペインでも限定運用!
後述するように 現在スペインのRenfeでは、VGA タルゴの運用は...
- ●大都市間のMain line(幹線)⇔ regional line(地方線区)直通に限定運用
主に大都市間を結ぶ新幹線と、地方都市?を結ぶ在来線区間( 軌間1668㎜の広軌!)への直通運行に限定されています。
※スペイン以外でもロシア(軌間1520㎜)⇔ドイツ国内(標準軌1420㎜)(※11)ベルリン間の国際列車でも使われていますが(機関車は付け替えています!)可変幅は、100㎜(片側50mm)!と、スペイン国内(1,668 mm⇔1420mm)の可変幅268㎜(片側134mm)より更に小幅となっています!
しかもスペイン同様に最高運転速度250km/h以下の低速在来幹線?です。
参※11)当サイト内関連記事 多くの運輸族・鉄オタと 鉄道系Youtuber の 標準軌間 に対する妄信!誤認とは?... はこちら。
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公開:2018年10月16日
更新:2024年2月 1日
投稿者:デジタヌ
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