狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

航空機の台頭で鉄道は斜陽産業に《 USA建国と交通インフラ 最終回 》

ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

エピローグ ロッキー越えの passenger traffic(旅客輸送)の栄枯盛衰

前途したように、当初は explorer(探検家)が発見した"川"に沿って Pioneer(開拓者)が拠点の町々を開拓して各町を結ぶ trail(幌馬車道)が出来て、Pioneer(開拓者)がカリフォルニアを目指し、町々を駅馬車が結ぶようになり、trail に沿って"快適な移動手段"としてtranscontinental railroad(大陸横断鉄道)が敷設されて、

"黄金渓"カリフォルニア開拓者が利用するようになったわけです。

つまり transcontinental railroad はパナマ鉄道に代わる、大西洋と太平洋を最短時間で結ぶ inter-ocean railway(大洋間鉄道)でもあったわけです!

その後は、ほぼ一世紀を経過して、

"舗装道路"がアメリカ全土を隈なく網羅!するようになり、local area personal use は馬車から Automobiles に移り、航空機の発達で、inter-ocean passenger traffic は空路!が主役になったのです。

第1項 コロラド州の passenger traffic は

第1目 コロラド州の鉄道は Freight transportation の為に建設された

一方、西部開拓の Frontier(前哨ライン)ともなったコロラド州では Front Range の開発拠点であるデンバーから、後述する exploitation railway(開拓鉄道)"殖産鉄道"として Mining-railway(鉱山鉄道)がロッキー山中に分け入って、山中にある"鉱山"を繋いでいったわけですが...

何れも、Freight transportation が主目的で、各 transcontinental railroad のように「旅人にとって快適な乗り物」を目指したものではあり魔線!でした...

1-1-1 地元が主体と成って transcontinental railroad を目指した Kansas Pacific Railway ...

但し地元資本が主体となって、1870年6月には Cheyenne⇔Denver 間に、そして1870年8月には Kansas City と繋がり Kansas Pacific Railway となり1874年には Mississippi River に Eads Bridge が完成して、Denver⇔Chicago 間の直通ルートが完成しましたが...

1-1-1-1 Denver の東部アクセス鉄道とは成れたが...

Denver と東部を結ぶアクセス鉄道となりましたが、ロッキー山脈を越えてカリフォルニアとを結ぶtranscontinental railroad には成れなかったので、transit passenger traffic(通過客)利用のメインルートとはなれませんでした! 

1-1-1-2 当初は D&RG も

つまり、Denver and Rio Grande Western Railroad(以降D&RG)がプエブロから、有名な Royal Goegy を経由して Salida を通り Salt Lake City に至る狭軌路線を Royal Goegy route として1883年3月に完成していましたが、

Salt Lake City⇔Ogden 間(標準軌)はUPが所有しており、Denver から西海岸へは乗り換えが必要でした。

1-1-1-3 transcontinental transit に成れたのは20世紀初頭

つまり transcontinental transit passenger traffic(通過客)には役立たなかったわけです。

1888年にD & RDがサザン・パシフィック鉄道(SP)を買収して、1890年に、プエブロからグランドジャンクションまで有名なTennessee Pass をトンネルで通過する新しい標準軌の路線が建設されて繋がり、2代目 Western Pacific Railroad と直通運行を開始したのは1901年です。

これでヤット DenverでKansas Pacific Railway と連絡(乗り換える)ことにより大陸横断の transit passenger traffic としても機能しだしました!

第2項 空路の発達との関係

第1目 懐古趣味の鉄オタの主張は

何処の国でも「懐古趣味の鉄オタ共」は鉄道に執着しますが...

D&RGW が1931年に Denver and Salt Lake Railway を買収して、同ラインの Bond と南回りルートの Dotsero とを結ぶ短絡線(64 km)を建設開始して、1934年に Denver ⇔Dotsero,Glenwood 間のバイパス路線が完成して、Denver⇔Salt Lake City 間が繋がり、transcontinental railroadのpassenger traffic(旅客輸送)の主役 Rio Grande Zephyr が経路変更をして、Moffat Tunne ルートに移ったことが Tennessee Pass route(コロラドスプリングス・プエブロ経由南回りルート)の終わりの原因だと、鉄オタ共は主張しますが...

★Video 1

第2目 実際には空路が

Front Range urban corridor(フロントレンジ回廊)の中心地 Denver では、既に1929年には始祖となる 旧デンバー市民空港が開港していて主に郵便機の為に使用されていました。

2-2-1 Moffat Tunne 開通の2年後の1936年には American Airline が

Denver and Rio Grande Western Railroad が1934年に Moffat Tunnel ルートに Rio Grande Zephyr を移した2年後の1936年9月には American Airlines(アメリカン航空)が Douglas DC-3 の国内線への就航を開始して、

Inter-City passenger traffic(都市間旅客輸送)は空路の時代!に移ろうとしていました。

2-2-2 空港黎明期

DC3の登場で、アメリカ各地にそれまでの landing strip (滑走路) を備えた airplane field(飛行場)から本格的な airport(空港)(※★)が整備されだしましたが...

当時のプロペラ機ではまだ長距離空路は無理!で、大陸横断には乗り継ぎが不可欠でした。

つまり、Economical(経済性)を持ち合わせているともいえず、Convenience(利便性)が確保されているとは言えない状況でした。

参※★)当サイト関連記事 空港用語集 はこちら。

2-2-2-1 プロペラ機は機密キャビンでは無く騒音も...

空路に革新をもたらしたDC3ですが...

軽飛行機同様のオープン型キャビンには空調も無く、おまけにものすごい騒音!で、高額運賃割にはcomfort(快適性)も無く!余程忙しいビジネスマンでもない限りは「態々乗り継いで迄」飛行機を大陸横断に利用する旅人は数少ない!存在でしたが、着実に空路の時代は迫っていました。

2-2-2-2 戦時中の1944年に拡張されて Stapleton International Airport に

Front Range urban corridor の交通の要衝デンバーでは空輸の伸びと共に airport の拡充が成されました。

終戦間際の1944年には拡張されてStapleton International Airportに改名して、レシプロ大型機の離発着が可能!となっていました。

2-2-2-3 第2次大戦後の1947年にはDC7が長距離空路を

第2次大戦終戦後の1947年に登場した究極のレシプロ大型機DC-6(DC7)が大成功をおさめ、大西洋空路などの長距離国際線で大活躍しだしました。

最早大西洋横断も太平洋横断も航空機の時代に突入していました、更にアメリカ国内の大都市間を結ぶ中距離・国内線にも就航しだしました。

第3目 遅すぎた初代 California Zephyr の登場

2-3-1 登場時の1948年には主要都市間移動は空路!の時代に

大陸横断鉄道!として chicago, Burlington and Quincy Railroad(現BNSF)、3代目 Western Pacific Railroad の3社の共同運行で、初代California Zephyr(※51)として直通便が運航されだしたのは、空港整備が進み快適な大型機が就航しだした1948年になってからのことです。

最早この時期になると、ほとんどの大都市間は空路で結ばれており、

しかも大型軍用機で開発された気密構造の機体は騒音も減少して快適な空の旅を楽しめる時代になっていました!

参※51)1970年に運行を終了して 1983年4月24日からAmtrakが同じ名称で運行を開始したのです。

2-3-2 1955年に革新的なジェット旅客機B-707が登場

更にアメリカン航空が1959年1月25日に Boeing 707 で、初の大陸横断ノンストップ空路を開設して、アメリカの都市間 Passenger transportation は一気に空路の時代!となったのです。

そして20世紀の終わり1995年2月28日Denver International Airport が開港!

しました。

※ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

※ここをクリックすると"要約"付き Category Top menu table に戻れます!

※参照データ USA成立までの主だった出来事

第1項 1795年 USA独立戦争停戦確定時

ニューハンプシャー植民地(ニューハンプシャー)
マサチューセッツ湾直轄植民地(マサチューセッツ)
ロードアイランド植民地(ロードアイランド)
コネチカット植民地(コネティカット)
以上は後に「ニューイングランド」と総称されるようになる各地域。

ニューヨーク植民地(ニューヨーク)

ニュージャージー植民地(ニュージャージー)

ペンシルベニア植民地(ペンシルベニア)
デラウェア植民地(デラウェア)

メリーランド植民地(メリーランド) en:Chesapeake Colonies
バージニア植民地(ヴァージニア) en:Chesapeake Colonies
ノースカロライナ植民地(ノースカロライナ)
サウスカロライナ植民地(サウスカロライナ)
ジョージア植民地(ジョージア)

1791年3月4日、バーモント共和国が大英帝国を離脱してアメリカ合衆国14番目の州としてUSA加盟

第2項 1803年 旧District of Louisiana買収後

以下に示した"準州"とは、簡単に言ってしまえばAmerican territory(領有地)にあるUSA政府

に属していても、「国政への"参政権"を持たない"自治州"」のことです。

つまり、USA政府のPacific Railroad Actsが有効だったAmerican territory areaです。

ルイジアナ州/ー/1812年4月30日(18番目)

ミシシッピー州/1798年4月7日ミシシッピ準州/1817年12月10日(20番目)

アラバマ州/1817年3月3日アラバマ準州/1819年12月14日(22番目)

ミネソタ州/1849年3月3日ミネソタ準州/1858年5月11日(32番目)

カンザス州/1854年5月30日カンザス準州 /1861年1月29日(34番目)

ネブラスカ/1854年5月30日ネブラスカ準州/1867年3月1日(37番目)

ノースダコタ州/1861年3月2日ダコタ準州/1889年11月2日(39番目)

サウスダコタ州/1861年3月2日ダコタ準州/1889年11月2日(40番目)

オクラホマ州/1890年オクラホマ準州/1907年11月16日(46番目)

テキサス州併合

テキサス州/1836年3月2日テキサス共和国独立/1845年12月29日(28番目)

第3項 1846年6月15日 旧Oregon Country Disputed Area(旧米英間領有権紛争エリア)紛争解決後

オレゴン州/1848年8月14日オレゴン準州/1859年2月14日(33番目)

1862年Pacific Railroad Acts成立以降

モンタナ州/1864年5月28日モンタナ準州/1889年11月8日(41番目)

ワシントン州/1853年2月8日ワシントン準州/1889年11月11日(42番目)

アイダホ州/1863年3月4日アイダホ準州/1890年7月3日(43番目)

ワイオミング州/1868年7月25日ワシントン準州→1868年7月25日ワイオミング準州/1890年7月10日(44番目)

第4項 米墨戦争停戦後 1848年2月2日 旧Virreinato de Nueva España エリア買収後

カリフォルニア州/ー/1850年9月9日(31番目)

1862年Pacific Railroad Acts成立以降

ネバダ州/1861年3月2日ネバダ準州/1864年10月31日(36番目)

コロラド州/1861年2月28日コロラド準州/1876年8月1日(38番目)

ユタ州/1850年9月9日ユタ準州/1896年1月4日(45番目)

ニューメキシコ州/1850年9月9日ニューメキシコ準州/1912年1月6日(47番目)

アリゾナ州/1863年アリゾナ準州/1912年2月14日(48番目)

ここをクリックするとこの Content の Opening に戻れます!

 

公開:2021年10月19日
更新:2025年9月 6日

投稿者:デジタヌ

パナマ運河と大西洋・太平洋を結ぶ大洋間物流の変遷 《 USA建国と交通インフラ 第12回 》TOP政財"怪"に巣くう帝国主義者共の野望"大東亜縦貫鉄道"とは...《 SLB(欧亜鉄道貨物輸送)ー帯書きー》


 

 



▲交通発達史へ戻る

 

ページ先頭に戻る