狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

福岡シンフォニーホール・アクロス福岡/福岡市内 《ホール音響Navi》

,

コンサートホール、国際会議場、交流施設、商業施設などが入居した複合施設・アクロス福岡の中にある施設。

国内有数の施設をそろえたコンベンションセンターがあり、福岡県民・福岡市民が世界に誇る施設となっている?

アクロス福岡

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Official Website http:/http://www.acros.or.jp/

町中の緑の小山?

自然との共生、心潤う空間づくりをテーマにしたアクロス福岡のアピアランスの特徴は、天神中央公園に面した南側の階段状のステップガーデン。

「山」をコンセプトとした大規模な屋上緑化。公園側から眺めると正しく山の斜面を思わせる様ないでたちのビル。

複合文化施設

旧福岡県庁跡地にある福岡県施設と民間施設(オフィススペース・商業施設)が同居した公民複合の公共施設。

同様の施設は東京オペラシティー(※ホールナビはこちら)、埼玉県のリリア(※ホールナビはこちら)、アクトシティ浜松(※ホールナビはこちら)など全国各地にあるが、多様性、充実度では国内トップと言っても過言では無い!

国内有数の施設群

アクロス福岡には、南側の天神中央公園から連なる12階のステップガーデン、12階吹き抜けの「アトリウム」ミニコンサートも開ける「コミュニケーションエリア」等の交流公共施設。

6ヶ国語対応の「国際会議場」、大小の「会議室・セミナー室」等の教育・会議施設群。

「交流ギャラリー」」「匠ギャラリー」「書展示エリア」「メッセージホワイ」「文化観光情報ひろば」等の展示施設。

そして、国内有数の音響を誇る「福岡シンフォニーホール」、「イベントホール」福岡のからくり小屋「円形ホール」練習室などのある芸術・文化施設からなる総合文化施設となっている

アクロス福岡のロケーション

ところ 福岡市中央区天神一丁目1番1号

福岡市の面玄関博多駅の西方1.2km、天神中央公園の北側、那珂川の支流の辺に佇んでおり、最高の立地条件(※1)にある塔屋付き地上14階、地下4階、の複合文化施設。

運河を挟んで、水上公園、西隣は天神中央公園、交差点を挟んで西当面は福岡市役所、北正面は地下鉄通りを挟んで水鏡天満宮、と福岡市の中心部に当たる。

※1、第4章 立地のセオリー はこちら。

アクロス福岡の施設データ

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

  1. 所属施設/所有者 アクロス福岡/ 第一生命保険・三井不動産・福岡県、。
  2. 指定管理者/運営団体 、公益財団法人アクロス福岡/福岡県。
  3. 開館   1995年4月開業。
  4. 設計  日本設計・エミリオ・アンバース・竹中工務店 、プランタゴ(田瀬理夫)(ステップガーデン植栽設計)
  5. ゼネコン 竹中・鹿島・清水・九州・髙松・戸田建設共同企業体

付属施設・その他 

  • 付属(共用)施設 
    • アトリウム、交流ギャラリー、コミニケーションエリア、練習室x5、会議室x15、セミナー室x2、交流ギャラリー、匠ギャラリー、メッセージホワイエ、コミュニケーションエリア、文化観光情報ひろば、書籍展示エリア、駐車場、ステップガーデン、ショップ&レストラン、

施設利用ガイド

(公式施設ガイドはこちら)

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福岡シンフォニーホールの音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら。)

丁寧な内装の素晴らしい設えのホールではあるが、シューボックスデザインの難しさを象徴しているようなホールでもある。

2・3階フロアーの最後列(大向こう)が通路になっていないのが惜しまれ、この辺りが地価の高い大都市の公共ホールの限界なのかもしれない。

3スロープ3層のプロセニアム形式多目的ホール

最前列から7列までの扇形配列平土間座席部分(内5列まではオーケストラピット部)から続く8列~18列迄の緩やかなスロープと中央通路を挟んで19列~32列迄のストレート段床からなるメインスロープ部と比較的急峻な2・3階ストレート段床の2.3階バルコニー席からなる3スロープ3層のプロセニアム形式多目的ホール。

平土間に近いなだらかなメインフロアーと2層のベランダ・サイドテラスを持った3層構造のシューボックスホール。

平土間部分(可動床オーケストラピット)から連なる緩やかなスロープの1階メインフロアーと下層ホワイエに大きく迫り出した構造のバルコニーとその両翼から前方に張り出した軒の浅い2・3階サイドテラス席、で下層フロアーへのオーバーラップ(影響)を最小にとどめたデザインを採用している。

緩やかなメインスロープ

最前列1列から8列までが広大な平土間席とななっている。

9列から18列までが緩やかな「ハノ字段床上」に配置された緩やかなスロープとなっている。

後半のストレートスロープ

通路を挟んで後半19列からは直線状の通常段床スロープになっている。

特徴あるホール側壁面

メインフロアー周辺壁面は幅広の格子を配した2重構造(浮き壁)(※11)となっている。

ステージ反響板も両サイド壁面と同意匠でアンギュレーションを持たせた2重構造の大型重量級反響板となっており、サイドテラスから連なる装飾梁が3重に巡らされている。

参※11)当サイト関連記事 『第2項 格子を用いた内装 はこちら。

2・3層目のサイドテラス席

ホール側壁全長に渡り上部に『音響拡散体』を配した『装飾柱』を設け、柱間に大型の木質門型パネルを浮かせて配置し、丁寧に縁取りされた木質『額縁パネル』で表装した木質の出入り口扉を配している。

3層目の上部には装飾梁が設えられている。

立派なステージ反響板

ステージ反響板は客席両サイド壁、天井反響板と段差の生じない同意匠のデザインで統一しており、音響的にワンボックスのコンサート専用ホールと全く違わないデザインとなっている。

最前列のスウィング形式のサイド反響板と可動上縁プロセニアムでプロセニアム形式のホールとてミュージカルや演劇などにも使える流行のデザインを採用している。

2面ステージ相当の広い舞台設備

プロセニアム形式ホールとして使用する場合でも有効面積約348㎡(約210畳)約2面相当の広いステージを有しており、ミュージカル、演劇にも対応できる。

丁寧な造りの天井

壁から折れ上がった天井は『格天井』(※12)風に成形されたセグメント天井となっており、同意匠でステージ上面反響板も設えられている。

参※12)当サイト関連記事 第4節 伝統的手法『格天井』 はこちら。

多目的に使用できる立派な施設

村野 藤吾先生も仰っているが、旧来の多目的ホールは「多目的に使えない」事が多く、仕掛けに拘った「からくり小屋」は時としてアイデア倒れに終わりやすい物だが、このホールの出来は素晴らしいの一語につきる!

村野 藤吾先生が生きておられたら、さぞや驚かれたであろう。(※関連記事日生劇場のホールナビはこちら

丁寧な設えと心地よいフィードバックで演奏家からは好評を得ている

同ホールをフランチャイズとしている、九州交響楽団の名誉客演指揮者の小林研一郎氏がべた褒めするだけ有り、残響時間...の都市伝説に惑わされず...

所見と総評

とまあ一目惚れした博多美人ではあったが...

よくよく観察してみると色んな「アラ~?」が見えてきた。

このホールの定在波対策は距離で定在波周波数を可聴帯域外へ追い出したつもり?

しかし実際の定在波(音圧変調停留域)は、

※画像をクリックすると拡大できます。

standing_wave.jpg

当サイト関連記事 『建築音響工学総覧 』第4巻 "定在波"と"音響障害"で述べた通り、単純な音波ではなく1波長のサインウェーブでも無い!

つまりこの程度の小細工では解消できない!

定在波君を上手く袖にしたつもり?の上層階

2・3階ではサイドバルコニー席の柱間際席で部分的に並行した部分があるが、パネル面が狭いので、定在波の引き金になる程の「初期エコー」(※13)は発生せず?、発生しても前途の通り可聴帯域外なので深刻な問題は発生しない?つもりだったらしいがらしいが...

参※13)当サイト関連記事  第1節 吸音壁で初期反響を押さえて定在波を抑制する手法 はこちら。

幻想交響曲などのバスドラムでは

バスドラムや、大直径の和太鼓では射程距離に入っており、一度発生するといくら木質パネルでも、なかなか収まらないのが定在波の難儀なところではある。

定在波に対する備えは壁面間の距離で基本1波長定在波を可聴帯域外の低周波振動に置き換える「壁面間隔20m超」の伝承手法を基軸としているが、

これも気休めほどの効果(※14)も無く!かえって低周波健康障害(※15)を引き起こす原因となっている!

緩やかな1階メインスロープの両側壁がツンツルテンのまっ平!、確かにフロア面から1.2m~1.6m位から上部の壁面は、幅広縦格子パネルを用いた2重壁であるが、リスニング位置(着座時の頭の高さ)は26番列までのメインフロアー大半がプレーンな木質パネルで表装されている!しかも垂直壁、ということで、対抗する壁面との間隔23.5mを周波数に置き換えると約7.6Hz/0.5λ、の低周波振動定在波が搬送波となって高次定在波も生じている!

可聴帯域(20~20kHz)外の重低音(低周波振動)域であり聴覚のラウドネス特性(※16)から言って、聴感上は鳴り物のビビり程度だが、実は楽音消失!というとんでもないミステリーピット(落とし穴)(※17)がホール中をうごめいており、楽音(音色)が歪められ、しかも音圧レベルがミリ秒単位で微振動しているので、"聴覚過敏"の人は長時間いると眩暈・吐き気・強い不安感などの健康障害(傷害?)を受ける可能性もある。

参※14)当サイト関連記事  第1項 「壁面間隔20m超」の伝承技法の誤り!について はこちら。

参※15)当サイト関連記事  第2章 定在波で起こる音響障害『ミステリーゾーン』 はこちら。

(※16)聴覚の等感曲線の国際規格ISO226についての 国立研究開発法人 産業技術総合研究所の、公表資料はこちら。

参※17)当サイト関連記事  第2節『ミステリーゾーン』で起きる現象 はこちら。

スペクトル分析の実施を

一度、音響測定(音響スペクトル調査)(※18)を実施して実態を確認されることをお勧めする!

ノートパソコンと、FFTソフトがあれば簡単に実施できる!

ステージ上に、"バスドラ"を設置して、打楽器奏者に強打(ffff)してもらえば測定音源としてはもってこい!

あとは、平土間、前半スロープ、後半スロープ、2階ベランダ、3階ベランダの中央&両翼(通路際)で"ハイレゾ機材(デジタルマイク)で収録して。

あらかじめ無響室で収録しておいた、「波形と比較」して周波数スペクトル分析(FFT)を行えば一目瞭然(一聴瞭然?)のハズ!

参※18)当サイト関連記事 『建築音響工学総覧 』付属書 (2)新 音響測定法 の提案...はこちら。

高さ方向定在波に対する無配慮について

更に高さ方向定在波にかんしても、平土間部分の天井が格天井+小型ヴォールトの組み合わせで、高次定在波成分は生じにくい天井デザインなのだが...

前途したように、周波数音圧分布スペクトルがかなり乱されている可能性が高いので...

指揮者が誉める理由

指揮者の小林さんが誉めるのは、ステージ上にいる奏者・指揮者の周辺は山形格子パネルで覆われた側壁の上部に当たり、可聴域の高次定在波が発生していないからであろう。

音響拡散体で厚化粧した博多美人?

最近の風潮で定在波対策(完全並行面キャンセル)より、壁面、バルコニー形状、天井、シャンデリアなど音響拡散体(※19)の「てんこ盛り」の大サービスで、「音響拡散特殊メイク?の厚化粧!」ばかりに気を取られ、基本デザイン(設計)がおろそかにされたせいであろう...

1995年4月の開館だから、64ビットのワークステーションの普及とともに、コンピューターシュミレーションも普及してきており、ある程度の予想は付いたはずであるし、小生の手計算でも、簡単に判明した数値でもある。

定在波が発生するのは分かっていたが可聴帯域(20Hzから20KHz)外だったので、健康被害を考慮せずに問題なしと判断したのであろうか?...

参※19)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

近いうちの大改修を望む!

  • 平土間(オーケストラピット部)中央部分の8列は奇数列3列の3席を撤去し千鳥配列に改修すべきである。
  • 更にメインフロアー左右壁を外傾スラント(傾斜)設置+吸音構造に改修すべきである。
  • 1階メインフロア、・2・3階内壁も全面縦格子に改修してオーディトリアム壁(ホール内壁)との間に吸音材(グラスウール)を満たして吸音壁構造に改修すべき。
  • ステージ上平土間場まで覆いかぶさるような、可変角反響板を設置すべし。

長形ステージは早急に台形に!

※画像をクリックすると拡大できます。

echo2.jpg

現状の長形ステージは、可聴帯域外の定在波が生じており、いくらオルガンを設備していないホールであり、定在波が可聴帯域外の重低音だとしても、その昔なら丁寧に並行面対策(アンギュレーション(屈曲)かスラント(傾斜)壁設置にはしていたはずである。

アーティストが被害にあっている事でもあり、側反響板の1階相当部分だけでも良いから、低層部でホール横断定在波が生じないように、対抗面がハノ字となるように改修すべきである!

(1~4番側方反響板の低層部のみ断面形状を長形→片流れ四辺形断面に改装すれば平行面はキャンセルできるはず?)

ステージ上部にサブ反響板を

ステージ上部反響板は全面改修し、東京藝術大学 奏楽堂 ( ※ホール 音響 ナビはこちら)の様に、可変高さ・可変迎え角の本格的な?セパレート吊り天井に改築して、高さ方向の定在波を駆逐すべきである。

これによって、3階バルコニー大向こう席での低周波・定在波障害も緩和できる。

定在波対策への考察

※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

§1)間口方向定在波

●メインフロアー エリア別
平土間側壁平行部分(1~8列)
  • ●側壁間約23.6m
  • 定在波周波数成分;約7.4Hz/0.5λ、約14.8Hz/1λ約22.1Hz/1.5λ、約29.5Hz/2λ
側壁平行部分スロープ前半(8~18)
  • 側壁間約23.6m;約7.4Hz/0.5λ、約14.8Hz/1λ約22.1Hz/1.5λ、約29.5Hz/2λ
側壁平行部分スロープ後半(19~32列)
  • 側壁間約23.6m
  • 定在波周波数成分;約7.4Hz/0.5λ、約14.8Hz/1λ約22.1Hz/1.5λ、約29.5Hz/2λ

2Fバルコニー部側壁平行部分(1~6列)
  • バルコニー最狭部約22.8m
  • 定在波周波数成分;約7.6Hz/0.5λ、約15.3Hz/1λ、約22.9Hz/1.5λ、約30.6Hz/2λ、
  • ※両側壁の表装(グルービングパネル、縦格子による2重壁、アンギュレーション処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
3Fバルコニー部側壁平行部分(1~5列)
  • バルコニー最狭部約21.9m
  • 定在波周波数成分;約7.6Hz/0.5λ、約15.9Hz/1λ約23.8Hz/1.5λ、約31.8Hz/2λ、
  • ※両側壁の表装(グルービングパネル、縦格子による2重壁、アンギュレーション処理)で定在波の高次周波数成分を抑制?。

●サイドテラス(桟敷)

2Fサイドテラス平行壁面部(R1・2&L1・2列)
  • サイドテラス壁面間約23.5m;
  • 定在波周波数成分;約7.4Hz/0.5λ、約14.8Hz/1λ約22.2Hz/1.5λ、約29.7Hz/2λ、
  • ※両側壁の表装(グルービングパネル、縦格子による2重壁、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制?
  • ※前列は扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
3Fサイドテラス平行壁面部
  • サイドテラス壁面間約23.5m;
  • 定在波周波数成分;約7.4Hz/0.5λ、約14.8Hz/1λ約22.2Hz/1.5λ、約29.7Hz/2λ、
  • ※両側壁の表装(グルービングパネル、縦格子による2重壁、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制?
§2)奥行き方向定在波
1F(1F大向こう壁面→ステージホリゾント反響板)
  • ●最大奥行き約44.6m
  • 定在波周波数成分;約3.9Hz/0.5λ、約7.8/Hz/1λ、
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※高次定在波はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(縦格子・吸音構造)で抑制?
2F(2階大向こう壁面→プロセニアム前縁)
  • ●最大奥行き約44.9m
  • 定在波周波数成分;約3.9Hz/0.5λ、約7.7/Hz/1λ、
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※高次定在波はステージ(ホリゾント&上部)反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(波状・アンギュレーション・)で抑制?
3F(3階大向こう壁面→プロセニアム前縁)
  • ●最大奥行き約45.8m
  • 客席スロープで抑止。
  • ※ステージ上部反響板と大向こう背後壁面処理(アンギュレーション)で、定在波を抑止。

§3)高さ方向
平土間床→天井最高部
  • ●客席平土間部約?m;
  • 格天井だが並行面対策は無し!

赤字健康被害の要因に結び付く可聴音域外の低周波振動成分

参※)当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害! はこちら。

音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

ホール音響評価点:得点25点/100点満点中

※1871席(車椅子スペースX4台含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

※前提条件 障害エリアについて

「以下の座席エリア」を個々の障害エリアと見做します。

  • ●メインフロアーは平土間部・スロープ部、左右サイドテラス(桟敷席)を夫々別と見做します。
  • ●上層階はバルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
  • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別エリアと見做します。

§1 「初期反射」軽減対策評価;得点17点/配点25点

  • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
  • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装表装ランクを全体に当てはめます!
  • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§2 定在波対策評価;得点2点/配点50点

※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

間口方向定在波
  • スラント設置壁(および1.8m幅以上のアンギュレーション設置)以外の「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
平土間部分
  • 後列段床で法語!されていない全席を定在波音響障害席とする
扇形またはハノ字段床部
  • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントする。
ストレート段床部

全席を定在波音響障害席とする。

上下方向定在波
  • 完全平土間部分上部の天井がスラント設置または波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
  • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

§3 「客席配置」に対する配慮評価;得点1点/配点20点

  • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§4 「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
  • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値 version.2 revision.5 /2020.11.20

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

初期反射対策評価

※低得点表装木質プレーンパネルの箇所が認められたので規定により素材持ち点 20点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

基礎点B2=素材基礎点20点ー障害発生エリア数2=18点

1)側壁初期反射障害席 ;0?席

2)背後壁初期反射障害席 ;39?席/1階32列全席

3)天井初期反射障害天井高さ不足席;78席/2F大向う2列

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;117?席

定在波対策評価

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数9=41点

1)間口方向定在波音響障害席;
(a)メインフロアー、各階ベランダ部分

全席

(b)サイドテラス(桟敷)部分

2階サイドテラス後列全席、3階サイドテラス全席

2)奥行き方向定在波音響障害席;/1階32列全席

3)上下方向定在波音響障害席;平土間部分全席

定在波障害顕著席総計;1781席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数9=21点

眺望不良席数;65席/1階平土間中央部座席2~6列14番~26番

初期反射音響障害席 ;117?席

定在波障害顕著席 ;1781?席

重複カウント ;ー182席

音響障害席総計;1781席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

福岡シンフォニーホールの施設データ

ホール様式

  • プロセニアム型式多目的ホール。26.5mx約45m、有効床面積約1192㎡(約720畳)天井高さ(最高部)約16.7m

客席

  • 約26.5mx約31.5 m、有効床面積約832㎡(約502畳)天井高さ(最高部)約16m 
  • 3スロープ3フロアー 収容人員1867席
内訳
  • 1階固定席X1208席、1階(オーケストラピット部可動床)可動席X204席、車椅子用スペースX4、
  • 2階席384席、3階席X275席、木質パーケット床、

舞台設備

可動プロセニアム形式
  • 基本仕様;ステージ総幅38m、有効幅約29mx奥行き約12m、有効面積約348㎡(約210畳)約2面相当、プロセニアムアーチ:間口約16m、高さ約8m、実効面積;約192㎡(約116畳)ステージ高さ;FL+100cm、ブドウ棚(すのこ)高さStL+24.5m、バトン類高さStL+16.2m、

  • 幕装備:定式幕、ホリゾント幕、中ホリゾント幕、暗転幕、
  • 仮設資材;演台、司会者台、平台、コーラス台、オーケストラ山台、蹴込み台、地絣、金屏風、花台、長机など
オープンステージ形式
  • 、ステージ奥行約13.2ⅿx幅約23.5ⅿ、有効面積約310㎡(約187畳)
  • 付属舞台;オーケストラピット&エプロンステージ迫り(可動床客席収納(間口20.4mx奥行き5m、約105㎡;約63畳)、ステージ高さFlー1.3m、0m、+1m可変
  • 舞台設備(装置&設備);オーケストラひな壇(可動9分割迫り)、
  • コンサート対応設備;反響板、指揮台/指揮者用譜面台、ピアノ椅子、奏者椅子(スタッキングチェアー)コントラバス椅子、パーカッション椅子、譜面台、

専用備品

  • フルコンサートピアノ(スタインウェイD274x2、ベーゼンドルファー290、ヤマハCFⅢ-S)、チェンバロ(DUNS TEW DAVID J.RUBIO 1971)、
  • 映像設備;スクリーン、撮影用カメラ(メーカー・型式不明)

専用施設

  • 指揮者控室、ソリスト控え室、洋室楽屋X4、以上、トイレ・シャワー室完備、主催者控え室、洋室大楽屋X2レジストレーションカウンター、クローク、ロビー、ホワイエ、ドリンクコーナー

各種・図面・備品リスト&料金表

(公式施設ガイドはこちら

福岡シンフォニーホールがお得意のジャンル?

九州交響楽団のフランチャイズになっている。

オーケストラコンサート、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなども行われる以外にも、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

福岡シンフォニーホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

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イベントホールの音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら)

イベントホールの音響デザイン

 簡易防音設備の為、鳴り物・ラッパを伴う管弦楽コンサートには利用出来ない。

幅22.2m、奥行30.6m、床面積700m²(約452畳)天井高5.6m(内法))のアダプタブルステージ機構(※12)を備えた平土間多目的イベントスペース。

420席のロールバック収納固定席設備(※13)を備えて要る。

舞台側:380m²(約245.5畳)のA室と、310m²(約200畳)のB室(ロールバック式椅子側、ロールバック式椅子を収納して利用)に2分割片側使用も可能。

客席周辺低層部壁面は音響ネットで表層した吸音壁。中層部は壁紙で表層した一般建築用の石膏ボード壁いわゆる会議室仕様、天井は照明ブリッジを露出させた、音響ネットで表装した流行のデザイン。(※14)

※12、その2、アダプタブルステージ についてはこちら。

※13、ロールバック方式客席収納システム についてのシートメーカーの解説はこちら。

※14、「剥き出し天井」の効果についての詳述は第7節ホール構造体剥き出し天井の音響効果 をご参照ください。

ルーム音響評価点:50点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

イベントホールの施設データ

  1. ホール様式 幅約22.2mx奥行約30.6m、延べ床面積約700㎡(約423 畳)天井高さ(最高部)約5.6m 平土間多目的イベントスペース。
  2. 分割使用時 A室;380㎡(幅約22.2mx奥行約16.37m、)B室(ロールバック客席収納側);310㎡(幅約22.2mx奥行約13.32m、)
  1. 客席  1スロープ1フロアー、 12面分割可変段床設備、
    • 収容人員900席/シアタ-形式、
    • 内訳;スタッキングチェアーX480席、
    • ロールバック方式客席収納システムX420席、
    • フローリング、木質パーケット床、Pタイル張り、絨毯敷き詰め、タイルカーペット
  1. 舞台設備 
    • 基本仕様;オープンステージ・シアター形式、;幅約18ⅿXステージ奥行約3.6ⅿ、有効面積約64.8㎡(約39畳)ステージ高さ;MaxFL+80cm、、バトン類、昇降トラス45基
    • 12分割アダプタブルステージ(分割可変段床設備)、
    • 平台、演台、
    • 金屏風、
    • 専用備品 フルコンサートピアノ(カワイEX)、バレエ用シート
    • 映像設備;スクリーン9.0mx2.99m、液晶ビデオプロジェクター、その他。
  1. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集等
  1. 専用施設 
    • 洋室楽屋X3、拒否換え室x2、以上トイレ・シャワー付き
    • 主催者控室、応接控え室、
    • レジストレーションカウンター、クローク、ロビー、
  1. 施設利用(付帯施設利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。
  2. 特別事項;簡易防音設備の為、鳴り物・ラッパを伴うコンサートには利用出来ません!

イベントホールがお得意のジャンル

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、展示会などに用いられ、プロレスなどのショー・スポーツイベント等も行われている。

イベントホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

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国際会議場の音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら)

国際会議場の音響デザイン

同時通訳施設 6ブース(6ヶ国語同時通訳可能)を備えた会議場。

ほぼ正方形のタイルカーペット敷き平土間メインフロアー(通常198席、シアター形式300席)以外と2階に100席(スタッキングチェアー)の「傍聴席」を備えている。

防音デザインであるが、防振施設では無い為、コンサートには使用できない!

ホール後方上層中央部は階下4階ホワイエ部分に張り出したオープンタイプの傍聴席と調整室(クローズタイプ)になっている。

映写室はリアプロジェクション方式のため前方スクリーン背後(受付カウンター&クローク部分)に位置している。

国際会議場の映像情報を館内各施設へ中継可能な設備となっている。

客席低層部壁面は細かいグルーブ加工を施されたプレーンな木質方形パネルを3段に張り詰め、左右壁面は3段目を、背後壁面はほぼ全面、前部スクリーン両側の一部にそれぞれ音響スリット加工した木質パネルを用いて吸音構造としている。

壁面最上層部は、傍聴席の開口部を除いて壁紙で表装した一般建築用の石膏ボードとなっている。

天井は組格子風の梁構成に反響板を納めたデザイン。

会議が主体なので、(質問者などの)肉声の通りに重点を置き、比較的デッドな好ましい空間ではあるが、定在波対策は考慮されていない。

国際会議室音響評価点:50点

※会議室、宴会場、などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

国際会議場の施設データ

  1. ホール様式 講堂様式、平土間多目的イベントスペース。
  2. 床面積 最高部天井高さ約6.38m(最低部約6m)
  1. 客席   1フロアー 20.65mx20.00m、延べ床面積約400㎡(約241.5畳)&2階傍聴席95㎡(約57畳)
    • 収容人員300席/シアター形式、&傍聴席100席。
    • 内訳;スタッキングチェアーX102席、革張り椅子x198席
    • 2階傍聴席席100席/スタッキングチェアー、
    • タイルカーペット
  1. 舞台設備
    • 基本仕様;オープンステージ形式(演台仕様)
    • 金屏風、三折式パーテーションx5枚
    • 同時通訳設備; 6ブース(6ヶ国語同時通訳対応)
    • 映像設備;120インチ透過型スクリーン2面(リアプロジェクター方式)、カメラコンセント4ヵ所、TVカメラ2台、※ITV設備により、国際会議場の映像情報を各会議室へ提供可能、AVコントロール室を経由して、国際会議場の映像情報を館内各施設へ提供可能等
  1. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込みデータ:
  1. 専用施設 
    • VIPルーム、特別控室x5、
    • ロビー、クローク、レジストレーションカウンター
  2. 施設利用(付帯施設利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ

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円形ホールの音響デザイン

分割昇降床(18分割)のアダプタブルステージ機構を備えた床面積:211m²(約136畳)直径16m、天井高3.4mの円形平土間空間。

ホール周辺壁面はイベントホール同様の設えで、音響ネットで表層された吸音壁になっている。天井は照明器具ブリッジ・トラスを露出させた流行のデザイン。

真円形なので、基本平行する面は天井と床面だけなので、ピアノ程度では、聴取位地(頭の高さ)で定在波の悪影響は受けにくいが、基本「釣り鐘」同様に中央部と壁際ではホール直径に相当する「約21Hz(波長18m)とその倍音列、42、84,168、336、672Hz...等の音が消失

するので、リサイタル、室内楽コンサート等の音楽用途では、センターステージ、客席中央部配置、及び平土間仕様は避けた方が良い。

総評

ラッパ、鳴り物禁止なので、あまり問題(定在波)は目立たないであろうが、かなり癖の「音響(周波数特性)」であることには違いなく、コインサート用途では、客席配置、奏者の位地に注意を要する厄介なホールではある。

円形ホール音響評価点:71点

以下エンドステージ客席標準100席段床配置で採点しています。

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:16点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:15点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:20点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

円形ホールの施設データ

(公式施設ガイドはこちら)

  1. ホール様式 直径約16mの円形、延べ床面積約211㎡(約127畳)天井高さ(最高部)約3.4m平土間多目的イベントスペース、
  1. 客席   標準エンドステージ100席仕様;有効床面積約110㎡(約66.4畳)、天井高さ(最高部)約3.8m 1フロアー、 18面分割可変段床設備、
    • 収容人員100席/標準/スタッキングチェアー Max188席
    • アダプタブルステージ機構 18面分割可動段床設備
    • 木質パーケット床、
  1. 舞台設備 
    • 基本仕様;オープンエンドステージ形式、;約50㎡(約30畳)トラス・バトン類高さStL+3.5m、
    • 18分割アダプタブルステージ(分割可変段床設備)、
    • 演台、
    • 映写スクリーン
    • 仮設能舞台セット、寄席セット、バレエ用シート
    • コンサート設備;反響板、ピアノ椅子、コントラバス用椅子、奏者椅子(スタッキングチェアー)譜面台、
    • 専用備品 セミコンサートピアノ(ヤマハC7E)、
    • 映像設備;150インチスクリーン、ビデオプロジェクター、DVDプレーヤー
  1. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集等
  1. 専用施設 
    • 控室、
    • レジストレーションカウンター、
  1. 施設利用(付帯施設利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。
  2. 特別事項 防音防振設備不十分の為、ラッパ・鳴り物を伴うコンサートはお断り。

円形ホールがお得意のジャンル

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

円形ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

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貸し練習室コンサートホールの音響デザイン

貸し練習室

(公式施設ガイドはこちら)

5室の練習室があり共用シャワー室(男女各1室無料)を備えている。

第1練習室

床面積約180㎡(約109畳) 、コンサートホールステージとほぼ同面積のPタイル床でカワイGS100(フルコンサートピアノ)を備え、バレエ・ダンスレッスンバーを装備した壁面ミラー(カーテン付き)もありバレエのリハーサルリハーサルにも利用できる施設。

壁全面有孔音響ボードで表装された遮音(吸音)構造を持ち、長・短辺各一面の壁面にアンギュレーションを持たせ、折り上げた平底ヴォールト(蒲鉾天井)天井、に凸型のセパレートタイプのユニット反響板を複数列・複数枚装着している。

第1練習室ルーム音響評価点:94点

§1,「定在波対策」評価点:49点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:45点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

第3練習室

床面積約60㎡(約36畳) 、セミコンサートピアノ(有料カワイCA70N)を備えたフローリング床の器楽ソリストのリハーサルにも利用できる施設。

壁全面有孔音響ボードで表装された遮音(吸音)構造を持ち、長・短辺各一面の壁面にアンギュレーションを持たせ、周辺をスラントさせ折り上げた天井となっている。

第3練習室ルーム音響評価点:85点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:45点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:40点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

その他の練習室

各室共に、第3練習室同様のフローリング床と丁寧な設えを持つ「使える音楽練習室」となっている。

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豆知識

アクロス福岡これまでの歩み

1981年に博多区東公園へ移転した旧福岡県庁跡地に天神中央公園と共に1995年4月に開業した。

1996年、BCS賞(建築業協会賞)を受賞。2010年、都市緑化基金主催の「生物多様性保全につながる企業の緑100選」にも選出された。

アクロス福岡へのアクセス

最寄り駅 

西鉄天神大牟田線 西鉄福岡(天神)駅
地下鉄空港線 天神駅
地下鉄七隈線 天神南駅

福岡市

推計人口、1,570,095人/2018年4月1日

福岡(博多駅)ー(福岡空港)ー(羽田空港)ー品川 2時間55分/42,060円/地下鉄-ANA-京急

福岡県の西部に位置し、福岡県の県庁所在地であり西日本では2番目、全国では5番目の人口(157万人、2018年4月現在)を擁する政令指定都市。

福岡市《 タウン ヒストリア 》はこちら。

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公開:2017年9月10日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


TOP響ホール /北九州市《ホール音響Navi》


 

 

 



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