『旅するタヌキ』狸穴ジャーナル別冊

ヤマハホール/中央区銀座《ホール音響Navi》

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ヤマハ銀座ビルのあらまし

「土一升金一升」の歪(いびつ)な敷地を有効(目一杯)に使った変型した地上12階(地下1フロアー)建てのヤマハ銀座ビルの中にある。
ヤマハ銀座店、ヤマハホール、ヤマハ銀座コンサートサロン、の2つのホール、ヤマハ銀座スタジオ、ヤマハミュージックアベニュー(レンタル練習室)などを備えている複合商業施設。

尚一般貸出しはヤマハホールと、銀座スタジオ、の2施設のみ!他は非公開のヤマハ銀座店専用施設?

ヤマハさんも意外としみったれている?

※公式施設ガイドはこちら

ヤマハ銀座ビルのロケーション

ところ  〒104-0061 東京都中央区銀座七丁目9番14号

銀座の目抜き通り中央通りに面した「ビヤホール・ライオン」の南西隣?

ヤマハ銀座ビルの施設データ

Official Website https://www.yamahaginza.com/hall/abouthall/

  • 所属施設/所有者 ヤマハ銀座ビル(本館)/YAMAHA。
  • 指定管理者/運営団体 ヤマハ銀座店/YAMAHA。
  • 開館/竣工   2010年2月26日開業

付属施設・その他 

館内付属施設 
  • 館内施設;ヤマハ銀座スタジオ、ヤマハ銀座コンサートサロン、ポータル、ヤマハ音楽教室、ヤマハ銀座店
付属施設配置・見取り図

『ヤマハホール』の音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら。)

※以下、畳表示は中京間(0.5坪)サイズ表示です。

2スロープ2フロアーのオープンステージ形式コンサートホール

最前列からD列まで続く4列の平土間座席部分から続く扇形段床スロープを持つメインフロアーと5列の2回バルコニーからなる2スロープ2フロアーのオープンステージ形式コンサートホール。

音響拡散技術?のショールーム!

『どうだ!...こんな壁面の処理初めて見ただろうー!』と誇示されているようで?...。

幾ら『ホールもアーティストにとっては楽器同様』と言っても...。

『胴鳴き(定在波)』の無い定在波(※01)を極力抑制したホールづくりが「佐藤武夫先生」以来の「日本のお家芸!」であったのでは「永(ナガ)った」の?

それに幾ら響き(※02)に配慮したご自慢の壁面意匠(※03)と言ってもね...やはり壁際席(※03)では。

参※01)当サイト関連記事  第1章 standing wave(定在波)は音波とは異なる物理現象!

参※03)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

参※03)当サイト関連記事 第1節・基本則 壁際に席を押し込むな! 客席周辺壁際は通路に はこちら。

ホール後端壁面の処理

※クリックすると拡大できます

echo_sound.jpg

1Fホール後端の大向こう壁面は音響グリルで表装した吸音構造となっており、釣鐘現象(※04)の回避を図っているが...やはり通路にすべきではなかっただろうか?

2F大向こう背後壁は、木質パネルのアンギュレーションで初期反響を緩和している。

参※04)当サイト関連記事 『第2節 定在波音響障害とよく似た釣鐘現象 はこちら。

所見&総評

(現状)デジタヌの座りたくない席

各フロアー壁際席では、過大な壁面エコーに一回大向こう席ではその結果前途した"釣鐘現象"が生じていると考えられる。

日本の音響設計事務所(※05)はどうも、定在波に対する対策(※06)が甘く特にシューボックスホールでの対策の甘さが目立つ!

音響設計も得意な「建築事務所ヤマハ」さん(※07)の活きた看板ショールームとしてのヤマハホールとしては、少々まずかったのでは?

参※05)当サイト関連記事 永田音響設計は神ではない!もしかしたら...はこちら。

参※06)当サイト関連記事  第3章 ホールデザインの基本"定在波の根絶・阻止・駆逐" 法

参※07)当サイト関連記事 老ホール に朗報 預言者 YAMAHA 現る!はこちら。

中途半端な定在波対策

standing_wave.jpg

ハッキリってこの程度の壁面スラントでは0.5λの定在波周波数成分を完全には抑止できていないのでは...?

壁面のスラント設置と更に壁面間隔11mの1/10波長(※08)に当たる約1m□の反響板(音響拡散体)をランダムな方向&角度でスラント設置表装して、32Hz以上の周波数成分を散乱(拡散)させて、音声帯域内の定在波の周波数成分は上手く抑制しており、不愉快な可聴帯域外の半波長成分は壁面スラントで旨く...と言いたいところだが、はっきり言わせていただいてこの程度の気休め的壁面スラントでは全く効果が無いだろう!

つまり、音声帯域内の初期反響(エコー)による「直接音へのモジュレーション」は手の込んだ表装である程度達成できて、自慢なさるようにホールとしての「ピアニッシモ」の音色のトランジェント(忠実度)は相当改善できたとは思うが...

肝心の健康被害(※08)につながる半波長成分が頑張っている状況では...

参※08)当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害!

上空(おそらくフロアーレベル+3m位?)に"設置ング?"された1ポイントマイクによるライブ録音音源から...

NHKFM(らじるらじる・デジタル配信)で音響を確認したが、楽器としての音響は「後期残響」過剰気味?ぐらいに良く響くホールのようではあるが...、マイク・セッティングなどには相当苦労したのではなかろうか?

やはり「定在波の節・腹」を避けるのに苦労したような感じで、最後はローパスフィルターを用い重低音域をバッサリとカットした上で「グラフィックイクォライザー」で聴感上の不自然さを均(なら)した感じ?

と最近では珍しい、意外と拍子抜けしたライブ録音であった!...ねえNHKさん?

音響シュミレーションに頼りすぎる傾向が...

ヤマハさんにしろ某大手音響設計事務所(※11)にしろ音響シュミレーションに頼りすぎる傾向があるのでは?

現状の陳腐な「コンピューターゲーム?」(※12)では「人間の聴感」迄は「趣味(シュミ)レート?」出来ない!

歪(いびつ)な「土一升金一升」の敷地を有効(目一杯)使った変型のビルを活かし?ホールオーディトリアム前後長(ステージ背面)は微妙にスラント?させてあり、大向こう壁面とは平行しない基本デザインではあるが、態々「木質の反響板」を舞台前縁(&大向こう)と平行に設置する等、「平行」に拘られているようである?

確かに伝統的な「ホリゾント壁&舞台前縁平行ステージ」は「音響心理学?」上は有利に働くのであろうが...。

現在セッティングに苦労している(笑い...)サブウーファー(※13)がピラミッドの「頂点を切り取った」ような形状で「内部の定在波発生」にまで配慮している音響のYAMAHAさんの作品(高級スピーカーの世界では当たり前ではあるが)とは思えない。

参※11)当サイト関連記事 永田音響設計は神ではない!もしかしたら...はこちら。

参※12)当サイト関連記事 RT60残響測定と現状のコンピューターシュミレーションの問題点はこちら。

参※13)当サイト関連記事 YAMAHA NS-SW500《サブウーファー購入レポート 》第2回 設置法についてはこちら。

音響設計もできる建築事務所YAMAHAとして誇れるホールに改修を望む!

まあ録音音源については「ミューズの神」はいても「活き神様(聴衆)」のいらっしゃらないホール上空の話なのでまあいいとしても...

客席フロアーについては幾つかの改修をお願いしたい。

メインフロアー両側壁際は通路に

更に2階V列は撤去、1階Q列も撤去しP列背後に手摺を設け立ち見&スタッキングチェアー使用の補助席に。

定在波対策についての考察 version.2 revision.6 /2020.12.16

※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

§1)間口方向定在波

●メインフロアー
平土間側壁平行部分(A~D列)
  • ●側壁間約11m
  • 定在波周波数成分; 約15.8Hz/0.5λ、約31.7Hz/1λ、
  • ※両側壁のスラント設置で定在波抑止?
  • 表装(音響拡散体集合壁表装による凹凸面処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
スロープ側壁平行部分(D~N列)
  • ●側壁間約11m
  • 定在波周波数成分; 約15.8Hz/0.5λ、約31.7Hz/1λ、
  • ※両側壁のスラント設置で定在波抑止?
  • 表装(音響拡散体集合壁表装による凹凸面処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
  • ※扇形形配列扇形段床で定在波層を回避?

2Fバルコニー部側壁平行部分(R~U列)
  • ●側壁間約11m
  • 定在波周波数成分; 約15.8Hz/0.5λ、約31.7Hz/1λ、
  • ※両側壁のスラント設置で定在波抑止?
  • 表装(音響拡散体集合壁表装による凹凸面処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
  • ※扇形形配列扇形段床で定在波層を回避?
§2)奥行き方向定在波
1F(1F大向こう壁面→ステージホリゾント反響板)
  • ●最大奥行き約21.2m
  • 定在波周波数成分;約8.2Hz/0.5λ、約16.4Hz/1λ
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※定在波高次周波数成分の抑制はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(・音響グリル&吸音材)で抑制。
2F(2階大向こう壁面→ステージホリゾント反響板
  • ●最大奥行き約21.2m
  • 定在波周波数成分; 約8.2Hz/0.5λ、約16.4Hz/1λ
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※定在波高次周波数成分はホリゾントステージ反響板のラウンドしたコーナーと、大向こう背後壁面処理(細かなアンギュレーション)で抑制。
§3)高さ方向
平土間床→天井最高部
  • ●客席平土間部約6.7m
  • 定在波周波数成分;約26Hz/0.5λ、
  • ※定在波は波状天井・スラント設置天井で抑止・抑制

参、ステージ床面→天井最高部高さ方向
  • ●ステージ天井高さ約6m
  • 定在波周波数成分;約29Hz/0.5λ、、
  • 波状上部反響板で定在波を抑止!

赤字は可聴帯域外"低周波振動障害"領域!

音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

ホール音響評価点:得点68点/100点満点中

※333席(車椅子スペースX3台含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

※前提条件 音響障害エリアについて

「以下の座席ブロック」を個々の音響障害ブロックと見做します。

  • ●メインフロアーは「平土間部」「スロープ部」を夫々別ブロックと見做します。
  • ●上層階バルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
  • ●サイドテラス(桟敷席)は各階の左右を夫々別ブロックと見做します。
  • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別ブロックと見做します。

§1 「初期反射」軽減対策評価;得点17点/配点25点

※以下詳細は第1節 「初期反射」軽減対策評価:配点25点をご参照ください。

  • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
  • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装の表装ランクを全体に当てはめます!
  • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
  • ※基礎点に音響障害客席数比率を乗じて算出します。

§2 定在波対策評価;得点35点/配点50点

※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

間口方向定在波
  • 扇形ホール・スラント設置壁以外「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
平土間部分
  • 後列段床で保護!されていない全席を定在波音響障害席と見做します。
扇形またはハノ字段床部
  • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントします。
ストレート段床部

全席定在波音響障害席と見做します。

上下方向定在波
  • 完全平土間部分上部がスラント天井がまたは波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
  • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

§3 「客席配置」に対する配慮評価;得点11点/配点20点

※以下詳細は第3節 「音響障害と客席配置」に対する総合評価:配点20点をご参照ください。

  • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
  • ※配点から障害エリア数を引いた持ち点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§4 「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5

※以下詳細は「後期残響」への配慮評価点:配点上限5点をご参照ください。

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
  • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値  version.2 revision.6 /2020.12.16

初期反射対策評価

規定により素材持ち点 22点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

基礎点B2=素材基礎点22点ー障害発生エリア数3=19点

1)ホール後端部の"釣鐘現象"音響障害席 ;9席(9席/1階Q列全席、)

2)側壁初期反射音響障害席 ;34席/1階A~N列&Q列両壁面際席、8席/2階R~U列1番&19番、)

3)天井高さ不足音響障害席;9席/1階Q列全席)

重複カウント ;ー9席

音響障害席総計;34?席

定在波対策評価

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数3=47点

1)間口方向定在波音響障害席;71席
(a)メインフロアー、各階ベランダ部分

平土間部分 37席/1階平土間A~B列全席、21席/1階スロープ前半C~M列両端席、5席/1階スロープF列全席、8席/2階ベランダ部分R~U列両端席、)

2)奥行き方向定在波音響障害席;9?席/1階最後部座席Q列全席

3)上下方向定在波音響障害席;0?席

重複カウント ;ー1席

定在波障害顕著席総計;79?席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数3=17点

眺望不良席数;0席/1階平土間中央部座席

初期反射音響障害席 ;34?席

定在波障害顕著席 ;79?席

重複カウント ;ー9席

音響障害席総計;104席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

ヤマハホールの施設データ

※以下、畳表示は中京間(0.5坪)サイズ表示です。

ホール様式

『シューボックスタイプ』

ホール様式

オープンステージ形式『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。

客席仕様

2スロープ2フロアー 最大幅約11mx最大奥行約21m、、天井高さ(最高部)約6.7m 

収容人員333席、、残響可変装置、残響可変椅子。

内訳
  • 1階席X250席;(オーケストラピット部可動床可動席X3席)、
  • 2階席X83席;多目的室は、特別室、親子室、同時通訳ブース、サブ調整室として利用可
舞台設備

※以下、畳数は全て中京間(1/2坪)サイズ表示です。

オープンステージ形式
  • 有効幅約11m、有効奥行き約6m、最高部天井高さ;高さStL+約6ⅿ、
各種・図面・備品リスト&料金表

ヤマハホールがお得意のジャンル

主にセミナー、お稽古事の発表会などに用いられ、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会、小編成の室内楽コンサートなども行われ、Jポップ関係のコンサートや、ジャズコンサート、トークショー、などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

ヤマハホールで催されるコンサート・イベントチケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

『ヤマハ銀座スタジオ』の音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら。)

天井高さ6mの立派な音楽スタジオ。ポプコンのYAMAHAらしくライブ会場としても使用できるマルチスペース。

ライブハウスにもなるレンタルスタジオ

7mX4.2mのステージが用意され、112席のスタッキングチェアーを並べて使用でき最大200名収容のライブハウスにもなるデザイン。

壁面は大型角材を隙間をあけてランダムに積み上げた横格子で表装された遮音(吸音)構造で天井は波状反響板とキャットウォークと照明ブリッジを組み合わせた最先端?の剥き出し天井(※9)デザインを採用している。

所見&総評

流石スタジオを標ぼうしているだけに、壁面の意匠等定在波には配慮してある丁寧な設えの平土間多目的スペース。

  • スタジオ;幅約9.45mx奥行約13m、床面積約122.85㎡(約74畳)天井高さ;約"6m 
  • 消防届け出収容人員Max200名/立ち見、椅子席使用時客席定員200名。
  • レンタル料金表はこちら。

ルーム音響評価点:70点

※ライブハウスが主目的?のためルーム音響評価を適用しました。

§1「定在波対策」評価点:25点/50点満点
  • ※ルーム低層部がプレーンな垂直壁で囲まれ、天井・床面を含む「並行した対抗面」が1対以上ある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
§2「初期反射」対策評価点:45点/50点満点
  • ※ルーム低層部壁面3面以上がアンギュレーションやカーテン設備などが無い「プレーンな壁面」の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

その他の付属施設

コンサートサロン

公式施設ガイドはこちら。

現在(令和元年現在)ヤマハグループの催事専用スペースのため貸し出しは行われていない!

※以下、畳表示は中京間(0.5坪)サイズ表示です。

1フロアーのオープンステージ形式平土間ミニコンサートホール

94席のスタッキングチェアーを用いて小サロン(ミニコンサート)も開催できる、平土間多目的スぺース。

兵庫県芸文神戸女学院小ホールに近い表装で

約3.8mの高い天井に長形が基本だが、ホールと違って内装は兵庫県立芸術文化センター ・神戸女学院小ホール(※ホール音響ナビはこちら)に近い表装の壁面で、凸面に成型した緩やかにラウンドした木質グルービングパネルを更に内傾スラントさせて表装してあり、定在波の発生に対処している。

更に天井は凸面上の同心円の木質反響板を下面にセットした、構造体シーリング剥き出しの流行の手法を用いている。

所見&総評

総評

イヤー、ショールームにふさわしいい丁寧な設えの「平土間音楽サロン」である。

ルーム音響評価点:99点

※平土間マルチスペースなのでルーム音響評価を適用しました。

§1「定在波対策」評価点:19点/50点満点
  • ※ルーム低層部がプレーンな垂直壁で囲まれ、天井・床面を含む「並行した対抗面」が1対以上ある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
§2「初期反射」対策評価点:50点/50点満点
  • ※ルーム低層部壁面3面以上がアンギュレーションやカーテン設備などが無い「プレーンな壁面」の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

ヤマハ銀座スタジオがお得意のジャンル

Jポップ関係のライブや、ジャズコンサート、落語・演芸寄席、トークショー、などの色物などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体も利用している。

またパーティー・レセプションなどの会場としてもつかわれている。

ヤマハ銀座スタジオで催されるコンサート・イベントチケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

その他の付属施設

コンサートサロンの施設データ

※以下、畳表示は中京間(0.5坪)サイズ表示です。

ホール様式

平土間平土間多目的イベントスペース

客席仕様

1フロアー 最大幅約?m、天井高さ(最高部)約?m 
収容人員94席(スタッキングチェアー)、フローリング

コンサートサロンがお得意のジャンル

主にYAMAHA主催セミナー、講演会、お稽古事の発表会などに用いられ、またパーティー・レセプションなどの会場としてもつかわれている。

デジタヌの豆知識

ヤマハ銀座ビルへのアクセス
もよりの駅

東京メトロ銀座線/丸ノ内線/日比谷線 「銀座」駅A3出口より徒歩4分
※A3出口は、工事に伴い閉鎖中です。A2出口をご利用ください。
閉鎖期間:2018年4月7日(土)~2019年2月予定
JR線・都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋」駅より徒歩7分
都営地下鉄浅草線・東京メトロ日比谷線 「東銀座」駅より徒歩7分

マイカー利用の場合

関係者以外・部外者の駐車はお断りしています!公共交通機関をご利用ください!

ヤマハ銀座ビルのこれまで

敗戦後の1951年12月に初代竣工、ヤマハ銀座店としてオープン、当初よりヤマハホールも備えていた。

2007年1月5日に閉館、その後解体されたが、別館建設予定の隣接地の取得交渉がこじれ更地のまま約1年間放置?

約1年の計画保留の後に2010年2月26日に開館・開業。

参照欄

※1、定在波に関する解説記事 『定在波』とはこちら

※2、第1章 初期反響エコーと後期残響は別物 はこちら

※3、「過剰な残凶?」で起こる音響障害『ホール酔い 現象 とは?』はこちら

※4、関連記事『永田音響設計は神ではない!はこちら

※5 「欧風シューボックスホールに見掛け倒しが多い理由!とは...」はこちら。

※6、関連記事『老ホール に朗報 預言者 YAMAHA 現る!』はこちら

※7、新 建築音響測定法 《レヴュー 2018》コンサートホールの『音響測定』についての提案 はこちら

※8 我が庵のエントランスホール自慢はこちら。

※9、「剥き出し天井」の効果についての詳述は第7節ホール構造体剥き出し天井の音響効果 をご参照ください。

 

公開:2019年7月19日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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