音・道・楽・人 分室『旅するタヌキ』

Bunkamura 《ホール 音響 ナビ》オーチャードホール ってよく聞くけど...どんなホール?

,

オシャレで全席当たりはずれのない音響?のホールとして東京でサントリーホールと人気を2分する芸術ホール。

23区内に次々と音楽専用ホールが建設され、開館当時ほどの魅力を失っては来たが、その後現れた数多くの「多目的ホール」に数多くの「重要なヒントとデザイン手法」の影響を与えたエポックメイキングなホールであるが...

同時に、見かけだけまねた"まがい物いホール"(※01)を全国に繁茂!させるた罪深いホールでもある。

参※01)当サイト関連記事 『建築音響工学総覧 』第8巻 奇妙奇天烈 奇怪 面妖 摩訶不思議 な "迷ホール!"はこちら。

Bunkamura のあらまし

国内初の「完全シューボックスデザインの多目的芸術ホール『オーチャードホール』、有名タレント御用達の都内きってのプレミアム演劇小劇場「シアターコクーン」、

渋谷初のシネコン「ル・シネマ1・2」を備えた複合文化施設。

Bunkamuraのロケーション

  • 所在地  東京都渋谷区道玄坂2-24-1

渋谷駅の「ハチ公口」から西へ、センター街を右に望みながら、「109」前の道玄坂下交差点を右方向へ、ヤマダ電機、MUGAドン・キホーテ等の立ち並ぶ坂道をのぼった正面東急百貨店本店の裏側がBUNKAMURA。

近くには、東急ハンズ、ロフト、西武A・B両館、クラブクアトロ、等若者文化を象徴する施設群、2本離れた井の頭通りを上り詰めると、NHKホールのあるNHK放送センター、代々木公園へと繋がる。

ショッピング、娯楽、文化。スポーツに渡る一大インタラクティブ・アミューズメント・エリアの中にある。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

Bunkamuraへのアクセス

  • ■JR線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分
  • ■東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分
  • ■東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」3a出口より徒歩5分

Bunkamuraの施設データ

  1. 所属施設/所有者 Bunkamura。/東急。
  2. 指定管理者/運営団体 株式会社東急文化村。。
  3. 開館   1989年
  4. 内装(音響マジック) 永田音響設計

付属施設・その他

  1. 付属施設 ザ・ミュージアム、ギャラリーなど。
  2. 施設利用(利用料金等)案内 。

音響工学から眺めた『 オーチャードホール 』のデザイン

(公式施設ガイドはこちら)

国内初の「シューボックススタイル」のプロセニアム形式多目的ホール

オーチャードホールは、1982年登場の「ザ・シンフォニーホール」(※ホールNaviはこちら)に続きシューボックス型を採用した国内最大規模の多目的ホール。

ザ・シンフォニーホールはシューボックスといっても変形してあるので、正しくこちらが「元祖シューボックスホール」と言っても差し支えない。

ウィーンのムジークフェラインザールやアムステルダムのコンセルトヘボウに迫る「響き」を売りにしている「元祖靴箱音楽堂」で、全国に"模造靴箱"を繁茂させたある意味"罪作りなホール"!

総評

その後現れた数多くの「多目的ホール」に数多くの「重要なヒントとデザイン手法」の影響を与えた"エポックメイキングなホール"だが...

同時に、見かけだけまねた"まがい物いホール"(※11)を全国に繁茂!させた罪深いホールでもある。

両側壁が完全平行の垂直壁であるために、定在波の影響を予測してハノ字段床による回避策と、縦格子で表装した吸音側壁で対処してあるが...

※クリックすると拡大画像になります

standing_wave3.jpg

さらにはメインフロアー両サイドテラス部と2階両サイド1~16番、同じく3階1~11番席を斜め配置としなかった点も気がかり(首が疲れる?!)

「シューボックスホール」は音響面で難しいといわれる典型だろう。

参※11)当サイト関連記事 自画自賛『 ラーメン店と コンサートホール 』の共通点!?はこちら。

参※12)当サイト関連記事   第1節 扇状段床座席を用いたホール横断定在波の障害回避策はこちら。

所見

以後のプロセニアムタイプ多目的ホールに多大なる影響を与えた、数々の新機軸!

巨大な三重構造の自走式重量級反響板

ホールご自慢の自走式の「重量級バルクヘッド(隔壁)タイプ反響版」でプロセニアムと密着してホールと一体化したセミオープンステージのシューボックスコンサートホールに変身するデザインの元祖的存在。

但し当初は「オペラカーテン併用の固定プロセニアム設備」だったので、プロセニアム密着タイプではあるが最近のホールのように、"完全オープンステージ"にはならなくて、額縁(プロセニアム)で縁取られた段差のある開口部を持つ"セミ・オープンステージ"タイプとなっている。

※フェスティバルホールのホールNaviはこちら

2段階に拡張可能なエプロンステージ

2段に拡張可能なエプロンステージにも設定できる広大なオーケストラピット。

久々のバイロイト祝祭劇場お引越し公演が"こけら落とし"だったこともあり、

開館当時としては約120㎡(約72.5畳)の広いオーケストラピット(エプロンステージ)を有している。

垂直壁面に数々の趣向

各フロアー共に客席側壁は横桟をあしらった木質のプレーンな垂直パネルで表装されており、「壁面御法度」(※11)のひとつ「垂直壁」を売りにしている!?

この点がこのホールの一番罪作りな点!

メインフロアーサイドテラスも含め、すべてのフロアーの"軒先"はプラスターボード(※12)製の反響パネルで表装されている。

参※11)当サイト関連記事 第2節 ホール内壁から「対抗する並行面」は完全に無す!はこちら。

※12、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

上層部

最上層部5層目には飾り柱、「段付きプロセニアム(額縁)」で縁取りしたキャットウォーク、同じく4層目に飛び出した装飾テラス(特設照明テラス)など、これらの装飾は「豊かな響きに繋がる音響拡散体」(※13)としての重要な働きをしている。

参※13)当サイト関連記事 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体"はこちら。

高さ約20mの高い天井

比較的大きなピッチの「組格子」で構成された「格天井」(※14)で前出の「装飾壁」とともに豊かな後期残響の源となっており。

更にフラップ状の多段の木質反射フードを備えたモダンなシャンデリア?を左右に4か所計8か所設置し、音響拡散体(※15)として積極的に用いている。

6列目までの平土間(&エプロンステージ)上部はプロセニアム上縁に設置されたコーナー反響板とプロセニアム照明用の窪み配置で抑止している。

参※14)当サイト関連記事 第2項 格天井の音響効果はこちら。

参※15)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

特異なバルコニー配置

最近では階下へのオーバーラップ(覆い被さり)を小さくするために、上層部バルコニーは階下のホール外のホワイエの上部迄張り出したデザインが多いが、当ホールは3階大向こう席の、視認性確保のために、逆に2・3階バルコニーの奥行きがメインフロアーの約35.3mから座席にして2列約2.3mほど詰められて約33mと短くなっている。

メインフロアーでは28列~38列までの11列が、2階バルコニー二では全席が上部バルコニーに隠れるが、ご自慢の20mの天井高さを利して、各フロアー共に天井が迫っているようには感じさせない!

暴挙!に対する"所感"

定在波の悪用でホール後端での音圧不足増強を狙う?

残念ながら1階両サイドテラス席と2・3階バルコニー大向こう客席には「背後壁」が迫っているが、それ以外は客席ほぼ全域にわたり「壁際には通路」(※11)が配置されており、2・3階バルコニー席は5本通路で直方体に付き物の定在波対策(※12)を狙ったようだが...

※クリックすると階大画像が見られます。

standing_wave.jpg

定在波は通り過ぎていく音波では無いので、全く効果はありません!

当時から「定時波の正体」(※13)は「音圧変調停留域」であり、別の見方をすればBad modification(改悪)!を行う「音響改悪ゾーン!」といえるので、"悪用して音響改善を狙うことなど無謀な企て(※14)"としか言いようがありません!

N田音響設計がデザイン(音響設計)するホールは、ほんの一握りの"例外"(※15)を除いて、定在波無視!音響拡散体で厚化粧した「大年増残化粧ホール」が多い。

参※11)当サイト関連記事 第1節・基本則 壁際に席を押し込むな! 客席周辺壁際は通路に はこちら。

参※12)当サイト関連記事    第1項 通路配置による定在波障害目晦まし策?はこちら。

参※13)当サイト関連記事  第1章 standing wave(定在波)は音波とは異なる物理現象!はこちら。

参※14)当サイト関連記事  エピローグ 定在波は味方?に出来ない!はこちら。

参※15)当サイト関連記事 いわきアリオス 《 ホール 音響 ナビ 》はこちら。

2011年7月の 改装工事

可動プロセニアムへの改装

ステージ間口14.6mから16.4m、高さ10~7.3m(16.4m)とオペラから「伝統芸能」に至るまではば広く対応できるステージとなった。

※注1、但し開館当時は主にオペラ公演とオーケストラ公演を意識した間口16.4m、高さ16.4mの固定プロセニアムで、オペラカーテンを併用しその後の改修でオペラカーテンを吊り下げ型の上部サブプロセニアムとスライド型のサイドサブプロセニアムに換装した模様。

※注2、開館当初から可動プロセニアムを採用した例としては、1994年開館の公設施設「ティアラこうとう」(※ホールNaviはこちら)が国内初となり、商業ホールとしては1997年2月26日開館の大阪松竹座(※ホールNaviはこちら)が最初となる。

同じく改装工事で1階平土間中央部が千鳥配列座席になるなど、「お客様へのサービス向上」も忘れていない。

定在波対策に対する考察

通例通りのメインフロアー前半

1階サイドテラス席背後壁は一尺x1間幅(約0.3mX1.82m)のパネルを鎧張り(※17下見板張り)してアンギュレーション設置にしてあるが、定在波さんから見れば凹凸は無いに等しく多少の「音響拡散効果」はあっても健康被害に結び付く可聴音域外の低周波振動には全く効果がない!

また後半スロープ部の側壁最下層客席回りの一部を「音響グリッドで表装した吸音壁」(※19)として、初期反響を緩和と高次定在波の滞在時間抑制に努めている?が、

...この程度の吸音壁では健康被害に通じる低周波振動成分(※20)は抑止できない!

参※17)当サイト関連記事 『第1目 30cm幅以上の帷子張り(下見板張り)の効果 はこちら。

参※18)当サイト関連記事    第2項 幅1間(約1.81m)以上のフラットパネルの屈曲設置効果はこちら。

参※19)当サイト関連記事   第1節 吸音壁で初期反響を押さえて定在波を抑制する手法はこちら。

参※20)当サイト関連記事   第2節 ミステリーゾーンで起こる最悪の音響障害「低周波振動健康被害!」はこちら。

詳しくは当サイト関連記事 第2節 平行する壁面間で起こるエコーが原因 をご参照ください。

※詳しくは当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害!をご参照ください。

※まあチケット購入時には、以下の"原点席"のチケットを購入しなければ良い訳で...

詳しくは当サイト関連記事 第2節 平行する壁面間で起こるエコーが原因 をご参照ください。

※クリックすると階大画像が見られます。

standing_wave.jpg

※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

※黒字はトリガーとなる楽音(音色)に含まれている高調波成分。

※カッコ()内は大太鼓などの鳴り物以外ではトリガーとなる振動が生じない数値。

赤字は健康被害を生じさせる可聴帯域外"低周波振動障害"周波数成分!

青色は、使用パネルのアンギュレーションで抑制(散乱拡散減衰)可能な周波数成分

※詳しくは当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害!をご参照ください。

1階メインフロアー
  • サイドテラス背後壁&ホール後半スロープ部;壁面高さ約1.8~約2.5mX約30m
  • 有効反射周波数:1.8mの20λ  19.4Hz!
  • 推定間口約22m 
  • 定在波周波数成分;(約7.9Hz/0.5λ)約15.8㎐/1λ、約23.8Hz/1.5λ、約31.7Hz/2λ、
2階バルコニーテラス席
  • サイドテラス背後壁&ホール後半スロープ部;壁面高さ約1.8~約2.5mX約30m
    有効反射周波数:1.8mの20λ  19.4Hz!

  • 推定間口約21m
  • 定在波周波数成分;(約8.3Hz/0.5λ)約16.6㎐/1λ約24.9Hz/1.5λ、約33.2Hz/2λ、
ホール後半テラス・バルコニー側壁;
  • 推定間口約22m
  • 定在波周波数成分;(約7.9Hz/0.5λ)約15.8㎐/1λ約23.7Hz/1.5λ、約31.6Hz/2λ、
3階バルコニーテラス席
  • ホールテラス・バルコニー側壁;推定幅約22m(想定定在波約7.9z/0.5λ28℃)
奥行き(D)方向定在波
  • 奥行き約35.5m;(約5Hz/0.5λ)、約10Hz/1λ、
  • ※各フロアー共にホール後部は比較的急峻なスロープで、かつ各フロアー共に、音響格子の下見板張り+吸音・遮音壁構造としており、2.3階バルコニー大向こう背後壁面にはアンギュレーション処理も施されているので、高次の定在波成分は生じていない?とした。
上下軸(h方向)定在波
  • 最高部天井高さ約20m;
  • 定在波周波数成分;(約7.2Hz/0.5λ),約17.4Hz/1λ、※天井は格天井で基本最後部もフラットパネルであるがプロセニアム上縁はスラントしたコーナー反響板で、平土間部分(エプロンステージ&オーケストラピット部)が覆われており、抑止されているので。音響被害は無いとした。

音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

ホール音響評価点:得点66点/100点満点中

※2150席(車椅子スペース含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

※前提条件 障害エリアについて

「以下の座席エリア」を個々の障害エリアと見做します。

  • ●メインフロアーは平土間部・スロープ部、左右サイドテラス(桟敷席)を夫々別と見做します。
  • ●上層階はバルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
  • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別エリアと見做します。

§1 「初期反射」軽減対策評価;得点18点/配点25点

  • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
  • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装表装ランクを全体に当てはめます!
  • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§2 定在波対策評価;得点35点/配点50点

※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

間口方向定在波
  • スラント設置壁(および1.8m幅以上のアンギュレーション設置)以外の「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
平土間部分
  • 後列段床で法語!されていない全席を定在波音響障害席とする
扇形またはハノ字段床部
  • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントする。
ストレート段床部

全席を定在波音響障害席とする。

上下方向定在波
  • 完全平土間部分上部の天井がスラント設置または波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
  • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

§3 「客席配置」に対する配慮評価;得点8点/配点20点

  • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§4 「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
  • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値 version.2 revision.5 /2020.11.20

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

初期反射対策評価

※低得点表装プレーンな木質プレートの箇所が認められたので規定により素材持ち点 20点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

基礎点B2=素材基礎点20点ー障害発生エリア数1=19点

1)側壁初期反射障害席 ;0?席

2)背後壁初期反射障害席 ;0?席

3)天井初期反射障害天井高さ不足席;40?席(3階大向こう5列全席)

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;40?席

定在波対策評価

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数10=40点

1)間口方向定在波音響障害席;
(a)メインフロアー、各階ベランダ部分

平土間部分 36席/1階スロープ前半19列全席

、28席/1階スロープ後半38列全席、36席/1階スロープ後半20

から28列両袖席全席、14席/2階ベランダ部分1~7列両袖席、10席/3階ベランダ部分1~5列両袖席、

(b)サイドテラス(桟敷)部分

6席/1階右サイドテラス全席、12席/1階左サイドテラス全席、26席/2階右サイドテラスR1~R11列壁側袖席全席、26席/2階左サイドテラスL1~L11列壁側袖席全席、22席/3階右サイドテラスR1~R13列壁側袖席全席、22席/3階左L1~L13列壁側袖席全席、

2)奥行き方向定在波音響障害席;0?席

3)上下方向定在波音響障害席;0?席

重複カウント ;ー2?席

定在波障害顕著席総計;236?席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数10=10点

眺望不良席数;0席/1階平土間中央部座席全席千鳥配列済!

初期反射音響障害席 ;40?席

定在波障害顕著席 ;236?席

重複カウント ;ー4席

音響障害席総計;272席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

オーチャードホールの施設データ

ホール様式 

プロセニアム型式多目的ホール。

客席仕様

3スロープ3層 最大幅約22mx最大奥行約35.5m、天井高さ(最高部)約20m 
収容人員2,150席、(車椅子用スペースX6台分12席、含む、)フローリング、

  • 1階席X1,424席;可動席(オーケストラピット部可動床可動席X222席、車椅子用スペースX6台分12席、照明・PAオープンコントロールブース部36席含む)1階テラス席(桟敷席)X12席、1階平土間中央部千鳥配列、
  • 2階席X410席;2階サイドテラス席(桟敷席)X122席、
  • 3階席X316席;、3階サイドテラス席(桟敷席)X118席、
  • ※座席表はこちら。

舞台設備
プロセニアム形式(常設脇花道付き)
  • 有効幅約16.4mx有効奥行き約16.5m、
  • 可動プロセニアムアーチ:間口約14.4~16.4m、高さ約7.3~10m(16.4m)、ブドウ棚(すのこ)高さStL+約24.6m、
反響板設置時;

プロセニアムアーチ:間口約16.4m、高さ約16.4m、有効最大奥行き約17.6m/ひな壇後縁→舞台前縁埋め込み照明、

  • 拡張舞台(エプロンステージ);可動床・可動客席(客席ユニット・ワゴン床下収納システム)オーケストラピット&エプロンステージ迫り;最大幅約18.9m最大奥行約6.8m有効面積約120㎡;約72.5畳、
その他の設備 
  • 主催者控室、スタッフルーム、バス・トイレ付特別個室X4室、控室小(トイレ洗面付き)X1、中控室(洗面付き)X2、大控室(洗面付き)X3、男女別シャワー室付きリハーサル室W16.1mxD12.6mxH5.0m有効面積202.9㎡(約122.5畳)、クローク、ビュッフェ他

オーチャードホールがお得意のジャンル

サントリーホールと並び東京屈指のコンサートホールとして、海外招聘メジャーオケも含め、年間を通じ数多くのクラシックコンサートが開催されている。

オーチャードホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

★『シアターコクーン』の音響デザイン

公式ガイドはこちら

また、優れた舞台機構をもち、音響、照明設備も充実。さらに舞台面と客席の一部が可動式になっているため、自由な発想を生かした、さまざまな舞台づくりが可能です。<公式サイトより引用>

オーチャードホール同様に1階フロアー両測に桟敷席を配したホール。

壁面と天井とのコーナーに、コーナー反響板を設けるなど、オーチャードホール同様に丁寧な作りのホール。

ホール音響評価点:74点

内訳

定在波対策評価点:20点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:20点/20点満点

客席配置 14点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、)

シアターコクーンの施設データ

  1. ホール様式 』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2スロープ3フロアー 収容人員 総客席数747席、1階桟敷席、2・3階テラス席
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ、スブドウ棚(すのこ)、可動反響版、オーケストラピット(可動床)、
  4. その他の設備 、楽屋x、

シアターコクーンがお得意のジャンル

主に月替わりで東京・日本を代表する演劇グループのロングラン興業が行われている。

シアターコクーンの公式Webサイト&公演チケット情報

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

その他の付属施設

ル・シネマ1・2

ル・シネマ1(150席)および、ル・シネマ2(126席)の2館があり、定員制・入替制を導入している。

デジタヌの豆知識

オーチャードホールこれまでの歩み

1967年、、渋谷区立大向小学校跡地に東急百貨店本店(東急本店)が開店。

1989年9月3日 - サントリーホールに遅れること3年の日本初の大型の複合文化施設として渋谷にオープンした。

こけら落としは、1967年の大阪国際フェスティバル以来23年降りとなった「バイロイト音楽祭日本公演」で華々しく飾られた。

2011年7月4日 - 改装工事のため休館。
2011年12月23日 - リニューアルオープン。

デジタヌの思い出

小生の務めていた某外資系企業の本社は道玄坂にあった、1978年の入社以来1996年の退職まで18年間道玄坂の変遷を眺め、特に1992年から1996年退職までの4年間は本社勤務で日々変化する道玄坂を目の当たりにしてきた。

渋谷駅周辺は繁華街であると同時に、文化ゾーンでもあり、壮大な「インタラクティブ・アミューズメント・エリア」と言えよう。

大晦日恒例の「東急ジルベスターコンサート」

その中でもNHKホールで開かれる「紅白歌合戦」と、オーチャードホールで開催される「東急ジルベスターコンサート」は大晦日の2大音学イベントとなっている。

日本の多目的音楽ホールデザインにおけるエポックメイキング的施設

東京に次々と音楽専用ホールが建設され、開館当時ほどの魅力を失っては来たが、オーチャードホール登場以降現れた数多くの「多目的ホール」に数多くの「重要なヒントとデザイン手法」の影響を与えたエポックメイキングなホールであり、これからもクラシック音楽の殿堂であり続けて頂きたい。

 

公開:2017年9月 8日
更新:2021年1月16日

投稿者:デジタヌ


東京藝術大学 奏楽堂 《 ホール 音響 ナビ 》 TOPティアラこうとう 《 ホール 音響 ナビ 》


 

 

 



▲このページのトップに戻る
▲東京都 の劇場 コンサートホール 音響ナビへ戻る

 

ページ先頭に戻る