狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

フェスティバルホール /大阪市内《ホール音響Navi》

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嘗ての全国クラシックファンの巡礼先は今...へぼ楽師?の実地見分

旧フェスティバルホールがあった新朝日ビルディングと四津橋筋を挟んだ粗面西側 旧大阪朝日ビル・朝日新聞ビルを解体し、それぞれ中之島フェスティバルタワー、中之島フェスティバルタワー・ウエストとして専用連絡地下道で一体化した複合商業施設の中にある。

かつて、バイロイト歌劇場のお引っ越し公演を行ったり、ザシンフォニーホール(※ホール音響ナビはこちら)が誕生するまでは在阪オーケストラ、外来オーケストラの近畿における殿堂でもあった。

2008年末に初代が閉館し4年の歳月をかけて2012年12月に初代と同じ住所に建設された「中之島フェスティバルタワー」のなかに2代目がオープンした。

前節 都会の秘境?にあるフェスティバルホール

所在地  大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号

Official Website http://www.festivalhall.jp/index.html:

大阪の「へそ」中之島には、高等裁判所、日本銀行大阪支店、大阪市役所、大阪市公会堂、大阪市役所、大阪府立中之島図書館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪市立科学館、グランキューブ大阪、朝日新聞社、関西電力大阪本店、リーガロイヤルホテルなどの公共施設・文化施設・高級ホテル、マスコミの本社などがひしめいていますが...

中之島の一角にあるフェスティバルタワー東館の1階から7階を占めているのがフェスティバルホール。

フェスティバルホールへのアクセス

以下をご覧の通り、兵庫県立芸術文化センターなら大阪(梅田)駅から楽勝で自分の席に着ける15分では到底無理な都会の秘境?にある。

  • 阪急電車梅田駅中央改札口より 徒歩約 21分!/1.4㎞!

※兵庫県立芸術文化センター(※ホール音響Naviはこちら)ならこの時間でホール座席に着座できます!

  • 大阪メトロ「梅田駅南改札口」より徒歩17分/1.1㎞
  • 大阪メトロ「東梅田駅南改札口」より徒歩17分/1.1㎞
  • JR大阪駅西改札口 より徒歩約15分/1㎞
  • JR東西線北新地駅 西改札口より徒歩約10分/700m
  • 阪神電車梅田駅西口改札口より 徒歩「12(じゅうに)分!」/900m
  • 地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅下車喜多川改札ぐち4番出口経由 約2分/170m
  • 京阪中之島線「渡辺橋」駅下車改札口より12番出口経由約3分/190m

交通弱者に耳寄り情報!

ご覧の通りもっとも近いのが京阪電車中之島線であるが大阪メトロ肥後橋駅「改札愚痴?」よりは可成り離れており、(小生も含めて)お年寄りや体の不自由な方、いわゆる交通弱者にとってはハードルの高い施設でもある!

...しかし「大阪シティーバス」が力強く「サポート」してくれている!

大阪駅南バスターミナルから

53系統「船津橋」方面「大阪駅前」バスターミナル発車時刻表はこちら。

中之島フェスティバルタワー・ウエスト北側の53系統「渡辺橋」停留所下車約3分/190m

帰り大阪駅方面バス発車時刻表はこちら

なんば高島屋前バスターミナル~

「なんば」8系統・高島屋前バスターミナル発車時刻表はこちら

ホール真向いにあるフェスティバルウエストタワー真正面には、8系統「フェスティバルホール前」停留所(時刻表名は渡辺橋)(8系統フェスティバルホール前大阪駅方面発車時刻表はこちらがあり、エレベーター・エスカレーターが完備されたフェスティバルウエストタワーからは地下通路で繋がっており、交通弱者に取ってはありがたたい助っ人である。

フェスティバルホールが得意のジャンル

大阪フィルハーモニー交響楽団

現在、創設以来朝日新聞グループと深い関係にある、大阪フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズに使用している。

大阪駅(梅田駅)から至便の近隣都市にコンサートホールが続々と誕生した今となっては、主にポップス関係のコンサートが年間を通じて数多く開催されており、懐かしの一寸前までの元アイドル歌手の「ワンマンショーの舞台」がおもな用途となり「大阪の叔母ちゃま方」の第二の「新歌舞伎座」(※劇場ナビはこちら)となっっている。

フェスティバルホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

フェスティバルホールの施設データ

  1. 所属施設/所有者 中之島フェスティバルタワー/朝日ビルディング
  2. 指定管理者/運営団体 朝日ビルディング
  3. 開館   2012年
  4. 内装(音響マジック) 永田音響
  5. ホール様式 『扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。

    客席天井高 20m(最高部)
    客席幅 31m(1階席最大)、38.8m(2階席最大)、42.5m(3階席最大)

客席 

形式 3フロアー、2階バルコニー、3・4階サイドバルコニー・桟敷席有り、フローリング床

最大幅1F;31m、2F;38.8m、3F;42.5m

プロセニアム形式標準仕様;2,700席、*オーケストラビット内176席含む

オーケストラピットorエプロンステージ使用時:2,524席(仮設補助席含む)*車椅子 30席含む
1階:1,544席/BOX席81席含む標準仕様、1570席/オケピット使用時、仮設補助席込み
2階: 576席/バルコニーBOX席含む標準仕様、590席バルコニーBOX席含む /オケピット使用時バルコニーBOX席、仮設補助席込む
3階: 580席/バルコニーBOX席含む標準仕様、592席含む /オケピット使用時、バルコニーBOX席、仮設補助席込む

  • RH-60dB残響測定時間 満席字;1.8sec. 空席字;2.2sec.
舞台設備 
  • 奥行き(主舞台先~柱)24.3m、(主舞台先~ホリ幕) 19.4m
  • 主舞台;可動プロセニアムアーチ;間口:30m  高さ:12.6m (反響板設置時間口:24.5m(可変)  高さ:12.6m)道具迫り付き、ステージ高さ、Fl+90㎝、
  • 上手袖舞台 ;幅:19.4m 奥行:18.8m(最小部)、25.3m(最大部)、有効面積:455㎡
  • 下手袖舞台 ;幅:14.8m 奥行:19.6m(最小部)、21.4m(最大部)、有効面積:305㎡
  • 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら
各種・図面・備品リスト&料金表

付属施設・その他 

館内付属施設 
  • 館内施設;楽屋x19、ホワイエ、エントランスロビー、ビュッフェ、リハーサル室、多目的室x3、ホワイエ、コインロッカー等。

施設利用ガイド

所見 音響工学から眺めたフェスティバルホールのデザイン

※以下は2018年9月15日の実地調査?(コンサート鑑賞)に基づいて加筆・修正を加えた音響レポートです。尚当日の聴取位置は3階2列10番席でした。

公式施設ガイドはこちら

初代以来、収容人員2700名/プロセニアム形式※を誇る「大規模多目的ホール」だ。

※反響板+エプロンステージ使用セミオープンステージコンサートホール仕様時2542席。

可動プロセニアムと重量級大型反響板

ステージ反響板は流行りの自走式ではないが「ホール内と同意匠」の大型重量反響板で、可動プロセニアム(&可動脇花道背後壁)と連携しホールと一体化しオープンステージコンサートホールと同様の音響効果が得られる流行の手法。

但し収容人員2700席に拘ったために、問題を残すこととなった部分も見受けられるが、ポップス系のミュージシャンからは、「声が良く通るホール」として評判が良い。

広くなった脇舞台

脇ステージが狭かった、初代はオペラ・バレエ・演劇公演で大きな舞台装置を必要とする舞台転換を用いる演出ができなかったが、脇舞台を拡張し、「スライディングステージ設備」も備えたことにより、大掛かりな舞台装置を使用した出し物が可能となった。

伝統の扇形プロセニアム型多目的ホールを継承

全体の平面形状はわずかに広がっていく扇形のフロアー構成を採用している。

4階吹き抜け高さ20mのとてつもなく高い天井

4階から7階までの4階吹き抜け相当でメインフロアー平土間部分から天井最高部までの高さがオーチャードホール(※ホール音響Naviはこちら)と同じ20mも有る。

扇形配列の座席配置で定在波障害から客席を守る?

1階後半・2階フロアーの両側壁が垂直完全平行のプレーンな垂直壁でこの部分では「ホール横断定在波」(※1)が発生しているが、とてつもなく横幅が広いので、定在波の基本周波数成分は十分に低く、オルガンの無い当ホールでは、めったなことでは生じない!更に定在波の高調波成分も木質グルービング材(※2)のおかげでエコー(初期反響)(※3)も小さく長い壁間距離で減衰して発生しずらい?

更にフェスティバルホールの伝統である、「扇形客席配列」(※4)で「緩やかな谷間」を創出して、殆どの座席では着座位置(耳の高さ)での定在波障害を回避している。

1階席最大客席幅 31m;半波長定在波周波数成分 約6.1Hz(約17Hz/1.5λ、

2階席最大38.8m;半波長定在波周波数成分 約4.5Hz(約13.5Hz/1.5λ、

3階席最大42.5m;半波長定在波周波数成分 約4.1Hz(約12.3Hz/1.5λ、

赤字は健康被害(※5)につながる可聴音域内重低音。

参※1)当サイト関連記事  第1章 standing wave(定在波)は音波とは異なる物理現象!

※クリックすると階大画像が見られます。

standing_wave.jpg

参※2)当サイト関連記事 手法1 「グルービング(溝)加工」をほどこした壁面用パネル  はこちら。

※3、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

参※4)当サイト関連記事  第1節 扇状段床座席を用いたホール横断定在波の障害回避策

※クリックすると拡大画像になります

standing_wave3.jpg

参※5)当サイト関連記事  第2節 ミステリーゾーンで起こる最悪の音響障害「低周波振動健康被害!」はこちら。

最前列から5列目迄は平土間になっている1階メインフロアー

最前列から5列目(内4列はオーケストラピット・エプロンステージ部分)迄が平土間で6列目から14列までが緩やかな扇形スロープ途中通路を挟んでBoxA・C・E段から大向31列までが緩やかなスロープの扇形段床となっている。

ハノ字配置の常設脇花道(&背後壁面)

メインフロアー前半中央通路までの側壁はハノ字に開いた扇形で定在波は全く生じない!

※画像をクリックすると拡大できます。

echo2.jpg

完全並行部分を多く持つメインフロアー後半部分

緩やかな勾配のメインフロアーはステージ反響板から続く台形部分に長型を継ぎ足したようなデザインで、メインフロアー後半では両側壁は完全に並行している!

ホール幅 31m;を生かして52席が配置されている。

1階大向こうにはVIPルーム、親子室、複調整室(レコーディング・ミキシングルーム)、同時通訳室等に利用可能な多目的室が設けられており、全面ガラス窓は上反スラント設置して客席への初期反響への配慮がみられる。

2階フロアー

両翼からサイドテラス席が前方に張り出した2階バルニー席は最大幅約39mあり最大64席が扇形段床上に配列されている。

両翼から伸びた前半サイドバルコニー席を持つバルコニー席部分はハの字状に広がっているが、バルコニー本体両側壁はメインフロアー同様にこちらも完全並行壁面!、

2階大向こう背後2階大向こう背後にも4室の多目的室が設えられ、中央部分の2室が映写室、照明・音響調整室として使われている。

ハの字に広がった3階扇形フロアー

眺望確保のために急峻な勾配!を持つ最上層3階バルコニー部は最後列と通路上の補助席以外の両側壁は並行していないほぼ完全な「ハの字に広がった扇形フロアー」となっている。

最大幅は何と42.5m最大客席72席を扇形段床上に配列している。

両サイドには通路は設けられていないが、台形壁際に扇型座席配置なので、壁面との間に一席分程度の空隙がある部分と、そうでない列が混在して5・7・8番列は壁際席となっており初期反響障害を受けている。

最後部大向こう通路の両脇に9列として補助席が14席設定されているが、天井部分が約2.3mと迫っており、あまりお勧めはできない。

特徴あるサイドバルコニー席

両側壁に其々2席のロマンスシート?を備えた天井桟敷バルコニーが2階に3棚、3階に8棚設えられ其々2・3階のサイドホワイエから専用のサウンドロックを通ってアクセスできるように配置されている

最上段のLBB・RBBのHバルコニー都合4席は真下の1階フロア面から約16mもあり高所恐怖症の小生はとても座りたい気持ちにはなれない高さである。

更に3階大向こう通路部同様に天井も迫っている。

全フロアーに共通した中央部の変則千鳥配列

このホールでは最大幅部分の座席数は各列同じで、中央部分を千鳥配列座席とするために通路部のみクランクさせている。

帷子(かたびら)風壁面の秘密!

客席周辺壁面は基本、「縦桟」を配した木質パネルで、中層部・最上層部に永田音響設計お得意の帷子(かたびら)風の山形木質中空ブロック配置し、音響拡散体(※6)として配置して、一部は後述する「空調吹き出し口」にも流用している。

この帷子風の壁面は、定在波対策というよりは、壁面近傍での「釣鐘効果(※99」対策がメインで、この表装によって巨大なホール空間の隅々までフルオーケストラの迫力ある音響を響き渡らせる事に成功している!

参※6)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

参※99)当サイト関連記事 『第2節 定在波音響障害とよく似た釣鐘現象 はこちら。

フェスティバルホールの「証し」大型木質天井反響板

更には初代からデザインを引き継いだ木製の大型天井反響板を使用し、フロアーとの平行面を無くすように配慮しホール高さ方向の定在波を完全に駆逐している。

各フロアー・ホール出入口の変則的配置

1階メインフロアーの1番を出入口を除きすべて、ホール後方の「ホワイエ」側出入口ドアから入室する形で、通常のホールに見かける各フロアー中央通路の側壁側の出入り口が配置されていない!

為に、3階バルコニーは急峻な階段を降りることになる!

その為に座席間に設けられた4か所ある通路の最前部には「転落防止用の可動柵!」が設けられている。

(正直、高所恐怖症の小生には、終演後の「登りが辛かった!」)

バルコニー軒先を短くして階下への影響を改善!

2代目は、断面図(はこちら)をご覧いただけばお判りのように、階下へのオーバーラップが少なくなり、天井(軒下)の階下に対する音響的悪影響はかなり改善された。

半面、前途したサイドバルコニー席と3階最後列仮設補助席部分では極端に天井が(2.5m以下の)低くなっている部分もある。

2代目フェスティバルホールになって「劇的に改善された空調騒音」について

初代フェスティバルホールの最大の欠点は、空調ガラリから発せられる送風騒音だった。

有名な話として、H.V.カラヤン氏が手兵V.P.Oと大阪国際フェスティバルに来日した際に、「騒音が酷い」という理由で、空調を切らせた逸話も残っている。

基本は従来通り波状天井反響板の段差部分を、照明ガラリと共用した「吹き出し口」にしているが、その他にも前途した山形の音響拡散体の一部を空調吹き出し口にも利用して、吹き出し部と換気口を多く(ステージ後方反響板にも!)設け、吹き出し口面積を大きくとり、「流速を落として」かつ、送風ダクト内に「ノイズキャンセリング音響設備」(※7)を設置するなど、客席での空調騒音を25dB以下と通常では殆ど聞き取れないレベル(※8)迄劇的に改善している!

※7、送風ダクト内に、スピーカー・マイクロフフォンを設置して、マイクで拾った「送風機騒音」を逆相で流し、キャンセリングする手法で、「ノイズキャンセリング・ヘッドフォン」(※81)でお馴染みの手法。

※8、室内騒音に関する東方精機㈱の解説記事はこちら。

参※81)当サイト関連記事 SONY WH-1000XM4 《 ノイズキャンセリグヘッドフォン 購入レポート》第2章 BOSEとの比較も交えた内蔵アンプの実力とは...はこちら。

※Google ストリートビューはこちら。

諸評

ホール音響評価点:得点80点/100点満点中

苦言を呈したくなる部分も見受けられるが、2500席以上の大型ホールで80点はやはり素晴らしい銘ホールには違いない!

サイドテラスBOX席とアクセス通路

高所恐怖症の小生には、とても座る勇気が湧かない、最上層部にあるサイドテラスは天井が迫っており、問題が残る部分でもある。

このサイドテラスBOX席は、2階・3階サイドBOX席の名の通り、ホールへの入り口部分の防音扉は2・3階ホワイエ両袖にある脇フロアー?に設置してありホール、扉を入って急な傾斜の「狭い階段」を登りBOX席に至る構造になっている。

ホール内から見える通り、これらのBOX席には階段通路部とホール内を隔てる扉は設置されておらず(分厚い音響カーテンは設置されている様?だが、実際に使用しているBOX席の客は見かけなかった!)階段通路が「レゾナンスチャンバー」となり、「特定の周波数」を吸収している。(能舞台の甕と同じ原理)

アイデアは秀逸だが、共鳴ダクト部分の「共振(共鳴)」周波数が検討された形跡はない!

したがって、各サイドBOX席入口近くでは音響カーテンを閉めない限りは「風切り音」などの開口部音響障害が発生している可能性がある。

さらに音響とは関係ないが、老人やからだの不自由な方、所謂「弱者」にとっては、この急階段はかなりの「バリアフル?」ではある。

所感 

第1項 コンサート体験レポート

昔から定説になっている、「扇形多層ホールで一番音が良い席はバルコニー最前列中央部である」ことを改めて確認できた一夜であった。

実際は2列目のヤヤ下手よりの席であったが、急峻なスロープが功を奏して、前列客席の頭?も(音響的に)邪魔(障壁)にならず、目を瞑って聴覚だけに神経を集中しても、音像、定位、スケール感、音色全てにおいてトランジェントの良い素直な音色であった。(良好というよりこれが当たり前!)。

(先代のホールで前半かぶりつきに近い3列目中央付近の座席にも座った経験があるが、その時は、ステージ上の生音があまり明確で無かったように記憶している。)

トランペット等の金管の響きなどは真正面より、少し高度差を取った方が「耳に突き刺さらず」に心地よい響きであったように感じている。

転倒防止?の隔壁手摺

3階バルコニー席全席(及び2階サイドテラス席LR3番出入口直前のL1&R1列背もたれ部にも)には、転倒・転落防止用に客席背もたれ背後、つまり後席足元に手摺柵を兼ねた木製の背の低い隔壁(後背)が設けられているが、高さも低く深々と腰掛けでもしないない限りは、音響障害は発生していなかった。

定在波障害の無い3階バルコニー席

さらに、石川県立音楽堂のコンサートホール(※ホールナビはこちら)の3階バルコニー席で経験した、定在波対策がいい加減なシューボックスホールにみられる後部座席特有の定在波障害とみられるトランジェントの悪さはこのホールではなかった!

やはり耳障りな!残響

但し、当日満席であるにもかかわらず「残響1.8秒異常!」は、小生に取っては余分な厚化粧としか感じられず、バスドラムやティンパニーがせっかくダンピング(制動)しているのに、「長く続く響きは余計なお節介」(※9)としか感じられなかった!

参※9)当サイト関連記事 序章 都市伝説「音の良いホール の条件 残響時間2秒以上 」 は本当か?はこちら。

第2項 このホールのおすすめエリア

メインフロアー

このホールでは、伝統的に?メインフロアーホール前半は避け、ボックスシートより後半の15列~22列の後方中央部エリアが眺望もよく、2階バルコニー床下の影響もなくおすすめ。

都市伝説「もっともよい音がするのはバルコニー最前列中央部!」

残響2秒異常の都市伝説が生まれる以前から定説となっていたもう一つの都市伝説「もっともよい音がするのはバルコニー席最前列中央部」がピタリ当てはまるホールである。

2階バルコニー席

最前列1番列中央部24~41番がおすすめ。

3階バルコニー席

最前列1番から4番列の中央部27~46番がおすすめ。ステージからは多少遠くなるが、音響的にはBOX席に迫る音響である。

あまりお勧めできないエリア

1階メインフロアー、2階バルコニー席の大半は、伝統的?に天井が迫っている、為に多少癖のある音響である。

※旧ホールはメインフロアーに対する上層部バルコニー席のオーバーラップが大きく、かつかなり天井(バルコニーに軒下)が迫っていたように記憶している。

サイドテラス

バレエ・オペラ以外のコンサートではあまりお勧めできない、Twin席のカップル・シートなので恋人達には向くかもしれないが?音響的にはお勧めできない!

第3項 ボランティアモニター嬢による追加情報

「1階7列8番席は外れでした!」

当サイト「 ホール 音響 ナビ」で度々登場していただいている、「被りつきフェチ」のお姉さまが先般(令和元年7月)にとあるピアニストと某オーケストラによる「ラフマニノフのピアCon」コンサートにお出かけになられた時の体験話を聞かせていただいた。

彼女によると

『1階7列8番席は、やっぱり外れでした...』

『どうして?...』

『私はね、ピアノが聞きたかったんです!』

『ほうそれで?...』

『この席はね、ヴァイオリンの最後列プルトの人より、まだ外側でね...』

『ハア...』

『ピアニストは遥か彼方!でね...、ピアノの音が全く聞こえ来なかったんです!』

『エー...、そんな筈ないんだけどネ』

『それが、そんな筈があって、「オーケストラの音はもう沢山!私はピアノの音が聞きたいのヨ!」と思わず叫びそうになったぐらいで...』

『ハア...、あのホールは素晴らしいホールで、3階2列28番で聞いたときは問題はなかったんだけどね...』

『もうサイドブロックは懲り懲りしました、次もしも行く機会があったら、やっぱりど真ん中にします!』

『ハア、左様で』

というわけで、改めて座席表を眺めてみたが、当ホールは扇形デザイン、扇形段床座席配列を特徴としており「定在波による音響障害」には鉄壁の備えをしいているが、シューボックスホールとは違い、メインフロアー前半14列までは、ステージの左右両翼両端までの視認距離の差が2倍近くあり、当然音響的にもちと辛い状況になっている。

しかも、彼女は小生とは違い(小生は目を瞑って音に浸るタイプ!)「視覚効果」にかなり依存しているようで...

ピアノの音が聞こえなかったというのは大げさで...

『ピアニストの背中ばかりでそれ以外はほとんど見えなかった!』というのがほんとのところであろう。

但し、メインフロアー左右の視認距離がかなり違うのは事実なので、気にかかる人は、前半の両翼ブロックは避けられたほうが無難であるような感じは受けた。

定在波対策についての考察 version.2 revision.6 /2020.12.16

※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

§1)間口方向定在波

●メインフロアー
スロープ後半側壁平行部分(12~31列)
  • ●側壁間約31m
  • 定在波周波数成分; 約5.6Hz/0.5λ、約11.2Hz/1λ,約16.9Hz/1.5λ、約22.5Hz/2λ
  • ※扇形形配列扇形段床で定在波層を回避。
  • 表装(グルービングパネル処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
2Fバルコニー部側壁平行部分(3~8列)
  • ●側壁間約38.8m
  • 定在波周波数成分; 約4.5Hz/0.5λ、約9Hz/1λ,約13.5Hz/1.5λ、約18Hz/2λ
  • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
  • 表装(グルービングパネル処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
3Fバルコニー部側壁平行部分(8~9列)
  • ●側壁間約42.5m
  • 定在波周波数成分; 約1.6Hz/0.5λ、約3.3Hz/1λ,約4.9Hz/1.5λ、約6.5Hz/2λ
  • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
  • 表装(グルービングパネル、処理)で定在波の高次周波数成分を抑制。
§2)奥行き方向定在波
1F(1F大向こう壁面→ステージホリゾント反響板)
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※定在波高次周波数成分の抑制はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(縦格子・吸音構造)で抑制。
2F(2階大向こう壁面→プロセニアム前縁)
  • ※客席スロープで定在波抑止。
  • ※定在波高次周波数成分の抑制はステージ(ホリゾント&上部)反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(波状・吸音壁)で抑制。
3F(3階大向こう壁面→プロセニアム前縁)
  • 客席スロープで抑止。
  • ※プロセニアム前縁コーナー反響板・ステージ上部反響板で平行面をキャンセルし、定在波を抑止。
§3)高さ方向
平土間床→天井最高部
  • ※プロセニアム前縁コーナー反響板・波状天井・スラント設置天井・扇形スラントのアンギュレーションで定在波を抑止!

赤字は可聴帯域外"低周波振動障害"領域!

音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

ホール音響評価点:得点84点/100点満点中

※2524席(車椅子スペース含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

※前提条件 障害エリアについて

「以下の座席エリア」を個々の障害エリアと見做します。

  • ●メインフロアーは平土間部・スロープ部、左右サイドテラス(桟敷席)を夫々別と見做します。
  • ●上層階はバルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
  • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別エリアと見做します。

§1 「初期反射」軽減対策評価;得点23点/配点25点

  • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
  • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装表装ランクを全体に当てはめます!
  • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§2 定在波対策評価;得点42点/配点50点

※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

間口方向定在波
  • スラント設置壁(および1.8m幅以上のアンギュレーション設置)以外の「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
平土間部分
  • 後列段床で保護!されていない全席を定在波音響障害席とする
扇形またはハノ字段床部
  • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントする。
ストレート段床部

全席を定在波音響障害席とする。

上下方向定在波
  • 完全平土間部分上部の天井がスラント設置または波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
  • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

§3 「客席配置」に対する配慮評価;得点14点/配点20点

  • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§4 「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
  • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値  version.2 revision.6 /2020.12.16

初期反射対策評価

※規定により素材持ち点 25点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数1=24点

1)側壁初期反射障害席 ;0?席

2)背後壁初期反射障害席 ;0?席

3)天井初期反射障害天井高さ不足席;16席(12席/3階バルコニー9列全席、4席/3F3サイドテラスツイン席両側(LBBH・RBBH)全席)

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;16席

定在波対策評価

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数4=46点

1)間口方向定在波音響障害席;218席
(a)メインフロアー、各階ベランダ部分

 11席/1階13列42番~52番、45席/1階スロープ前半14列全席、32席/1階スロープ後半BOX

~30列両端、20席/1階31列1番~10番&43番~52番、10席/2階ベランダ部分3~7列両端、18席/2階ベランダ部分7列24~41、14席/2階ベランダ部分8列全席、56席/3階ベランダ部分8列9番~64番、12席/3階9列全席)

(b)サイドテラス(桟敷)部分;0?席空

2)奥行き方向定在波音響障害席;0?席

3)上下方向定在波音響障害席;0?席

重複カウント ;ー???席

定在波障害顕著席総計;218席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数4=16点

眺望不良席数;0席/1階平土間中央部座席千鳥配列済

初期反射音響障害席 ;16席

定在波障害顕著席 ;218席

重複カウント ;ー12席

音響障害席総計;222席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

総評 デジタヌの呟き

ハッキリ言って、戦前は保守を通り越した「極右の軍国主義」へ戦後は「共産党も眉をしかめる」リベラルを通り越した「極左の社会主義思想」へと長年「無知な庶民?」の思想操作を行い続けている親会社である「危険思想の巣窟、A新聞」は大嫌いであるが、フェスティバルホール(㈱朝日ビルディング)には「恨みつらみ」は一切無いので、出来る限り依怙贔屓(エコ?ひいき)無しに評価させていただいたつもりである。!

音の良いホール"都市伝説?"

さだまさし氏や山下達郎氏などが、「音が良い伝説・今だ健在」とマスコミや自身のラジオ番組で取りあげているようだが...。

所詮、東京ドーム(※21世紀)や大阪城ホールを満員に出来ない人達ではある。(ホントのこと言ってスミマセン。)

兵庫県立芸術劇場が梅田(大阪駅)から阪急速達電車で15分の今日、大阪駅前近辺でも「繁華街北新地の外れ」にある場末劇場は、どこも出し物・集客共に低迷しているようで、フェスティバルホール神話の崩壊も近いかもしれない...

(※21)ソフトドームである両ドームは実は、武道館のようにかなり癖のある音響ではなく、反響の少ない意外とトランジェントの良い音楽堂でもある。

但し、どちらもバカでかいので、アコースティック楽器の"生音演奏"は不可能でPAや"音響支援装置"に頼ることとなるが、リスニングポイントによる周波数スペクトルの変化で、「声色」や「楽器の音色」は変化してしまうのは致し方ないが、"定在波"による音響障害は一切生じ無い環境となっている!(※211)

参※211)当サイト関連記事  第2節 定在波による音響障害がない優れた「コンサート会場」は野音!と球場?はこちら。

今後の設備改修に期待

前途した、3階バルコニー、2.3回サイドテラスBox席への通路の勾配対策として、「階段昇降機」(※9)設置などの弱者対策を期待する。

※9、階段昇降機メーカー㈱東山電機製作所の商品案内はこちら。

「地方都市のホール」にしてはべらぼうな"ぼったくり料金!"

2017年11月27日現在調べ

フェスティバルホール。2,700席

午前の部 (09:00-12:00)平日¥1,050,000-土日祝¥1,150,000-

夜間の部 (17:00-22:00)¥1,550,000-土日祝¥1,650,000-

午前・午後(09:00-16:00) ¥1,600,000-土日祝¥1,800,000-

午後・夜間(13:00-22:00) ¥1,700,000-土日祝¥1,900,000-

終日   (09:00-22:00) ¥1,800,000-土日祝¥2,000,000-!

サントリーホール。  2,006席

東京の一等地にある「サントリーホール」でも以下の通り...。

午前の部 (09:00-12:00)平日¥770,000-土日祝¥1,100,000-

午後の部 (13:00-16:30)¥1,10,000-土日祝¥1,320,000-

夜間の部(17:30-21:30) ¥1,320,000-土日祝¥1,320,000-

兵庫県立芸術文化センター 大ホール 2,001席

兵庫県立芸術文化センターに至っては、梅田(大阪駅)から15分という至便でありながら以下の通り。

入場料¥3,001-以上の有料公演の場合。

午前の部 (09:00-12:00)平日¥206,000-土日祝¥275,000-

午後の部 (13:00-17:00)¥329,000-土日祝¥411,000-

夜間の部(10:00-22:00) ¥411,000-土日祝¥514,000-

終日   (09:00-22:00) ¥823,000-土日祝¥1,029,000-

「2700席の収容人員」は呼び屋・プロモーター以外では、出演者や観客にとっては昔ほど「有りがたい数字」では無く成ってきている!

2700席もあるのにどの団体・個人のコンサートチケットもべらぼうに高い値段なのは、ホール使用料が高額な為だろう。

フランチャイズにしているローカルオーケストラ?の「大フィル」ですら一般席も相当なお値段、但しシーズン席はパトロン(後援企業)が買い占めて?くれるので、一般入場者が少なくても採算は取れているのであろう。

プロ野球同様、大事な勝負興業(コンサート)でも、シーズン席はポッカリなんてことはしょっちゅう有るようす...。

第4節 フェスティバルホールのこれまでの歩み

1958年4月初代フェスティバルホール開館

2008年12月閉館解体。

2013年4月2代目リニューアルオープン。

嘗て地方からのアクセスが「悪節句(あくせっく)?」であったころ

嘗て1950年代は高度成長期に差し掛かっていたとはいえ、東京、大阪、名古屋、福岡以外の地方空港の整備も行き渡っていなかった。

さらに国道・幹線道路の整備も進んでおらず、大都市以外では、お天気が続くと「砂塵が舞い」一雨降ると泥濘む(ぬかるむ)ような「極道」状態の幹線道路がはびこり、東海道線の電気機関車が引っ張る"超特急「つばめ」"でさえ東京ー大阪間を8時間!もかかって走っていた時代であった。

白黒テレビも普及していなかったこの時代

当時は娯楽も限られており、東京・大阪の2大都市には収容人員4000人を越す大劇場が多数有り、大衆娯楽の聖地「浪速」には「地方」から大挙してお上りさんが"夜行列車"で「舞台芸術の聖地巡礼」に訪れ大商業ホール・大芝居小屋は「我が世の春を謳歌」していた。

「規模より藝術」を優先し「世界に誇れる」コンサートホールとして誕生

そんな1950年当時には、帝都東京も含め日本各地には「クラシック音楽の殿堂」たり得る施設が存在しなかった!。

クラシック音楽に傾注していた「当時の朝日新聞オーナー」の令夫人がそんな実情を嘆き、「世界に誇れる」コンサートホールを大阪に!として「規模より藝術」を優先し「当時としては極控えめな規模」に当たる収容人員2700人?で1958年4月に初代フェスティバルホールが開館した。

それから半世紀以上経ち、「世の中は一変」し全国に「痴呆空港」「高速道路網」が整備され、「新幹線網」も遂に北海道の大地を踏み、「藝術巡礼者が聖地巡礼」する時代は昔話となり「藝術が地方巡業」する時代に成った!

今や、ゆったりとした地元の「プレミアムホール」に世界各国からやってくる一流芸術団体を「呼び寄せ」居ながらにして「ゆったり芸術鑑賞」する時代に成ったのである。

クラシックコンサートはすでに2700人規模の巨大ホールで鑑賞する時代では無くなったわけである。

初代フェスティバルホールが築いた栄光の時代

コンサートホールにもなるパイプオルガンを持たない「多目的ホール」としては、国内有数の収容人員と規模を誇っている。

かつては大阪国際フェスティバル(※音楽祭ナビはこちら)が「バイロイトお引っ越し公演」やH・V・カラヤン&B.P.Oコンサートなど毎年華やかに開催され、日本国中から巡礼者?が訪れ、一時期日本のクラシック音楽界に「燦然たる金字塔」を打ち立てたのが「フェスティバルホール」である。

栄光に満ちていた「初代フェスティバルホール」の想い出

小生が生まれて初めて、オーケストラの生演奏を耳にしたのがこのホールであった。

1967年の大阪国際フェスティバル でユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の5月6日公演,。

当時小生16歳高校2年生であった、6ッヶ月前に前売り券を買い、部活仲間と連れだって行った。

TP主席ギルバート・ジョンソン氏のソロやJ・ジャコペンスキー氏のバスチューバに絶句した想い出がある。

以来、故朝比奈隆指揮のG・マーラー千人の交響曲本邦初演、労音オペラ「魔笛」など、思い出すのに苦労するぐらいの数多くのコンサートに出かけたことを思い出す。

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公開:2017年9月 3日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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