音響研究室便り『旅するタヌキ』

所沢市民文化センター ミューズ 《 ホール 音響 ナビ 》 

,

シューボックス型の音楽専用ホールウィーン楽友協会大ホール同様の、階上席・舞台後部席を備えたシューボックス型音楽専用ホール 。

首都圏では有数規模を誇るシューボックスコンサートホール。

アマチュアに人気の高い杉並公会堂と並ぶ「安普請の迷ホール?」として、名をはせている?

所沢市民文化センター ミューズ

バブル景気集結と共に着工し、完全に熱の冷めた1993年に開館した不運なホール?

3つのホールとリハーサル室、イベント会場、練習室、会議室などを備えた、所沢市の誇る総合舞台芸術センター。

所沢市文化センターミューズのロケーション


埼玉県所沢市

最寄りの駅 西武新宿線「航空公園」駅より徒歩約10分/バス約3分

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

所沢市民文化センター ミューズ の施設データ 

Official Website http://www.muse-tokorozawa.or.jp/

  1. 所属施設/所有者  所沢市文化センターミューズ/所沢市。
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)所沢市文化振興事業団/所沢市。
  3. 開館   1993年

付属施設・その他

詳しくはこちら。

    • 付属施設 ザ・スクエア(イベントホール)、第2展示室、会議室X4室、和室X2室、リハーサル室、練習室X2室、駐車場(350台収容)レストラン 
    • 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

★『アークホール』の音響

公式施設ガイドはこちら)

"残凶"仕様エコーチャンバー擬きのホール!

定在波の脅威(※10)を完全無視?して、ひたすら音響拡散体(※11)と音響拡散効果のあるデザインに徹した「デザインコンセプト」!

参※)エコーチャンバーについてのWikipediaの関連項目は こちら。

※)本物のエコールームでは定在波対策(平行壁面対策)はしっかり施されています!

参※10)当サイト関連記事 第4巻 定在波(standing wave )と音響障害 はこちら。

参※11)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

シューボックス型の音楽専用ホール

コンセルトヘボウ同様?に、ステージ背後迄回り込んだコーラステラス席を備えた首都圏ではみなとみらいホールと並び有数の規模を誇るシューボックス型コンサートホール? 。(カラオケ専用ホール?)

お手軽にアムステルダムに言った気分が味わえる?(あくまでも"気分"だけ...本物のコンセルトヘボウは比べ物にならないほど"素晴らしい韻き"です!)

コンサートホールの必須条件?パイプオルガン装備

欧米のコンサートホールと同様にパイプオルガンを備えている。

又このオルガンはオーストリア・リーガー社製で国内でも有数の規模を誇っている。(...がオルガン以外には自慢できるものは何もない!)

所見

サイズで定在波音響障害を回避しようとした?らしいが...

公式発表では間口21.5m×奥行60.0m×高さ18.0m(ステージ部分は17m)と発表されている。

つまり、定在波(※12)が1波長の単純サイン波ならば、可聴帯域(20~20kHz)内での定在波周波数成分は生じ無いはずだったが

ウ~ン...?

このホールでは通常シューボックスコンサートホールでは必須となっている、壁面スラント、アンギュレーション設置、ハノ字段床などのコスト(手間暇)のかかる定在波対策施工(※13)は一切行わずに、音響拡散体のテンコ盛りで、「残狂路線を」突き進んでいる「迷ホール」と言える。

※、1列目は両脇の階段の傾斜で2列から14列までは両サイドテラスで「ハノ字」断面谷ま効果で間口方向定在波の「魔の手」からは逃れているが、最前列平土間部分は...

※画像をクリックすると拡大できます。

valley_effect.jpg

但し、一部分2階サイドテラス席から連なる4列のコーラステラス席のみ、ステージ背後の大きくラウンドした凹面壁面に合わせてサイドテラスから回りこんだ4段の扇形段床となっている。

参※12)当サイト関連記事  第1章 standing wave(定在波)は音波とは異なる物理現象! はこちら。

参※13)当サイト関連記事  第4章 ホールデザインの基本"定在波の根絶・阻止・駆逐" 法 はこちら。

フロアー構成

緩やかなスロープで構成されたメインフロアーと両翼から前方に伸びたサイドテラスを持つ2層のホールエンドバルコニー席とステージ背後のオルガンテラスを持つ3層のボックス平面デザイン。

床面はPタイルの実用一点張り

但しステージは「木質パーケット床」で出来ており一応木製のフロアー面となっている。

メインフロアー

最前列から3列目までの平土間から続く緩やかな段床スロープと中央通路を挟んでやや急なストレート段床スロープで構成されている。

ホール前半サイドテラス

各フロアーともに、前半部は水平テラスとなっており1階はメインフロアー前半部に2列の高床式サイドテラス席が、2階は2列で3階は1列のテラス席がメインフロアー後半の傾斜に合わせた傾斜で設けられている。

3階テラスはステージサイドまで伸びている。

前途の通り2階テラスはステージ背後まで回りこみ、4段4列のコーラステラス席へと続いている。

バルコニー・テラス席
2・3階バルコニー席

2階バルコニー席はやや急な段床で、3階バルコニー席は急峻な段床のストレート段床となっている。

各テラス席

各テラス共に座席はメインフロアー側壁部はやや内向きの「ハノ字」ステージサイドは内向きに、そしてオルガンテラス席は扇形配列となっている。

ホール後半は、1階メインフロアー後半のスロープの傾斜に合わせて傾斜しており、

2.・3階バルコニーの両翼に連なっている。

バルコニー・テラス前面には木製手摺と「音響拡散効果」を狙った「組み格子」がついた立派な設えの「転落防止柵」が設置されている。

壁面

各フロアー共に塗装仕上げのプレーンな「コンクリート壁」を基本としている。

壁面に散りばめられた音響拡散体

側壁には木製の額縁付きの、扉と装飾窓が1つおきに配置され、其々に木製の額縁(装飾柱と装飾梁)で縁取られている。

さらに装飾窓の部分には「むき出しの照明器具」が配置され音響拡散体(※14)として機能している。

参※14)当サイト関連記事 第3節 音響拡散に用いられる壁面装飾オブジェ"音響拡散体" はこちら。

最上層部壁面

出入口扉上部に当たる側壁最上壁面には同じく音響拡散体として「ダミー丸窓」が設置されている。

大向う背後壁面

1・2階の客席背後の大向こう壁面は調整室・親子室のガラス窓以外は木質扉と木製縦格子で表装された吸音壁(遮音壁)となっており、3階背後壁は木製の観音扉以外は周囲壁面と同じ塗装仕上げのプレーンなコンクリート壁となっている。

ステージ回り

ステージ回りも簡素?な設えの「Uの字」デザインで、2階テラス下に装飾梁が設えられ、側面とコーナー部分には山形ブロックでアンギュレーションを設けた木質パネルが半円形の装飾柱と装飾梁の奥にはめられている。

ステージ背後は塗装仕上げのプレーンなコンクリート面

ステージ周囲も垂直壁と平行壁面を基本として、スラント設置などの定在波対策は施されておらず、客席部分同様に、幅17m以上最大幅21.5mの横幅による、定在波の周波数成分可聴帯域外締め出し策?で終始している。

天井

ステージ上でかろうじて「17m高さ」を確保した天井は、格天井(※15)風に成形されたプラスターボード製の"完全水平!"の天井反響板で表装されている。

シャンデリアこそ無いが、平土間上空にむき出しの照明バトン類を配置した流行の手法で、壁面の数々の音響拡散体とともに客席に後期残響(※16)のシャワーを創出している?。

参※15)当サイト関連記事 第2項 格天井の音響効果 はこちら。

参※16)当サイト関連記事 第1章第1節 初期反射と後期残響 はこちら。

所感

ある種「一点豪華主義・安普請」の典型!と言っても過言ではない「ツボを得た?」デザインの「迷ホール!」である。

総評

このホールは、雰囲気を楽しむホールで、音響がどうのこうのには「目を瞑って」音響拡散体による、溢れんばかりの残響に浸る「エコー浴」を楽しむための「巨大カラオケルーム」と考えたほうが良さそうである。

全日本カラオケ選手権の全国大会などに"ぴったしカンカン"のホールでは無いだろうか?!

ここまで定在波を無視すると...

但し定在波を侮っていると手痛いしっぺ返し(健康被害※17)を招くことだけは肝に銘じてほしい!
をコケにして無視したホールも珍しい!

参※17)当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害! はこちら。

今後の改修に期待?

ホール音響評価点:得点29点に関しては「オーナーである所沢市」はご不満であろうが、一番納得できないのは借金(市債)をしょい込まされた市民だろう!

再度、日本音響エンジニアリングさん(official siteはこちら)など"信頼のおける"事業者に音響(周波数スペクトル)測定を依頼して"改修策"を検討されることをお勧めする。

最低でも両サイド側壁には昔ながらの上質の厚手音響カーテン設置などの対策を講じられることをお勧めする!

これにより初期反響が緩和され、カラオケルーム音響が"多少はマシになる?"と思われる。

お金の都合がつけば?...

客席周辺部側壁は

客席周辺部側壁は全面に渡り大向こう背後壁同様の、木質音響グリッドと吸音材併用の「吸音壁」構造に。もちろん見素晴らしいステージ背後・側壁も全面木質パネルに改修。

メインフロアーは

大改造!にはなるがメインフロアーは、定在波の脅威(※18)から聴衆を守るように床面を大改修して"扇形段床"(※19)とする。

参※18)当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害! はこちら。

参※19)当サイト関連記事  第1節 扇状段床座席を用いたホール横断定在波の障害回避策 はこちら。

※クリックすると拡大画像になります

standing_wave3.jpg

2.3階バルコニー席の側壁

2.3階バルコニー席の側壁は、床面から1.8mんぽ低層部については、グルービングパネルを使用して後方をハノ字に絞り込んで定在波が生じずらいように改修する。

※画像をクリックすると拡大できます。

echo2.jpg

定在波対策についての考察

詳しくは当サイト関連記事 第2節 平行する壁面間で起こるエコーが原因 をご参照ください。

※クリックすると階大画像が見られます。

standing_wave.jpg

※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

※黒字はトリガーとなる楽音(音色)に含まれている高調波成分。

※カッコ()内は大太鼓などの鳴り物以外ではトリガーとなる振動が生じない数値。

赤字は健康被害を生じさせる可聴帯域外"低周波振動障害"周波数成分!

※詳しくは当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害!をご参照ください

※以下公式発表数値(間口21.5m×奥行60.0m×高さ18.0m)に基づいた値。

間口方向定在波
  • 間口約21.5m;
  • 定在波周波数成分;約8.1Hz/0.5λ、約16.2Hz/1λ、約24.3Hz/1.5λ、約32.5Hz/2λ、約40.5Hz/2.5λ、約48.6Hz/3λ、
奥行き方向定在波
  • 奥行き約60m;
  • 定在波周波数成分;(約2.9Hz/0.5λ、約5.8Hz/1λ、)
上下方向(Z軸)定在波
  • 平土間部分最高天井高さ約18m!;
  • 定在波周波数成分;(約9.2.Hz/0.5λ)、約19.4Hz/1λ、約29Hz/1.5λ、約38.7Hz/2λ、約48.4Hz/2.5λ、約58Hz/3λ、
  • ステージ部分部分最高天井高さ約17m!;
  • 定在波周波数成分;約10.1Hz/0.5λ、約20.5Hz/1λ、約30.7Hz/1.5λ、約41Hz/2λ、約51Hz/2.5λ、約61.5Hz/3λ、

音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

ホール音響評価点:得点29点/100点満点中

※2002席(車椅子スペース含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

※前提条件 音響障害エリアについて

「以下の座席ブロック」を個々の音響障害ブロックと見做します。

  • ●メインフロアーは「平土間部」「スロープ部」を夫々別ブロックと見做します。
  • ●上層階バルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
  • ●サイドテラス(桟敷席)は各階の左右を夫々別ブロックと見做します。
  • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別ブロックと見做します。

§1 「初期反射」軽減対策評価;得点10点/配点25点

※以下詳細は第1節 「初期反射」軽減対策評価:配点25点をご参照ください。

  • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
  • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装の表装ランクを全体に当てはめます!
  • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
  • ※基礎点に音響障害客席数比率を乗じて算出します。

§2 定在波対策評価;得点11点/配点50点

※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

間口方向定在波
  • 扇形ホール・スラント設置壁以外「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
平土間部分
  • 後列段床で保護!されていない全席を定在波音響障害席と見做します。
扇形またはハノ字段床部
  • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントします。
ストレート段床部

全席定在波音響障害席と見做します。

上下方向定在波
  • 完全平土間部分上部がスラント天井がまたは波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
  • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

§3 「客席配置」に対する配慮評価;得点3点/配点20点

※以下詳細は第3節 「音響障害と客席配置」に対する総合評価:配点20点をご参照ください。

  • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
  • ※配点から障害エリア数を引いた持ち点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

§4 「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5

※以下詳細は「後期残響」への配慮評価点:配点上限5点をご参照ください。

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
  • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値  version.2 revision.6 /2020.12.16

初期反射対策評価

※客席フロアー壁面に低得点表装コンクリート壁面の箇所が認められたので規定により素材持ち点 13点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

基礎点B2=素材基礎点13点ー障害発生エリア数2=11点

1)ホール後端部の"釣鐘現象"音響障害席 ;0?席

※1階大向こう席は、音響格子&吸音・遮音壁となっているので不問とした。

※2・3階大向こうについては、オルガン演奏時以外は問題無しとして不問とした

2)側壁初期反射音響障害席 ;0?席

※全フロアー客席側方は通路となっているので不問とした。

3)天井高さ不足音響障害(3m 以下)席;72席(36席/1階33列全席、36席/2階F6列全席)

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;72?席

定在波対策評価

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数10=40点

1)間口方向定在波音響障害席;1329?席
(a)メインフロアー、各階ベランダ部分;1099?席

(674席/1階スロープ後半15~33列全席、206席/2階ベランダ部分F1~F6列全席、246席/3階ベランダ部分F1~F7列全席、)

(b)サイドテラス(桟敷)部分;230?席

(34席/1階サイドテラスL2R2列全席、14席/2階サイドテラスR1L1列46番~52番、84席/2階サイドテラスL2R2列4番~45番、8席/2階左サイドテラスL3R3列4番~7番、90席/3階サイドテラスR1L1列全席、)

2)奥行き方向定在波音響障害席;0?席

※1階大向こう席は、音響格子&吸音・遮音壁となっているので不問とした。

※2・3階についてはパイプオルガン両サイド壁のラウンドとオルガン本体前面の凹凸により並行面がキャンセルされているとして不問とした。

3)上下方向定在波音響障害席;78?席

(78席/1階平土間座席1~3列全席、)

重複カウント ;ー0席

定在波障害顕著席総計;1407?席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数10=10点

眺望不良席数;24席/1階平土間中央部座席2~3列13番~24番

初期反射音響障害席 ;72?席

定在波障害顕著席 ;1407?席

重複カウント ;ー96席

音響障害席総計;1407席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

アークホール(大ホール)の施設データ

ホール様式 

『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。間口21.5m×奥行60.0m×高さ18.0m

客席仕様

3スロープ3層
収容人員2002席、(車椅子用スペースX6台分13席、含む、)Pタイル張り、

内訳
  • 1階席X1,106席、(車椅子用スペースX6台分可動席13席、1階テラス席(桟敷席)X68席、含む)、
  • 2階席X560席、(2階サイドテラス席(桟敷席)X194席、オルガンテラス席160席含む)
  • 3階席X336席、(3階サイドテラス席(桟敷席)X90席、含む)

舞台設備 
  • 間口21.58m×奥行14.87m×高さ17.0m (オープンステージ)高さ99㎝
  • その他の設備 パイプオルガン、
付属施設
  • 楽屋応接室、楽屋7室(洋室)、オーケストララウンジ、

アークホールがお得意のジャンル

オーケストラコンサート、Jポップ関係のコンサートやミュージカル、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、落語・吉本演芸寄席などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体も利用している。

アークホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

★『マーキーホール』の音響

公式施設ガイドはこちら

建物解説

平土間部分から続くスロープを持つメインフロアーと3層のテラスが有る3層のホール。

1層目のサイドテラスはメインフロアー最後部から両翼に広がっている。

メインフロアー周辺壁面(高床サイドテラス床囲い)は塗装仕上げのコンクリート!

当然というか各テラス背後壁は横格子で表装された吸音壁。

4階フロアー相当最上層部にキャットウォークテラスが設けられている。

ソリストのリサイタルやアンサンブルのコンサートには使えそう?

所見

馬蹄形は一見並行する対抗面がなさそうに見えるが、円形コロシアム同様に中央部に壁面反響が集中する、さらに意外と定在波も発生しやすく、当ホールではJK列がホール横断定在波(幅約21m約16Hz)エリアとなり周波数特性に乱れがあり可聴帯域外の重低音なので直接被害は無い?が、コンサートでは避けたほうが良かろう。

最低平土間(オーケストラピット)部の12番~23番ABC列は千鳥配列座席にすべきであった。

1・2階各バルコニーの大向う迄座席を詰め込んだのは明らかに欲張りすぎ。

ホール音響評価点:77点/(暫定概算値)

§1,「定在波対」策評価点:50点/50点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:12点/25点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,客席配置への評価点:12点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

残響その2「後期残響」への配慮評価点:3点/5点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4

マーキーホール(中ホール)の施設データ

  1. ホール様式 馬蹄形プロセニアム型式3層構造多目的ホール。
  2. 客席   収容人員 798 席(オーケストラピット使用時710席)(1F/647席 2F/109席 3F/42席)

  3. 舞台設備 可動プロセニアム(間口14.58m×奥行15.45m×高さ9.45m)、可動反響版、
  4. その他の設備 楽屋5室(洋室)、シャワー室、洗濯室

マーキーホールがお得意のジャンル

ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサート、Jポップ関係のコンサートやミュージカル、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、邦楽、落語・演芸寄席などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体も利用している。

などが行われている。

マーキーホールで催されるコンサート情報

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★『キューブホール』の音響

(公式施設ガイドはこちら)

デザイン上の特徴

のオープンステージタイプの大聖堂型のほぼ真四角のホール。

このホールでは間口約19角□mの際どいサイズ(18.5mX19m)の対抗平行壁面間の間隔と、客席スロープだけに頼る定在波対策をとっている。

ステージを3方から囲むように配置された比較的傾斜の強い客席で、左右最後部席以外は定在波(左右18.5m約18Hz)の心配はない。

天井が高く(約14m)基本塗装仕上げのコンクリート壁というエコールーム(※7)擬き仕様のホール

ステージ背後上部には音響拡散体をあしらった反響板が前傾スラント設置されているが前後方向の定在波対策にはなっていない!

リサイタルや、アンサンブル、ジャズ、コンサートなどに使用されている。

所見

問題は左右席の背後壁がプレーンな垂直壁であること、ホール全体には、アンギュレーションを設け、それなりに定在波対策はしてあるが、この一番肝心な客席背後壁はノッペラボウの垂直壁!

ために、ステージ中央部は定在波の影響で、周波数特性がかなり乱れているようで、プレーヤーたちは中央を避けてステージ周辺に立っている?

デザイナーは4周の壁面を同意匠で統一したかったのであろうが、この部分(左右)壁面は、大胆にスラントもしくはアンギュレーションをもたせるべきであった。

どうも音響学に通じていないデザイナーは見た目の感じで凸型の天井反響板を使いたがる傾向にあるが、実際には効果がない!

直径6mの凹面パラボラ(※8)をつるしたほうが効き目がある。

※8、第4章第6節 「パラボラ収束音場クロス拡散法」(音響シャワー法)とは?をご覧ください。

どうも響き過ぎるようで...

通常は、湯あたりならぬ「音あたり」するようなホール形状(真四角)でプレーヤーには適度以上のフィードバック?が得られ好評なはずだが...

どうも響きすぎるようで素人考えで?ステージ背後に、スクリーンをつるしたがるプレーヤーが多いようだが、はっきり言って効果はない。

残り3面の壁面に厚手の音響カーテンをつるすほうがまだましであろう。

ホール音響評価点:64点/(暫定値概算値)

§1,「定在波対」策評価点:18点/50点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/25点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§4,客席配置への評価点:16点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:4点/5点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

キューブホール(小ホール)の施設データ

  1. ホール様式 公会堂タイプ音楽専用ホール。
  2. 客席   収容人員318席(ステージ迫り未使用時342席)
  3. 舞台設備 オープンステージ間口18.5m×奥行15.0m×高さ14.2m、2分割迫り(ひな壇)、天井設置可動反響版、
  4. その他の設備 楽屋4室(洋室)

キューブホールがお得意のジャンル

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、プロの小編成バンドのコンサートや落語・演芸寄席などジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

キューブホールで催されるコンサート情報

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★その他の付属施設の音響

リハーサル室

公式施設ガイドはこちら

リハーサル室 間口18m×奥行10m 床面積180㎡(約109畳)の音響にも配慮したリハーサル室を有する。

ホール音響評価点:50点


内訳

定在波対策評価点:25点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:25点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)

デジタヌの豆知識

ミューズのある所沢市とは

令制国武蔵国入間郡に属していた。
推計人口、341,091人/2018年4月1日。

所沢―(高田馬場)ー新宿 42分/¥480‐/西武新宿線ーJR

 

公開:2017年9月 2日
更新:2021年1月14日

投稿者:デジタヌ


TOP彩の国さいたま芸術劇場 《 ホール 音響 ナビ 》「和と洋」が織りなすハーモニー!?


 

 

 



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