旅するタヌキ

三鷹市公会堂・光のホール 《 ホール 音響 ナビ 》 

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光のホール

Official Website http://mitaka-sportsandculture.or.jp/kokaido/info/hikari.html:

光のホールのあらまし

三鷹市公会堂は、音楽・演劇・ダンスの公演から式典、大会など幅広い催し物に利用可能な光のホールとさんさん館(会議室棟)からなる文化施設です。

さんさん館には、展示室としてご利用いただける展示室兼会議室や防音性能に優れた多目的会議室もあります。<公式サイトより引用>

1965(昭和40)年11月3日、市制施行15周年の年に竣工。

コンサート、落語会、学校行事、成人式などに幅広く利用されてきました。ドリフターズの人気番組「8時だョ!全員集合」(第1回放送の会場も三鷹市公会堂)や、野球拳を世間に広めた「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」の公開放送の会場として何度も取り上げられていたことでも有名です。<三鷹市公式サイトより引用>

「光のホール」の命名について

一般公募でつけた名前らしいが、公会堂改修に先立ち1995年に完成した三鷹市芸術文化センター(※紹介記事はこちら)の各ホールに「風のホール」「星のホール」と名付けたのに準じたのであろう。

光のホールのロケーション

ところ  東京都三鷹市野崎1-1-1

トリップアドバイザーの周辺情報はこちら。

光のホールへのアクセス

最寄りの駅 JR三鷹駅

南口7番のりばから<鷹54>新川団地経由仙川行き、晃華学園東行き乗車(三鷹市役所前下車)

JR吉祥寺駅
公園口3番のりばから<吉01><境92>武蔵境駅南口行き、または4番のりばから<吉06>調布駅北口行き乗車(三鷹市役所前下車)

京王線調布駅
北口13番または14番のりばから<吉06><吉14>吉祥寺駅・吉祥寺駅中央口行き乗車(三鷹市役所前下車)

光のホールがお得意のジャンル

大ホール

オーケストラコンサート、バレエ、ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショーまでジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

施設面から見たホールの特色

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

光のホール

扇形ホールと呼んでも差し支えのない変形6角形1スロープの良質のホール。

ホール音響評価点:98点

§1,「定在波対」策評価点:40点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:20点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:18点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:20点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

6角堂それも1965年の老兵で、ケチのつけようの無い、文句なしの満点は正直このホールのみ!というわけで狸穴総研・音響研究工房厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただく。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 三鷹市公会堂/三鷹市
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)三鷹市スポーツと文化財団/三鷹市。
  3. 開館   1965年、2011年改修リニューアルオープン。
  4. ホール様式 『変形扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
  5. 客席   収容人員 719名 1スロープ扇形配置
  6. 舞台設備 プロセニアム形式間口15.7m×奥行8.4m×高さ6.9m
    可動反響版、
  7. その他の設備 ロビー、楽屋x4室
  8. 付属施設 展示室兼会議室、多目的会議室、会議室x8室、レストラン
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

デジタヌの独り言

1961年開館の東京文化会館、1964年開館の日本武道館、で火が付いた多角堂ブームの最中に生まれた多角形平面アリーナ形状のホール。

但し、設計者がホール設計のセオリー(※1)を心得ていたようで、6角形を基本としながらも、変形させ変形扇形(おおぎがた)と言った方がよさそうな壁面構成とそれに準じた観覧席配置となっている。

東京文化会館、とこのホールの成功以来、外観、や多角堂形式だけまねた「紛い物」が全国に続々と誕生し、多角堂ホールを蔓延させてしまった。(設計者さん多少は責任感じてネ!)

1971年竣工「山口市市民会館」(※ホールナビはこちら

1990年竣工「水戸芸術館」(※ホールナビはこちら

1991年竣工「草津音楽の森国際コンサートホール」(※ホールナビはこちら

1995年竣工「京都コンサートホール小ホール」(※ホールナビはこちら

ド素人(市建築課?)の要求を美味くあしらった恒例!

でザイナーはセオリーを守り、定在波(※2)が発生しないように対抗する面が平行になら無いように変形させ、ステージ対抗面に当たる大向こう席の背面は山形に変形させてある。

本来は、通常の扇形ホールにしたかったのだろうが、涙を呑んでド素人の市当局者の意向(仕様)を最小限の犠牲で済むように組み入れたのであろう。

その後今回の改修で、壁面のへの異形木材適用、天井反響版の改修などを経て、1スロープ扇形ホールの優位性を最大限生かし、最新の「風のホール」や「星のホール」に勝るとも劣らない音響の小ホールに生まれ変わったのだと思う。

老兵は死なず」そして「只去りゆき」もせずに蘇るのである!

デジタヌの知っておきたい豆知識

三鷹市

推計人口、190,737人/2018年4月1日

三鷹ー新宿 14分/¥220-/JR

令制国(律令国)

645年旧暦6月12日の「乙巳の変」以降 668年即位した天智天皇によって制定された令制国(律令国)による国分けにより704年の国割確定・国印鋳造を基本として明治初期の廃藩置県後も現在に至るまで行政区分の基本となっている.

武蔵国

埼玉県、東京都の殆どと神奈川県川崎市・横浜市などの一部地域を含む。川越市のある入間郡、など現埼玉県域に14郡、神奈川県域に3郡、東京都域に4郡、東京都・神奈川県にまたがって1郡が広がっていた。

三鷹市の属していた北多摩郡

律令制において設置された前述の多摩郡には、武蔵国の中枢機関に当たる国府(現在の府中市)と国分寺(国分寺市)、一宮小野神社(多摩市)、二宮二宮神社(あきる野市)が置かれた。

平安時代後期・鎌倉時代には武蔵七党などの武士団が勃興した。

戦国時代の多摩郡は、関東管領の上杉氏による支配を経て、江戸を本拠地とする太田氏や小田原(神奈川県小田原市)を本拠地とする戦国大名である後北条氏の地盤となった

北条氏政の弟・北条氏照は八王子城(八王子市)を築き、西方の甲斐国の武田氏に備えた。その後北条氏も豊臣秀吉の小田原征伐によって没落した。

江戸幕府の「入組支配」


入組支配;江戸幕府が行った政策で、かつての律令国家の上に成り立つ、地方豪族・大名に対し頻繁に転封(国替 )・減封(領地召し上げ)を行い地方の統一・団結を阻む政策。このため明治維新後も府県、郡村の離合集散が重ねられた。

「武蔵三藩」と呼ばれる川越藩、忍藩、岩槻藩が置かれ江戸の防衛として重臣が配されたが、複雑に入り組んだ支配で、各支配地(郷)間で待遇・処遇に大きな格差が生じていた。

江戸時代には、幕府の直轄領(御料)や旗本領となり、八王子宿には関東各地の直轄領を支配する代官18人が駐在することとなり、武田氏旧臣の大久保長安が代官頭を務めて、多摩地域の開発と甲州街道や青梅街道の整備に当たった。

廃藩置県と明治新政府の行政改革


江戸時代、徳川政権の幕藩体制下で有名無地となった「令制国」の復活・修復と、入組支配の結果生じた近隣地区(村)同士の待遇(租税)格差をなくし、「地方創世の基本となる行政区分再編成」を行ったのが一連の廃藩置県政策であったともいえる。

教科書!では1871年8月29日(明治4年旧暦7月14日)の明治新政府の布告日が知られているが実際には1867年11月9日(慶応3年旧暦10月14日)の大政奉還から版籍奉還 (1868年8月1日/旧暦6月24日)を挟み、1871年8月29日の廃藩置県布告を経て1872年の 第1次府県統合、1876年の第2次府県統合終了まで明治新政府によって進められた一連の行政改革でその後の離合も含め武蔵国も幾多の行政変遷にさらされた。

1868年8月17日(慶応4年旧暦6月29日) - 幕府領に韮山県を設置。引き続き、旧幕府代官の江川英武(太郎左衛門)が管轄。
1868年8月27日(旧暦7月10日) - 後の当郡域の幕府領を管轄する旧幕府代官の松村長為(忠四郎)が武蔵知県事に就任。
1868年9月23日(旧暦8月8日) - 松村長為知県事が古賀定雄(一平)に交代。
(旧暦11月) - 古賀知県事の管轄区域の一部が東京府(第1次)に移管。
1869年2月23日(旧暦1月13日) - 古賀知県事の管轄区域に品川県を設置。韮山県の一部が品川県に移管。
品川県の一部、韮山県の一部、龍ヶ崎藩領の一部が武蔵川越藩領となる。
1871年8月29日(旧暦7月14日) - 廃藩置県布告により藩領が龍ヶ崎県、川越県、彦根県の管轄となる。
1871年12月25日(旧暦711月14日)品川県・韮山県・龍ヶ崎県の後の北多摩郡に属する区域が入間県に移管。
彦根県の後の北多摩郡に属する区域の東京府への移管が太政官布告で命じられる。
1872年1月2日(旧暦11月22日) - 彦根県が長浜県に統合。

1872年3月3日旧暦5月 当初は全域が東京府に移管予定であったが急遽変更され、東京府に編入された6村も神奈川県に移管されている。

1872年3月8日旧暦1月 - 東京府のうち現武蔵野市域、入間県のうち現武蔵野市域、現調布市域が神奈川県に移管。
(旧暦5月 - 入間県のうち後の北多摩郡に属する区域の現三鷹市含む残部が神奈川県に移管。全域が神奈川県の管轄となる。

1873年(明治6年)1月1日(明治5年旧暦12月4日)新政府太陽暦を採用・告示

北多摩郡の沿革

1878年(明治11年)7月22日 - 郡区町村編制法の神奈川県での施行により、神奈川県多摩郡のうち1町131村の区域に行政区画としての北多摩郡が発足。郡役所が府中宿番場(府中宿のうち)に設置。

1889年(明治22年)3月31日 - 三鷹村を含む3町36村の統合が行われる。
(現・三鷹市域内)三鷹村 ← 牟礼村、下連雀村、上連雀村、新川村、中仙川村、野崎村、大沢村、北野村、井口新田、深大寺新田および上石原村、烏山村、下仙川村の各一部

同年(明治22年)4月11日:甲武鉄道新宿駅 - 立川駅間(16M74C≒27.24km)が開業。中野駅・境駅(現在の武蔵境駅)・国分寺駅・立川駅が開業。同年8月11日:立川駅 - 八王子駅間(6M3C≒9.72km)が延伸開業。八王子駅が開業

1893年(明治26年)4月1日 - 東京府の管轄となる。

1912年(明治45年)4月1日 - 「東京府神奈川県境界変更に関する法律」の施行により神奈川県との境界を多摩川に画定して対岸飛地を解消。

1923年(大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。

1930年(昭和5年)6月25日 三鷹駅開業。

1933年(昭和8年)8月1日 京王井の頭線・渋谷 - 井の頭公園間開業(井の頭公園駅、三鷹台駅開業)。

1934年(昭和9年)4月1日 京王井の頭線・井の頭公園 - 吉祥寺間全線開通。

1940年(昭和15年)三鷹村が町制施行して三鷹町となる。

1942年(昭和17年)7月1日 - 「北多摩地方事務所」が府中町に設置され、本郡を管轄。
1943年(昭和18年)7月1日 - 東京都制の施行により東京都の管轄となる。

1950年(昭和25年)11月3日 - 三鷹町が市制施行して三鷹市誕生。

1967年(昭和42年)
12月2日 : 中央自動車道調布IC - 八王子IC工事完了。
12月15日 : 調布IC - 八王子IC開通。

1976年(昭和51年)
5月18日 :中央自動車道 高井戸IC - 調布IC開通。

1976年(昭和51年)
5月18日 : 首都高速4号新宿線・上高井戸地内が開通し、全線開通。同時に中央自動車道と接続。

※参照覧

※1、関連解説記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」はこちら。

※2-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※2-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※ 関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

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公開:2017年10月18日
更新:2018年9月28日

投稿者:デジタヌ

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