音・道・楽・人 分室『旅するタヌキ』

レグザムホール 《 ホール 音響 ナビ 》香川県内トップの音響を誇る小ホールを備えた文化施設

,

高松市にあるとプレミアムホール"レグザム小ホール"とその他?の施設。

通常は小ホールは、大ホールの引き立て役、「おまけ施設」になりがちだが、こちらは真逆!大ホールを遙かにしのぐ音響で、"香川県の西洋音楽の発信基地"となっている

狸穴総研・音響研究工房厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール』に...

レグザムホールのあらまし

香川県が事業主体となって香川県県民ホールとして誕生した、2011年に5年契約の命名権が売却され、2016年4月再度の命名権入札で大阪の企業レクザムが命名権を落札現在の通称になった。

レグザムホールのロケーション

所在地  香川県高松市玉藻町9番10号

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています

レグザムホールへのアクセス

最寄り駅 

JR高松駅より徒歩8分
琴電高松築港駅より徒歩8分

    レグザムホール の施設データ

    Official Website http://kenminhall.com/

    1. 所属施設/所有者 香川県県民ホール/香川県。
    2. 指定管理者/運営団体 穴吹エンタープライズ/香川県。
    3. 開館   1988年

    付属施設・その他 
    • 共用備品
      • 仮設資材;能舞台セット、平台、バレエ用シート
      • 大・小道具:松羽目、竹羽目、金・銀屏風、鳥の子屏風、仮設鳥屋囲、雪かご、
      • 仮設伝統芸能幕;紅白幕、
      • コンサート対応設備;反響板、オーケストラ平台、ひな段用けこみ、指揮台/指揮者用譜面台、ピアノ椅子、コントラバス用椅子、奏者椅子(スタッキングチェアー)譜面台、
      •  フルコンサートピアノ(メーカー不詳)X2台、セミコンサートピアノX1、アップライトピアノX1、和太鼓(口径不詳)、ティンパニセット、チェレスタ、電子オルガン、バスドラム、
      • 特殊効果;ミラーボール、効果マシン、ドライアイスマシン、その他
      • 会議室用仮設スクリーン;サイズ不明
      • 投影装置(設備);液晶プロジェクター(8k.4k,UHD、HDなどの対応解像度不明)、スライド、OHP
    • 付属(共用)施設 
      • 大・小ホール共用洋室楽屋X2(更衣室、ロッカー付き)、
      • 付属施設 リハーサル室x2、練習室x3、展示室、多目的大会議室x、会議室x3、レストラン。

    レグザムホール『小ホール』の音響デザイン

    (公式施設ガイドはこちら。)

    2フロアー2層のプロセニアム形式多目的ホール

    こちらはハイテク?の残響可変装置等に頼らず、ホール側壁面がプレーンな木質パネルに山形の横桟をあしらった内装材をアンギュレーションを持たせて表装されており、中層部2階テラス席と最上層部の間には音響拡散体として装飾梁があしらわれている。

    さらに大向う通路背後壁は立て格子で表装された吸音壁になっている。

    天井も大ホール同様のブリッジタイプの大型半響板。

    床面は木質パーケット材で仕上げてあり、上質の木製フレームの椅子が配置されている、プレミアムホールである。

    全ての点において大ホールを凌ぐ丁寧な設えで「心地より余韻」(※11)にしたれる名ホールである。

    もちろん大ホール同様に、すっぽん迫り付き脇花道、大迫(道具迫り)小迫を完備しており、農村歌舞伎の盛んな香川県らしい配慮もある。

    参※11)当サイト関連記事 第1章第3節 良いホールとは「違いの分かるホール」でなければならない!はこちら。

    所見と総評

    とにかく「素晴らしい」の一語に尽きる。平土間部分の可動席が「千鳥配置になっておらず、眺望の点から減点させて頂いた。

    存続が危ぶまれている「高松テルサホール」(※オールナビはこちら)とともに、高松を、いや四国を代表するコンサートホールといっても過言ではないであろう!

    と言う事で文句無しに狸穴総研・音響研究工房厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただく。

    ホール音響評価点:96点(暫定値)

    §1,「定在波対」策評価点:50点/50点満点

    • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
    • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

    §2、残響その1 「初期反射」対策評価点:25点/25点満点

    • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
    • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

    §4,客席配置への評価点:16点/20点満点

    • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
    • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

    §3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:5点/5点満点

    • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

    小ホールの施設データ

    1. ホール様式 『変形6角形』プロセニアム型式多目的ホール。
    2. 客席   2フロアー 収容人員807人(オーケストラピット利用時は711席)

      1階席 : 585人 (車椅子席3席含む)
      2階席 : 222人 (親子室6席)

    3. 舞台設備
      1. 基本仕様A可動プロセニアム形式;有効幅約14.2m(ステージ最大幅約32.6m)x有効奥行き約14m(最大奥行き約16.2m)有効面積約199㎡(約120畳)プロセニアムアーチ:間口約14.2m、高さ約9m、実効面積;約199㎡(約120畳)ステージ高さ;FL+約100cm、ブドウ棚(すのこ)高さStL+約21m、吊物バトン(電動5本、手動5本)
      2. 反響板設置時;プロセニアムアーチ:間口約14.2m、高さ約9m、最大奥行き約9.4m、実効面積;約104㎡(約63畳)ステージ高さ;FL+約100cm、
      3. 付属舞台;可動床・可動客席(床下収納システム)オーケストラピット&エプロンステージ迫り;最大幅約14.95m最大奥行約4.5m有効面積約58㎡;約35畳、演奏面レベル設定;Gl+約ー1m~+1m、脇花道(すっぽん迫り付き)、
      4. 専用大道具;演台
      5. 舞台設備(装置&設備);奈落、大(道具)迫り、小迫り、
      6. 伝統芸能幕:緞帳、地絣、紗幕(白&黒)大黒幕、紅白幕、浅黄幕,
      7. 洋式幕装備;袖幕、定式幕、暗転幕、ホリゾント幕、中ホリゾント幕、
      8. スクリーン;常設スクリーン(10.5mX4.5m)、
      9. 投影設備;、液晶プロジェクター(panasonic PT-DZ13K)、BDプレーヤー・DVDプレーヤー・、16mm&35mm映写機、
      10. コンサート対応設備;反響板、
    1. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集等
      1. 舞台図面はこちら。
      2. 舞台設備一覧はこちら。
      3. 舞台設備使用料金表はこちら。
    1. 専用施設 
      • その他の設備 ;アーティストロビー、更衣室・ロッカー付き洋室楽屋x5、更衣室・ロッカー付き和室楽屋ZXⅠ、シャワー室X2(男女各々x4)
      • レジストレーションカウンター、クローク、ロビー、ホワイエ、、コインロッカー、

    小ホールがお得意のジャンル

    ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなどが行われている。

    ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、等ジャンルにこだわらないイベントが開催され広く県民から愛されている。

    小ホールで催されるコンサート情報

    チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

    レグザムホール『大ホール』の音凶デザイン

    公式施設ガイドはこちら。

    3スロープ3層のプロセニアム形式多目的ホール

    平土間(オーケストラピット部)に続く緩やかなスロープのメインフロアーと、

    両翼から前方にサイドテラスが張り出した2・3階バルコニー席を持つプロセニアム形式の多目的ホール。

    平面形状は変形6角形を基本としており、低中層部の壁面はアンギュレーションを持たせての、上層部壁面にはエアダクト開口部のような開口部のある可変シャッター付きのマジックボックス(※21)が備えられている。

    参※21)当サイト関連記事 マジックボックス・残響可変装置?はこちら。

    壁面意匠

    側壁は全フロアー建設当時の「流行り病?」石壁(タイル張り)の仰天「エコーチャンバー擬き仕様!」(※21)のホール。
    背後壁はい2階が調整室・親子室のガラス窓部分以外はお音響メッシュグリルで表装された吸音壁となっており、更におおき曲率で凹面にラウンドしている。

    天井はステージ反響板・プロセニアム上縁コーナー反響板なだらかに繋がり急激な開口面積の変化を避けている秀逸なデザインのプラスターボード製(※22)の大型一体成型の波状天井で、ホール後半には照明ブリッジを覆う大型セグメント反響版が3か所設置されており。

    後半部の大型セグメント反響板ブリッジは側壁同様のマジックボックスシャッターと照明器具ブリッジになっている。

    参※21)エコーチャンバーについてのWikipediaの関連項目は こちら。

    参※22)アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

    完備した舞台装備

    すっぽん迫り付き脇花道、大迫(道具迫り)小迫を完備しており、農村歌舞伎の盛んな香川県らしい配慮もある。

    所見と総評

    壁際・大向うが通路になっているのと、天井が高いのが美点の「定在波対策」もなされた、"理想の大型エコーチャンバー?"(※23)に仕上がっている。

    デッドな音響の"良質の録音スタジヲ"で収録した音源に当"レグザムチャンバー"で収録したエコーをミキシングすれば"ゾフィエンザール"収録並みのオーケストラ策貧?アルバムが作れるかもしれない?

    カラオケファン垂涎の「香川県のエンタテイメントショービジネスのメッカ?」といったところか。

    とりあえず「上品で心地よい韻き」が要求される「クラシックコンサート」には向かない!

    ホール音響評価点:得点56点はオーナーの香川県、このホールの設計に携わったデザイナーさんにとっては納得のいかない不本意な評価点であるやもしれないが...、

    なっとくが行かないのは"県民"の皆さんがたで、ふんだんに!税金を注ぎ込んで、役立たずのカラクリ(※21)や手の込んだ「全面タイル張り装飾」を施したのに、それが全く無駄な税金投棄で(天下りだり先?)への"ご祝儀"手土産事業だったとしたら...

    次回の改修では、内壁を「全面作新」して危険でもある壁面タイル(※24)を完全除去したうえで、天井と同じプラスターボードの成型品か、できれば床面から1.8mの範囲でも良いから中ホール同様に「木質プレート」の「スラント設置」に改修して初期反響を軽減していただきたい!

    更に無意味なホール後半両側壁の並行部分を無くして「完全ハノ字」に成形しなおして「健康被害にも通じる」「低周波定在波の駆逐・阻止」をなし得ていただきたい!

    前途した、「プラスターボードの一体成型パネルを用いた壁面改修」であれば壁面の並行部を成型・修正することも可能である!

    任意団体 全国石壁ホール残凶被害を糾弾する会 名誉顧問 狸穴音響研究所 所長 出路多留狸

    参※24)2018年の北大阪震災では、高槻芸術劇場で実際に「内壁タイル剥落」が発生し、休館に追い込まれている。

    ホール施設管理者の方へ

    とりあえず、マジックボックスシャッターはフルオープン(最大吸音)をイニシャル位置とし、常に余分な残凶(残響)を排除することをお勧めする!

    デジタヌの独り言

    丁寧な設えで音の良い小ホールに対して、残響可変装置等など当世流行の「小手先の設備増設」で音楽ホールを目指したようだが、基本デザインが対応しておらず、内装一新、反響板新造などの抜本的改装を行わないと、「心地よい響きのホール」にはならない!だろう。

    高松市内きっての収容人員で、呼び屋(weblio辞書)、プロモーターにはウケがよいようであるが、市内にサンポートホール、など音楽演奏に相応しい、芸術ホールが誕生した今となっては国際音楽コンクール(※高松国際ピアノコンクールのガイド記事はこちら)開催都市高松の恥になりかねない?

    取り敢えずこのデザイナーは、音響工学を分かったうえでの"確信犯"なのかそれとも"ド素人の業務上過失"なのか判定が付きづらいところが多すぎる。

    そういう意味では、建築音響工学を学ぶ学生さんにとっては、なぜこんなにもひどい音響(周波数特性が乱れている)なのかをまとめる"研究レポート"の対象・素材としては最適かもしれない?

    ※画像をクリックすると拡大できます、

    standing_wave.jpg

    折角変形6角形で対抗面を無くしたのに!

    以下に示す定在波対策一つとって見ても、"過大な初期反響が生じて定在波障害が生じやすいのを前提に?アンギュレーションを多用しながらも1間巾の完全並行面箇所を多数存在させている。

    定在波は味方に出来ない!(※26)ことをご存じないのだろうか?...

    (そもそも定在波の正体がわかっていないのかも?...)

    いずれの箇所もホール間口(定在波波長)に対して1/10以下の壁面巾約1.8m~2mなので半波長の基本波長成分は生じずらいが、長さが1階部分でも3.5m前後2階サイドバルコニー周辺で2m前後、3層目(4階)サイドテラスでは10m以上にもなり、壁面からの有効反射波周波数成分はは夫々17.4~87Hz以上となり、部分的には各間口に応じた0.5波長&1波長の周波数成分を含む定在波が生じていると考えられる!

    まあ全フロアー扇形段床で守られているので、被害にあるのは両袖の通路際席だけという事にはなるが...

    参※26)当サイト関連記事  エピローグ 定在波は味方?に出来ない! はこちら

    お金のかかった凝った表装の割には

    更に壁面は丸瓦状の半丸凸型タイル張りという凝った表装で高調波成分の散乱効果は期待できるが...この程度10㎜程度の凹凸では約8.7KHz以上の高音域でないと拡散の効果は期待できないし当然位相干渉による減衰の効果で邸定在波の引き金となる壁面からの過大な反響の対策にはならない!(※27)

    更に素焼き以外の窯業製品は、表面が滑らかなので、フラットパネルのほうが、入射角=反射角の法則が適用出来て、低周波は意外と間口方向に伝わらないが、中途半端な表面処理では、かえって間口方向定在波の引き金となる低周波音を対抗面に向かって反射しやすくなってしまう!

    参※27-1)当サイト関連記事 第1項 幅1間(約1.81m)以上のフラットパネルの屈曲設置効果 はこちら。

    参※27-2)当サイト関連記事 壁面のアンギュレーションで初期反響を緩和す手法はこちら。

    定在波対策についての考察 version.2 revision.6 /2020.12.16

    ※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。

    §1)間口方向定在波

    ●メインフロアー
    平土間側壁平行部分(9~11列)
    • ●側壁間約26.8m
    • 定在波周波数成分; 約6.5Hz/0.5λ、約13Hz/1λ、約19.5Hz/1.5λ、約26Hz/2λ、
    • 対策なし!

    スロープ部1 側壁平行部分(15~18列)
    • ●扉間約30m
    • 定在波周波数成分; 約5.8Hz/0.5λ、約11.611.6Hz/1λ、約17.4Hz/1.5λ、約23.2Hz/2λ、
    • 対策なし!木質プレーンパネル
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。

    スロープ部2 側壁平行部分(19~20列)
    • ●側壁間約28.8m
    • 定在波周波数成分; 約6Hz/0.5λ、約12.1Hz/1λ、約18.1Hz/1.5λ、約24.2Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?

    スロープ部2側壁平行部分(22~23列)
    • ●側壁間約28m
    • 定在波周波数成分; 約6.2Hz/0.5λ、約12.5Hz/1λ、約18.7Hz/1.5λ、約24.9Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    スロープ部3側壁平行部分(24~25列)
    • ●側壁間約27.3m
    • 定在波周波数成分; 約6.4Hz/0.5λ、約12.7Hz/1λ、約19.2Hz/1.5λ、約25.5Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    スロープ部4 側壁平行部分(27~28列)
    • ●側壁間約26.6m
    • 定在波周波数成分; 約6.6Hz/0.5λ、約13.1Hz/1λ、約19.7Hz/1.5λ、約26.2Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    スロープ部5 側壁平行部分(29~30列)
    • ●側壁間約26.0m
    • 定在波周波数成分; 約6.7Hz/0.5λ、約13.4Hz/1λ、約20.1Hz/1.5λ、約26.8Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?

    ●2階バルコニー 側壁平行部分(11~17列)

    • ●側壁間約18.5.m
    • 定在波周波数成分; 約9.4Hz/0.5λ、約18.8Hz/1λ、約28.3.2Hz/1.5λ、約37.7Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。

    ●2階バルコニー 側壁平行部分(12~16列)

    • ●側壁間約18.5.m
    • 定在波周波数成分; 約9.4Hz/0.5λ、約18.8Hz/1λ、約28.3.2Hz/1.5λ、約37.7Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。

    ●サイドテラス(桟敷)

    2F1 側壁平行部分(1,2&6,7列)
    • ●側壁間約28.8m
    • 定在波周波数成分; 約6Hz/0.5λ、約12.1Hz/1λ、約18.1Hz/1.5λ、約24.2Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    2F2 側壁平行部分(4、5列)
    • ●側壁間約32m
    • 定在波周波数成分; 約5.4Hz/0.5λ、約10.9Hz/1λ、約16.3Hz/1.5λ、約21.8Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    2F3 側壁平行部分(9,10列)
    • ●側壁間約28m
    • 定在波周波数成分; 約6.2Hz/0.5λ、約12.5Hz/1λ、約18.7Hz/1.5λ、約24.9Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    2F4 側壁平行部分(12,13列)
    • ●側壁間約27.3m
    • 定在波周波数成分; 約6.4Hz/0.5λ、約12.7Hz/1λ、約19.2Hz/1.5λ、約25.5Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    3F1 側壁平行部分(2列)
    • ●側壁間約28m
    • 定在波周波数成分; 約6.2Hz/0.5λ、約12.5Hz/1λ、約18.7Hz/1.5λ、約24.9Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?
    3F2 側壁平行部分(5列)
    • ●側壁間約28.8m
    • 定在波周波数成分; 約6Hz/0.5λ、約12.1Hz/1λ、約18.1Hz/1.5λ、約24.2Hz/2λ、
    • ※扇形形配列扇形段床(ハノ字段床)で定在波層を回避。
    • 表装(凹凸タイル壁)で定在波の高次周波数成分を抑制?

    3層目(4階)テラス後方はアンギュレーション幅が狭いので、定在波は生じにくいとした。

    §2)奥行き方向定在波
    1F(1F大向こう壁面→ステージホリゾント反響板)
    • ●最大奥行き約45.2m
    • 定在波周波数成分; 約3.8Hz/0.5λ、約7.7Hz/1λ
    • ※客席スロープで定在波抑止。
    • ※定在波高次周波数成分の抑制はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(音響メッシュグリル&吸音材)で抑制。

    2・F(2・階大向こう壁面
    ステージ上部反響板のスラント角で抑止
    3Fプロセニアム上縁コーナー反響板で抑止
    §3)高さ方向
    平土間床→天井最高部
    • ※プロセニアム前縁コーナー反響板・のアンギュレーションで定在波を抑止!

    ※赤字は健康被害を生じさせる可聴帯域外"低周波振動障害"周波数領域!

    当サイト関連記事  第3節 ミステリーゾーンで起こる低周波振動健康被害!はこちら。

    音響評価 version.2 revision.6 /2020.12.16

    ホール音響評価点:得点56点/100点満点中

    ※2001席(車椅子スペース含む)のコンサートホールとしての評価。

    ※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

    ※前提条件 音響障害エリアについて

    「以下の座席ブロック」を個々の音響障害ブロックと見做します。

    • ●メインフロアーは「平土間部」「スロープ部」を夫々別ブロックと見做します。
    • ●上層階バルコニー、左右サイドテラスを夫々1エリアとして見做すこととします。
    • ●サイドテラス(桟敷席)は各階の左右を夫々別ブロックと見做します。
    • ワインヤード(アリーナ)形式については"各棚"を夫々別ブロックと見做します。

    §1 「初期反射」軽減対策評価;得点7点/配点25点

    ※以下詳細は第1節 「初期反射」軽減対策評価:配点25点をご参照ください。

    • ※音響障害席の有無にかかわらず側壁面の表装(素材)に応じて「持ち点」とします!
    • ※表装の内硬質側壁部などの低得点表装の表装ランクを全体に当てはめます!
    • ※グルービング処理を施した木質パネル等の軟質壁材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与えます。
    • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて持ち点とします。
    • ※基礎点に音響障害客席数比率を乗じて算出します。

    §2 定在波対策評価;得点37点/配点50点

    ※以下詳細は第2節「定在波」対策評価の項目をご参照ください。

    ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価します。

    ※基礎点に音響障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

    間口方向定在波
    • 扇形ホール・スラント設置壁以外「垂直完全平行側壁」部分のフロアー・バルコニー部では間口定在波が生じているとみなします。
    平土間部分
    • 後列段床で保護!されていない全席を定在波音響障害席と見做します。
    扇形またはハノ字段床部
    • (後列でスッポリ囲まれている)「深い扇形段床スロープ」(ハノ字段床を含む)部分では、両端の席を定在波音響障害席としてカウントします。
    ストレート段床部

    全席定在波音響障害席と見做します。

    上下方向定在波
    • 完全平土間部分上部がスラント天井がまたは波状天井でない場合は全席を定在波音響障害席とします。
    • 天井の、小さなヴォールト(窪み)、格天井は定在波対策とは認めません。

    §3 「客席配置」に対する配慮評価;得点9点/配点20点

    ※以下詳細は第3節 「音響障害と客席配置」に対する総合評価:配点20点をご参照ください。

    • ※定在波対策・初期反響対策に「眺望対策(前列障害)」を加味した値で評価します。
    • ※配点から障害エリア数を引いた持ち点に障害エリア客席数比率を乗じて算出します。

    §4 「後期残響」への配慮評価;得点3点/配点上限5

    ※以下詳細は「後期残響」への配慮評価点:配点上限5点をご参照ください。

    • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価します。
    • 上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

    算出に用いた値  version.2 revision.6 /2020.12.16

    初期反射対策評価

    ※低得点表装タイル張りの箇所が認められたので規定により素材持ち点 14点とした。(反響音の強度順素材持ち点)

    基礎点B2=素材基礎点14点ー障害発生エリア数6=8点

    1)ホール後端部の"釣鐘現象"音響障害席 ;52?席(52席/1階30列全席、)

    2)側壁初期反射音響障害席 ;24?席(、14席/2階11列から17列両袖席、10席/3階12列から)

    3)天井高さ不足音響障害席;166?席(75席/2階後部座席16~17列全席,、39席/2階サイドテラス3~15列両袖3席ずつ)、

    重複カウント ;ー4席

    音響障害席総計;238席

    定在波対策評価

    基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数7=43点

    1)間口方向定在波音響障害席;175?席
    (a)メインフロアー、各階ベランダ部分;155?席

    6席/1階スロープ9~11列両袖席、24席/1階スロープ15,17,18,19,20,22,23,24,25,27,28,29列両袖席、21席/1階16列11番~15番、41番~51番及び車いす席全席、42席/1階30列全席及び車いす席2席、41番~51番及び車いす席全席、12席/4階ベランダ部分11~16列両端席、6席/4階ベランダ17列両袖、8席/5階ベランダ部分12~15列量端、36席/5階ベランダ部分16列全席)

    (b)サイドテラス(桟敷)部分;20?席

    16席/2階サイドテラス2,4,5,6,7,9,10,12,列両端席、4席/3階サイドテラス2,5,列両端席、

    2)奥行き方向定在波音響障害席;0?席

    3)上下方向定在波音響障害席;0?席

    重複カウント ;ー0席

    定在波障害顕著席総計;175?席

    客席配置評価

    基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数8=12点

    眺望不良席数;60席/1階平土間中央部座席2~6列23番~34番

    初期反射音響障害席 ;238?席

    定在波障害顕著席 ;175?席

    重複カウント ;ー24席

    音響障害席総計;449席

    算定式 

    評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

    大ホールの施設データ

    1. ホール様式 、『変形6角形』プロセニアム型式多目的ホール。
    1. 客席仕様 3スロープ3フロアー 
      • 収容人員2001席、
        • 1階固定席X1359席、(オーケストラピット部可動床・可動席X176席、車椅子用スペースX7台分含む、)
        • 2階席392席、親子席X10席、
        • 3階席250席、
        • Pタイル張り、
        • ※マジックボックス(残響可変装置?)付き。

    1. 舞台設備
      • 基本仕様A可動プロセニアム形式;有効幅約29mx有効奥行き約19.5m(最大奥行き約20m)有効面積約565㎡(約341畳)2面舞台相当、プロセニアムアーチ:間口約14~20m、高さ約7~10m、実効面積;約273㎡(約164畳)ステージ高さ;FL+約100cm、ブドウ棚(すのこ)高さStL+25m、バトン類(電動8本、手動13本)
      • 反響板設置時;プロセニアムアーチ:間口約20m、高さ約10m、最大奥行き約12.75*m、実効面積;約204㎡(約123畳)ステージ高さ;FL+約100cm、
      • 付属舞台;可動床可動客席床下収納システムオーケストラピット&エプロンステージ迫り;最大幅約21.3m最大奥行約6m有効面積約114㎡;約69畳、演奏面レベル設定;Gl+約ー1.1m~+1m、脇花道(すっぽん迫り付き)、
      • 舞台設備(装置&設備);奈落、大(道具)迫り・小迫り、脇花道、、
      • 伝統芸能幕:緞帳X2、地絣、大黒幕、紗幕、
      • 洋式幕装備;袖幕、暗転幕、大ホリゾント幕、中ホリゾント幕、
      • スクリーン;常設スクリーン(14.4mX5.3m)、
      • 投影設備;、液晶プロジェクター(panasonic PT-DZ13K)、BDプレーヤー・DVDプレーヤー・、16mm&35mm映写機、
      • コンサート対応設備;反響板、オーケストラ平台、ひな段用けこみ、
    1. 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集等
    1. 専用施設 
      • 更衣室・ロッカー付き洋室楽屋X5、更衣室・ロッカー付き和室楽屋X1、シャワールーム男女別x2室
      • アーティストロビー、レジストレーションカウンター、クローク、ロビー、ホワイエ、

    大ホールがお得意のジャンル

    ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

    またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

    大ホールで催されるコンサート情報

    チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

    その他の付属施設

    リハーサル室

    公式施設ガイドはこちら。)

    187㎡(113畳)の第1リハーサル室と110㎡(66畳)の第2リハーサル室 の2つの音響に配慮された「使えるリーハー室」を備えている。

    多目的大会議室「玉藻」

    489㎡(300畳)の2階吹き抜け相当の5.7mの高い天井の平土間多目的イべントルーム。スクール形式:273人 、 ディナー形式:200人 立食形式:400人、定員500人のホールとしても使用出来る。2つの楽屋を備える。

     

    公開:2017年9月 9日
    更新:2020年12月29日

    投稿者:デジタヌ


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