狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

埼玉会館 《ホール音響Navi》 

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埼玉県の誇る分化遺産

1966年落成の故前川國男先生の作品だが、2017年の改修ではオリジナリティを尊重する余り東京文化会館の様には「復活」しなかった様である...

此処にも「モニュメント(展示物)」と「活き物のホール」の違いを理解できない「管理者」のセンス(資金)の無さが、「老いをさらす記念物」を生む結果と成った様である。

音響デザイン面から眺めた埼玉会館

大正15年11月6日に初代会館が東日本2番目の公会堂として完成し、2代目にあたる現在の建物は1966年に完成し、2017年3月に「大改修」のうえリニューアル再オープンした。

日本の近代的コンサートホールの先駆者故前川國男先生の作品で国の登録有形文化財に登録されることになっている。

大ホール

(公式施設ガイドはこちら)

1994年に彩の国さいたま芸術劇場が完成するまでは、クラシックコンサートの殿堂として旧浦和市民を始め埼玉県民に愛されていた。

1954年の故前川國男先生の作品としては神奈川県立音楽堂以来実に12年ぶりの「オール木質パネル」内装のホールである。

2スロープ2ロアーの扇形多目的ホール

2フロアー・プロセニアム形式の「オール木材内装」の多目的ホール。

クラシカルな反響板

脇花道の壁面とも成っているプロセニアムは、クラシカル(伝統的)ステージ反響板からスムーズにホールに繋がる様に上縁が大型コーナー反響板と成っているが...。

フロアー構成

1階メインフロアー

最前列から6列までの「ハノ字配列」平土間座席部分(内5列まではオーケストラピット部)から続く、緩やかなハノ字段床上の前半部分と、通路を挟んでやや急な後半の直線配列に近い浅い「ハノ字」配列段床座席を持つ。

2階バルコニー

階バルコニー席はやや急峻なストレート段床上に座席が配置されている。

バルコニー前縁と下面は緩やかなラウンド形状の木質パネルを上反させて表装し、豊かな響きと天井からの初期反響の軽減を図っている。

壁面

内傾させた天井まで繋がるプレーンなパネルによる表装を基本としている。

要所に音響拡散体として天井まで回り込む、装飾リブをあしらっている。

さらに左右壁面に壁面照明器具が左右それぞれ4か所に、空調用のダクトが左右合計4か所に配置され音響拡散体としても機能している。

大向う背後壁面

ホール後部大向こう背後壁は1・2階ともに木質の有孔音響ボードで表装された吸音壁となっている。

天井

左右の壁面から回り込んだ溝が、左右1/3程度部分まで連なり、中央部はやや盛り上がった山形の反響板になっている。

ステージ回り

プロセニアムとステージ反響板

常設脇花道を備えたプロセニアムはホール内壁同様に木質パネルで表層されており、上部プロセニアム前縁には拡声器!を仕込んだ大型のラウンドした凸型コーナー反響板を設置している。

ステージ反響板は、僅かなアンギュレーションを施した両サイドと天井反響板は2分割されており奥行きが可変できるようになっている。

背後んおホリゾント反響板は上下に5段のアンギュレーションをつけたデザインで、対抗する大向こう壁面との平行をキャンセルしている。

ステージには、道具迫り、などの迫りは一切設備されていないが、ステージ前座席4列分の沈床部分があり、Fl-約100Cmのオーケストラピットとして使用できる。

総評

現在の常識(※1)から言うと「断面形状の急激な変化の為に多少籠もる・洞窟音」と成っているが、可動プロセニアムが実用化する以前のホールなので致し方ないであろう。

ホール音響評価点:得点81点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点50点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積(or総客席数)の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な垂直平面壁」で挟まれているときは 基礎点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点16点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点11点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点4点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値;

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら

定在波評価

※定在波は発生しないので基礎点50点とした。

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点

定在波障害顕著席数;

定在波「節」部席;0席

定在波「腹」部席;0席

定在波障害顕著席総計;0席

初期反射対策評価

※障害発生エリア壁面材質がプレーンな木質パネルなので素材基礎点23点とした。

基礎点B2=素材基礎点23点ー障害発生エリア数6=17点

初期反射障害1 壁面障害席 ;80席(32席/1階15~31列2番&40番、2席//1階14列1番・41番席、6席/1階31列全席、6席/2階1~3列1番&38番、34席/2階8列全席)

初期反射障害2 天井高さ不足(3m以下)席;0席

重複カウント ;ー2席

音響障害席総計;78席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数7=13点

眺望不良席数;55席/1階平土間中央部座席2~6列16番~26番

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;80席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(3m以下)席;0席

重複カウント ;ー2席

音響障害席総計;133席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

小ホール

(公式施設ガイドはこちら)

こちらは先生お得意の変形4角堂スタイル。

フロアデザイン

四角形のコーナー部分にステージを構築し、対角線上の大向こうに向かって扇形客席を配置する...東京文化会館のアレ。

最前列から3列目までが平土間で4列目から緩やかな扇形配列段床のスロープとなっている1スロープ1フロアーの変形ホールとなっている。

壁面

客席左右の壁面は「石材」、背面2面はランダムな開口部を持つ木質壁で表装され、舞台対抗面に設置されたホールに突出した映写・照明室の壁面は音響ネットで表装されたスラント設置の吸音壁となっている。

ステージ反響板

ステージ背後ホリゾント反響板は改修時に、最上部が前方に折れ曲がり後部天井反響板に下手側正面左1/3が揺動する3分割タイプの半固定タイプとなり、反響板背後の空間はピアノ庫などに使用されている。

ホリゾント反響板と吊り下げタイプの前部天井反響板はアンギュレーションがあるデザインとなっている。

吊り下げタイプのサイド反響板はプレーンな反響板となている。

周到な平行面(定在波)対策

前途の通りホール軸対角線方向に引き伸ばされたホール形状でそれぞれの対抗する壁面は、完全平行しないように配慮され、ホール内にホールに突出した映写・照明室の側壁も丁寧にスラント設置されており、スロープと相まって、ホール内からは対抗する平行面は完全に駆逐されている!

コンサート、色物・演芸専門?の小劇場

元々このホールには脇花道も奈落も、迫りもなく、四角形のコーナーを利用したステージ配置なので、プロセニアム形式ではあるが袖舞台もないコンサートないしは、色物・演芸に特化した出し物を得意とするホールである。それゆえ、ホリゾント反響板が半固定となっているわけだが、東京文化会館小ホール同様にステージが反響板使用時約60㎡(約36.畳)と狭い。

低い天井

改修時にプラスターボード製(※★)の大型一体成型の天井反響板に換装されている。

最前部平土間上部にあたる部分はステージに向かって上反スラントさせて、床面との完全平行をキャンセルしている。

しかし、地下1階と1階フロアーの2フロアーしか占めておらず、最大幅(ステージサイド反響板ー上手大向こう壁面間)約21mに対して最高部(プロセニアム上縁)でFl+約8.4m、平土間直後でFl+6.7m、大向こう通路部で約4mと明らかに高さが不足している!いわゆる「コンニャク・ガンモドキ」型の平たいデザインである。

総評

東京文化会館で成功した天井の大胆なスラントはなく、かなり「癖の強い音響」と言わざるを得ない。誠に恐れ多いが、はっきりって(プロセニアム両サイドの)壁面の木質パネルへの大改修と両サイド、および中央列の座席改修(千鳥配置)を行わないと、ホームページを改修しても利用率は向上しないであろう。

今後再度の改修に期待

天井大改修

2017年3月の「大改修」ではあったが、「常識(と改修費上積み?)にとらわれた?」改修のために、前途したように立派なプラスターボード製の大型一体型シーリング反響板となったようである...。

岡崎市民会館「あおいホール」の改修例(※4)に見られる様に天井反響板を取り除くなど、平べたつい「ハンペン」型(※5)から脱却する必要がある!

構造体である天井本体はフロアー面から約10.5mの高さを持っており、最近の施設で利用されているような、構造体、天井本体、空調ダクト、電気配管、設備配管、トラスなどをむき出しにし、現状のシーリング面(天井面)にキャットウォークテラス、&ブリッジを設け「格子とネット」で覆うガラリ構造とし、平土間の上部は今とは逆に、フロアレベル+8.45mのプロセニアム上縁から天井本体に向かってコーナー反響板をスラント設置すれば、天井からの「初期反響」(※★)が劇的に解消され、しかも定在波も生じず、今以上の豊かな後期残響を得られ、間違い無しのプレミアム小ホールに生まれ変われるであろう。(※★)

仮設エプロンステージ設備

平土間部分1から3列78席を可動席に変更し、この部分に仮設エプロンステージを張り出せば収容人員は420席となるが現3列目1列分を通路に取ったとしても、反響板設置時のステージ面積が約38㎡(約23畳)増えトータル約98㎡(約60畳)となり、アマチュア・室内管弦楽団や、アマチュア・ウィンドオーケストラのコンサートに最適のステージ面積が確保できるようになり、年間稼働率がさらに向上するであろう。

側壁改修

ステージ上手・下手両サイドの側壁は、現在外反スラントまでさせてあるが、石質壁材ではいかんともしがたく、フロアーレベルから1.8mの低層部は、最低でも木質パネル(塗装仕上げの合板)か出来れば木質のグルービングパネルで表装しなおすべき。

定員削減

壁際席撤去&2列平土間中央部から一席撤去して定員をー7席の497席に改修する必要がある。

ホール音響評価点:得点78点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点50点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積(or総客席数)の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な垂直平面壁」で挟まれているときは 基礎点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点9点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点16点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点3点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値;

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら

定在波評価

※障害発生エリアが皆無なので基礎点50点とした。

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点

定在波障害顕著席数;

定在波「節」部席;0席

定在波「腹」部席;0席

定在波障害顕著席総計;0席

初期反射対策評価

※障害発生エリア壁面材質が石質のプレーンな壁面なので素材基礎点12点とした。

基礎点B2=素材基礎点12点ー障害発生エリア数2=10点

初期反射障害1 壁面障害席 ;6席(2席/1階8列5番&44番席、4席/1階★~11列1・2番&★47番・48番席、)

初期反射障害2 天井高さ不足(3m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;6席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数3=17点

眺望不良席数;24席/1階平土間中央部座席2~3列19番~30番

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;6席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(3m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;30席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

デジタヌの印象

恐れ多くも「故前川 國男」先生の作品を「いじる」事は設計屋に取っては「たじろが」ざるを得ないのであろう。

東京文化会館で行われた様なオリジナリティーを損なわない範囲で「大胆な?」改修をして欲しかった。

東京文化会館のように大胆な設備変更が欲しかった。

埼玉会館のあらまし

Official Website http://www.saf.or.jp/saitama/

埼玉会館のロケーション

ところ さいたま市浦和区高砂3-1-4

トリップアドバイザーのさいたま市周辺にある観光スポット 口コミ ナビはこちら。

埼玉会館へのアクセス

最寄りの駅 

・JR浦和駅(西口)下車 徒歩6分
会議室をご利用の方は、県庁通り沿いの車寄せにある入り口からお入りください。
・JR上野駅から約20分(上野東京ライン利用)
・JR大宮駅から約8分
・JR新宿駅から約26分(湘南新宿ライン利用)

埼玉会館がお得意のジャンル

大ホール

 オーケストラコンサート、バレエ、ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショーまでジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

小ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

埼玉会館の公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 埼玉会館/埼玉県。
  2. 指定管理者/運営団体 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/埼玉県。
  3. 開館   1966年
  4. 設計  前川 國男設計事務所

 

大ホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2フロアー 収容人員 

    1,315席(1階1,049席 2階266席)
    オーケストラピット使用時 1,200席 車イス席 6席

舞台設備
  • 舞台仕様 プロセニアム形式(常設脇花道付き)
  • 有効幅約31mx有効奥行き約14.2m/緞帳ーホリゾント幕間(最大奥行き約16.1m)有効面積約440㎡(約265畳)
  • プロセニアムアーチ:間口約16.6m、高さ約8.5m、本舞台実用幅約18m、本舞台実用面積;約255㎡(約154畳)ステージ高さ;FL+約100cm、サスペンションライト(照明ブリッジ);2本、ボーダーライトx4、プロセニアムライト、ホリゾントライト、美術バトン;14本(幕装備除く)、
  • 反響板設置時;プロセニアムアーチ:間口約16.6m、高さ約8.5m、最大奥行き約13.2m、実効面積約186㎡(約112畳)ステージ高さ;FL+約100cm、
  • オーケストラピット迫り;可動床・可動客席;最大幅約17.9m最大奥行約6.6m有効面積約98㎡;約59畳、演奏面レベル設定;StL ー約100cm~ー200cm、
  • 舞台機構1 ;奈落、
各種・図面・備品リスト&料金表

小ホール

  1. ホール様式 『扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 504名、
舞台設備
  • 舞台仕様 プロセニアム形式
  • 有効幅約15m(ステージ最大幅約16.7m)x有効奥行き約6.3m(最大奥行き約7m)有効面積約60㎡(約36畳)最高部天井高さ;高さStL+約9.5ⅿ
  • プロセニアムアーチ:間口 12.0m 奥行き約 7.0m 高さ 7.5m、本舞台最大幅約15m、本舞台実用面積;約60㎡(約36畳)ステージ高さ;FL+約95cm、、ライト(照明ブリッジ);2本、美術バトン;6本(幕装備除く)、
  • 反響板設置時;プロセニアムアーチ:間口約12m、高さ約7.5m、最大奥行き約7m、実効面積;約60㎡(約36畳)ステージ高さ;FL+約95cm、
  • その他の設備 、楽屋x3、
各種・図面・備品リスト&料金表

付属施設・その他 

館内付属施設 
  • 館内施設;リハーサル室x、練習室x、展示室x3、会議室x16、研修室x、和室、ブッフェラウンジ、コインロッカー他。
付属施設配置・見取り図

施設利用手引き

埼玉会館これまでの歩み

1925年 埼玉女子師範学校が別所に移転した跡地に岡田信一郎の設計で着工。

1926年 11月6日完成。東日本では日本青年館に次いで2例目の公会堂とオープン。

太平洋戦争後は一時進駐軍に接収され、埼玉軍政部が置かれた。

1963年(昭和38年)に新築工事着工。

1966年(昭和41年)落成。

2015年(平成27年)10月1日 大規模改修工事の為休館

2017年(平成29年)3月31日リニューアルオープン。

埼玉会館のあるさいたま市

(※タウンヒストリアはこちら)

埼玉県の南東寄り荒川に面した市。

推計人口、1,290,029人/2018年4月1日。

大宮駅-浦和(駅)約6分/170円/JR湘南新宿ライン/6.1km

大宮-東京 33分/550円/JR上野東京ライン/30.3km

過去には「ださい玉」と呼ばれ、最近では「さいたまポーズ」で売り出している埼玉県の県庁所在地。

※参照覧

※1、関連舞台解説記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」はこちら。

※2、定在波の悪影響に関するnatuch音響さんの解説記事はこちら。

※3、残響(初期反射と後期残響)についてのWikipediaの解説はこちら。

※4、関連、岡崎市民会館 「あおいホール」改修&「甲山会館」のガイド記事

※5、関連記事「夢殿」は夢見ても設計するな!はこちら。

 

公開:2017年11月15日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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