びわ湖ホール・滋賀県立芸術劇場/大津市内 《ホール音響Navi》
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「オペラへの誘い」シリーズ「日本のオペラハウス」びわ湖ホール。
1998年の建設当時、240億円という巨費を投じて建設された滋賀県のお荷物ホール?
建設当時もろ手を挙げて建設賛成に回った不自由民衆党?の議員団のお偉い先生型が、一転して廃止論議を起こし、全国的に有名になった「放~る?」。
このページの目次
びわ湖ホール のあらまし
※「オペラへの誘い」シリーズ「日本のオペラハウス」 第1回
総事業費240億円 の殆どをつぎ込んだ「東洋一」の立派な「オペラハウス」がご自慢の、総合舞台芸術複合施設。
総事業費240億円 をかけた「世界有数のオペラハウス(箱物)」である
2007年より知る人ぞしる銘指揮者・桐朋学園大学教授沼尻 竜典(ぬまじり りゅうすけ)氏を芸術監督に迎え、果敢にオペラの自主公演に挑み続けている江州の挑戦者。
数々のお褒め・激励?の賛辞
文化庁芸術祭音楽部門
2004年度:「十字軍のロンバルディア人」 - 優秀賞
2005年度:「スティッフェリオ」 - 優秀賞
2006年度:「海賊」 - 大賞
2009年度:「ルル」 - 優秀賞
と数々の賞を受賞している、日本を代表する「オペラハウス」であり、日本のみならず(箱物としての)オペラハウス!が世界的にも高い評価を得ている!
無責任な地元民等議員団の先生方から廃館案も浮上...?
一方、自主制作のオペラ公演には巨額の費用が掛かっており、2006年度に自主公演したオペラ2演目は、
プッチーニの『トゥーランドット』とR・シュトラウスの『サロメ』計3日間の公演だけで約1億9500万円かかり、入場料収入でまかなえたのは2、3割にすぎず、あとは財団基金の切り崩しと県税からの補助金でまかなわれ、嘉田由紀子女子が県知事を務めていた (2006年7月20日 - 2014年7月19日、2期)当時、積極的に建設を推進したはずの当時野盗?に下っていた地元民党県議団からは「事業廃止、施設売却」の無責任極まりない議案が提出されたこともあったとか...。
滋賀県立芸術劇場ロケーション
ところ 滋賀県大津市
びわ湖ホール の施設データ
Official Website https://www.biwako-hall.or.jp/
- 所属施設/所有者 滋賀県立芸術劇場/滋賀県。
- 指定管理者/運営団体 びわ湖芸術文化財団/滋賀県。
- 開館 1998年
- 総工費 240億円
- 設計 佐藤総合計画
- ゼネコン JV(大林組他)
- 内装(音響マジック) (音響設計 By Nagata Acoustics Design)
付属施設・その他
- 付属施設 リハーサル室、練習室x3室、研修室。
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
- 舞台施設概要はこちら(PDFパンフレット)
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。 但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
建築音響工学から眺めたびわこホール『大ホール』
3スロープ4層構造の馬蹄形ホール
ホール壁面に3層のテラス席を配した3層3フロアーの多目的ホール。
4面舞台を持つ馬蹄形の本格的オペラハウス。
規模の点では新国立劇場(※ホールNaviはこちら)を凌ぐ!
平戸間(オーケストラピット可動床)から続く緩やかなスロープが両翼に大向こうから両サイドにのびた一部高床式のテラスと、メインフロアーを形成している。2層目、3層目バルコニー両翼からもサイドテラスが伸びている。
壁面
壁面は1・2・階バルコニーと1・2・3階サイドテラス席背後面がアンギュレーションを持たせたプレーンな木質パネルで、フロアー最後部大向こう背後の壁面は音響グリルで表装された吸音壁となっている。
最上層部と3階バルコニー背後がアンギュレーションを持たせたプラスターボード製(※1)の反響板で表装されている。
1階高床テラス面と2・3層目バルコニー席と同一床面で、さらに3階大向こう席と同一面、ホール側方に装飾梁が巡らされている。
天井
天井は最上層部壁面から丁寧に折れ上がって大きくラウンドした緩やかな凸面形状のプラスターボード製反響板に繋がっている。
各・テラス前縁柵は音響グリルの透過型となっている。
ステージ周り
大型可動プロセニアム
下面が大型コーナー反響板で、前面がスピーカーとなった高さが変化する大型の上部可動プロセニアムと、ホール一体型のオープンステージホールと同様の音響効果が得られるように配慮された流行の反響板を備えている。
自走式重量級反響板でセミオープンコンサートホールに
奥行きが11.2mと7.6mの2段階にセットできる客席側壁と同じ意匠の大型自走式反響板、ホリゾント反響板は側壁・天井部分が1体型のシェルター形状のバルクヘッド(隔壁)、側方反響板は左右一組の自走式、一体型のレール走行タイプの上部反響板がプロセニアムと密着して「セミオープンステージコンサートホール」となるデザイン。
伝統芸能にも対応?
脇花道、本花道設備は持たないが 直径16.2mの回り盆が付いたスライディングステージ、5分割可能なセグメントステージ(上、本、下ステージ3面合計15分割)を持っており、本花道を無理やり仮設し(セグメント部分に)小迫りを仮設すれば伝統芸能にも対応できる、さらに仮設能舞台セットも準備されている。
(どうして最初から作っておかなかったのか?勿体ない...。)
立派なオーケストラピットは、フルオーケストラに対応しており、オペラは勿論、ミュージカルや「宝塚歌劇」のような「レビュー・ショウビジネス公演」にも対応している。
日本国内の「ショウ・ビジネス団体」からは好意を持って迎えられている。
シミッタレた座席配置
1・2・3階各フロアーともに後方のコーナー部分はラウンド形状に角を丸めてはいるが、「角は角」完全な馬蹄形でない限りはこの部分への座席配置は「セオリー破りのタブー」であるはず。
未確認ではあるが反響板設置のコンサートホール仕様では各フロアーともにこの「角番?」はかなり「癖の強い音響」になっていると思われる(一般的には低音の盛り上がったブーミーな音になる。)
所見
第1回 近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018(※ガイド記事はこちら)を聞いてみて
(※座席、1階J列21・22番)
2018年5月4日に行われた大フィル、大植英次&アンティ・シーララ(Pf)演奏会を聞いてみて。
モニター位地では、可聴周波数全帯域において定在波の発生及び、ミステリー帯域(音が無くなる帯域)は確認されず、各楽器の定位も問題なく、オーケストラ全パートの楽音がスコア通りに明確に聞き分けられた。
さらに、ピアノとオケの音量バランスもよく、ブーミーになりがちな重低音(ピアノの最低音やバスドラム)もダンピングのよく効いた重低音であった。
つまり小生自慢のスピーカーシステム&リスニングルーム(※2)の再生音と同じ?
さらに、周波数特性だけで無く、「生音」ならではの「ひずみの無い」クリアーな音質で、大音量であるにもかかわらず、心地よいサウンドを満喫できた。
ただ、し比較的ステージに近い位置でしかも満席であるにもかかわらず「Nがた音響」さんご自慢の残響2秒以上(※3)はやはり「過剰サービス」と言わざるを得ず、多少鼻につく?(耳につく)感は否めなかった。
想定される定在波と定在波障害回避策評価について
※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。
側壁平行部分(間口方向)
メインフロアースロープ前半側壁平行部分(1F~1J列)
- 側壁間約23.3m;約14.9Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
メインフロアースロープ後半側壁平行部分(1K~1R列)
- 側壁間約19.3m;約18.Hz/1λ、
- ※壁面間隔で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(グルービングパネル、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
1Fサイドバルコニー平行壁面部(5~10列)
- サイドバルコニー壁面間23.3m;約18.Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(グルービングパネル、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※段床配列座席で定在波層を回避。
1Fサイドバルコニー平行壁面部(2RLA~2RLC列)
- 側壁間約26.8m;約13Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(グルービングパネル、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※段床配列座席で定在波層を回避。
3Fバルコニー・テラス平行部分
3Fバルコニー部側壁平行部分(3A~3D列)
- 側壁間約26.8m;約13Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
3Fサイドテラス部側壁平行部分(3RALA列)
- 側壁間約26.8m;約13Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
4Fバルコニー・テラス平行部分
4Fバルコニー部側壁平行部分(4D~4F列)
- バルコニー壁間約23.2m;約15Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(グルービングパネル、、アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
4Fサイドテラス部側壁平行部分(4RALA列)
- 側壁間約26.8m;約13Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
4Fバルコニー・テラス平行部分
奥行き方向想定定在波
1F(ステージホリゾント反響板→1F大向こう壁面)
- 最大奥行き約46.5m;
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※高次定在波はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(縦格子・吸音構造)で抑制。
2F(ステージホリゾント反響板→2階大向こう壁面)
- 最大奥行き約47m;
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※高次定在波はステージ(ホリゾント)反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(縦格子・吸音壁)で抑制。
3F(ステージ上面反響板→2階大向こう壁面)
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※ステージ上部反響板で平行面をキャンセルし、定在波を抑止。
平土間床→天井最高部高さ方向
- 客席平土間部約18.7m;約18.7Hz/1λ
- ※壁面間隔で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※高次定在波はプロセニアム前縁コーナー反響板・扇形スラントで抑止・抑制
- 9.5波長定在波の節に当たる19mの天井高さを回避。
赤字は可聴音域内重低音。
ということで、1波長定在波を可聴帯域外の低周波振動に追いだし定在波(※4)による音響障害(※5)は生じていないので50点満点とする。
蛇足
石川県立音楽堂、びわ湖ホールと2日連チャンでピアノコンチェルトを聞いてみて改めてスタインウェイフルコンサートは好きになれない音であることを確認できた?
ダイナミックレンジの大きな「ど派手」な衝撃音は迫力はあるが少々耳障りでもある。
びわ湖のアンコールで奏されたショパンを聞いていっそうその感を深めた。
調律で「韻も変わる」のは承知しているが、やはりいぶし銀のような角のとれた重厚な韻の「べーゼンドルファーの音色」のほうが小生は好きである。
ホール音響評価点:得点88点/100点満点中
※1,848席(車椅子スペースX4台含む)のコンサートホールとしての評価。
※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。
§1 定在波対策評価;得点50点/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※スラント設置されていない「垂直平行側壁部分」と「平土間部分」の処理において、
「音響障害回避策」が3つ以上講じられていない場合は基礎点を配点50点満点x0.5=25点満点に減じます。
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点20点/配点25点
- ※木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点13点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
算出に用いた値;
定在波評価
※音響障害席数は1波長の基本定在波に基づき定在波の「節」「腹」に当たる重大音響障害席数を評価対象としてカウントする。
基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点
定在波「節」部席;0席
定在波「腹」部席;0席
定在波障害実被害席総計;0席
初期反射対策評価
※障害発生エリア壁面材質が木質パネルなので素材基礎点23点とした。
基礎点B2=素材基礎点23点ー障害発生エリア数3=20点
初期反射障害1 壁面障害席 ;26席/4階4F列18番~33番
初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;227席(51席/2階2G~2H列全席、140席/3階3E~3G列全席、36席/4階F列全席、)
重複カウント ;ー26席
音響障害席総計;227席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数4=16点
眺望不良席数;66席/1階平土間中央部座席1B~1G列12番~22番
音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席
音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;26席
音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;227席
重複カウント ;ー26席
音響障害席総計;293席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
大ホールの施設データ
- ホール様式 馬蹄形プロセニアム型式オペラハウス。
- 客席 収容人員 1,848名1・2・3階テラス席(親子室2室)
- 舞台設備 4面舞台
- 主舞台 迫り5基 間口18.00m 奥行 3.634m 昇降最高 1.80m 最低 -10.20m
- 奥舞台 廻り盆(直径16.2m)付スライディングステージ 間口18.00m 奥行き18.20m、
- 可動プロセニアム間口21.5m 高さ12.50~15.50m、自走式大型反響版、迫り5基 間口18.00m 奥行 3.634m 昇降最高 1.80m 最低 -10.20m
- オーケストラピット可動床設備
- その他の設備 16室(小7室、中5室、大4室)、衣裳室1室、メイク室1室、ホワイエ、ビュッフェ(申請があれば利用可能)、調光室、音響室など
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
- 図面ダウンロードページはこちら。
大ホールがお得意のジャンル
オペラ・クラシックコンサートに留まらず、Jポップ関係のコンサートやミュージカル、エンタテイナーのワンマンショウ、懐メロ歌手の歌謡ショー、伝統芸能・演劇などジャンルに拘らないバラエティーに富んだ興業が行われている。
またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。
大ホールで催されるコンサート情報
建築音響工学から眺めたびわこホール『中ホール』
2スロープ2フロアーのプロセニアム形式扇形多目的?ホール
オーケストラピット設備の有る2フロアーの舞台芸術用のホール。
全フロアー台形の扇形段床!
舞台被り付き最前列から1G列まで(内1D列迄オケピ)が間口18.7mの平行壁に囲まれた扇形段床で中央通路をはさんで1H~大向こう1U列までがハノ字に広がった台形の扇形段床フロアになっている。
更に2階大向こう席を除き壁面際は通路となっている点。
両翼から前方に伸びた2列のサイドテラスを持つ5列の扇形段床の2階バルコニー席を持つ。
壁面
メインフロアー周辺
側壁は1間(約1.8m)幅の塗装仕上げの木質パネル?を使用た垂直壁、アンギュレーションを持たせ定在波を抑制(※6)している。
大向は通路になっており背後壁は音響ネットで表装された扇形段床に合わせた緩やかな凹面の遮音壁(吸音壁)になっている。
2階バルコニー席周辺
基本2階側壁もメインフロアーと同じ意匠。
ただ残念なのは、2階後部3列が最上層部側壁は、弁柄格子?状にクロスさせた縦桟で表装されたプレーンな壁面になっている点。
大向は座席になっており背後壁面は音響・映写・照明調整室の窓部分以外はメインフロアー同様の吸音壁。
最上層部
最上層部側壁はオーディトリアム(ホール内殻)側壁むき出しで、等間隔に音響拡散体として装飾柱が配置してあり最上部のキャットウォーク(※7)を支えて?いる。
天井
サイドのキャットウォークと同一面に剥き出しの照明ブリッジ(キャットウォークブリッジ)が数か所あり、天井全面はアルミ格子と音響ネットで表装された、剥き出し天井(※8)となっている。
ステージ周り
貴重な建設資金の殆どを大ホールに食われ、ステージ反響板すら用意されていない?
オーケストラピット
ミュージカル?等に対応するために、間口18.7mX最大奥行き4.5mx演奏面最大深度Fl-4.15mの立派な変型オーケストラピットが準備されている。
そういう意味では演劇&レビュー・ショー専用の「歌舞音曲小屋」と言える。
但し、回り盆、迫り、等の設備は無い。
116枚分割セグメントステージ構造なので、架設のスッポン迫りを強引に設ける事は可能で伝統芸能(歌舞伎)にも使えない事は無い。
更に紛い物の能舞台セットがあり、能狂言はかろうじて可能。
また架設脇花道の設備も常備されており、地元名物・江州音頭のお披露目会程度には使用されている?
想定される定在波と定在波障害回避策評価について
※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。
側壁平行部分(間口方向)
メインフロアー被り付き(オーケストラピット部)側壁平行部分(1A~1G列)
- 側壁間約18.7m;約18.7Hz/1λ、
- ※壁面間隔で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※両側壁の表装(アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
- ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
- ※扇形(ハノ字)段床配列座席で定在波層を回避。
奥行き方向想定定在波
1F(ステージホリゾント幕→1F大向こう壁面)
- 最大奥行き約42m;
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※高次定在波は、大向こう背後壁面処理(・音響ネット・吸音構造)で抑制。
2F(ホリゾント幕→2階大向こう壁面)
- 最大奥行き約43.6m;
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※高次定在波は大向こう背後壁面処理(音響ネット・吸音壁)で抑制。
最前列床→天井最高部高さ方向
- 客席平土間部約14.6m;約23.8Hz/1λ、約83.3Hz/3.5λ、
- ※高次定在波はプロセニアム前縁コーナー反響板・波状天井・スラント設置天井・扇形スラントのアンギュレーションで抑止・抑制
- 4波長定在波の節・3.5波長定在波の腹に当たる15、16、17m!の天井高さを回避。
参、オーケストラピット天面ステージ床面→天井最高部高さ方向
- 最深設置オケピ使用時天井高さ約17.9m;約19.5Hz/1λ、
- ※壁面間隔で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- ※高次定在波は剥き出し天井効果で抑制
- 9波長定在波の節・4.5波長定在波の腹に当たる19m!の天井高さを辛うじて回避。
赤字は可聴音域内重低音。
総評
このホール最大の「売り」であり「美点」は2階バルコニー席を含む全フロアー全席が扇形段床!アレンジになっており、後方に向かって広がる扇形デザインである点!
しかも殆どの壁面が1間幅の木質パネルのアンギュレーション壁面で表装され、ホール高さ方向に関しても、天井はアーディトリアム(ホール内殻)の音響シーリング面剥き出しの水平剥き出し天井だが、オーケストラピット部の可動3列客席ワゴンも含めフロア全席が扇形段床スロープ上に配置されており天井面との平行をキャンセルしており、「残凶偏重の永田音響設計(※9)」の監修にしては珍しく?定在波対策はほぼ完璧!
誠に残念な反響板設備の不備!
残念なのは、これだけの素晴らしい音響の小規模ホールなのに、「ステージ反響板」設備が準備されていない事!
はっきり申し上げて大ホール等よりは余程「まともな音響設計」で、しかも京都コンサートホール・アンサンブルムラタ小ホール(※ホール音響Naviはこちら)が失敗に終わり?このエリアにはまともな小規模コンサートホールが無く、ステージ反響板若しくは音響隔壁さえあれば、京滋きってのプレミアムコンサートホールとしてアーティスト達に人気が出るであろうに。
今後の改良(改装)に期待
という訳で、改装ポイントとしては以下の通り、
1)2階大向こう席の撤去
2階大向こう席は撤去し、「手すり付き立見席」&スタッキングチェアーによる「補助席」に改修する。
2)オーケストラピット(&エプロンステージ)上部コーナー反響板の設置
現在オーケストラピット(&エプロンステージ)使用時はホール高さ方向定在波に対して"無防備"なので新たに、この部分のに大型のプラスターボード製のコーナー反響板(吊り天井)を新設する。
3)自走式音響バルクヘッドの新調
プロセニアムに密着するタイプの奥行き2間(約3.6m)程度の側板・ホリゾント・天板一体型のシェルタータイプの自走式一体型音響隔壁を新調して、696席のセミオープンステージステージコンサートホールとして使用できるようにする。
当ホールにはご自慢?のリサイタルホール小ホール(323席)もあるが、696席ぐらいの規模が無いと「一流アーティスト」のリサイタルは成立しずらく、本改修案を実施していただければ、京滋きってのプレミアムコンサートホールとしてプロモーター、アーティスト、一般聴衆の3者に超人気のプレミアムリサイタルホールとなるであろう!
いずれにせよ現状でも京阪神有数のプレミアムホールであり狸穴総研・音響研究室・建築音響研究・調査班が選ぶ厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただく。
ホール音響評価点:得点96点/100点満点中
※804席(車椅子スペースX?台含む)のコンサートホールとしての評価。
※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。
§1 定在波対策評価;得点50点/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※スラント設置されていない「垂直平行側壁部分」と「平土間部分」の処理において、
「音響障害回避策」が3つ以上講じられていない場合は基礎点を配点50点満点x0.5=25点満点に減じます。
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点23点/配点25点
- ※木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点18点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
算出に用いた値;
定在波評価
※音響障害席数は1波長の基本定在波に基づき定在波の「節」「腹」に当たる重大音響障害席数を評価対象としてカウントする。
基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点
定在波「節」部席;0席
定在波「腹」部席;0席
定在波障害実被害席総計;0席!
初期反射対策評価
※障害発生エリア壁面材質が音響ネットで表装した吸音壁なので素材基礎点25点とした。
基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数1=24点
初期反射障害1 壁面障害席 ;34席/2階2E列全席、
初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席
音響障害席総計;34席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数1=19点
眺望不良席数;0席/全フロアー扇形段床アレンジ
音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席
音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;34席
音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席
重複カウント ;ー0席
音響障害席総計;34席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
中ホールの施設データ
ホール様式
- プロセニアム型式2フロアー多目的ホール。
客席
- 収容人員 804席、座席表はこちら(オーケストラピット使用時ー108席)
舞台設備
- プロセニアム間口14.4m 高さ8.9m 奥行21m、可動反響版、切穴床116枚(間口16m・奥行き11m) 架設花道、架設能舞台、
- 図面ダウンロードページはこちら。
その他の設備
- 楽屋:9室(小3室、中5室、大1室)、ホワイエ、ビュッフェ(申請があれば利用可能)、調光室、音響室など
施設利用(利用料金等)案内
中ホールがお得意のジャンル
室内管弦楽団コンサート、バレエ、小規模オペラ、ミュージカル、ポピュラーバンド公演、小演劇などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが貪欲に興業されている。
中ホールで催されるコンサート情報
建築音響工学から眺めたびわこホール『小ホール』
1スロープオープンステージコンサートホール
最前列A列~からD列までの平戸間に続く傾斜の1スロープのシューボックスホール。
壁面
客席周辺
客席周辺は、波状壁を内傾スラントさせてあり、表面は寄木細工のグルービング集積材で表装されている非常に凝った設えのホール
上層部
塗装仕上げのプレーンな木異質パネルで表装され5本の構造柱(円柱)を上層部に露出させ、音響拡散体(※10)として美味く利用している
最上層部には装飾梁があしらわれている。
大向上層部
大向こう通路上部は、映写・照明・.音響調整室になっており、窓以外の前面は天井反響板と継ぎ目なくシームレスにつながっている大きく湾曲した凹面形状パネルは有音響ボードで表層された吸音(遮音)壁となっている。
天井
天井はくプラスターボード製の一体成型タイプで舞台背面上部から続く波状反響版が大向こう上層部と滑らかに繋がっている。
想定される定在波と定在波障害回避策評価について
※以下、音速は室温28℃、海面標準気圧1013hPaの時の348.6m/sec で計算してあります。
側壁平行部分(間口方向)
メインフロアー平土間部側壁平行部分(A~D列)
- 側壁間約11.8m;約29.5Hz/1λ、
- ※両側壁のスラント設置で高次定在波抑止。
- ※両側壁の表装(波状アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
メインフロアースロープ側壁平行部分(E~S列)
- 側壁間約11.8m;約29.5Hz/1λ、
- ※両側壁のスラント設置で高次定在波抑止。
- ※両側壁の表装(波状アンギュレーション処理)で高次定在波抑制。
奥行き方向想定定在波
ステージホリゾント反響板→1F大向こう壁面
- 側壁間約28m;約12.4Hz/1λ、
- ※「壁面間隔20m超のセオリー」適用で1波長定在波を可聴帯域(20~20KHz)外にチューニング。
- 客席スロープで抑止。
- ※高次定在波はステージ凸面反響板のスラントと、大向こう背後壁面処理で抑制。
平土間床→天井最高部高さ方向
- 客席平土間部約8.9m;約39.2Hz/1λ、約176.4Hz/4.5λ、
- ※定在波は波状天井のスラントで抑止・抑制
- 4.5波長定在波の節に当たる9m!の天井高さは辛うじて回避。
参、ステージ床面→天井最高部高さ方向
- ステージ天井高さ約8m;約43.5Hz/1λ、、約87.5Hz/2λ、約174.3Hz/4λ、
- ※定在波は波状天井のスラントで抑止・抑制
- 4波長定在波の節・2波長定在波の腹に当たる、8m!の天井高さ!。
赤字は可聴音域内重低音。
ということで、高さ方向定在波も含めて、可聴帯域内の1波長定在波は阻止・根絶されているので満点とさせていただく。
総評
大・中ホールもそうであったがこの当時(1998年)の永田音響設計は定在波による音響障害を真摯に受け止めて、入念な対策(※11)で、良い結果を引き出している。
このホールも壁際処理(間隙がちと狭すぎるのでは?)以外は20m幅以下のホールにしては素晴らしく、良い音響効果を生んでいる。
ということで、中ホール同様に狸穴総研・音響研究室・建築音響研究・調査班が選ぶ厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただく。
ホール音響評価点:得点97点/100点満点中
※323席(車椅子スペースX4台含む)のコンサートホールとしての評価。
※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。
§1 定在波対策評価;得点50点/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※スラント設置されていない「垂直平行側壁部分」と「平土間部分」の処理において、
「音響障害回避策」が3つ以上講じられていない場合は基礎点を配点50点満点x0.5=25点満点に減じます。
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点25点/配点25点
- ※木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点17点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
算出に用いた値;
定在波評価
※音響障害席数は1波長の基本定在波に基づき定在波の「節」「腹」に当たる重大音響障害席数を評価対象としてカウントする。
基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点
定在波「節」部席;0席
定在波「腹」部席;0席
定在波障害実被害席総計;0席
初期反射対策評価
※障害発生エリア壁面材質が木質の波状壁なので素材基礎点25点とした。
基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数0=25点
初期反射障害1 壁面障害席 ;0?席
初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0?席
音響障害席総計;0?席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数1=19点
眺望不良席数;27席/1階平土間中央部座席B~D列5番~13番
音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席
音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0?席
音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0?席
重複カウント ;ー0席
音響障害席総計;27席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
ホール様式
- オープンステージ音楽専用ホール。
客席
- 1スロープ、収容人員 323席、ナラ材フローリング、
舞台設備
- 間口11.5mX高さ8m 奥行6m ステージ面FL+90㎝
その他の設備
- 楽屋:小2室/大1室、ホワイエ、調光室、音響室など
各種・図面・備品リスト&料金表
- 座席表(客席配置図)はこちら
- 施設別図面setはこちら;(舞台平面図、ホール(客席)平面図、)
施設利用(利用料金等)案内
小ホールがお得意のジャンル
ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなどが行われている。
小ホールで催されるコンサート情報
その他の付属施設
リハーサル室
本当に使えるリハーサル室!330㎡、2階吹き抜け(天井高さ7m)の大ホール本舞台同等の広さを持つ立派な施設。
低層部はスラントさせた木質パネルが3面を覆い、上層部は両側壁にキャットウォークが配置され、壁面は音響ネットで表装された、吸音(遮音)壁となっている、
中ホール同様にアルミグリッドを用いた剥き出し天井が採用されている。
ルーム音響評価点:88点
§1「定在波対策」評価点:48点/50点満点
- ※ルーム低層部がプレーンな垂直壁で囲まれ、天井・床面を含む「並行した対抗面」が1対以上ある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
§2「初期反射」対策評価点:40点/50点満点
- ※ルーム低層部壁面3面以上がアンギュレーションやカーテン設備などが無い「プレーンな壁面」の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
総評
3つの練習室
56㎡、33㎡、47㎡の第1・2・3練習室を備える。
1練習室;
音響カーテン付きのホリゾント反響板を備え、両側壁面はスラント設置された木質パネルで表装され、天井はプラスターボード製の一体成型反響板でフローリング床の立派な施設。
第2・3練習室;
第1練習室同様の設えの1面には音響カーテン設備まで備えた立派な施設。
ルーム音響評価点:94点
§1「定在波対策」評価点:47点/50点満点
- ※ルーム低層部がプレーンな垂直壁で囲まれ、天井・床面を含む「並行した対抗面」が1対以上ある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
§2「初期反射」対策評価点:47点/50点満点
- ※ルーム低層部壁面3面以上がアンギュレーションやカーテン設備などが無い「プレーンな壁面」の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
総評
イヤー素晴らしい安心して使える練習室である何度も言うが長田音響設計の監修作とは信じがたい?
デジタヌの豆知識
滋賀県立芸術劇場へのアクセス
公共交通機関
最寄りの駅
- JR大津駅より徒歩20分!(※不定期路線バスも運行されているが平日17時・18時・19時台に1本で運行されていない時間帯もあり(近江バス時刻表はこちら)土曜・日・祝日でも13時台・17時・18時台各2本なのでコンサートによってはほとんど役に立たない!)
- JR膳所駅(各停のみ)乗り換え京阪石山坂本線石場駅下車徒歩3分。時間的にはこのルートが最短。(※京都市内に滞在の場合は京都市営地下鉄東西線ー京阪京津線経由浜大津駅乗り換え石場駅下車が最短)
マイカー利用の場合
- 名神高速大津ICより約5分(※ただし周辺徒歩10分圏内に複数の有料駐車場はあるが下車後徒歩数分必要!)
独り言
一点豪華主義の典型施設。
240億円もの巨費はどこにきえたのか?ハード面ではほとんどがメインホールとリハーサル室につぎ込んで?、残りは建設当時与盗?だった地元民党の支持者のお腹の中に?。
参照欄
※1、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら。
※3、関連記事『都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?』はこちら。
※4、定在波に関する解説記事 『定在波』とはこちら。
※7、キャットウォークについてのWikipediaの解説はこちら。
※8、「剥き出し天井」の効果についての詳述は第7節ホール構造体剥き出し天井の音響効果 をご参照ください。
※9、関連記事『永田音響設計は神ではない!』はこちら。
※10、音響拡散体については「第2章第1節 音響拡散処理と音響拡散体となる要素」をご参照ください。
※11, 第3章 ホールデザインの基本"定在波の根絶・阻止・駆逐" 法
公開:2017年8月 7日
更新:2022年9月30日
投稿者:デジタヌ
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