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トヨタ自動車 編 《バンク伝説》日本国内最大規模のプルービンググラウンド士別試験場とその仲間をGoogle earth で覗いてみた...

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前書き(要約) 日本国内最大規模のプルービンググラウンド士別試験場とその仲間

現在、生産量、売上高共に世界最大の自動車会社であり、嘗てのロールスロイスをも凌駕するKing of high-priced luxury automobil marques, TOYOTA Century を生んだTOYOTA Quality の教練場・トヨタ自動車の開発試験道場! proving ground をGoogle earth で覗いてみました。

《バンク伝説》トヨタ自動車 編 の目次

※ご注意、これらの施設は非公開施設です!、社外の一般人は特別なイベントが開催される時以外は見学できません!

(※以下、用語については当サイト関連記事 プルーピンググラウンドの走路用語と解説をご参照願います。)

育ての親!トヨタ自動車 士別試験場

北海道士別市にあるトヨタ自動車最大の規模を持つプルービンググラウンドです。

千歳空港(719ha)を遙かにしのぎ成田空港(1,111ha)に迫る面積で、士別市や、近くの名寄市の市街地がすっぽり収まる約930ヘクタールの広大な敷地です。

看板施設?全長約10km!の高速周回路と数多くの走路を展開しています。

市販乗用車はもとよりスポーツカー、ランクルのようなオフロードカー、レーシングカー、ラリーカー、までトヨタの全ラインナップのあらゆる走行性能試験・連続走行耐久試験・耐候性試験が、ごく一部の地域を除くほぼ"全地球規模の環境下"での試験がこのPGの施設群だけで行えるTOYOTの開発・試験の中心施設です。

尚所内は、一部を除き日本標準の右側通行(左側通行車道)の周回路左回りで運用されています。

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を確認することができます。

高速周回路とインフィールにある2つのオーバルコース

3車線全長約10km!の壮大な規模の高速周回路です。

3車線の走路

コース幅約18m、3車線(+内外周サービス路)最大幅員約80m!(ピットロード(保守用道路)、側線含む)の走路は左回りで、コースの中央付近東西にランプウエー(侵入・退出路)があります。

直線部分(メインストレート)全長は4km!、対抗側が約2km、その間を半径約230Rの全長約0.72kmの第1コーナーとそれに続く大きなS字の2つのコーナー、全長約2kmのバックストレッチ、そして半径約450Rのメインバンクで構成されている変形オーバル高速周回路です。

外周サービスレーンから続くバンク部外周ガードレール外側の堰堤上面は舗装されていて緊急時のサービス通路になっているようですが普段はストレートの終わり部分で閉鎖されています。

最外周の超高速レーンにはガード側線はありませんが、Traffic laneの中心を示すセンターライン(周回ライン)が引かれています。

再内周のレーンは一部コンクリート舗装されたVibration and Harshness (NVH) surfaces路となっています。

ホームストレッチ外周に接した長型グランドと、ラフロード周回路

ホームストレッチの北西端外側にはホームストレッチ外周に接した長型グランドと、さらにその外側にラフロードのテクニカル周回路があります。

ラリー車両のスペシャルステージを模した走路なのでしょう。

高速周回路のインフィールド施設

北西ゾーンにある2つのオーバル

環境試験棟のあるインフィールド北西ゾーンには、2車線のノーバンク・オーバルがあります。

広い路肩でおそらく、アメリカの2車線のインターステーツを想定した連続走行試験などに用いられるのでしょう。

内側にあるショートオーバル?

更にミドルオーバルの内側には、真ん中に方形のスキッドパンゾーンを備えた、ショートオーバルがあります。

NASCARレース(※1)用のカムリでもテストするのでしょうか?

参※1)当サイト関連記事 アメリカン・オーバル・トラックはこちら。

各種走路

このゾーンには左右回転に応じた加速用の進入路を備えた巨大なアメリカン?スキッドパッドもあります。

あらに、タイヤメーカーなどで見かける丘を利用マルチ登坂路(離れて積雪用のラフ走路も設置)などが設けられています。

南東エリアにある士別サーキット?

複数のワインディングロード(2車線一般道を想定した多種の舗装路面をシュミレーションした周回路)、約1.6kmのメインストレッチと2車線幅員約14mの本格的クローズドサーキット(テクニカルコース)が設けられています。

但し縁石も、グリーン、グラベル、サンドのセーフティーゾーン、オーバーランショートカット、シケイン、ピットロード、ピットエリアもある本格的なクローズドサーキットでこのコースのみ右回りで運用されているようです!

多重周回路

さらに丘陵部を利用したスポーツカーのスポーツ走行試験が目的と思われる多重周回路があります。

一般道を模した2車線相当のアップダウンのあるワインディングがあり、舗装も一般道と同じ低ミューのアスファルト舗装?なので、

アウトサイドの南西にテクニカルコース

広大な敷地の南西角構想周回路の外側にダート・砂利道などの各種未舗装のラフと舗装路のコンビネーション走路があります。

この走路も右回りで運用されているようで、各種積雪路・アイスバーンなどの冬季試験やラリーカーのスペシャルステージを模した走路として使用されているようです。

非公開施設

残念ながら、ごく一部の施設を除いて一般完全非公開の施設なので、どうしても覗いて見たい人は「トヨタ」の社員に成ってください?

士別試験場の施設データ

Official Website https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/leaping_forward_as_a_global_corporation/chapter2/section1/item2_a.html

  1. 所在地 北海道士別市温根別町
  2. 所属施設/所有者 士別試験場/トヨタ。
  3. 指定管理者/運営団体  トヨタ。
  4. 開設 1987年(一部施設は1984年竣工使用開始)1992年第2期工事完成
  5. 設備(規格) 
  6. 敷地;延べ面積;約930ha 
  7. 設備概要 一周約10Km 異形オーバルコース 
  8. 幅員約18m(安全帯含む)最大幅員約80m!
  9. 舗装 アスファルト、コンクリート、
  10. コーナー半径: 約450mX1(曲線長約1.4km)、約230mx1(曲線長約720m)、
  11. 曲線部最大バンク角 ?度
  12. バンク設計速度 ?km/h
  13. 直線部 メインストレッチ約4km、バックストレッチ約2km
  14. 付帯コース スキッドパッド、ダートトラック(未舗装路)、各種舗装路、クローズドサーキットなど
  15. 付帯設備 管理棟、パドック(試験路整備場&スタッフ控え室)、整備工場、屋内試験施設その他

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を知ることができます。

士別試験場周辺観光案内

じゃらんの士別市周辺観光ガイドはこちら。

生まれ故郷 本社工場東側技術本館グラウンド

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を知ることができます。

(〒471-0826 愛知県豊田市トヨタ町1)の1954年10月に完成したテクニカルセンター(現トヨタ自動車 技術本館)にした施設でToyotaで最も歴史のある高速周回路です。

周回路についての記述はトヨタ自動車7年史にも記述がないので、開所がいつなのかわ不明ですが1958年5月の国土地理院データバンクの航空写真には走行している姿もはっきり撮影されていますので、おそらくは国内初の本格的オーバルリンクではないでしょうか?

1周1.5㎞足らずの小さな変形オーバルですが、お結びがたの3か所には最上段に30度近いカントのついた本格的高速バンクが配置されていて、設計速度は140㎞/h程度はありそうで、当時のクラウンが目標としたと考えられるアメリカのフリーウェイの標準的な走行速度80m.p.h(128k/h)での連続走行テストには十分だったように思われます。

の高速耐久テストには十分な施設だったでしょう

高度成長期にトヨタを前進させた 東富士研究所グラウンド

〒410-1107 静岡県裾野市御宿1200に付属したproving groundです。

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を知ることができます。

トヨタ自動車 士別試験場が完成するまではトヨタが誇る最大の試験場でした。

トヨタの関東における製造拠点である子会社の関東自動車工業に隣接した設備として作られ、東名自動車道の北側に広がる富士の広大な裾野に建設されたコースは、東名高速に隣接した高速周回路と現在は第2東名道路によって分断された方になっていますがその西側に広がったワインディングロードで構成されており士別試験場のひな型ともいえます。

ワインディングは大小の高速コーナー、中速コーナー、ヘアピンカーブ等の変化にとんだ高速サーキットで歴代のトヨタのレーシングマシンなどの試験も行われたのでしょう。

異郷の地にあるToyota Arizona Proving Ground

Wickenburg, AZ 85390 アメリカ合衆国

敷地面積 約471ヘクタール

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を知ることができます。

北海道の士別試験場(930ha)の半分ほどの規模の約471ヘクタールある"大型施設"です、逆に言うと世界最大級の士別試験場がいかに巨大かがわかります。

フェンス際にはサービス通路がめぐらされているのは、他の米国にある他社のproving groundと同様です。

不定期に"ランクル"で武装したガードマンがシェパード犬をお供に巡回して不審者の侵入を警戒しているのも同様です!

周回路

殆どバンク角の無いアメリカンタイプのオーバルトラックで時計回りで運用されています。

一周約10マイル(16km)で半径約1マイル(1.6km)の2つのコーナーで2つのストレッチをつなぐ、4車線の典型的なアメリカンスタイルの競馬場型施設です。

ランプウェイは管理棟付近の南ホームストレッチ?の開始点付近にメインランプが1か所。

ホームストレッチの両端に、サービスロードを兼ねた補助ランプが2か所、そして北側バックストレッチの、東端のサービス通路との立体交差部分に入り口が、計入り口4か所出口3か所となっています。

面白いのは、メインストレッチの内側車線1車線が波状路となっていてSpecial Surfaces Trackの補助的な役割を果たしているようです。

というより、メインストレッチ以外の路面は再内周のサービスロード以外肝心の走路がかなり荒れていてひび割れなどが随所に生じていて、周回路自体が使用されていないようです!

インフィールド、メインストレッチ側施設

インフィールド南側には、十分なrefuge areaを備えた2車線幅の舗装路クローズドサーキット、メインストレッチ?との間にメインストレッチに沿って西端に巨大なスキッドパンを備えた直線路とSpecial Surfaces Track すなわち、ベルジャンロード(石畳)や波状路などの特殊走行路を備えた2本の直線路。

ヘリポートがある管理棟、

インフィールド、バックストレッチ側施設

バックストレッチ側には東サービス通路を挟んで両側にダートのオフロードコースが設けられています。

東サービス通路西側にある施設は、3車線幅ほどのクローズドサーキット。

東側には、丘陵部を生かした2車線幅ほどの屈曲路が設置されています。

アウトフィールド施設

周回路東コーナーに沿うように外側に、舗装路とダートのコンビネーション走路が2本設置されていて、それぞれ両端に転回場があり、個別に運用されているようです。

殆ど使われていない北部

バックストレッチに沿うように、東西の周回路横断サービス道をつなぐサービス路が設けられています。

北エリア内にはフェンス沿いの警備通路?を縦横に結ぶ形でサービスロードが整備されていますが、そのほかには特段常設の"試験路"は設けられていません。

Toyota Loop自体も舗装がかなり荒れており、4シーズンを通じて利用できる世界最大規模の北海道・士別試験場が完成した現在、トヨタの開発試験施設は集中されたようで、オフロード施設以外は今後ともにこの施設が拡充されることはないでしょう。

 

公開:2018年8月11日
更新:2022年6月 9日

投稿者:デジタヌ


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