旅するタヌキ

【ホール 音響 ナビ】函館市芸術ホール(ハーモニー五稜郭)

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函館市芸術ホール

Official Website http://www.zaidan-hakodate.com/gjh/geijyutu/

ハーモニー五稜郭

玄関・ホワイエなどを函館市北洋資料館と共用している。ホール舞台は目的に応じて音楽舞台と多目的舞台に転換させることが可能であり、市民の芸術文化活動の場として利用している。函館市文化・スポーツ振興財団の主催・共催事業、育成事業としてバックステージツアーや演劇ワークショップを開催している。

ハーモニー五稜郭のロケーション

ところ  函館市五稜郭町37-8

北海道立函館美術館に隣接しているほか、周辺には五稜郭、五稜郭タワー、函館五稜郭病院などがある。

アクセス

函館市電五稜郭公園前停留場から徒歩約10分
函館駅から車で約10分
函館空港から車で約20分

ハーモニー五稜郭が得意のジャンル

  • パシフィック・ミュージック・フェスティバル(※ガイド記事はこちら) のサブ会場の1つに選ばれている。
  • ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなどが行われている。クラシックコンサート以外にも歌謡歌手の歌謡ショー、エンタテイナー・懐メロ歌手のワンマンショー、有名タレントの座長公演など、ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。
  • またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

ハーモニー五稜郭の公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

施設面から見たホールの特色

(※公式施設ガイドはこちら。)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

特徴

5角型をモチーフにした2フロアーの多目的(プロセニアム型)ホール。

平土間(オーケストラピット&エプロンステージ)とそれに続く緩やかな傾斜の1階メインフロアーと左右両翼から前方にスラントしながら伸びた高床のテラス席を持つ2階バルコニー席から成る2フロアー構成の多目的ホール。

可動プロセニアム+エプロンステージ+大型重量級反響板でオープンステージコンサートホールに成る流行デザインを採用している。

5角型と言うより5稜角そのものの「星形」をモチーフとしている為、各辺に大きくホール内に張り出した山形壁が有り、対抗する並行面をほぼ完全にキャンセルしている!

各フロアー客席回りの壁面は山形の木質パネルを並べて表装され適当に間隔を空けて梁状にフラットパネルをあしらっている。

中層部上縁にはキャットウォークを兼ねた装飾梁がホール側壁に配置されておりさらに装飾柱で最上層の装飾梁を支えているデザインを取っているキャットウォークから上部は天井反響板同様の成形されたプラスターボード(※1)を用いている。

メインフロアーの大向こう席背後壁面は親子室の硝子窓になっており、ガラス面以外は音響グリルで表装されたプレーンな吸音壁と成っている。

2階バルコニー席背後の壁面も山形の角材を横方向に並べた同様の手法であるが中央部のパネルを大きくホール内部に山形に張り出し、更に両サイドパネルは後方にハの字型に配置し全体としてアンギュレーションを持たせている。

2階バルコニー大向こう上部は調整室と成っており、全面はプレーンな木質パネルで表装されている。

天井は逆蒲鉾状に中央部が若干凸形状に成形された大型プラスターボードの反響板となっている。

エプロンステージにも成るオーケストラピット部の稼働床部分側壁下部はスイングする様になっており、エプロンステージ(オープンステージ)形式とする場合は前方に張り出し、壁面と同じ意匠の重量級隔壁反響板と繋がりホールと同意匠の天井反響板との組み合わせで変形6角型のオープンステージを形作る。

ホール音響評価点:96点

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

内訳

定在波対策評価点:40点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5=20点が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5=10点が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:20点/20点満点

客席配置 16点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8=16点が持ち点と成ります。)

リハーサル室

(詳しくはこちら公式ガイドへ)

床面積182㎡(約110畳)の手摺り付きバレエ・ダンス練習用鏡を1面に備えたリハーサル室を備える。

ルーム音響評価点:45点

内訳

定在波対策評価点:20点/50点満点(ルーム低層部に1対以上のプレーンな並行壁がある場合は持ち点はx0.5=25点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:25点/50点満点(ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は持ち点はx0.5=25点と成ります)

施設データ

  1. 所属施設/所有者 函館市芸術ホール/ 函館市
  2. 指定管理者/運営団体  函館市文化・スポーツ振興財団
  3. 開館  1998年(平成10年)5月9日開館
  4. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  5. 客席    2フロアー、座席表はこちら
  6. 収容人員 708名+車椅子席4席/オープンステージコンサートホール仕様、定員 838名+車椅子席4席/プロセニアム舞台形式仕様

    2階テラス(高床桟敷席)、可動床、

  7. 舞台設備  オープンステージ(音楽舞台設定)・ 幅17m、高さ11m、奥行9.5m プロセニアム形式(多目的舞台時)プロセニアムアーチ;幅13.8m、高さ6〜8m、奥行12.5m
  8. 動プロセニアム、自走式反響板、オーケストラピット&エプロンステージ迫り(可動床客席収納)、
  9. その他の設備 
  10. 付属施設  楽屋x3、、リハーサルルーム、会議室x、練習室x2、和室x、ギャラリー、展示室、バーラウンジ、
  11. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。

デジタヌの独り言

ウン、これは行けてるデザインである。

と言う事で、狸穴総研・音響研究工房・『厳選後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただく。

デジタヌの知っておきたい豆知識

※1、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら。

※、定在波の悪影響に関する解説記事はこちら。

※直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

「都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?」はこちら

残凶時間2病(sec)異常(over)の"都市伝説"が蔓延し残響時間の長さを競う風潮にあるが、耳障りで過大な残凶音は、定在波の悪影響とともに、「ホール酔い」の一因でも有り「過ぎたるは及ばざるのごとし!」の典型ではある。

「ハーモニー五稜郭」のある函館市のあらまし

坂の多い町として全国に知られ、嘗ては北海道の表玄関として青函連絡船の発着で賑わった町、又チンチン電車が走っている町でもある。

また五稜郭を始め旧函館区公会堂、函館ハリストス正教会復活聖堂などの文化財施設が多い事でも知られている観光都市でもある。

かつて1940年まで北海道最大の人口を誇る町で、1914年(大正3年)に人口10万人を超え、1922年(大正11年)に函館市と成った。現在は札幌市・旭川市に次ぐ道内3位の街である。

人口推移

住民基本台帳人口、263,750人/2017年3月31日

函館-札幌 3時間50分/8,830円/JR特急/318.7km

函館-(函館空港)ー(羽田)ー品川 3時間56分/36,310円/バスーANAー京急/682km

2014年(平成26年):市域全域が「過疎地域」に指定されてしまった。

函館市とハーモニー五稜郭のこれまでの歩み

1454年(享徳3年):河野政通が宇須岸(ウスケシ)に館を築く。館が箱の形に似ていることに因んでこの地を「箱館」と呼んだとされている。

1613年(慶長18年):松前藩が亀田に番所を置く(後に亀田奉行所となる)。
1700年頃:亀田港が亀田川の土砂で埋まる。以後、箱館が栄え始める。
1793年(寛政5年):ロシアの使節アダム・ラクスマンが来航。漂流民大黒屋光太夫らを受け取る。
1796年(寛政8年):高田屋嘉兵衛が蝦夷地に来航。
1799年(寛政11年):高田屋嘉兵衛が択捉航路を開設。翌年に漁場を開く(北洋漁業の礎)。
1800年(寛政12年):伊能忠敬が箱館山(函館山)で測量を開始。
1802年(享和2年):江戸幕府、徳川家斉が蝦夷奉行所を設置(後に箱館奉行所と改称)。
1807年(文化4年):蝦夷地が幕府直轄となり、箱館奉行所を廃止して松前奉行所を設置。

1821年(文政4年):幕府が蝦夷地を松前藩に返還(松前奉行所の廃止)。
1854年(安政元年):日米和親条約によって箱館港が補給港となる。。幕府は箱館周辺を直轄領とし、箱館奉行所を再び設置。
1855年(安政2年):日米和親条約に伴い箱館港が食料・水の供給港として開港。

1859年(安政6年):日米修好通商条約に伴い、箱館港が横浜港・長崎港とともに日本国内初の国際貿易港(交易港)として開港。外国人居留地を設置。

1864年(元治元年):星形要塞の五稜郭竣工。
1868年(慶応4年):明治政府が箱館裁判所を設置。1か月後に箱館府と改称。榎本武揚率いる旧幕府軍が箱館を占領し五稜郭を拠点にする(箱館戦争)。

1869年(明治2年):旧幕府軍が新政府軍に降伏。蝦夷地を北海道と改称。箱館府を廃止し開拓使出張所を設置。

1882年(明治15年):開拓使を廃止し函館県を設置(三県一局時代)。
1886年(明治19年):三県を廃止し北海道庁が開庁。

1897年(明治30年):函館馬車鉄道営業開始。

1902年(明治35年):亀田郡亀田村・神山村・鍛冶村・桔梗村・石川村を併せた「亀田村」(現在の亀田支所管内)、亀田郡上湯川村・下湯川村・亀尾村を併せた「湯川村」(現在の湯川支所管内)、亀田郡銭亀沢村・根崎村・志苔村・石崎村を併せた「銭亀沢村」(現在の銭亀沢支所管内)、亀田郡戸井村・小安村を併せた「戸井村」(現在の戸井支所管内)が二級町村制施行。北海道鉄道函館駅開業。
1904年(明治37年):函館 - 小樽間の鉄道開通。
1906年(明治39年):亀田郡「尻岸内村」(現在の恵山支所管内)、茅部郡臼尻村・熊泊村を併せた「臼尻村」(現在の南茅部支所管内)が二級町村制施行。

1908年(明治41年):青函連絡船運航開始。
1910年(明治43年)相馬哲平の50,000円の寄付金を元に工費58,000円余りで旧函館区公会堂完成。
1913年(大正2年):馬車鉄道の軌道を利用した路面電車(現在の函館市電)が運行開始。
1919年(大正8年):亀田村が一級町村制施行。「椴法華村」(現在の椴法華支所管内)が二級町村制施行。
1922年(大正11年):函館区が市制施行し「函館市」となる。
1923年(大正13年):湯川村が一級町村制施行。
1936年(昭和11年):湯川村が町制施行し「湯川町」となる。
1939年(昭和14年):湯川町が函館市に編入合併。
1943年(昭和18年):函館市役所交通局が発足、電車とバスが市営となる。
1945年(昭和20年):米軍による函館空襲(北海道空襲)
1952年(昭和27年):北洋漁業再開。五稜郭跡が国の「特別史跡」に指定。
1954年(昭和29年)台風15号(後に洞爺丸台風と命名)の影響による洞爺丸事故発生(死者乗客乗員計1,430名、日本国内最大の海難事故)。
1959年(昭和34年):茅部郡尾札部村・臼尻村を併せて町制施行し「南茅部町」(現在の南茅部支所管内)となる。
1961年(昭和36年):函館空港開港。
1962年(昭和37年):亀田村が町制施行し「亀田町」となる。
1964年(昭和39年):尻岸内村が町制施行し「尻岸内町」となる。
1966年(昭和41年):銭亀沢村が函館市に編入合併。
1968年(昭和43年):戸井村が町制施行し「戸井町」となる。三陸沖北部地震(十勝沖地震)発生。
1970年(昭和45年):函館市民会館開館。
1971年(昭和46年):亀田町が市制施行し「亀田市」となる。
1973年(昭和48年):亀田市が函館市に編入合併。

1984年(昭和59年):函館地域「テクノポリス」に指定。
1985年(昭和60年):尻岸内町「恵山町」に改称。
1988年(昭和63年):青函トンネル開通、海峡線(津軽海峡線)開業。青函連絡船廃止。
1989年(平成元年)。函館市元町末広町が「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。「国際観光都市」宣言。

1993年(平成5年):北海道南西沖地震発生。

1995年(平成7年):「全日空857便ハイジャック事件」発生。


1998年(平成10年):函館市芸術ホール開館。
2000年(平成12年):函館新道函館IC供用開始。「特例市」に指定。

2003年(平成15年):函館江差自動車道函館IC/JCT - 上磯IC(北斗中央IC)間が開通。市営バスが函館バスに完全移管。新函館駅舎完成。
2004年(平成16年):亀田郡戸井町・恵山町・椴法華村・茅部郡南茅部町が函館市に編入合併。
2005年(平成17年):「中核市」に移行。

2007年(平成19年):中空土偶が北海道内初となる「国宝」に指定。

2010年(平成22年):箱館奉行所を復元して公開。
2011年(平成23年):東日本大震災発生。

2014年(平成26年):市域全域が「過疎地域」に指定。
2015年(平成27年):函館新外環状道路函館IC/JCT - 赤川IC間が開通。
2016年(平成28年):北海道新幹線・道南いさりび鉄道開業。

函館市芸術ホール以外の北海道の劇場ガイド

北海道にある公共ホールのまとめ』ページはこちら。

北海道にある公共ホールのまとめ』ページはこちら

函館市の周辺観光スポット&イベント情報ガイド

『まるせっぷいこいの森』などの『北海道の観光スポットまとめ』記事リンクはこちら

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公開:2018年2月16日
更新:2018年8月11日

投稿者:デジタヌ

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