ハーモニーホール/赤穂市文化会館 《ホール音響Navi》
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ハーモニーホール のあらまし
バブル景気末期の1990年に計画され翌年1991年に着工1992年に開館したホール。
2階テラス席を備えた高い天井の扇形プロセニアム型、多目的大ホールと演劇に重点を置いた最大432席のシューボックス型多目的小劇場の2つのホールを備えた、赤穂市の誇る文化施設。
赤穂市文化会館のロケーション
ところ 兵庫県赤穂市中広864
駅からは其れなりに遠いが、線路からは直線距離にして約450ⅿ程離れており、列車騒音・振動の影響を受けない位置にある。
すぐ西隣が赤穂市立図書館、その隣が赤穂市立中央公民館で、ハーモニーロードを挟んで北側にはエディオン電気、西松屋、マルハン、イオン赤穂店などが入るフレスポ赤穂(郊外型?ショッピングモール)がある。南西に1.2㎞18分ほど歩いたところに赤穂浪士で有名な赤穂城がある。
千種川の畔に駐車場を挟ん佇んでおり、環境振動は良く制動されており、南側は閑静な住宅街でコンサートホールとして良好な環境にある。
赤穂市文化会館へのアクセス
最寄りの駅
JR姫路駅より赤穂線経由30分
JR播州赤穂駅より徒歩東南へ10分 /約650ⅿハーモニーロード沿い
JR相生駅より自動車25分
建築音響デザイン面から眺めた赤穂市文化会館
Official Website http://www.ako-harmony.jp/
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
大ホール
可動プロセニアム、音響反射板、エプロンステージ(オーケストラピット兼用)で、フルオーケストラにも対応した高い天井を備えた客席舞台一体型の変形シューボックス音楽ホールとなる。
長方形に近い2フロアーのプロセニアムタイプの多目的ホール
ステージ直前の"あ列"から"き列"まで7列に及ぶ広いエリアの平土間部分から続く大きく回り込んだ緩やかな扇形段床スロープを持つ"し列"までの前半部と、中央部通路を挟んで同じく扇形段床のスロープを持つ"す列"~"ま列"の15列の後半部分途で構成されたメインスロープと、両翼から前方に伸びたサイドテラス席を持つ比較的急な扇形段床の2階バルコニーで構成された2スロープ2層のプロセニアム形式多目的ホール。
軒の浅いサイドテラス
テラス席の出っ張りが少ない、高い天井高さをフルに活かしたデザインのサイドテラス席。
全面木質プレートのホール内装
内壁、天井全てに渡って合成木材で表装されている。
装飾梁をあしらった側壁
側壁は横桟をあしらったプレーンなパネルでサイドテラスを挟んでラウンドした凸形状の装飾梁が下部に1列、上部に2列、音響拡散体(※1)として設えられてている。
ラウンドした大向う背後壁
1・2大向うは通路になっており背後の調光室と親子室のガラス窓部分は「ハノ字」にラウンドし、ステージ背後反響板との並行を緩和している。
背後壁はラウンドしておりステージ反響板との並行面をキャンセルしている。
2階大向うは背後は音響調整室になっており、ガラス窓は上部に配置され、客席背後は側壁と同じパネルで表装されている。
充実した舞台
流石、伝承芸能の里赤穂市。常設脇花道を備えた舞台は間口16mx高さ10mのプロセニアムを備えた舞台は本舞台の実用幅が18m、有効奥行き17mで約184.5畳の広さを持ち、両脇舞台を入れて実用幅約32m約351.5畳の広さを持ち、更に上手に53㎡の脇舞台を備え、大道具搬入プラットフォーム約28㎡も別に備えており伝承芸能にも対応できる広さを備えている。
但し、迫り&奈落は無い!
素晴らしいオーケストラピット
迫り上げてエプロンステージとしても使える最大幅約15.6m最大奥行約5.2m有効面積約69㎡(約41.5畳)のオーケストラピットはR・ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの楽劇は無理だが、モーツアルトのオペラやミュージカル、バレエ伴奏ぐらいならこなせる広さがあり、正しく扇形デザインで、対抗する平行面が全くない!素晴らしいデザインで奏者が定在波に苦しめられる心配もない。
反響板+エプロンステージで第9コンサートもOK
ステージ+エプロンステージ+脇花道でフルオーケストラ+合唱団の編成で第9コンサートも可能なセミオープンステージが構築できる。
標準ステージで間口約18mX最大奥行き約13.5のフルオーケストラに対応できる約119畳の反響板内有効面積があり、更にエプロンステージを使用すると 脇花道部も含め最大幅約18mx最大奥行き約18.8m 約270㎡(163畳)の大きなステージとなり、第9も楽々こなせる広さとなる!
扇形段床頼みの消極的な定在波回避策
定在波(※2)「壁面間20m以上のセオリー(※3)」で可聴帯域外の低周波振動に追いだし、扇形段床の谷間効果で定在波を躱す「逃げの一手」の定在波による音響障害対策?(※3)
※以下はステージ反響板設置、両脇花道背後壁コンサートポジション(前身位置)での評価。
想定定在波
- 間口約21m;約16.6Hz/1λ、約24.9Hz/1.5λ、約33.2Hz/2λ、約41.5Hz/2.5λ、約49.8Hz/3λ、
- 1F奥行き約24m;約14.5Hz/1λ ※奥行き方向については、1階大向こう調光室前面の対抗面に当たるホリゾント反響板上部にスラントアンギュレーションが施されているので、1.5λ以上の高次定在波は生じにくいと想定して?評価外とした。d
- 天井高さ約17m;※平土間部分上空はプロセニアム前縁から続く大型のコーナー反響板で平行面がキャンセルされており、高さ方向定在波は抑止・駆逐されている。
赤字は可聴音域内重低音。
平土間部分
平土間部分の最前列の「あ列」~「か列」の5列は左右両側の脇花道背後壁の前進ポジションで完全に守られている。
「き~こ列」は大部分が両サイドの出入口の平行部分に挟まれているが、平土間最後の「き列」中央部は「け列・こ列」の扇形配列座席で守られ、「く・け・こ列」は其々背後席の扇形段床でまもられ、「さ・し列」は両サイドのアンギュレーション壁で守られている?
「て列」以降の後半側壁は垂直でフラット
後半の扇形段床部分は、両壁面際に設けられた通路でミステリースポット(※5)を回避し、中央部分は扇形配列段床の谷間効果で「音響障害ゾーン」を高さ方向で躱している。
更に後半の「す列」以降の両側壁の「て列」両端席の側壁迄は、壁面に「アンギュレーション」を与え、初期反響(※6)を軽減し「定在波の"定在"時間」を減じている。
しかし、以降「最後列ひ列」までの側壁はフラットなパネルの垂直設置!で「定在波の抑制」すら試みられずに、ひたすら扇形配列段床の谷間効果で定在波の「音響障害ゾーン」を逃げまくる?のみ。
為に、「後列座席の援護?」がない最後列「ひ列」では中央の18・19番がミステリースポット、両翼の10番&27番席がサプライズポイントとなり全席が定在波音響障害エリアとなっている!
2階バルコニー
2階バルコニーはサイドテラス背後壁も含め全席周辺フラットパネルで覆われ、両サイドバルコニー席の7~13番席はミステリーゾーンに嵌っている!
但しバルコニー最後列「も列」については背後壁が座席アレンジに合わせて扇形になっており谷間効果で実障害はない?
但し、壁面障害は生じている。
忍者屋敷ふうの回転カラクリ壁?
上部側壁面と天井には揺動タイプのシャッター付きのマジックボックス(※7)が設けられ、演劇用途(残響1秒以下)からコンサート用途(残響1秒以上)迄、調整可能となっている。
客室後部まで、張りのある滑舌の良い「響きの少ない輪郭のハッキリした肉声伝達」が求められる演劇から、「程よい響きで観客を包み込むような余韻(後期残響)」が要求されるコンサートまで幅広く対応出来るよう配慮されている?
総評
大部分の壁面は前途の通り横桟を配したプレーンな、当ホール専用規格の合成木材プレートをアンギュレーション(屈曲)もスラント(傾斜)もさせずに本体構造体に垂直に張り付けた表装なので、ホール横断定在波(※4)は発生し放題?で客席の「障害回避策(※4)」は、前途した客席の扇形段床配置による"中央部分の谷間"と定在波の"節"となる両側壁間際を通路にして、定在波音響障害を回避する消極策のみ!
客席に対する配慮不足は...、もしかしたら『定在波・傷害?確信犯』かも...
オケピも含めステージ周りの、奏者に対する定在波対策の配慮は素晴らしいが、客席は...?
オケピやステージ周りのデザインから考えて、「客席に対する手抜き」は確信犯?では...と思わせるほどの「巧妙」かつ「姑息な手段」で定在波がもたらす音響障害を回避している。
ここ迄あの手この手で(定在波から)逃げまくるくらいなら、根本的な抑止・駆逐策である「壁面スラント設置」をどうして行わなかったのか?
このホールを設計したデザイナーは「設備項目として認められる」「マジックボックス設備」で受注金額を増やし、査定が厳しい「施行難易度」を下げるために、神様であるお客様を無視し「垂直壁面」を採用し「工務店に媚びた」のかもしれない?
定在波はカラクリ壁ではでは解決しない!
従って、扇形配列による谷間効果が適用できない、2階サイドテラス壁際の一部の席と一階大向こう部分ではもろに定在波の節目に当たる「ミステリースポット」と周波数特性が乱れる「サプライズポイント」の混在する「ミステリーゾーン(※5)」の餌食になっている。
設計段階での事前のコンピューターシュミレーションでこの部分に定在波音響障害が発生するのは分かっていたはず!なのに、コーナーの面取り(切り落とし)もスラント(傾斜)もさせない垂直の平行壁面とはぶったまげた!
カラクリ壁でごまかせるのは、はるか上空から降り注ぐ後期残響(散乱波)(※3)の抑制のみ!
つまらないカラクリで金(設備費)受注金額を稼ぐ?より壁面全面の外反若しくは内傾処置をするか、
せめて各フロアレベルから「1.8m以下の壁面」だけでも内傾か外傾スラント処置をしてほしかった。
定在波対策評価について
巧妙な手口?で「定在波障害隠滅」を図っているが、実障害エリア点として、1階メインフロアー大向こう、2階左右テラス席の3エリアの都合3点を減点した。但し被害が軽微?なので基礎点は50点で据え置いた。
ホール音響評価点:83点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点46点/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには、 配点25点に減ずる。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点19点/配点25点
- ※木質パネル等持ち点25点から硬質壁在持ち点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点を減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点14点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価;得点4点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。
算出に用いた値;
※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。
定在波評価
基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数3=47点
ミス・テリーゾーン障害席;16席(14席/2階R&L7番から13番7席X2箇所、2席/1階ひ列18.19番)
サプライズスポット席;2席/1階ひ列10&26番席
傷害顕著席合計;18席
初期反射対策評価
※障害発生エリア壁面材質がプレーンパネルなので素材基礎点23点とした。
基礎点B2=素材基礎点23点ー障害発生エリア数3=20点
初期反射障害1 壁面障害席 ;50席(36席/2階大向う席、14席/2階R&L7番から13番7席X2箇所)
初期反射障害2 天井高さ不足席;0席
重複カウント ;ー0席
音響障害席総計;50席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数4=16点
眺望不良席数;72席/1階平土間中央部座席あ~き列13番~24番
音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;16席
音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;50席
音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;0席
重複カウント ;ー14席
音響障害席総計;124席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
小ホール
ロールバックシステムを備えた平土間多目的ホール。
演劇用途を考慮に入れた、程よい残響(1秒以下)でアコースティック楽器の生音を堪能できる?
平土間としても使えるこのホールは十分なホール高さ(容積)を備えており。
上下可動・可変式天井と、可動プロセニアム、可動音響反射板、拡張迫り上がり舞台、ロールバック客席を使用し、高天井の1スロープシューボックス音楽ホール構成にすれば、内壁全面人工木材の設えと相まって、本格的なシューボックス音楽ホールに変貌し、ソロ奏者のリサイタル、アンサンブルのコンサートにうってつけの音楽ホールとしても利用できる?
残念なのは完全並行、垂直の側壁!
但し、残念なのは大ホール同様に完全並行、垂直の側壁。
低層部、中層部、上層部と丁寧に絞り込まれているにも関わらず、完全並行では、定在波(※2)が発生してしまい、せっかくの木質壁も台無し!
側壁を垂直方向に段階的に絞り込むよりは施工管理が難しいわりには技術料が稼げなくても、「スラント(傾斜)設置壁面」とすべきであった!
さらに付け加えるなら
ご自慢の忍者屋敷張りの回転壁(※2)はお客様の遥か上空にあり音響拡散を緩和出来ても、客席での「ホール巾方向の定在波」制御には何ら貢献しない!
デザイナーさんは音響工学を悪用することばかり考えずに?基本に立ち返って「定在波駆逐・抑止の地道な努力」を惜しまないでいただきたい。
デジタヌの独り言
Nagata Acoustics Designが関与していないデザイン(設計)チームによる作品だが、定在波対策以外の基本構成(十分なホール高さ)、と軟質軽量材による内装で見事に定在は障害を隠蔽?している。
ホール運営側の人材育成は?
但し、手の込んだカラクリを活かすには、十二分に施設の機能を理解した専任の「音響ディレクター&フロアマネージャー」を配置する必要がある。
この手の「カラクリ」(※2)を備えた自治体施設では、資格を持った舞台装置・照明・電機技師は配置していても、「音響技師?」が不在で、設備を十二分に使いこなせずに「宝の持ち腐れ」に成ってしまっているケースが殆どである!
今後の更なる音響改善策に期待?
次回の改修では、メインフロアー後部と2階バルコニー・テラス席両側壁を含む背後壁面をそれぞれのフロアーレベルから180㎝以内で良いから「スラント設置」に改修し「定在波の駆逐」を目指していただきたい!
この部分の壁面改修とメインフロアーのステージ「被り付き」席・中央部72席の奇数列4席を撤去し千鳥配列に変更するだけで、素晴らしい満点ホールに変身するであろう。
赤穂市文化会館の施設データ
- 所属施設/所有者 赤穂市文化会館/赤穂市。
- 指定管理者/運営団体 (公財)赤穂市文化とみどり財団。/赤穂市。
- 開館 1992年5月
大ホール
ホール様式
- 扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
- 2階;最大幅約21.9mx最大奥行き46.9m/大向こう壁面→ホリゾント反響板
- 最高部高さ;約17m(平土間部分Fl+)
客席仕様
2スロープ2層
- 1階 最大間口約21mx奥行き28m(大向こう壁面→舞台前縁)
- 2階 最大間口約21.9mx奥行き33.4m(大向こう壁面→舞台前縁)
2フロアー 収容人員 1168名、(車椅子用スペースX6台分含む)フローリング、他に親子室X1室あり、残響可変装置、
内訳
- 1階席X846席;1階可動席X122席(オーケストラピット部可動床可動席X122席、車椅子用スペースX6台分含む)、親子室X1席
- 2階席X316席;2階サイドテラス席(桟敷席)X72席含む
舞台設備
- 間口16m高さ10m奥行19m、脇花道、ブドウ棚(すのこ)、可動プロセニアム、反響版、仮設能舞台、
舞台設備
プロセニアム形式(常設脇花道付き)
- (ステージ最大幅約37.8m)有効幅約37.8mx(最大奥行き約19m)有効奥行き約17m/緞帳→ホリ幕、有効面積;約635.3㎡(約383.5畳)★面舞台相当、ステージ高さ;
- プロセニアムアーチ:間口約16mX高さ約10m、本舞台実用幅約18m、本舞台実用面積;約306㎡(約184.5畳)ステージ高さ;FL+約?cm、
- 吊りもの類 照明ブリッジ・バトン;サスペンションライトX4本、ボーダーライトX3、プロセニアムライトx1、その他ホリゾントライトx1、美術バトン;10本(幕装備除く)、バトン類高さStL+約?m、
反響板設置時;
- プロセニアムアーチ:間口約16m、高さ約10m、有効奥行き約13.5m/ひな壇後縁→舞台前縁、実効面積;約197㎡(約119畳)ステージ高さ;FL+約?cm、
- 可動床・可動客席(客席ユニット・ワゴン床下収納システム)オーケストラピット&エプロンステージ迫り;最大幅約15.6m最大奥行約5.2m有効面積約69㎡;約41.5畳、演奏面レベル設定;StL ー約?m~+0m、
- エプロンステージ使用時 最大幅約18mx最大奥行き約18.8m 約270㎡(163畳)
各種・図面・備品リスト&料金表
- 客席配置図・座席表はこちら
- 楽屋、などのフロアー配置図 はこちら;
- 施設別図面setはこちら;(舞台平面図、以外の反響板設置舞台平面図、舞台断面図、反響板設置舞台断面図、ホール(客席)平面図、ホール(客席)断面図)半響板設置時ホール(客席)断面図等詳しい資料は公表されていません?
その他の設備
- オーケストラピット(可動床)、楽屋x5、スタッフ室
小ホール
- ホール様式 プロセニアム型式平土間多目的ホール
- 客席 1フロアー 収容人員 432名、ロールバックシステム、可動床、
- 舞台設備 間口8m高さ10m奥行8.4m、ブドウ棚(すのこ)、可動プロセニアム、可動反響版、
- その他の設備 楽屋x3、上下可動天井。
赤穂市文化会館がお得意のジャンル
大ホール
ル・ポン国際音楽祭(※ナビ 記事はこちら)の会場のひとつになっている。
オーケストラコンサート以外にも舞台演劇以外にも、ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。
またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。
小ホール
主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなどが行われ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。
赤穂市文化会館の公演チケット情報
大ホールで催されるコンサート情報
小ホールで催されるコンサート情報
付属施設・その他
- 付属施設 リハーサル室、練習室x2、学習室、展示室、和室、レストラン
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
- フロア案内はこちら。
※参照覧
※1、音響拡散体については、『ホールデザインのセオリー 第9章第3節第1項 音響拡散処理と音響拡散体となる要素』をご参照ください。
※2-1、定在波に関する解説記事 音響工学の基礎知識"平行した対抗面間で生じる『定在波』"はこちら
※3、関連記事『"壁面間隔20m超"のセオリー』「音の良いホールの条件とは」はこちら。
※4、定在波対策については『第4章 セオリーその1 "定在波の駆逐" と "定在波障害の回避策"』をご覧ください
※5、定在波で起こる音響障害については『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』をご参照ください。
※6、直接音、初期反射音、後期残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。
※7、現代の3大迷発明!「珍妙からくり(残響調整装置、可変段床設備、高さ可変吊り天井)」に関する記事はこちら。
公開:2017年9月14日
更新:2022年9月30日
投稿者:デジタヌ
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