狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

清水テルサ /静岡市《ホール音響Navi》 

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Official Website http://terrsa.net/index.html

清水テルサのあらまし

お役人の都合で静岡市の事業整理対象の一つとなっている施設

マリナート(※ホールNaviはこちら)の南隣りに佇んでいる。

「清水テルサ」の1・2階のホール棟の他8階建ての本館には、音楽練習室、和室、茶室、清水中央子育て支援センター、静岡地域若者サポートステーション、屋内プール、サウナ、ヘルスバス、トレーニングルーム、フィットネススタジオ、会議室、研修室、コンピュータルームレストラン「ブランオーシャン」等の施設を備えている。

清水テルサのロケーション

ところ 静岡市清水区島崎町

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

清水テルサへのアクセス

最寄りの駅

●JR清水駅下車、みなと口より徒歩約5分。
●静鉄新清水駅下車、徒歩約7分。

清水テルサが得意のジャンル

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられている。

プロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

清水テルサの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

施設面から見たホールの特色

(詳しくはこちら公式ページ)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

8階建ての静岡市東部勤労者福祉センター「清水テルサ」の1・2階のホール棟にある。

ホールの他館内には、音楽練習室、和室、茶室、清水中央子育て支援センター、静岡地域若者サポートステーション、屋内プール、サウナ、ヘルスバス、トレーニングルーム、フィットネススタジオ、会議室、研修室、コンピュータルームレストラン「ブランオーシャン」等の施設が有る。

テルサホール

3階吹き抜け相当の高い天井を持つ、平土間多目的イベントホール。

スィング式プロセニアム、沈降床式平土間、ロールバックシステム席による多彩な客席アレンジ。

スィング式プロセニアムと沈降式床席(床下収納式)、とロールバックシステムで507席のプロセニアム形式ホールと成り、同じくスィング式上部プロセニアムとつり下げ天井反響板で客席1のオープンステージシューボックスホールともなり更に、沈降式の96席を収納すると411席のオープンステージホールとしても使用出来る。

木質の壁面&天井反響板

ホール壁面は低層部、中層部は全周アンギュレーションのある木質パネルで支えられた装飾梁の上部にあるテラス席と後部2階バルコニー席周辺はフラットパネルと装飾柱のコンビネーション、サイドテラスの上縁には装飾軒があしらわれている。

ホール上層部の下半分は音響ネットで表装された吸音壁、上半分は塗装されたホール構造体。

天井は照明用ギャラリ(簀の子)を凸面の木質反響パネルで表装してある。

このタイプの「ミニサーカス小屋?」にしては立派な音響のホールである。

リハーサル室

94㎡(約57畳)のリハーサル室がある。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 静岡市東部勤労者福祉センター/静岡市。
  2. 指定管理者/運営団体 静岡市。
  3. 開館   2000年09月
  4. ホール様式 平土間・プロセニアム型式多目的ホール。
  5. 客席    2フロアー、収容人員 507席 96席/可動床・床下収納、121席/2階テラス(桟敷席)、290席/ロールバックシステム、
  6. 舞台設備  、可動プロセニアム、可動反響版、
  7. その他の設備 
  8. 付属施設  楽屋x3、ホワイエ、、リハーサルルーム、音楽練習室(大・中1・中2・小1・小2・小3)、リハーサル室、和室(さんごじゅ・やまもも・はなみずき)、茶室(清風庵)
    、清水中央子育て支援センター/子育て交流サロン すくすく/ファミリーサポートセンター、静岡地域若者サポートステーション、屋内プール、サウナ、ヘルスバス、トレーニングルーム、フィットネススタジオ(1・2)、会議室(小1・小2)、会議室(A・B・C)、大会議室、A+B・B+C・A+B+C)、研修室(大・小)、コンピュータルーム(A・B)レストラン「ブランオーシャン」その他。
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら
  10. 設計  (株)フジタ
  11. ゼネコン (株)フジタ
  12. 内装(音響マジック) 

デジタヌの知っておきたい豆知識

清水テルサの生い立ち

2003年3月末日まであった旧清水市(現清水区)に当時の特殊法人の雇用・能力開発機構(2004年(平成16年に廃止)、旧・独立行政法人雇用・能力開発機構)が設置主体となり、総額4406億円をかけて全国に計2070箇所が建設された施設の1つ。

全国にある「自治体に事業譲渡されたテルサ」同様にお役人にとって(天下り再就職口としての)「旨味」が無くなり、将来の整理対象事業の一つとして「指定管理者制度」適用事業からもハズされてほぞ細と「やる気のない営業」を続けている。

旧独立行政法人雇用・能力開発機構と清水テルサのこれまでの歩み

1984年1月16日 コンテナ貨物取扱廃止

同年4月1日旧国鉄清水港線廃止。

1986年11月1日 "荷物取扱"廃止

1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR貨物が貨物ヤード継承され一部が遊休地となり、旧雇用・能力開発機構に一部売却。

2000年9月 当時の旧「雇用・能力開発機構」が「清水テルサ」を完成。

2001年(平成13年)8月 - 貨物列車の発着が終了。
2002年(平成14年)4月1日 - "JR貨物清水駅"廃止

遊休地となったJR貨物清水駅の跡地をその後旧清水市に売却。

2003年4月1日平成の大合併により新・静岡市誕生。

2004年4月1日 旧雇用・能力開発機構の再度の組織転換により「旧・独立行政法人雇用・能力開発機構」(2011年10月1日廃止)が発足。事業見直しにより清水テルサ静岡市に譲渡。

同年6月22日 - 清水駅の橋上駅舎と自由通路が完成したがその後もJR貨物清水駅の跡地は遊休地として放置。

その後政府から「旧・独立行政法人雇用・能力開発機構」解体・廃止の方向性が打ち出され、メリット(天下り先)の無くなった「清水テルサ」を将来的に廃止する方向で新・市街地開発事業計画が決定、事業開始。

2011年10月1日「旧・独立行政法人雇用・能力開発機構」解体・廃止

2012年8月1日駅前再開発事業とともにオープンした。

2000年09月、清水駅貨物ヤード跡地にマリナートに先だって誕生した。

2004年以降 静岡市に譲渡された。

清水のミニサーカス小屋?

この地区では意外と微妙な規模/料金?

507席はリサイタルホールとしても、好都合なサイズではあるが、お隣マリナート・小ホール(292席)が割安な関係で市民音楽団体の使用は少ないようである。

テルサホール¥41140円/午後13:00から17:00(楽屋別料金)/507席

マリナート 

  • ¥51,250/午後13:00から16:30/1,513席/大ホール/土・日曜日、休
  • ¥41,000/午後13:00から16:30/714席/中ホール利用/土・日曜日、休日
  • ¥2,1250/午後13:00から16:30/:292席/小ホール/土・日曜日、休日

誠に惜しい銘ホールの1つではあり料金改定を望みたいところではあるが前途の理由で無理で無理であろう...。

参照覧

※、現代の3大迷発明!「からくり小屋列伝」はこちら。

※、定在波の悪影響に関する解説記事はこちら。

※、「都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?」はこちら

※、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

 

公開:2018年1月 6日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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