狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

部品メーカーのテストコース6選《バンク伝説Navi》

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前書き(要約) 世界にある自動車関連企業のプライベートバンク

proving groundは完成車両メーカーだけのものでもありません、自動車関連メーカーの多くは自前で専用proving groundをもっており、そのいくつかをナビゲートしてみました。

《バンク伝説》自動車関連企業のプライベートバンク の目次

目次をクリックすれば各メニューにジャンプできます。

※ご注意殆どが非公開の施設ですが、一部スポーツ走行会などを開催して一般に公開されいる施設もあります。

※以下用語については 当サイトシリーズ記事プルービンググラウンドについての走路用語と解説 を参照ください。

第1節 株式会社デンソー のProving Ground

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額田テストセンター/h3>

〒444-3431 愛知県岡崎市切山町大ボウ1−2

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を確認することができます。

網走テストセンター

〒093-0133 北海道網走市字字嘉多山708

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を確認することができます。

第2節 Robert Bosch LLC - Automotive Proving Ground

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3701 E Newburg Rd, Flat Rock, MI 48134 アメリカ合衆国

アメリカにある現地法人Robert Bosch LLCのPGです。

Robert Boschといえば知らない人はいない?ドイツの電装品メーカーで、伝承品のみならず、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンの燃料噴射装置のオピニオンリーダーとして有名で、特にディーゼルエンジンでは、同社の開発したコモンレール方式の電子制御燃料噴射システムが、世界中のトラック・乗用車用エンジンに採用されているは皆さんご承知の通りです。

デトロイトの南西に当たり、さほど離れていない北東部にはFord Flat Rock Assembly Plantがあります。

草レース場?のすぐ隣にある巨大なPG

すぐ東隣には1952年オープンのFlat Rock Speedway(※)という一周1/4mileのショートトラックコースがあり。毎週末にNASCARの草レースが開催されています。(Robert Boschとは関係ありません!)

参※Flat Rock Speedwayに関するWikipedia関連記事 はこちら。

バンク付き転回路のある巨大なスキッドパン?

おとなりの先住トラック?と比べて以下に巨大な施設化がお分かりになるでしょう!

バンク走路はありますが高速周回路ではありません!

敷地の北部分に周囲に設けられたこの走路は、西側の約100mRmのバンクコーナーと東側の半径0.1mileR(160m)の定常円を、北側のバックストレッチと南側の逆アールバンク路で結んだの3車線走路を外周路として?も利用できるデザインですが、インフィールドの東側は巨大なスキッドパッド!になっており、スキッドパッドへの高速侵入を目的にした走路でしょう?

第3節 Eaton Corporation

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イートン・コーポレーションはアメリカ合衆国発祥の自動車部品メーカーで現在、アイルランドのダブリンに本社を構えています。

スーパーチャージャー、トラック用多段トランスミッション、各種燃料系バルブ、フルードパワー機器(油圧機器、空気圧機器)および関連システムなどの製造販売を手掛けています。

日本ではかつてのいすゞ製路線バスのセミオートマチック車両に採用されていました。

proving ground

19218 B-Drive S, Marshall, MI 49068 アメリカ合衆国

ハイウェイ規格の周回路

大型車両用自動変速機の実写試験が目的なのでしょうか、オーバルトラックはカントのないアメリカに多く見られる路肩の広い2車線のインターステーツを模しているようで、大型車両の連続高速耐久試験などに用いられているのでしょう?

インフィールドと、周回路に背中合わせで西側にもダートのテクニカル走路?も設けられており大型建設車両の「不整地走行」試験にも対応しているようです。

第4節 GKNドライブラインジャパンプルービンググラウンド

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※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を確認することができます。

GKNドライブラインジャパン?

GKNドライブラインジャパンと聞いてピンとくる方は少ないのでは?

前身の旧栃木富士産業は「0戦」と並んで有名な一式戦闘機「隼」を製造していた1917年創業の中島飛行機株式会社栃木工場を起源として、中島飛行機栃木工場→栃木富士産業→GKNドライブライントルクテクノロジー(GKN日本法人)となった企業で現在は、名前が示すように1979年創業のイギリスのGuest, Keen & Nettlefolds Ltdが開発した自動車用の等速ジョイントや三菱自動車と共同開発したEMCD(Electro-Magnetic Control Device)4輪駆動スプリットデファレンシャルユニットを製造して、三菱自動車などに納入している。栃木の本社工場のほかにも三菱自動車名古屋製作所内に分工場を持っている。

本国GKNではビスカスカップリング方式の4輪駆動用スプリットデファレンシャルユニットも製造しているが日本では前途したEMCD方式のみを製造している。

という事で、高速周回路(全長1800m)も作られているが、オフロードグラウンドや坂道・各種舗装路も備えている小規模ながら立派な総合proving groundとなっています。

第5節 日信工業株式会社 栃木開発センター

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〒321-0525 栃木県那須烏山市福岡722-1

※Google earth Mode(航空写真モード)で閲覧するとコースの全容を確認することができます。

バンク(高速周回路)はありませんが両端に転回路を持った周回路、各種舗装路、定常円旋回路、オフロードグラウンドなどを備え同社の主力製品二輪車・四輪車のブレーキユニットやABSシステムの開発・試験には十分な設備を有しています。

第6節 PT. Central Motor Wheel Jakarta /span>

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Kawasan Industri Suryacipta, Jl. Surya Madya VI kav. I-59., Kutanegara, Kec. Ciampel, Kabupaten Karawang, Jawa Barat 41361 インドネシア

自動車用のホイールを手掛けている中央精機㈱のインドネシアの現地法人の一つ

PT. Central Motor Wheel Jakartaの工場に付属した施設。

ジャカルタ郊外の自動車関連企業が集まる企業団地内にある施設。

両端がバンクのある転回路になった3車線変形オーバル周回路の中に、スキッドパン、やSpecial Surfaces Trackが要領よく配置されており、同社製品の開発耐久試験に用いられている。

 

公開:2020年7月12日
更新:2022年9月26日

投稿者:デジタヌ


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