狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

福島市《 タウンヒストリア 》

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福島県と福島市のこれ迄の歩み

福島県

推計人口、1,867,150人/2018年4月1日

新潟県の東隣で東北の県では関東に一番近い、古来より奥州の表玄関に当たる。

日本海には達していないが東西に長い形状をしており2つの山地(阿武隈高地と奥羽山脈)によって「浜通り」「中通り」「会津」の3つの地域に分かれている。

福島市


推計人口、289,031人/2018年4月1日。

福島ー東京 1時間43分/8,750円/新幹線/272.8km

「中通り」にある福島県最北の市で福島県の県庁所在地。

福島県中通り地方の由来

近世江戸時代以降の中山道は江戸幕府が定めた街道であり、中世には仙道(せんどう)、奥大道(おくのだいどう)とも呼ばれた古代の「東山道」(都を始点として、岐阜、塩尻、高崎、宇都宮に至り、宇都宮以北が現・国道4号沿いに北上する東北縦貫道)は当時中山道(中仙道)と呼ばれた。この縦貫道の名称から「中通り」の名称が生まれた。

福島市のこれまでの主立った出来事

平安時代末期にはほぼ福島県全域が奥州藤原氏の勢力下に入り藤原氏一族の信夫佐藤氏が福島盆地を本拠地として、中通りの中部まで、会津、山形県置賜地方まで支配するまでになった。

源頼朝が鎌倉に幕府を開府(通説1192年)した以降の中世「頼朝は東北において奥州征伐により奥州藤原氏を滅ぼす」。

以降伊達稙宗が南奥羽で外征や婚姻外交を繰り返し南奥羽のほとんどの大名を勢力下に収めたが天文の乱を起こし衰退したり、白河結城氏が衰退し代わって岩城氏が勢力を盛り返すなど、栄枯盛衰は止むことはなかった。

最終的には蘆名氏や相馬氏、二本松氏などを圧倒した伊達政宗が短期間ではあるが、福島県域の浜通りを除く大半を領有することになる。

しかし豊臣秀吉による奥州仕置により伊達政宗が伊達氏の元の本領以外没収される。

天正18年(1590年)に発生した「西大崎一揆」の戦後処理で伊達政宗が岩出山に移封させられると、蒲生氏郷が福島県中通り以西のほとんどを領有した。

2代目蒲生秀行は会津から宇都宮に移され、上杉景勝が会津120万石を得て「中通り以西のほとんどの地域」と山形県の置賜地方を領有した。

関ヶ原の戦いによって上杉景勝は信夫郡伊達郡を除く福島県域の所領を失い、30万石となる。

江戸時代に入り1664年に上杉氏米沢藩が信夫郡と伊達郡も召し上げられ、会津藩(1643年以降松平氏・会津藩)以外の大藩はなくなり、会津と相馬氏領の浜通り夜ノ森以北を除く県内のほとんどの地域で、小・中藩、天領が入り乱れて激しく変遷した。

慶応3年10月14日(1867年11月9日)の大政奉還後の鳥羽・伏見の戦い以後、朝敵となった徳川幕府側は幾度も敗北を重ねた結果、戦禍が東北にまで及び、会津藩、奥羽越列藩同盟の磐城平藩や中村藩などでも各藩の勢力や民衆は徹底して反撃を繰り返したが、薩長の圧倒的な軍勢にの前に敗北した。

1869年(明治2年)の太政官令により、現・福島県域は陸奥国から分離し、西側の中通り地方の中北部と会津地方が岩代国(いわしろのくに)、東側の中通り地方南部と福島県浜通り地方と宮城県南部が磐城国(いわきのくに)となった。

同年7月20日、福島県(第1次)が設置され、安達郡の二本松藩領37村、伊達郡の幕府領42村、盛岡藩領8村、棚倉藩領4村、館藩領2村、幕府領であった信夫郡の43村、重原藩領19村、足守藩領11村、新発田藩領8村、関宿藩領6村、二本松藩領4村、棚倉藩領2村、幕府領宇多郡の1村を管轄した。

1871年(明治4年)11月(旧暦)岩代国の会津地方(旧会津藩領の越後国蒲原郡の一部を含む)が若松県、岩代国と磐城国からなる中通り地方が二本松県(12日間後に県庁が福島町に移転、福島県に改称)磐城国はほぼそのまま磐前県(いわさきけん)の3つの県が誕生。

1876年(明治9年)8月21日に、福島県(第2次)、若松県、磐前県が合併され、現在・福島県(第3次)が成立した。

1891年(明治24年)9月1日、東北本線全通。

1975年4月1日東北自動車道郡山IC.-白石IC.間開通により 首都圏(埼玉県岩槻IC.)と高速道で結ばれる。

1982年(昭和57年) - 東北新幹線 大宮 - 盛岡駅間開業
1985年(昭和60年) - 東北新幹線 大宮 - 上野駅間開業

1987年(昭和62年)9月9日 : 浦和IC(1980年3月26日開通)-川口JCT間開通により東北自動車道全線開通、川口JCTで首都高速川口線と接続、都心部直結。

1991年(平成3年) - 東北新幹線 上野 - 東京駅間開業

 

公開:2018年6月 8日
更新:2022年9月10日

投稿者:デジタヌ


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