ベンツ の高速周回路《バンク伝説》 Googl map で解き明かす本社90°バンクと世界各地にあるNew Age施設
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前書き(要約) ベンツの走りを支えるテストトラックたち
90度バンクを持つ1957年に開所した本社工場に併設したPGが有名ですが、ベンツの新しい顔としてHochgeschwindigkeitsoval Mercedes Benzも完成して共用開始されています。
最新の設備を誇る新PGは従来からある本社PGを補いこれからのベンツの開発拠点となることでしょう。
今も生き続ける本社90°バンク メルセデス・ベンツテストトラック の目次
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※ご注意、この施設は非公開施設です!、社外の一般人は特別イベントが開催される時以外は見学できません!
※以下用語については 当サイトシリーズ記事プルービンググラウンドについての走路用語と解説 を参照ください
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世界的に有名なのが1957年に完成し1967年5月にリニューアルしたメルセデス・ベンツのテストトラック。
ネッカー川と工場に挟まれた周囲約3.6km、面積約19.1ヘクタールの敷地に設けられている。
全セクション合計で15.5㎞におよぶ新テストトラックは、1967年当時他に類を見ない施設として登場し、ハイスピードテストや耐久テスト、ラフロード走破性、ウエット路面での性能が確認できる施設としては理想的なもので、スポーツカーはもとより、レーシングカーやバス、トラックにいたるまで、あらゆる車両のテストが可能だった。
残念ながら通常一般公開はされていないが、年に数度マスコミ関係者には公開されている。
変形ひょうたん型?の周回路
一方が中央部がスキッドパッドになっている半径約50mの低速バンクで、途中に大きな湾曲を持つ約1kmの直線部分が有りそれに続く、もう片方が有名な『90°バンク』になっている、バックスストレッチ?は約400m、と約500mの直線で構成されその間が大きな曲率のS字コーナーでつながれている。最終コーナーは半径100mほどの大きな左カーブで先ほどのスキッドパット周辺分の半円コーナーに戻ってくる。
コース中程に同じく半径50mほどの短絡コーナーが設けられ、低速周回路が構成されている。
150㎞/hでの走行性能のテストが可能な最大90度のバンクを備えた高速周回路
特に有名なのがコース東端の90°バンク!(垂直壁!)、規定速度(150km/h以上)で走ればドライバーはステアリング操作をせずに垂直のバンクでも遠心力によって走行できる。
メルセデス・ベンツテストトラックの施設データ
(公式施設ガイドはこちら)
- 所在地 Mercedesstraße 120, 70372 Stuttgart, ドイツ
- 所属施設/運営団体 メルセデスベンシュトゥットガルト本社工場
- 開設 1957年 1967年5月全面改修
- 敷地面積約19.1ヘクタール
- 設備概要 一周約3Km 異形周回コース
- 舗装 コンクリート、
- コーナー数 7(高速コーナー(変形部)含む)
- バンク部最小コーナー半径 最小半径約50m
- 曲線部最大バンク角 90度
- バンク設計速度 150km/h
- 直線部 約1km(ややへの字の直線相当)、約400m、約500mの3カ所
- 付帯コース 、ショートコース、スキッドパッド、ダートトラック(未舗装路)、煉瓦舗装路、石畳舗装路、各種アスファルト舗装路(コース総延長長16km)
- 付帯設備 パドック(トイレ、シャワー完備)、
- 付属施設 管制塔、管理棟、研究所 メルセデス・ベンツ博物館
メルセデス・ベンツ博物館があるベンツシュトゥットガルト本社工場周辺観光ガイド
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Am Hewenegg 4, 78194 Immendingen, ドイツ
21世紀のベンツを担う新しいproving groundです
元ドイツ空軍基地StOÜbPl Immendingenの跡地に2018年に完成したDaimler AG の新しいproving groundです。
高速周回路
もはや90度バンクは存在しません!
高速周回路は極フツーノの?内周にサーブス通路を備えた走行路3車線のバンク付きオーバルトラックで、最外周のガードレールの外側の堰堤上にも緊急時用?のサービストラックを備えたオーバーるコースです。
この走路は、最新の施設らしく前面アスファルト舗装となっています。
ピットレーンのメインストレッチは東側になっています
インフィールドにある2つのテクニカルコース
オーバルの内周には大小2つのテクニカルコースが作られていて、一つはグラベルエリアとイン側に縁石を持った、レーシングコース風の作り。
もう一つの長いほうは縁石設備のないスポーツ走行用の施設で共に3車線相当の走路幅があり、複数台の模擬レーシング走行もできるように設計されています。
どちらも標準的な時計回りで運用されています。
このこーすも、各コーナーのアウト側に十分なグラベルエリアがあり、安全性は十二分に保たれています。西側にあるピットレーンと、西隣にある8レーンのSpecial Surfaces Track路持つ直線路祖はアクセス通路で特設行き来ができる構造となっています。
外周路
敷地外周に沿って往復対抗2車線の周回路が張り巡らされています。各走路のアクセス走路も兼ねたコースは、
西側で最外周と、オーバル周囲に分かれて、途中には立派なトンネル!も設置されています。
外周路とオーバルに挟まれた直線路
両端にバンク付きのスプーン転回路を持つ2レーンの直線路あり、ピットレーンは南端の転回路部分に設けられています。
本施設は反時計回りで運用されているようで、アウトバーンの直線部を想定しているようです、両端のコーナーの導入曲線部を除いた直線部は約1マイル(1.6km)にも及ぶ高速直線路です。
直径200m!の巨大スキッドパン
西南端には直径200mは有ろうかという巨大なスキッドパンが設置されています。
西北端には、滑走路のように直行する直線路と巨大なグラウンドを備えたエリアがあり、走路非常設の多目的グラウンドとして利用されています。
その他、北端部には斜面を利用した2つの外周路間を結ぶ廿楽折れ走路や、同じく斜面を利用したマルチ斜路(坂道)、ヨーロッパの各地に残る田舎道(一般国道)を模したVibration and Harshness (NVH) surfaces周回路などもあります。
唯一のラフロード周回路
外周路の南端ののさらに外側に、メインストレッチ側に1600mは有ろうかと思われる屋内施設(トンネル)を備えたラフロードのテクニカル周回路があります。
おそらくは、降雪、圧雪路、アイスバーンなどの環境下を人口的に再現できる試験棟であると思われます。
この周回路からは、フェンス沿いにサービス通路を兼ねた大部分がラフロードの走路兼通路が所内を一周しており、厳冬期のテストコースにも使用されているようです。
その他広大なグラスグランド所内に広がっており、冬季積雪時のPGとして利用されているようです。
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Santo Antonio, Iracemápolis - State of São Paulo, 13495-000 ブラジル
南米ブラジルに拠点Mercedes-Benz Iracemápolis(ブラジル製作所)に付属した施設です。
公開:2020年7月22日
更新:2022年9月10日
投稿者:デジタヌ
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