音・道・楽・人 分室『旅するタヌキ』

オリックス劇場 《 ホール 音響 ナビ 》大阪の中XXXプラザ?

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1968開館の旧大阪厚生年金会館、「オリックスシアター」についての思い出話と論評。

適度以上?のお風呂屋さんの洗い場的音響は、アーティストにとっては好評であるが、反響渦巻く中にいるオーディエンスは湯あたり、ならぬ「音当たり」にご注意を...

オリックス劇場のあらまし


Official Website http://www.orixtheater.jp/access/

大阪市内の幹線道路四つ橋筋沿いから1筋奥まった静かな裏通りに面した「新町北公園」に面して佇むホール。

ポップス系のミュージシャンに好んで用いられている。

オリックス劇場のロケーション

ところ  大阪府大阪市西区新町1丁目14

東西南北を、なにわ筋、四つ橋筋、長堀通り、中央大通り、の4つの収容幹線で囲まれたブロックのほぼ中央に位置している「新町北公園」に面して建てられている。

旧厚生年金会館以後、増築された中ホールや宿泊施設があった隣接地は現在高層住宅になっている。

オリックス劇場へのアクセス

  • 大阪市営地下鉄四つ橋線四ツ橋駅2号出口(長堀鶴見緑地線心斎橋駅からも利用可能)より徒歩5分
  • 地下鉄長堀鶴見緑地線西大橋駅 2号出口より徒歩5分

オリックス劇場がお得意のジャンル

年間を通じて、若者達で賑わっている。

大阪城ホールに次ぐ「ポップス系ミュージシャン御用達」のホール。

主にポップス関係のコンサートが年間を通じて数多く開催されている。

オリックス劇場の公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

オリックス劇場の音響デザイン

(公式施設ガイドはこちら)

ご注意;以下の記事中※印は当サイト内の紹介記事リンクです。
但し、その他のリンクは事業主・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

定在波に留意した形状

最上層は僅かに内傾していて定在波(※11)にも留意されているが、

定在波のトリガーとなる初期反響対策(※12)は...

フロアー構成

3階バルコニー両翼が伸びテラスを形成している。

基本的には、全国に散在している「旧厚生年金会館」の各施設同様に豪華な作りで、2400席を無理なく収容できる十分なホール容積があり、各フロアーも十分な軒先高さが確保されている。

ホール周囲の側壁際に席が設けられているが、収容人員確保第一の当時の常識では致し方なかろう。

参※11)当サイト関連記事 ホールデザインの基本"定在波の根絶・阻止・駆逐" 法こちら。

参※12)当サイト関連記事 ホールでの過大な初期反射による音響障害はこちら。

総評 石壁内装が惜しまれるホール...

(中野サンプラザ(※12)同様に"Jポップ系の砂利タレ"御用達のライブハウス?なので、音響評価はあえてしないことにした...)

1960年代当時流行した、石材を用いた、異形材で内装されている。

本格的スケールモデル実験による、音響設計をほどこした1982年登場のザ・シンフォニーホール 登場遡ること12年、デザイナー、施主共に残響(初期反射と後期残響)(※13)の概念が定着しておらず、ゆとりある立派な容器(本体構造)にしては癖のある音響となってしまった様である。

リニューアル最初のこけら落とし公演の 新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会、以来クラシック関係のイベントは開催されていない!

参※12)当サイト関連記事 中野サンプラザ音響Naviはこちら。

参※13)当サイト関連記事 「エコー」と「後期残響」は別物はこちら。


オリックス劇場の施設データ

  1. 所属施設/所有者  大阪シティドーム/オリックス不動産。
  2. 指定管理者/運営団体  大阪シティドーム
  3. 開館    1968年4月14日(リニューアルオープン 2012年4月8日)
  4. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  5. 客席   3フロアー、収容人員 2,400席(1F 1255席・2F 383席・3F 762席)、2階テラス、可動床、
  6. 舞台設備 プロセニアムアーチ;可動反響版、オーケストラピット(可動床)脇花街、
  7. その他の設備 
  8. 付属施設 オーケストラピット(可動床)楽屋、ホワイエ、エントランスロビー、ラウンジ、
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
  10. 設計  久米設計/改修時
  11. 内装(音響マジック) 永田音響設計/改修時

デジタヌの独り言

高校文化祭で舞台にあがった思い出

1968年開館、当時高校3年生の秋、開館間もないピカピカの厚生年金会館で当時通っていた高校の文化祭が開かれた、2400人収容の大ホールで、午前・午後2度舞台に上がった。

その時は、舞台進行上、ひな壇はあったが反響板は設置されなかった。

舞台背面は分厚いカーテンで、舞台上では全員の音は良く聞き取れた。

嘗てあった中ホールの思い出

1971年当時あった中ホールで某国立大学の大阪公演があった、山田一雄氏の指揮で幻想交響曲が演奏された、団員である中学当時の同窓生からの誘いで演奏会に出かけた、2階ベランダに3階サイドテラスが被さった、特異なデザインのホールの2階ベランダ席のほぼ中央前列に陣取った。(当時も,今も、トラディッショナルデザインのホールでは2階ベランダ最前列の音響が一番良い音響だとされている。)

音像・定位(方向性)も良いホールと素晴らしい演奏で、十二分に感動を味わい、満足して家路についたことを憶えている。

1980年代の大ホール

クラシックコンサートが余り開催されないことも有り、長年訪れる機会も無かったが1980年前後に、大阪府の吹奏楽祭が大ホールで開催された際に大ホールに再訪したことがあった。

その時は下手側の2階テラス最前列に腰掛けてみた、当時設置されていたステージ反響板から聞こえてきた音は、はっきり言って「洞窟音」であった!

今回 2012年4月8日のリニューアル開館では、ステージ反響板デザイン、館内設備を一新したらしい?ので再訪して見ようかなと思わないでは無いが...、

壁面材質、客席配置などはリニューアル前と変わっていないようなので、音響的に「劇的な変化」は期待出来ず、適当なクラシックコンサートも無いようなので未だ再訪はしていない。

デジタヌの豆知識

オリックス劇場これまでの歩み

1968年(昭和43年)4月14日に、厚生年金保険加入者の福祉増進を目的として社会保険庁が設置した厚生年金福祉施設「大阪厚生年金会館」としてオープンした。

2010年8月オリックス不動産の手に渡り、現在orixグループの大阪シティドームが運営を行っている。

 

公開:2017年11月19日
更新:2020年11月26日

投稿者:デジタヌ


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