カルッツかわさき/川崎市スポーツ・文化総合センター 《ホール音響Navi》
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プロレス・アリーナと芸術ホールのコラボ施設
破格の使用料で人気のあった「川崎市教育文化会館大ホール」に変わって登場した「カルッツかわさき・ホール」。
新しくなって旧施設をしのぐ音響になれたか?音響面から詳細に分析したコラム。
「2000人超」の収容人員に拘った「市当局の無理な要求仕様」の産物?
市民団体よりプロモーター側の意見を重視して「2000人超」の収容人員に拘った「市当局の無理な要求」の付けが、ホールの評判を落とさ無ければ良いのだが...。
カルッツかわさきのあらまし
共有ロビーを挟んで「ホール棟」と「スポーツ棟」の2つの文化・スポーツ施設からなった複合施設。
川崎競馬場の近く国道132号線沿いに有る2014年12月に閉館した旧川崎市体育館の跡地に、2017年10月に完成・開館した。
国道を挟んで南向かいにある川崎市教育文化会館大ホールと旧川崎市体育館の機能を併せ持った複合施設。
カルッツかわさきのオープンによって
「真向かいにある1967年3月に川崎市産業文化会館としてオープンし長年市民にしたしまれてきた川崎市教育文化会館大ホールは2018年3月末日に閉鎖された。
2004年にミューザ川崎シンフォニーホールが完成するまで川崎市教育文化会館大ホールでクラシック・コンサートも盛んに行われていた。
川崎市教育文化会館も大ホール以外は引き続き運営が続けられる。
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
「カルッツかわさき」のロケーション
- 所在地 川崎市川崎区富士見1-1-4
京急川崎駅から東へ県道9号線を進み大動脈国道15号を超えて国道132号に入ってすぐの所に位置する。
西隣は横浜地方裁判所川崎支部、神奈川県川崎合同庁舎、川崎南税務署と並び国道を挟んで真向かいには「姉妹施設川崎市教育文化会館」その西隣は横浜地方法務局川崎支局、川崎年金事務所とお堅い施設が並び、カルッツかわさきの敷地である川崎市営富士見公園北側には「地方競馬・川崎競馬場」が国道を挟んで南側には川崎競輪場とレクリエーション・レジャー施設?が立ち並ぶ、川崎のオフィシャライズ&アミューズメントエリアとなっている。
カルッツかわさき施設データ
Official Website http://culttz.city.kawasaki.jp/
- 所属施設/所有者 川崎市スポーツ・文化総合センター/川崎市。
- 指定管理者/運営団体 アクサス川崎/川崎市。
- 開館 2017年10月1日
- 設計 日本設計・・鹿島建設設計共同企業体
- ゼネコン 鹿島建設
建築音響工学から眺めた『ホール棟』にある施設
ホールについて
市内最大規模の収容人員(2,013席)を持つ多目的ホール。
高い天井(4階吹き抜け)と緩やかな前半部と比較的急峻な後半スロープを持つメインフロアーと左右両翼から前方に張り出したサイドテラスを持つ比較的急峻な2・3階バルコニー席からなる3層3スロープのホール。
プロセニアム前縁の2段の特徴的な階段反響板
プロセニアム上部前縁に、2段の上反スラントさせた特徴的なデザインのコーナー反響板?が設置されている。
2重構造で凸出した大きな扇型の補助パネルが前部(下部)反響板に3カ所、後部(上部)反響版に4カ所設置されている。階段状だが下面のみの表層で構造体(キャットウォーク(※1)&構造トラス)がむき出しの流行のデザイン。
釣り下げタイプのステージ反響板
ステージ反響板は、旧来の釣り下げタイプではあるがプロセニアム高さ・幅共に一杯一杯使った大型の物で、それぞれ浅い縦棧で凹凸を持った木質パネルを上下方向に鎧張り(※2)したサイドと後方反響板を備え、プロセニアムとの間には隙間が生じない最新の手法を採用している。
上部反響板は天井同様に、プラスターボード製(※3)のプレーンな物になっている。
演劇にフォーカスした音響設計?
各バルコニー&テラスの軒先はスラントされており、一応の配慮はしてあるので、演劇(肉声)には不必要な残響(※4)が少ないドライで良好な環境ではあるようである。
前途のごとくプレーンな壁材が主体でアンギュレーションを持たせた壁面以外は大げさな「音響拡散体」(※5)も配置しておらず、後期残響は殆ど考慮されていないデザイン、「豊かな響き」はミューザ川崎で!と言ったところか。
和風テイストな内装だが...
仕込み図をご覧になれば判るが、立派な松羽目はあるが、それ以外の竹羽目、鳥の子屏風、等の大道具・小道具が無く舞台には奈落も迫り類も一切無い!従って、長唄・踊りなどの伝統芸能は上演できても大歌舞伎や、オペラ等大がかりな舞台装置を使用する公演はほぼ不可能!
但しオーケストラピットは用意されているのでミュージカル・バレエ・レビューショー公演などの"洋物"には対応している。
特徴的な、桟敷&テラス
脇花道から続くようにメインフロアー前部に当たる部分にホール中央にむいて2列の高床式のサイドテラス席が設けられている。
更に2・3階バルコニー両翼から軒の浅いテラスが両サイドに伸びている。
客席サイド壁は木質パネルに
客席左右壁面は縦縞に黒の塗装部をあしらった木質の集成材パネルを用い、浅黄幕,のような「和風のテイスト」を醸し出している。
脇花道の背後壁は下層・中層・上層部の3層に分かれておりそれぞれ下部に段差を設けて上層部に向かって階段状に狭くなるように表層され、更に前後方向数カ所でアンでギュレーションを設けて鎧張りのように折り重なるように設置されている。
一階のサイドテラス上部のサイド照明コラム
上部壁面は流行のトラスむき出しのサイド照明コラムが設えられている。
丁寧なテラス前縁処理
テラス前縁は木材で表装され、スラント処理してある。
反響板のテラス軒下(天井)
各バルコニー・テラスの下面は天井同様にプラスターボード製の反響板になっている。
大向こう背後壁
1階大向こう背後は音響スクリーンで表層された緩やかなカーブの凸面パネル吸音壁ユニットを、を直線上に並べた設えで2階は緩やかな凹面を描いた壁面の一部が3階はハの字型に両側を絞った垂直壁の中央部の一部が吸音構造となっている。
又1階大向こう背後2階バルコニー下は親子室と調整室になっており、2階バルコニー席のオーバーラップを少なくする配慮がしてある。
一体デザインの天井反響板
天井は一部ヴォールト部分(照明器具用)を持つ大型一体デザインのプラスターボード製の、アンギュレーションを持たせた反響板となっている。
尚この手のデザイン常套手法として側壁との接続部分は隙間になっている。
木製の大型プロセニアム
脇花道を備えたプロセニアムは木製の独立した大型のものでサイドは脇花道背後壁下層部同様に黒で塗色され、上縁の下面は天井反響板同様のクリームがかった白に塗色されている。
このホールの定在波対策について
客席両側壁の大部分は前途の通り「ハノ字」が重なるようにアンギュレーションを施し定在波(※6)そのものを駆逐している。
完全平行部分はホール幅と、客席アレンジで障害回避
ハノ字段床と扇形段床配列座席で定在波回避も
1階メインフロアーの大部分は「ハノ字段床」で2・3階バルコニー席の大部分は扇形段床で定在波を回避(※7)し、完璧を期している。
障害回避の基本は20m超のホール幅で
基本ホール幅20m超のセオリー(※7)で実障害を回避する手法
- 1階前半サイドテラス床囲い平行部分で推定幅約21.6m後部平行部分で推定幅約28.8m、
- 2階バルコニー後部平行部分で推定幅約27.6m
- 3階バルコニー後部平行部分で推定幅約24m
で何れの部分も定在波は可聴帯域外の低周波振動!でセーフ。
但し3・4階バルコニーの中央に調整室・映写室が突出しており平行壁間が2階で13.5m、7.8m、3階で5.1mと狭い部分がありそれぞれ26Hz、45Hz、68Hzの可聴帯域内の実害低音定在波が生じている個所があるが座席配置の"谷間効果"で上手くかわしている。
又オーチャードホール(※ホールNaviはこちら)同様に中央部を通路として「定在波の節」を回避していおり、2階12列3階7列では背後壁をハノ字状に大きく面取りして背後壁面初期反射障害とトレードする形で定在波そのものを駆逐している。
この部分はシューボックスホールの一番厳しい部分で、この部分の側壁どうしが完全に並行しているのは明らかにデザイン上の、落ち度でもある!
総評
by 狸穴総研・音響研究室 主観 出知樽狸(デジタヌ)
「2000人超」の収容人員に拘った「市当局の無理な要求仕様」
市民団体よりプロモーター側の意見を重視して「2000人超」の収容人員に拘った「市当局の無理な要求」の付けが、ホールの評価を落とさ無ければ良いのだが...。
この建て屋容積(敷地面積x高さ)で「2000人超」は欲張りすぎ!
この敷地面積で収容人員「2000人超」の「プロセニアム形式多目的ホール」は厳しく、収容人員を1,800人代に抑えるか、ミューザ川崎のように、思いっきり建て屋の高さを高くして、テラス層を増やすか、
余裕ある敷地面積に大型建て屋で「余裕有る大空間ホール」にすべきであった。
音響的に厳しいデザインの部分
2階バルコニー部分大向こうに当たる最後列両角の軒高さが極端に低い(※8)。
2・3階大向こうが座席に成っており通路が無い!等、ホール容積に対する適正収容人員(座席数)を無視し、無理矢理2,013席詰め込んだデザインの痕跡が見て取れる!
知名度の割にはあまり評判の良くない「横浜みなとみらいホール」(※ホールナビはこちら)の「二の舞」にならなければ良いのだが。
PAガンガンのJポップスコンサート以外のクラシックコンサートはやはり「音の良いミューザ川崎」でと言うことに成るのでは...。
総評;ホール音響評価点89点
評価内訳
§1,「定在波」対策評価;得点48/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※客席側壁が「プレーンな垂直壁」で 「完全平行・平面」の場合は、配点25点に減ずる。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2、残響その1 「初期反射」軽減対策評価;;得点21点/配点25点
- ※木質パネル等持ち点25点から硬質壁在持ち点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点を減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3,「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点16点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4,残響その2「後期残響」への配慮評価;得点4点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
算出に用いた値;
※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。
定在波評価
※客席周辺平行壁面がごくわずかなので基礎点50点とした。
基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数1=49点
定在波「節」部席;8席/3階4~7列1&40番席
定在波「腹」部席;0?席
定在波障害実被害席総計;8?席
初期反射対策評価
※客席壁面材質が木質アンギュレーションなので素材基礎点25点とした。
基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数2=23点
初期反射障害1壁面障害 80席(44席/2F大向う、42席/3F大向う)
初期反射障害2 天井高さ不足 98席(98席/2F)
重複カウント ;ー26席
音響障害席総計;152席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数2=18点
眺望不良席数;0席/1F平土間中央部座席千鳥配列
音響不良席その1;定在波障害席数;0席
音響不良席その2 ;初期反射障害1壁面障害 80席
音響不良席その3 ;初期反射障害2 天井高さ不足 98席
重複カウント ;ー26席
音響障害席総計;152席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
ホール棟の施設データ
- ホール
- ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。収容人員2013席、(親子席12席及び車いす席18席を含む)
- 客席エリア 内法最大幅約29mx内法前後長約32.5m、天井高さ(最高部)約22m、3スロープ、3フロアー (客席配置図・座席表はこちら)
- 客席内訳:
1階席,1.100席(車いす席12席含む)+親子席:12席(中央部千鳥配列)(オーケストラピット使用時:992席)、
2階席;555席(車いす席6席を含む)
3階席:346席 - 座席配置:1階平土間中央部千鳥配列
- 木質パーケット床、通路部タイルカーペット
- 舞台設備
- 舞台備品詳細はこちら 公式ガイド。
- 基本仕様;可動プロセニアム形式ステージ幅約38m(有効幅約35m)x奥行き17.5m 有効面積約595㎡(約359畳)、プロセニアムアーチ:間口約19.8m、高さ約9.0m~12.0m、実効面積;約346.5㎡(約209畳)ステージ高さ;FL+90cm、ブドウ棚(すのこ)高さStL+22m、バトン類、
- 反響板設置時;間口19.8m*奥行き約10.9 実効面積;約198㎡(約119.5畳)
- 付属舞台;脇花道、オーケストラピット&エプロンステージ迫り(可動床客席収納奥行き約3.6m幅x約19.8m床面積約30 ㎡;約18畳)、
- 仮設資材;講演台、演台、司会者台、花台、所作台、
- 大・小道具:松羽目、金屏風、
- 幕装備:地絣(グレー)
- 定式幕(ホリゾント幕、中ホリゾント幕、暗転幕)、)
- コンサート対応設備;反響板、オーケストラ平台、ひな段用けこみ、指揮台/指揮者用譜面台、ピアノ椅子、コントラバス用椅子、奏者椅子(スタッキングチェアー)譜面台、
- 専用備品 、和太鼓(口径不詳)バレエ用シート
- 舞台仕様・詳細寸法などに関する仕込み図面集等
- 各種図面,備品リスト&料金表。
- 施設別舞台備品・図面;
- 専用施設
- 楽屋控室、、洋室楽屋X3、シャワー室(男女各々x1)、等
- レジストレーションカウンター、クローク、ロビー、ホワイエ、
- 施設利用(付帯施設利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。
付属(ホール棟共用)施設
- リハーサル室(アクトスタジオ)、音楽練習室x2、
- 会議室(洋室)x2、小会議室(和室)x1、
付属(共用)施設 ;共用施設配置図・フロアマップ:1Fはこちら、2Fはこちら、)
- ホール棟施設共用備品 フルコンサートピアノ(STEINWAY & SONS D-274 (2台)YAMAHA CFX)、
ホール棟利用料金
-
備品利用料金案内 使用料金表 はこちらへ。
- 附属・(共用)施設利用料金表はこちら。
大ホールがお得意のイベント
東京交響楽団のオーケストラコンサートやバレエ公演ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会、小編成の室内楽コンサートなども行われ、ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、演劇・伝統芸能、歌謡歌手の歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、演芸・寄席、よしもとバラエティーショー、着ぐるみヒーローショー、大道芸、パフォーマンス・ショーなどの色物などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。
またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体も利用している。
大ホールで行われるコンサート・イベント情報
ホール棟にある付属施設
アクトスタジオ(リハーサル室)
長辺18mx短辺11.5m 延べ床面積約245㎡(約148畳)の高い天井(約4.5m)と大ホールと同じ手法の壁材で表層された多目的スペース。
リハーサルルームとして使用できる他、200脚のスタッキングチェアーて、オープンステージの平戸間小ホールとしても利用できるデザインの多目的ルームで控え室も一室用意されている。
長辺側にバレエ・ダンスレッスンバーを装備した壁面ミラー(カーテン付き)を備えている。
対向面の壁面はアンギュレーションを持たせている。
ルーム音響評価点:50点
※リハーサル、がメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。
§1,「定在波対策」評価点:25点/50点満点
- ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点
- ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
練習室
2室の音楽練習室、を備えている。
第1練習室、;床面積約53㎡(約32畳)タイルカーペット床
第2練習室、;床面積約38㎡(約23畳)タイルカーペット床
両室ともにアップライトピアノ(YAMAHA YUS5)を装備している。
壁全面有孔音響ボードで表装された遮音(吸音)構造を持つ。
建築音響工学から眺めた『スポーツ棟』にある施設
大体育室
2階席上段最後部の後ろ外周通路に当たる部分が「ランニングデッキ」になっている、今流行にアスレティックジム風の作り。
方形長辺両側にある2階固定席の真下1階フロアー壁面にロールバックシステムが設備されている、
このアリーナは珍しく、体育館限定で音楽イベントには使用出来ない模様。
但しプロレスリングなどのエンタテイメント・プロスポーツには対応しているようである。
大体育室
- ホール様式 平土間・多目的イベントホール。
- 客席 2フロアー 収容人員固定席1,512席、(ロールバックシステム480席)、
- その他の設備 、選手控え室x2、3階ランニングデッキ、小体育室、弓道場、武道室、研修室、トレリーニング室、
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
大体育室がお得意のイベント
プロレスリングHEATーUP(株)が玉スポーツセンター、とどろきアリーナ等とともに川崎HEATーUP Powre Resringシリーズを興行しており、他にも「ノア・グローバルエンタテインメント株式会社」ノアプロレスリング、「ワールド女子プロレス・ディアナ株式会社」の女子プロレス等、旧川崎市体育館時代からの歴史ある「プロレスのメッカ川崎」の伝統は守られている。
またプロバスケットリーグ戦なども組まれている。
大体育室で行われるプロ・スポーツイベント情報
小体育室
(公式施設ガイドはこちら)
大体育室と同じ天井高さを持ち、音響にも配慮されている多目的スペース。
デジタヌの豆知識
「カルッツかわさき」へのアクセス
【電車・徒歩の場合】
JR「川崎駅(東口)」・京急「京急川崎駅」より徒歩15分
※市役所通りをまっすぐ。
【バスの場合】
川崎駅東口バスターミナルより乗車5分「教育文化会館前」下車すぐ
川崎市営バス(系統番号:川04・川05・川07・川10・川13・川15)
臨港バス(系統番号:川02・川03)
主なバスのりば...11・12・13・14・15番
※川崎駅東口バスロータリーのマップは川崎市交通局のページを確認ください。
※時刻表は川崎市交通局のページを確認ください。
カルッツかわさきのある川崎市とこれ迄の歩み
東京都と接する神奈川県最東端に位置する、横浜市に次ぐ規模の政令指定都市。
県内唯一市内全域が旧武蔵国に属していた。
推計人口、1,509,887人/2018年4月1日
川崎-横浜 7分/¥220(JR)¥230( 京急)/10.4km
川崎-品川 9分/¥220(JR)¥230( 京急)/11.8km
維新以前から川崎大師がある町として有名で、日立、東芝、NEC、富士電機、キャノンなどの主力工場がある工業都市であると同時に、川崎競馬、川崎競輪、でもお馴染みのギャンブルタウンとしても有名。
大正モダニズムとともに西洋音楽普及の立役者となった「蓄音機」を国産化した日本蓄音機商会(現・日本コロムビア)が産声を上げた町としても名高い。
「カルッツかわさき」のこれまでの歩み
1956年(昭和31年)4月1日に川崎市富士見公園の一角に川崎市民会館として川崎市体育館が開館
1967年3月に川崎市産業文化会館として川崎市教育会館オープン。
1988年に川崎市教育文化会館名称変更。
2014年(平成26年)12月27日をもって老朽化のため川崎市体育館閉館・解体。
2017年10月1日に、共通のロビーを通して2つの施設が共存する「文化・スポーツ総合施設」として「カルッツかわさき」リニューアルオープン。
※参照覧
※1、キャットウォークについてのWikipediaの解説はこちら。
※2、鎧張り(下見板張り)についてのWikipediaの解説はこちら。
※3、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら。
※4、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。
※5、音響拡散体については、『ホールデザインのセオリー 第9章第3節第1項 音響拡散処理と音響拡散体となる要素』をご参照ください。
をご覧ください。
※6-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら
※6-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。
※7、定在波対策については『第4章 セオリーその1 "定在波の駆逐" と "定在波障害の回避策"』をご覧ください
公開:2017年11月22日
更新:2022年9月30日
投稿者:デジタヌ
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