旅するタヌキ

オーチャードホール ってよく聞くけどどこにあるの?《ホール 音響 ナビ》Bunkamuraの看板ホール

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Official Website http://www.bunkamura.co.jp/orchard/

Bunkamuraのあらまし

国内最大のハブ・ステージョン・タウン「渋谷」に1989年誕生した本格的「舞台総合芸術会館・Bunkamura。

オーチャードホールは六本木のサントリーホールと並び、東京の人気ホールの1つに数えられている。

此処での公演は、サントリーホール同様に発売後すぐに売り切れ「売れ残り」など発生しない!

音楽ファンから「音の良さで」絶大なる評価と信頼を勝ち得た「全席プレミアムシート」のホールである。

道玄坂「東急村」?の一角にある、2つのホール、2つの映画館を持つ複合施設Bunkamuraの中にある、東急文化村の運営する姉妹施設として1972席の「東急シアターオーブ」(※ホールNaviはこちら)が駅前にオープンしている。

メインのオーチャードホールは

コンサート、オペラ、バレエ、等の音楽舞台芸術の公演を目的に開設された。

現在東京フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズとして定期演奏会に使用しており、さらに音の良さと適当な規模(2150席)で定期的に NHK交響楽団の演奏会も組まれている。

年末恒例12月31日東急ジルベスターコンサートの会場でもある

シアターコクーンは

シアターコクーンは、演劇、コンサート、コンテンポラリーダンスなどをはじめとする、さまざまな舞台表現のための劇場です。芸術監督制、シーズン制を軸に、同時代のアーティストたちが互いに触発しあい、刺激を受けあって、多彩な舞台表現を生み出しています。<公式サイトより引用>

開館以来、東京の小(エンターテイメント・ショウ)劇場活動の中心としての役割を果たしている。

Bunkamuraのロケーション

  • 所在地  東京都渋谷区道玄坂2-24-1

渋谷駅の「ハチ公口」から西へ、センター街を右に望みながら、「109」前の道玄坂下交差点を右方向へ、ヤマダ電機、MUGAドン・キホーテ等の立ち並ぶ坂道をのぼった正面東急百貨店本店の裏側がBUNKAMURA。

近くには、東急ハンズ、ロフト、西武A・B両館、クラブクアトロ、等若者文化を象徴する施設群、2本離れた井の頭通りを上り詰めると、NHKホールのあるNHK放送センター、代々木公園へと繋がる。

ショッピング、娯楽、文化。スポーツに渡る一大インタラクティブ・アミューズメント・エリアの中にある。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

Bunkamuraへのアクセス

  • ■JR線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分
  • ■東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分
  • ■東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」3a出口より徒歩5分

Bunkamuraがお得意のジャンル

オーチャードホール

サントリーホールと並び東京屈指のコンサートホールとして、海外招聘メジャーオケも含め、年間を通じ数多くのクラシックコンサートが開催されている。

シアターコクーン

主に月替わりで東京・日本を代表する演劇グループのロングラン興業が行われている。

Bunkamuraの公演チケット情報

オーチャードホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

シアターコクーンの公式Webサイト&公演チケット情報

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色

(公式施設ガイドページはこちら)

オーチャードホール

(公式ガイドはこちら)

多目的ホール国内初のシューボックススタイル

オーチャードホールは、1982年登場の「ザ・シンフォニーホール」(※ホールNaviはこちら)に続きシューボックス型を採用した国内最大規模の多目的ホール。

ザ・シンフォニーホールはシューボックスといっても変形してあるので、正しくはこちらが「元祖シューボックス構造ホール」と言っても差し支えない。

ムジークフェラインザール、アムステルダムのコンセルトヘボウに迫る「響き」が売りである。

以後のプロセニアムタイプ多目的音楽ホールに多大なる影響を与えた、数々の新機軸!

巨大な三重構造の自走式音響シェルター

ホールご自慢の自走式の「重量級・大型反響版(隔壁)」はプロセニアムと密着しホール客席空間と一体化しシューボックスコンサートホールに変身するデザイン。

浅いバルコニー&テラス席

1階フロアー周辺の桟敷席(せり上がった床のテラス席)、2・3階の「軒の浅いテラス」、

客席側壁は

客席側壁は横桟をあしらった木質のプレーンなパネル。

メインフロアーサイドテラスも含め、すべてのフロアーの"軒先"はプラスターボード(※1)製の反響パネルで表装されている。

上層部の装飾

上層部の飾り柱、段付きの縁取りした壁、同じく装飾テラスこれらの装飾は「豊かな響きに繋がる音響拡散体」(※2)としての重要な働きをしている。

高さ約20mの高い天井は

比較的大きなピッチの「組格子」で構成された「格天井」(※3)で前出の「装飾壁」とともに豊かな響きの源と成っている。

異例の客席配置

3層構造のメインフロアー前半は他の多くのホールで見られる中央&左右の客席配置だが、後半部分、2・3階バルコニーの中央は通路になっている!

「ハノ字段床配置」の客席と合わせ、完全シューボックスホールの弱点「定在波」(※4)による障害(※5)を解消している。

2011年7月の 改装工事

改装工事で1階平土間中央部が千鳥配列座席になるなど、「お客様へのサービス向上」も忘れていない。

ホール音響評価点:得点90点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点50点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点20点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点15点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

両側壁が完全平行の垂直壁であるために、定在波の影響はでると予測し、メインフロアー後半部と各バルコニー席の中央部を幅の広い通路としてリスニングポジションとならないようにしたのは好判断といえる!

但し、2・3階バルコニー席の大向うまで座席を配置したのはいかがなものか。

さらにメインフロアー両サイドテラス部と2階両サイド1~16番、同じく3階1~11番席を斜め配置としなかったえんも気がかり(首が疲れる!)

定在波干渉をうまく避けているのでリスニングポイントでは全席プレミアムシートと言っても差し支えない。

算出に用いた値;

定在波評価

※両側壁が完全に並行しているシューボックスホールなので本来は配点を25点に、減ずるべきだが、実障害が発生していないので50点配点とした。

基礎点B1=配点50点ー障害発生エリア数0=50点

定在波障害顕著席数;0席

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数4=21点

初期反射障害1 壁面障害席 ;94席(12席/1Fサイドテラス、42'席/2F大向う、40席/3F大向う)

初期反射障害2 天井高さ不足席;40席/3F大向う

重複カウント ;ー40席

音響障害席総計;94席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数4=16点

眺望不良席数;0席/1F平土間中央部座席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;94席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;40席

重複カウント ;ー40席

音響障害席総計;94席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

シアターコクーン

公式ガイドはこちら

また、優れた舞台機構をもち、音響、照明設備も充実。さらに舞台面と客席の一部が可動式になっているため、自由な発想を生かした、さまざまな舞台づくりが可能です。<公式サイトより引用>

オーチャードホール同様に1階フロアー両測に桟敷席を配したホール。

壁面と天井とのコーナーに、コーナー反響板を設けるなど、オーチャードホール同様に丁寧な作りのホール。

ホール音響評価点:74点

内訳

定在波対策評価点:20点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:20点/20点満点

客席配置 14点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、)

ル・シネマ1・2

ル・シネマ1(150席)および、ル・シネマ2(126席)の2館があり、定員制・入替制を導入している。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 Bunkamura/東急。
  2. 指定管理者/運営団体 株式会社東急文化村
  3. 開館   1989年
  4. 設計  
  5. ゼネコン 
  6. 内装(音響マジック) 

オーチャードホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   3フロアー(2層バルコニー&1階桟敷席&2・3階2重テラス) 収容人員 2,150席、可動床、1階平土間中央部千鳥配列
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:小迫り、、ブドウ棚(すのこ)、可動反響版、オーケストラピット(可動床)、
  4. その他の設備 、楽屋x、

シアターコクーン

  1. ホール様式 』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2スロープ3フロアー 収容人員 総客席数747席、1階桟敷席、2・3階テラス席
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ、スブドウ棚(すのこ)、可動反響版、オーケストラピット(可動床)、
  4. その他の設備 、楽屋x、

付属施設・その他

    1. 付属施設 ザ・ミュージアム、ギャラリーなど。
    2. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

デジタヌの独り言

小生の務めていた外資系企業の本社は道玄坂にあった、1978年の入社以来1996年の退職まで18年間道玄坂の変遷を眺め、特に1992年から1996年退職までの4年間は本社勤務で日々変化する道玄坂を目の当たりにしてきた。

渋谷駅周辺は繁華街であると同時に、文化ゾーンでもあり、壮大な「インタラクティブ・アミューズメント・エリア」と言えよう。

大晦日恒例の「東急ジルベスターコンサート」

その中でもNHKホールで開かれる「紅白歌合戦」と、オーチャードホールで開催される「東急ジルベスターコンサート」は大晦日の2大音学イベントとなっている。

日本の多目的音楽ホールデザインにおけるエポックメイキング的施設

東京に次々と音楽専用ホールが建設され、開館当時ほどの魅力を失っては来たが、オーチャードホール登場以降現れた数多くの「多目的ホール」に数多くの「重要なヒントとデザイン手法」の影響を与えたエポックメイキングなホールであり、これからもクラシック音楽の殿堂であり続けて頂きたい。

デジタヌの知っておきたい豆知識

オーチャードホールこれまでの歩み

1967年、、渋谷区立大向小学校跡地に東急百貨店本店(東急本店)が開店。

1989年9月3日 - サントリーホールに遅れること3年の日本初の大型の複合文化施設として渋谷にオープンした。

こけら落としは、1967年の大阪国際フェスティバル以来23年降りとなった「バイロイト音楽祭日本公演」で華々しく飾られた。

2011年7月4日 - 改装工事のため休館。
2011年12月23日 - リニューアルオープン。

※参照覧

※1、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

※2、音響拡散体・グルービングパネルについては関連記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」をご覧ください。

※3、格天井 についてのコトバンクの解説記事はこちら

※4-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※4-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※5、関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

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公開:2017年9月 8日
更新:2018年10月 7日

投稿者:デジタヌ

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