狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

東京キネマ倶楽部/台東区内 《ホール音響Navi》 

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Official Website  http://www.kinema.jp/

東京キネマ倶楽部のあらまし

鶯谷駅前の「ワールド会館」の5・6・7階にあった3階吹き抜けの元キャバレーの施設をキャバレー当時そのままの形でライブハウスとした施設。

2000年開館当初は無声映画上映レストラン「東京キネマ倶楽部」としてオープンしたが、その後コンサート、パーティーなどのイベントスペースとして利用されるようになり、近年はライブハウスとしての色彩が強くなってきている。

東京キネマ倶楽部のロケーション

ところ 台東区根岸一丁目1番14号ワールド会館6階

鶯谷駅南口改札口から徒歩1分(約100m)の駅東側の在来線と上越新幹線の高架に挟まれた一角にあるワールド会館の中にある。

台東区周辺にある観光スポットのトリップアドバイザー くちこみ情報 はこちら。

アクセス

JR東日本鶯谷駅南口徒歩1分
東京メトロ入谷駅徒歩5分

東京キネマ倶楽部が得意のジャンル

東京・春・音楽祭のサブ会場の一つと成っている。

リバイバル映画は勿論、Jポップ関係のライブコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、大道芸、女子プロレスリング、パフォーマンス・ショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

東京キネマ倶楽部の公演チケット情報

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施設面から見たホールの特色

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

特徴

元キャバレーをほぼそのまま劇場とした施設で、5階フロアーには間口;約11.4mx奥行き約4.2m床面積約48㎡;約29畳 ステージ高さ1.01mのオープンステージの前方に間口約6.4mx奥行き約4.2m床面積約27㎡(約16畳)高さ1.01mでメインステージと同じ高さまで迫り上がるエプロンステージが設備されている。(元祖アダプタブルステージ?)

更にステージ下手サイドには半径約6mの1/4円形(扇型)高さ2.53m床面積約7㎡(約4畳)のサブステージ(お立ち台)が設置され、キャバレー当時の夜ごとの華やかなショーを思い浮かばせる。

最上部の天井までは9.05mあるが3層あるフロアーは全て、一般家庭並みに天井の低い2mそこそこの平土間構造で、6階(2層目)フロアーは最前列のみ椅子席で3層目バルコニー下部は20cm程度せり上がった階段にテーブルを取り囲む様にラウンドしたソファーが配置されている、

7階3層目バルコニーも2層目バルコニー同様の設えだが、ホール営業の際は照明設備のキャットウォーク&映写設備フロアーとして使用されており、事実上使用されていない。

キャバレー当時の小さな出演者控え室が楽屋として使われている。

ライブ会場として使用される場合は通常メインフロアーは立ち見使用と成り、それ以外は折りたたみ椅子を並べる手法

1970年代のキャバレーをそのままの形で使用したホールなので、内装は豪華?だが、外来ノイズに対する配慮は余りされていないさらに、2層目6階にフロントが有り,5階メインフロアーへは階段を使って下る?形を取っている。

いじれも通常はライブハウスに用いられているので問題はなさそう?

又メインフロアー上手に元キッチン(バー)カウンターが有り、サービスカウンターとして使われている。

ホール音響評価点:83点

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

内訳

定在波対策評価点:35点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5=20点が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:15点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5=10点が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:18点/20点満点

客席配置 15点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8=16点が持ち点と成ります。)

施設データ

  1. 所属施設/所有者 東京キネマ倶楽部。
  2. 指定管理者/運営団体 東京キネマ倶楽部
  3. 開館   2000年(1972年頃キャバレーとして開店)
  4. ホール様式 床面積431.9㎡(約260畳)エントランス含む(平土間『馬蹄形』オープンステージ多目的ホール。
  5. 客席    2フロアー、収容人員メインフロアー 約600名/立ち見(パーティー使用テーブルの場合約100席)、約100名2・3階テラス(桟敷席)、メインフロアー可動迫り機構。
  6. 舞台設備  3ステージ形式 メインステージ;間口;約11.4mx奥行き約4.2mステージ面GL+1.01m、エプロンステージ迫り;間口約6.4mx奥行き約4.2m高さGL+0から1.01m可変、サイドステージ;1/4円形(扇型)床面積約7㎡ステージ高さGL+2.53m、照明・カーテンバトン、
  7. その他の設備 スタインウェイ・パーラーグランド(A188)常設
  8. 付属施設  楽屋(控え室)、エントランス、フロント、
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ

デジタヌの独り言

此処ってもしかして、あのワールドグループのキャバレー?

デジタヌの知っておきたい豆知識

東京キネマ倶楽部のこれまでの歩み

1970年台キャバレー全盛時代に「豪華グランドキャバレー」として開店した。

1990年代に閉店。

2000年長年放置されていた施設をキャバレー当時の内装のまま、無声映画上映レストラン「東京キネマ倶楽部」としてオープン。

開館時から、東天紅「鳳凰の間」に代わる常打ち会場を探していたJWP女子プロレスが使用するようになり、以後各プロレス・格闘技団体も利用するようになった。

2001年からは、毎年年末にEGO-WRAPPIN'によるライブ「Midnight Dejavu@東京キネマ倶楽部」が行われている。

 

公開:2018年2月19日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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