西本願寺の2つの能舞台《能舞台音響Navi》
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能狂言の発祥の地京都にあるめいさつ、「西本願寺」に現存する日本最古の「北能舞台」と桃山時代の作とされる「能舞台」。
明治期に再建された「能舞台」では宗祖降誕会には今も現役の「能舞台」として使用されている。
西本願寺・能舞台のあらまし
浄土真宗本願寺派の本山である「龍谷山 本願寺」京都市民からは「お西さん」の愛称でも親しまれている「通称西本願寺」の中にある施設。
足利義満 の庇護のもと観阿弥、世阿弥が確立したとされる「能狂言」の発祥の地京都にある現存する日本最古の能舞台西本願寺「北能舞台」と桃山時代のオリジナルを再建したとされる「能舞台」も2つの能舞台。
西本願寺・能舞台のロケーション
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所在地 京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル門前町60
大宮通りと国道一号線・堀川通りにある、南隣りは興正寺、東には少し離れて東本願寺がある、京都駅にも近い京都の面玄関に当たる
西本願寺・北能舞台へのアクセス
阪急大宮駅 (京都府)徒歩20分
京阪七条駅徒歩20分
地下鉄烏丸線五条駅下車。
京都駅徒歩10分
丹波口駅徒歩10分
京都市バス9・28・75系統 西本願寺前下車 すぐ
本願寺の観光ガイド
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施設面から見た能舞台の特色
北能舞台
現在では使用されなくなった、白洲梯子(階)があり、西本願寺に寄進された頃の「舞台の開始を寺社奉行が命じる」風習の名残が見られる。
能舞台
本舞台以外に一の松・二の松・三の松、白洲梯子(階)以外の設備;後座(横板)、橋掛り、地謡座、鏡板、等全て備えている。
デジタヌの独り言
ホールデザインの先端を行く演劇専用ホールの「アダプタブルステージ(可変アレンジ・ステージ)」(※1)の発想にも多大なる影響を与えた「能舞台」の舞台構成の原型とされる「北能舞台」と現在も現役で年に数度使用されている「能舞台」。
舞台関係者、デザイナー、演出家にとってはある意味「日本の舞台芸術のメッカ」とも言える施設である。
※1 可変舞台構成機構、(三晃工業(株)の解説記事はこちら)
豆知識
西本願寺・能舞台これまでの歩み
1581年(天正9年)「北能舞台」が現京都市内の某所で竣工。
1591年、豊臣秀吉により寺地の寄進を受け、西本願寺が大坂天満から現在地に移転。
元和年間(1615年から1624年)に西本願寺境内に移築。
江戸時代初期に徳川家康から坊官をつとめていた下間家に与えられ、後に下間家から本願寺に寄進。
1896年(明治29年)「能舞台」再建。
<出展、京都市内に現存する能舞台略考 磯野浩光編>
公開:2017年12月 6日
更新:2022年9月30日
投稿者:デジタヌ
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