コロネット/岡崎市シビックセンター 《ホール音響Navi》
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全国でも希少な「満点ホール!」
岡崎市2つ目の文化施設「コロネット」。愛知県下で2館目、全国でも希少な「満点ホール!」狸穴総研・音響研究工房厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』。正真正銘のプレミアムホール、ここでリサイタルを開ける貴方は、幸せ者!。但し生半可な、準備で挑戦すべからず!残響の「厚化粧」で未熟な腕をごまかそう等と企てているなら、貴方の未熟が暴露され、手痛いしっぺ返し(聴衆の評価)を食らうことになる。
建築音響学から見たホールの特色
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
岡崎市シビックセンターは、市民の文化の向上を図るとともに市民の交流の場とすることを目的として2002年に開館いたしました。館内には、岡崎支所、南部市民センター、民間施設が入居。交流広場の地下には貯水槽を設置しており、非常時には防災拠点となります。
1フロアーのシューボックスホール
天井の高い平土間に近い緩やかな傾斜の1フロアーのシューボックスホール。
ステージ、客席周囲の内壁はアンギュレーションを付けた「プレーンな木材」客席最後列「大向こう」背面とその上部の「調整室」の壁面は音響スクリーンで表装された「吸音壁」。
更に上層部の壁面は中層部に当たる部分が僅かに内傾させた木質反響板で覆われている。
上層部は基本構造材の柱を剥き出しにし、「音響拡散体」として利用し、柱間を照明ガラリに利用している。
総評
いやはや恐れ入りました、何も申し上げることはございません!
ということで、狸穴総研・音響研究工房厳選『後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選出させていただきました。
ホール音響評価点:100点/100点満点
§1 定在波」対策評価;得点50点/配点50点
- ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
- ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには、 配点25点に減ずる。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点25点/配点25点
- ※木質パネル等持ち点25点から硬質壁在持ち点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
- ※障害箇所1点/1箇所で基礎素材点を減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点20点/配点20点
- ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
- ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価;得点5点/配点上限5点
- ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
- ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。
※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。
算出に用いた値;
定在波評価
基礎点B1=配点50点ー障害発生エリア数0=50点
定在波障害席数;0席
初期反射対策評価
基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数0=25点
初期反射障害1壁面障害 0席
初期反射障害2 天井高さ不足 0席
重複カウント ;ー0席
音響障害席総計;0席
客席配置評価
基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数0=20点
眺望不良席数;0席/1F平土間中央部千鳥配列
音響不良席その1;定在波障害席0席
音響不良席その2 ;初期反射障害1壁面障害 0席
音響不良席その3 ;初期反射障害2 天井高さ不足 0席
重複カウント ;ー0席
音響障害席総計;0席
算定式
評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数
岡崎市シビックセンターのあらまし
芸術文化振興とまちづくりの拠点『岡崎市シビックセンター』
最上階には岡崎市初のコンサート専用ホール コロネット(421席)があり、優れた文化・芸術の鑑賞や、市民の音楽活動の実践の場として機能しています。交流広場では、季節毎のイベントを開催することにより賑わいの創出をはかっています。<公式サイトより引用>
コロネット のロケーション
ところ 岡崎市羽根町字貴登野15
岡崎市シビックセンターへのアクセス
最寄りの駅 JR・愛知環状鉄道 岡崎駅より徒歩5分。
名鉄バス 北羽根バス停下車。
岡崎市シビックセンターが得意のジャンル
主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられている。
ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートなども行われている。
プロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。
岡崎市シビックセンターの公演チケット情報
施設データ
Official Website http://www.civic.okazaki.aichi.jp/
- 所属施設/所有者 岡崎市シビックセンター/岡崎市。
- 指定管理者/運営団体 SPS・トーエネック・名古屋ビルサービス・ピーアンドピー共同事業体/岡崎市。
- 竣工 2002年4月22日設計 岡崎市・久米設計
- ゼネコン 鴻池・小原・酒部特定建設共同企業体
- ホール様式 『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。
- 客席 1フロアー、421席、車イス席4席 *親子室あり、平土間中央部千鳥配列
- 舞台設備 オープンステージ形式 間口17.0メートル (実質15.4メートル) 奥行き9.5メートル(実質8.0メートル)
- その他の設備
- 付属施設 楽屋x4、ホワイエ、リハーサルルームx2、集会室、ロビー、南部市民センター、カフェ、他
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
各種図面,備品リスト&料金表
- 楽屋、付属施設などのフロアー配置図;1Fフロアー配置はこちら、2Fフロアー配置はこちら、3Fフロアー配置はこちら、4Fフロアーはこちら
- 座席表(客席配置図)はこちら
- 施設別図面;舞台平面図はこちら、ホール(客席)平面図はこちら、。
- 貸し出し備品リストはこちら。
- 施設別ホール使用料金表(付属施設・備品利用料金表含む) はこちら。
- 施設別ホール専用・備品利用料金表 はこちら。
豆知識
岡崎市シビックセンターこれまでの歩み
1980年9月30日に閉鎖された森永製菓岡崎工場の跡地。
1981年7月から市の総合現業事務所、倉庫および資料収納庫として使用されていた。
1996年2月29日、建設省(現・国土交通省)の進めていた「シビックコア地区整備計画」の第1号として、埼玉県浦和市(現・さいたま市)、北海道釧路市とともに選定された。
2001年5月19日に着工。
2002年4月22日に開館し、岡崎駅西側にあった南部市民センターや岡崎支所が入居した。
公開:2018年1月 4日
更新:2022年9月30日
投稿者:デジタヌ
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