狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

有田川町鉄道交流館保存鉄道《 鉄道 人気スポット Navi 》

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観光協会のOfficial Website http://www.town.aridagawa.lg.jp/kankokyokai/sansaku/ikoi_sansaku/1609.html

有田町鉄道交流館のある有田川町のあらまし

和歌山県のほぼ中央に位置し、町の中央部を有田川が流れている。有田市の隣接町であるが独立した自治体。

町の西部にJR時紀勢本線(きのくに線)が通っている。

古くから特産品の有田みかんで有名な街。

推計人口、26,012人2017年10月1日。

藤並駅ー和歌山 40分/580円/JR33.6㎞

藤並駅ー(新大阪)―品川 4時間31分/16,270円/在来線特急-・新幹線

有田川町鉄道交流館のあらまし

(観光協会施設ガイドはこちら)

旧金屋口駅と車庫が保存され、鉄道交流館、芝生公園(無料開放)駐車場、保存鉄道(500m)が新たに整備されている施設。

鉄道交流館

屋内の資料展示と屋外施設(屋根付き)には同館所属のD51をはじめとして、数多くの車両(動態、静態)が展示されている。

ジオラマ・レンタル営業

館内に展示公開されているジオラマレーンのレンタルをしており、常設マイレーンを設置できない近隣の鉄道模型ファンに喜ばれている。

  • 1路線(50分間)平日/500円 土日祝日/600円、ショートタイム(車両付・15分間)/300円でレンタルレーン営業している。

※室内にレールをその都度'"仮設"するのも面倒だし、"レール"だけでは面白くないし、かといってある程度の規模のジオラマを常設できるようなスペースも確保できない「鉄道模型」ファンにとってはありがたい施設である。

保存鉄道設備

有田鉄道金屋口駅構内施設をそのまま生かし車庫、整備工場、動態保存車両の留置、保存、整備施設として利用し、新たに約500ⅿの本線(走行線)を敷設した。

現在春の行楽シーズン、連休、夏休み、秋の行楽シーズンに不定期で週末(土・日)祝日に体験乗車会を開催している。

有田川町鉄道保存会

保存鉄道の車両整備・保線・不定期に開催される「走行会」は有田川町の要請を受け組織された同町及び周辺在住の「元有田鉄道社員他有志」と「JR西日本社員・OB」により組織された「有田川町鉄道保存会」が手弁当のボランティア活動で協力している。

展示・保存車両

現鉄道記念館在籍(所有)車両

キハ58003(元有田鉄道気動車現在自走不能)、ハイモ180-101(元有田鉄道レールバス現在自走不能)、保線作業用モーターカー(元有田鉄道、動態)、D51 1085(元jJR西日本、静態保存),キテツ1(元有田川鉄道)、元国鉄所有の車掌車。(動態保存)

アチハ株式会社所有車両

D51 827(圧搾空気で自走可能)、ワフ29603(走行可能)

ふるさと鉄道保存協会所有車両

DB107(元三菱石油水島専用線DL動態自走可能)、ト1(元蒲原鉄道木造貨車走行可能)、ヨ6114(元国鉄、車掌車走行可能)

有田川町鉄道公園のロケーション

ところ  有田川町徳田124-1

有田川沿いの旧金屋口駅構内跡地にある。

有田川町鉄道公園へのアクセス

鉄道・バスなどの公共交通

JR紀勢本線(きのくに線)「藤並駅」下車、有田川町観光施設巡回バス「清水スポーツパーク」行きで15分、「鉄道公園」停留所下車、徒歩2分

マイカー利用の場合

(※駐車設備 20台 と少ないので公共交通機関利用がおすすめ)

阪和自動車道 有田ICから県道22号線経由約10分

有田川町鉄道交流館の口コミ情報

有田川鉄道公園の(tripadvisor)観光ガイドはこちら

有田川町鉄道交流館の基本データ

  1. 開館時間;AM10:00~17:00
  2. 休館(園)日;毎週水・木曜 但し祭日は営業。ただし年末年始(12月29日~1月3日)は休館。
  3. 入館料(常設展示)、おとな(高校 生以上)200円/人、こども(3才以上)100円/※2018年4月18日現在
  4. 所属施設/所有者 有田川町鉄道交流館/有田川町。
  5. 指定管理者/運営団体  有田川町。
  6. 開館、開園(完成)    2010年3月20日
  7. 施設主要目的 資料館、
  8. 付帯設備  展示室、屋外展示、Nゲージジオラマ(4路線60m、HOゲージ15m)
  9. 付属施設その他の設備 保存鉄道、駐車場、芝生公園。

ミニ鉄道の施設データ

  • 常設規模;路線延長約500m 、カント付・緩和曲線採用、往復コース。
  • ゲージ; 狭軌3 ft 6 in( 1,067 mm
  • 運転日;毎月不定期で土日、祝日に有料試乗会あり(詳しくは公式サイトへ)
  • 運転時間;午前1回、午後3回実施
  • 所属施設/所有者 有田川町鉄道交流館/有田川町。
  • 指定管理者/運営団体 有田川町。
  • 開園(完成)    2010年3月20日
  • 施設主要目的 保存鉄道(鉄道事業法による施設)、
  • 付帯設備  機関庫、車両格納庫、駅舎、公衆トイレなど。

有田川鉄道と有田川町鉄道公園のこれまでの歩み

沿線で穫れた木材や蜜柑(有田みかん)などの農産品を、積出港である湯浅港まで運搬する目的で、1913年(大正2年)2月に有田鉄道が設立された。

紀勢本線開通の11年前に当たる1915年5月28日に海岸駅 - 下津野駅間で開業しており!歴史ある鉄道である。

2002年12月31日の廃止までJR藤並駅と金屋口駅間5.6kmを結んで長らく有田川町のライフラインの役割を果たしていた。

1889年4月1日 近隣11地区で藤並村が近隣13地区で田殿村誕生が近隣6地区で御霊村がそれぞれ誕生

1916年7月1日に有田鉄道 下津野駅 - 金屋口駅間が開業した。(全線開通)

1926年8月8日に紀勢西線(現紀勢本線)が藤並駅まで開通し、有田鉄道も藤並駅を新設して紀勢西線との連絡を行ない藤並駅から国鉄線を通して、蜜柑を満載した「蜜柑列車」が全国へ運行されるようになった。

1944年12月10日に国鉄並走路線(海岸駅 - 湯浅駅 - 藤並駅間)は「不要不急路線」として休止されレールが撤去された。

1950年4月から紀勢西線湯浅駅まで乗り入れるようになり、藤並駅 - 海岸駅間は1959年(昭和34年)4月3日に正式に廃止された。

1955年4月16日  藤並村・田殿村・御霊村が合併して吉備町発足。

1959年4月1日、旧国道170号線が一級国道42号(和歌山県和歌山市 - 三重県津市)となった。同年に三木里駅 - 新鹿駅間が開業し、紀勢本線がやっと全通した。

このころから和歌山県南部の道路事情が良くなり1965年(昭和40年)4月1日、道路法改正により一級・二級の区別がなくなり、一般国道42号となった頃から道路整備が進んだ。

1984年2月1日に蜜柑などの貨物営業が廃止され大きな収入源を失い合理化が図られた。同年3月28日 に海南IC - 吉備IC(現:有田IC)間に海南湯浅道路(現:阪和自動車道 海南IC - 有田IC)が開通しトラック輸送が主流化する。

1992年12月に紀勢本線への乗り入れ廃止。

1995年3月6日から、学校の休日は全列車運休!。停止ワンマン運行導入により駅及び案内所での発券を廃止、現金乗車のみとなり、回数券・定期券は並行する県道22号線を走る同社バス路線と共用!となっていた。

2001年11月1日からは運転本数が1日2往復(最終列車は藤並12:00発!)に減便。晩年期の利用者数は1日平均29人で、有田鉄道が鉄道廃止の意向を旧吉備町に示した時も廃止反対の声は皆無に近かった。

2002年(平成14年)10月に路線廃止の申請(当初2003年10月31日廃止で申請)同年11月29日に廃止繰上届を提出し同年12月31日限りで廃止となった。

2006年1月1日  吉備町金屋町・清水町が合併し有田川町が発足。 

2010年3月20日 有田川町鉄道交流館 開館。

 

公開:2018年4月18日
更新:2022年9月26日

投稿者:デジタヌ


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