狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

連載『 SONY WH-1000XM4 ノイズキャンセリングヘッドフォン長期使用レポート』ー第1回ー

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前書き ファーストインプレッション

『イヤー!(ear)ぶったまげた!...』

クリスマスプレゼントとして、昨年に続き本年もヘッドホンをプレゼントしてもらった!

本年はSONYの最新型ノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4 !

マミニャンの BOSE QUIETCOMFORT 35 との比較も交えて、

愛用のMDR-Z1000 (※01)との比較レポートをお届けします。

オーディオ関係の雑誌や、WEB Site でプロの太鼓持ち?(...失礼!)が絶賛しているので、興味はあったが...

『マア言うほど大したこともないだろう...』などとタカをくくっていましたが...

イヤー(ear)恐れ入りました!

さすがSONYさん、ワイヤレスよし、ケーブル接続好、おまけにノイズキャンセリングオフの状態でも素晴らしいソノリティー!です


icon

Joshin web 家電とPCの大型専門店 さんで購入できます。

第1項 今回は結論から...

愛機 MDR-Z1000 (※01)の出番が少なくなり TEAC UD-301(※02)にケーブル接続して、

まるで『気球上空を漂っているような付加残凶音!(※02)"0"、環境騒音"0"理想の仮想空間』(※02)で音楽に没入しています!

というわけで我が家はいつの間にやら、Bluetooth接続ノイズキャンセリングヘッドフォン王国に?(※03)

※画像をタップすると大きな画像になります。

wh_1000xm4.JPG

参※01)視聴環境については当サイト関連記事 SONY MDR-Z1000  長期使用レポート 《最高の音質を求めて 》 その2 重低音チェックをご覧ください。

参※02)当サイト関連記事 残響 残凶?大便覧!『建築音響工学総覧 』第5巻 はこちら。

参※03)2020年現在の我が家のBluetooth接続ノイズキャンセリングヘッドフォンコレクション!

第2項 SONYの Hi-Res AUDIO WIRLESS テクノロジーとは...

第1目 ピュアオーディオレベルの総合性能!

  • earphone (ear-speaker)単体の基本性能!の良さ
  • LDAC 伝送技術ハイレゾ圧縮技術
  • 内臓プロセッサAmp. DSEE Extreme テクノロジ波形シェープアルゴリズム

アッセンブルメーカーでは追従できない上記"3本の矢"による High quality でしょう...

つまり以下のような Hi-Res Music 配信の経路となります。

配信元←(キャリア通信/LDAC)→ストランスポート(※02)←(bluetooth/LDAC)→headphone

参※02)トランスポートとはスマホ・パソコンなどの通信機材の事です。

第2目 タ・ダ・シ、開発エンジニアに一言...

前途した、SONYがiPhone(Apple)の開発したFLAX圧縮に対抗して、開発したLDAC圧縮手法(アルゴリズム)は素晴らしいと思いますが...

目玉の内臓駆動Amp.に用いられている DSEE Extreme テクノロジ(波形シェープアルゴリズム)が...

大賀スピリットに...

DSEE Extreme テクノロジ(波形シェープアルゴリズム)は、音楽をこよなく愛した"大賀スピリット"に反している!部分もあるように...

何故ならば、録音現場では、未だにアナログLP盤( RIAAカーブ )の呪縛!をはらいきれずに、

high fidelity(高忠実度)に反した、ドンシャリマスタリング(ミキシング)が横行(※71)していることを、グループの一員として承知なさっているハズ!だからです。

トータルS/ N改善に役立つ波形シェーピング

トータルS/ N改善が目的で、DSEE Extreme テクノロジー(波形シェープアルゴリズム)の利用を推奨するのならば...

前途した様に、波形(楽音)再現に必要なビット数(最低でも6bit)が足らなくて、他の楽音にマスキングされてしまっていたppppの楽音蘇生!という称賛に値する素晴らしい!テクノロジ

ですが...

帯域拡大を謳うのはいかがなものでしょうか...

あくまでも結果論であり、それ(広帯域化)が目的ではなかった!はずです。

参※71)当サイト関連記事 ユーザー「リマスタリング?(聴取補正)」のすすめ はこちら。

第2目 DSEE Extreme 処理は全て headphone 本体のプロセッサで行っています!

sスマホ・パソコンでmusic 配信を使用する場合は
  • ●配信元←(キャリア通信/LDAC)→ストランスポート(※02)←(bluetooth/LDAC)→headphone

なので、専用アプリは headphone 本体設定用のツールです!

つまり、トランスポートではDSEE Extreme (波形シェープ)処理は行っていません!

つまり処理ステージ(ハード)が違うのでトランスポート側のアプリで、bluetooth送信の music content をあらかじめ加工!(イコライジング)しておいても問題はありません!

音楽愛好家には bluetooth transporter 側での事前イコライジングを...

なので MP3音源(又はウィンドウメディア)等のメディアプレーヤを使用する場合は、

メディアプレーヤー側でユーザーマスタリング?(イコライジング)することをお勧めします。

★Windows 10付属の音声編集アプリ?「Windows Media Player」ならば簡単に...

「Windows Media Player」が登場当初、一般家庭のPCでは処理能力が追い付かずに動作が重くて?嫌われてその後、標準(推奨おまけ)アプリがWEB配信にも対応したAV系の「 Media Player」と、music系の「Grove」に分かれて現在も使っている人は少なくなりましたが...、

「Windows Media Player」は一応Windowsのパッケージの中に入っており、CDのリッピングなどには便利なアプリとして使用している人も多いようです。

このアプリの「拡張機能」(右クリック)の中の 「グラフィック イコライザー」でイコライジングができます。

こちらは帯域10分割で、左右連動 となっています中心周波数は

31,62,125,,250,500,1K,2K,4K,8K,16KHzとちょうど「オクターブ(整数倍)の関係」で設定できるようになっています。

但し調整範囲は(フェーダーにマウスポインターを合わすとポップアップ表示でdB数値が表示されますが)ほぼ

目検討で正確に合わせるのは難しいですが、一般の外部(プリ・メイン)アンプのBass-Treble Control のように連動して滑らかに合わせることもできます!

勿論、中心周波数の前後オクターブの範囲だけをピンポイントで変化させることもできます。

参※古い時代のハイファイ?録音では...

当時の家庭用LPステレオ電蓄?の特性に合わせたマスタリングが行われていました。

  • ●「100Hz前後の"誇張!"と30Hz以下の重低音カット
  • ●16KHZ当たりの高音域(Treble)の誇張!

が行われたイコライジング(マスタリング)が多いようです。

なので「Windows Media Player」のピンポイント補正は有効に働きます!

バイオリンのような擦過音やボーカルの「かすれ声!?」が強調!されずに、聞き安く(自然)になります。

参※)AVアンプの場合は トーンコントロールのロールオフ周波数(屈曲点)が、メーカー、機種ごとに異なりますので、取扱説明書を参照してください。

参※)一般的なピュア・オーディオアンプと言われる範疇の製品では、

RIAAイコライザ補償曲線上乗せ過補償?を見越して、ターンオフ周波数1kHzの前後で、Bass、treble調整ができるトーン(Bass、treble)コントロール回路が備わっています。

音楽・ストリーミング再生(配信)では...

近年、MPUの進歩で著しく進歩した"スマホ"の音楽・ストリーミング再生(配信)ですが...

Amazon Music ならば...

Amazon Music では、専用ブラウザ(アプリ)に 60Hz 230Hz 910Hz 4KHz 14KHz の5ポイントを2dB step で±12dB (実数比±4倍)の可変設定を行える、イコライザ機能を備えています。

なので、ドンシャリマスタリングを回避するために、14KHz を -2dB 設定することをお勧めすします、これでオペラ等の長時間聴取でも苦痛は生じません!

SONY のDSEE Extreme (波形シェープ) On にはHDPへのデータ転送が必要!

S/N向上のためにDSEE Extreme(波形シェーピング)には、ヘッドフォン本体への、データ(指示)転送が必要です!お忘れなく。

スマホ側のヘッドフォンアイコンで転送アプリを開いて、アプリに従って転送してください!

1分程度で転送できます。

ウィンドウズメディアプレーヤー、Amazon Music 以外の音楽配信専用アプリ(ブラウザ)では...

SONYが LDAC Federation を結成して、iphon 陣営の Flac に対抗しているわけですが...

SONY で、無償配布しているBluetooth 接続のノイズキャンセルヘッドフォンの専用アプリ

のなかにイコライザ・ソフト(グラフィックコントローラー)が添付されています。

中心ポイントは、400Hz 1KHz 2.5KHz 6.3KHz 16KHz の5点と少ないですが... 

SONY らしい拘り?で、1dB step で±10dB (実数比±3倍)の可変範囲があります。

但し、別個の処理(サブルーチン)なので、同時使用では処理が重くなります!

なのでDSEE Extreme(波形シェープ)の恩恵は受けられませんが! 

DSEE Extreme Off!設定で、イコライザ・ソフトをONにして、16KHzをー2dBに設定します。

SN改善効果は有りませんが、ドンシャリ・マスタリング(※09)をキャンセル出来て、ボーカルのサ行や、弦楽器の音色が自然な音色元の音色になります。

参※09)当サイト関連記事 LP盤用ドンシャリマスタリング(イコライジング)を暴く! はこちら。

第3項 貧乏音楽ファンの強い味方!

阿呆な自称オーディオ解説系Youtuber(※01)がほざくような空気再生では、例え数千万円!投資しても、満足のいく結果にはならないでしょう!

これは、吉本興業の有名お笑いタレントの逸話でも実証されています!

つまり、純音楽愛好家にとっては、現実世界でハイレゾ音響空間を堪能するのは、不可能に近い delusion ! にすぎません。

結論的には、SONY のワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000 シリーズで、仮想音響空間 Virtual space に逃げ込む以外には...

参※01)当サイト関連記事 空気再生のFake"お部屋の音響改善"無くして、スピーカーの実力は発揮できない! はこちら。

第1目 環境ノイズで聞こえなかった音が聞こえた!

別項(※21)で取り上げたCDレビューコラムの中で、

エンジニアのミキシングミスで「記録されていなかった?」とした部分は「記録されていました!

小生の間違いでしたこの場を借りてお詫びと訂正をいたします。

余りにも「ブッ飛んでいる!」録音だったので、「音が飛んで」抜けていると勘違いしました、ごめんなさい...

タ・ダ・シ!

レポート時には、伝家の宝刀 MDR-Z1000 を用いたのですが...

DSEE Extreme(波形シェープ)無しでは、他の楽音に"マスキング"されてしまい聞こえなかったみたいです。

つまり、このピアニッシシモの楽音はSONYの Hi-Res AUDIO WIRLESS シリーズでしか蘇生させることは不可能です!

数十万円!する超高級ヘッドフォンでも再現できません!

参※21)当サイト関連記事 《オーディオ的コンテンツNavi》レクイエム/フォーレ作曲はこちら。

WH-1000XM4で波形シェープされると...

アーラ不思議!

WH-1000XM4で波形シェープされると、消え入るような微笑(微小)レベルで伴奏されている音が聞こえました!

別に"軽音楽(ポップス)"を軽視しているわけではありませんが... (⌒▽⌒)V

このヘッドフォンは、轟轟と鳴り響く熱狂型"重低音"(騒)音学?!を聴くにはモッタイナイ!

書斎でゆったりとソファーに腰かけて"じっくりクラシック"を聞きこむにふさわしいヘッドフォンといえるでしょう。

百歩譲って、ジェニファーのキター伴奏ライブ録音など...

処でこの歌詞は本当に竹内まりやさんが作詞したのでしょうか?...

どう考えても、女性の詩ではないような...

女性はリアリストです、そうでなければ「我が子を守ることは出来ません!」

この詩はあまりにも、♥ロマンティックすぎる!

ひょっとしたらご亭主の...


 

公開:2020年12月 2日
更新:2024年3月 9日

投稿者:デジタヌ


連載『 SONY MDR-Z1000 モニターヘッドフォン 長期使用レポート』ー最終回ーTOP連載『 SONY WH-1000XM4 ノイズキャンセリングヘッドフォン長期使用レポート』ー第2回ー


 



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