音楽便利帳

フランチャイズホールと レジデントオケとの違いは...《 アマオケ って何?》第1回

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アマオケの公式サイトにある「XXを本拠地として活動しています...」風な表現にあえて苦言を呈して...

前書き 本拠地とは定期的にコンサート活動を行うホールの事!

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本拠地「フランチャイズホール」と「レジデント団体」の違いを解説したうえで、現状の「アマオケ団員勧誘・運営」のあり方を問う一文

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《 アマオケ って何?》の総合目次

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プロローグ 入団ガイダンス編 

『入団希望者の目線に立って...』を基本編集方針に「音楽・演劇便利帳 アマチュアオーケストラナビ」で使用した「タイプ別」についての用語説明。

第2回 近年のアマオケ活動傾向...

2017以降もアマオケ界は活発で、続々と新しいタイプが生まれています。単に「アマチュアオーケストラ」とひとくくりには出来ないタイプ別文化(分化)の補足説明

第3回 "ご当地オケ"の勧め...

気心のあったもの同士が手作り・手弁当で「ほっこりファミリーコンサート」を開催して、地域の人達から親しまれ愛される存在に...

第4回 プロ演奏家を目指すには...

気心のあったもの同士が手作り・手弁当で「ほっこりファミリーコンサート」を開催して、地域の人達から親しまれ愛される存在に...

第5回 音楽を極めるために「芸大」を目座すか、趣味を極める為に「一流大学」をめざすか?

楽器演奏は「嗜み(たしなみ)」と割り切り、1流大学を目指して猛勉強に明け暮れる日々をお過ごしの受験生の音楽ファンの皆様へ...

第6回 トップアマチュアオーケストラの存在とは?

トップアマチュアオーケストラの開催するコンサートは「破格のお値打ち価格」でオーケストラファンの庶民の強ーい味方!?

第7回 医学部・学生オーケストラがある理由!

どうして、あの慶應義塾に医学部オーケストラが別だてであるのか?各地の公立大学統合再編で統合された「大学」に2つ以上の公認学生オケが存在するのか?

第8回 お父さんアマオケの皆さん...見栄を張らずに...

男性団員がほとんどの「お父さん管弦楽団?」の皆さん「見栄」を捨てて「お母さん合唱団」のように、こぢんまりとしたホールで「身の丈にあったコンサート」してみられては...

第9回 歴史だけに縋り付いた 地方 の アマチュア オーケストラ が抱える問題とは...

アマチュアオーケストラでそこそこ安泰なのは一部の超有名メジャーアマチュアオーケストラにすぎません。

第10回 新生 マチュア オーケストラ が抱える問題 ...

全国のアマオケの3分の1が集まっている東京都のアマオケ界で、長年「活動してきた自主運営アマオケ(同好会)」と、2010年以降に生まれた新生アマチュアオーケストラとでは.../p>

第11回 アマオケ戦国時代到来!?...首都圏のアマオケが抱える問題とは?

全国のアマオケ活動の縮図ともいえる首都圏のアマオケを「アマオケNavi」 改訂にあたって調べ直して、デジタヌが感じたこと...

第12回 長い目で見れば、伝統ある市民オケが残る?

今の首都圏の多極分化的アマオケ界の流れは今後も続くのか、それとも一時的傾向なのか?

Annex1 神奈川県の市民オケの皆さんへエール!とご提案

神奈川県のアマオケが音頭を取って全国から参加団体を募って「全日本市民オーケストラ親睦会」を組織してみませんか。

Top Index

前節「本拠地」とは?

オーケストラの世界では一般的には「コンサート会場」を差し、「フランチャイズホール」とか「XXホールのレジデント団体」とかいう表現を使う。

Franchiseとは

参政権、選挙権、(官庁が特定の会社などに与える)特権、許可、(特定地区の)一手販売権、フランチャイズ、本拠地占有権、球団所有権の意味で、音楽団体の場合は 球団同様に「本拠地占有権」が一番近い表現となる。

「XXホールをフランチャイズとする○○化オーケストラ」という風に使われる。

つまり本拠地とは「地域」を指す表現ではなく「施設」を指す表現である。!

residentとは

居住する、在住の、駐在の、住み込みの、専属の、(...に)居住して、季節的に移動しない、固有で等の意味で

「XXホールのレジデント団体」という風に使われる。

日本ではプロもフランチャイズ契約が殆ど

実例を挙げれば、関東のプロ団体では、では「紀尾井ホール室内管弦楽団」「水戸室内管弦楽団」が、関西では「いずみシンフォニエッタ大阪」「兵庫芸術文化センター管弦楽団」がレジデント団体に当たる。

一方フランチャイズ契約・特約団体となると(日本オーケストラ連盟加盟の)殆どの在京メジャーオーケストラはこの方式でホールと特約・契約しており、例えばアマオケ御用達の「杉並公会堂」のフランチャイズ団体は日本フィルハーモニー交響楽団ということになる。

第1節 在京アマオケには「レジデント団体」はあっても「フランチャイズ」団体は無い!

例えばアマオケ御用足の「ティアラこうとう」は指定管理者である(公財)江東区文化コミュニティ財団が「ティアラこうとうジュニアオーケストラ」という可愛い「専属ジュニアオーケストラ」を抱えている。

この例以外にも、首都圏を含む関東一円には「レジデントアマオケ」は意外?とたくさん存在する。

アマオケの「プロフィール覧」でよく見かける「xx公民館を本拠地として活動しています」という表現はそういう意味では間違い!

本拠地=フランチャイズとは占有権を持った演奏会場

オーケストラの世界で「本拠地=フランチャイズ」とは「特約を交わした演奏会場」のことで、常時使用している「練習場所」のこと等では無い!

ましてや「該当地域」をさす表現でも無い

例えば公益財団法人日本センチュリー交響楽団は大阪府豊中市の服部緑地内の「野音」のすぐそばに立派な練習場を構えているが、豊中市をフランチャイズにしている団体とは言わない!

特定非営利活動法人関西フィルハーモニー管弦楽団と2015年08月26日に「文化芸術のまち推進協定」を締結したと発表し、2019年開館予定の「東大阪市文化創造館」の事実上のフランチャイズ協約が結ばれフランチャイズ団体となり「クラシックコンサート 東大阪」の開催や、市立中学校・高等学校音楽系クラブへの演奏指導、合同演奏など今後より一層の文化協力体制をとることになっている。

練馬区の「文化振興団体」登録制度など

つまり練馬区文京区練習場をほぼ固定している在京の自主運営アマオケが、練馬区、江東区、文京区などの区名を本拠地と表現しているのは間違いになる!

例えば練馬区には「文化振興団体」登録制度というものがあり、一定の条件を満たせば登録できて「格安でしかも優先的に練習場を借りられる制度」がある。

文京区では、アカデミーXXという文化施設があり「ティンパニーset」「バスドラム」「コントラバス」まで備えた施設もあり練馬区・江東区、の特定施設も同様。

この3区に練習場所を設定している団体が多いのは、これら制度・施設をうまく利用しているにすぎず、地元区民にとっては「...?」であり「ご当地オケとは言い難い」団体が殆ど!

※関連記事 「首都圏 の 音楽練習場 小規模ホール ナビ」はこちら。

支援者・ファンの目から見た「ご当地アマオケ」とは?

支援者・地元ファンの目から見た「ご当地アマオケ」「フランチャイズ団体」とは、定期的に「区立・市立のホール」で「(無料)コンサート」を開催してくれて、更に市・区の「町興し行事」に積極的に参加し協力を惜しまない人達の団体である!

「区民・市民の税金で賄わえている練習施設」だけせっせと使ってくれて演奏会は「杉並公会堂」で開催してしまうような団体ではない!

入団希望者から見れば

停留型チュッティーセッション(全奏)団体

また適当な入団先を物色?している「入団希望者=日曜楽師」から見れば、年に2度ぐらいの演奏会本番ならば「はるばる都下の遠隔地」から都心のホールに出向いてもまあ仕方ないとして...せめて「普段の練習場所」位は同じ場所を確保してほしい!

回遊型チュッティーセッション(全奏)団体

「放浪団体」「ジプシー団体」と呼ばれても仕方ないいわば「根無し草の団体」で、毎回「東京都下をうろうろ」させられては、特に家庭(と&子持ち)を持った主婦等一般市民にとっては ハードルが高すぎる!

※東京都民であったころの小生の体験でも、23区内から東京のチベット?青梅市に転居してからは、都内の練習場所迄態々出かけるのがおっくうになり、退団してしまった経験がある。

全国のレジデンスプロオーケストラ

歌劇場・ホール・放送局などを運営する団体に所属する「お抱えオーケストラ」のことで、日本を除く世界の有名歌劇場では当たり前になっている団体で有名なV.P.O.(ウィーンフィル)の母体「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」などが特に有名な存在。(但しV.P.O.は学友協会として独立した自主運営組織)

現在日本では以下の常設レジデンス団体が活動を行っている。(但しNHK交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、等の独立した外郭団体や非常設フェスティバルオーケストラ、アマチュア団体は除く)

第2節 入団希望者の目線で編集!

というわけで「アマチュアオーケストラNavi」では同一市区町村内については「基本カナ順」に団体を紹介しているが毎回決まったホール「フランチャイズホール」でコンサート活動を行っている団体を、「ご当地オケ」と認め、優先的に上流に配置している。

さらに「入団希望者の目線で編集」する方針に基づき、「一般公募型」の同好会を上流に配し、大学オケや企業オケのように「入団の資格」が問われる団体や、「団員の紹介」が必要でオーディションが伴うようなOB会や「同人オケ」は下流に配している。

当然「普段の練習場所」がほぼ固定できている「停留型団体」もコーナーの上流部で紹介している。

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公開:2018年12月 4日
更新:2021年1月10日

投稿者:デジタヌ


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