旅するタヌキ 

Hakuju Hall のガイド

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Hakuju Hall

健康器具(株)白寿生科学研究所の本社ビルの7階にある、2003年当時国内初の「プレミアムホール」。

Hakuju Hallのあらまし

電位治療器などを手掛ける白寿生科学研究所本社ビルの7階にあり、ビル最上層の7から9階を使ったホール。

コンサートホールとして「どこに座っても、全てプレミアム音響」のプレミアムホールを目指して作られた最初のホール。

さらに世界初のリクライニングシートが採用されているホールとしても話題を攫った。

このホールの成功に刺激されて、その後続々と、同種の「プレミアムホール」が日本各地に誕生しだした。

Hakuju Hallのロケーション

所在地  東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5 白寿ビル7階

小田急代々木八幡、東京メトロ代々木公園駅から歩いてすぐの、5差路交差点の近く井の頭通りに面したいちにある。

首都高「中央環状線」と代々木公園に挟まれた一帯で、代々木八幡駅から渋谷に繋がる、商用ビルゾーンの脇に位置する。

Hakuju Hallこれまでの歩み

1925年(株)白寿生化学研究所創業。

2003年本社ビル建設時に開館。

Hakuju Hallが得意のジャンル

年間を通じ数多くのクラシックコンサートが開催されている。

リクライニングシートを使用してクラシックの演奏を聴きながらリラックスする「スーパー・リクライニング・コンサート」や、荘村清志・福田進一をプロデューサーに迎えて年1回行われるクラシックギターの祭典「Hakuju ギター・フェスタ」などの自主公演も行っている。

ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサートが数多く行われている。

Hakuju Hallの公式Webサイト&公演チケット情報

https://www.hakujuhall.jp/index.php

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

Hakuju Hallへのアクセス

千代田線代々木公園駅徒歩5分
小田急線代々木八幡駅徒歩5分

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色(詳しくはこちら公式ページ)

ほとんど傾斜のない緩やかなフロアーの床全面に「桜材を使用し」壁面は横方向に鎧張り(下見板張り)風にアンギュレーションを付けたアクリルエマルジョン塗装のプラスターボードを用いた反響板で表装され、しかもこのベルト状の表装間にホール前後方向にウェーブしたグルーブ(溝)を設け1部は空調ガラリにも利用している。

又3階吹き抜け相当の高い天井に開口部を照明器具に利用した、凝ったデザインの大型セグメント木質天井反響板を吊している。

全体として、アバンギャルドなデザインで、ロマネスク調の「伝統的シューボックスホールに反撥したデザイン」である。

しかしホールデザインのセオリー(※1)は守っており壁面(ホール本体壁)は全体としてスラント(内傾)させてあり、ホール本体天井も山形で、側壁のグルーブ、天井反響板開口部共々定在波(※2)対策も勿論抜かりは無い。

これらのディテールデザインにより、「醜い吸音壁」の使用は最小限にとどめている。

弦楽器を連想させる複雑な曲線の天井反響板の開口エッジ部や、ウエーブしたランダムサイズの鎧張り壁面反響板等の効果で心地良い「残響」も持ち合わせている。

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 白寿生科学研究所本社ビル/株式会社白寿生科学研究所
  2. 指定管理者/運営団体 株式会社白寿生科学研究所
  3. 開館    2003年10月4日
  4. ホール様式 平土間・『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。間口:11m、奥行:18m、天井高:8.3m(平均)
  5. 客席    1フロアー、300席、162席/全リクライニングシート時
    、、
  6. 舞台設備  オープンステージ形式間口:11m、奥行:6m、舞台面高:0.6m 
  7. その他の設備 
  8. 付属施設  楽屋x、 ホワイエ、、エントランスロビー、スカイテラス他。
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
  10. 設計  
  11. 音響設計 日高孝之/竹中工務店
  12. ゼネコン 竹中工務店 
  13. 内装(音響マジック) 施工実施設計 多田壮文/竹中工務店

デジタヌの独り言

アバンギャルドな作品が悪影響を生む懸念も

このホールの成功が、今後同様の「プレミアムホール」デザインに悪影響を与えねば良いが...。

はっきり言って、同ホールのデザイン路線は「デザイナー」「クライアント(施主)」共に、

「音響的センスとデザイナーに対する理解と信頼」

を持ち合わせていないと簡単に実現できない手法ではある。

この様なアバンギャルドな美術作品に通ずる造形センス(音響設計)は、

デザイナー(設計者)の才能にかかわる部分が大きく、

今後「アバンギャルドなデザイン」に憧れたセンスの無い「凡人」が音響工学を無視した「極端なデザイン」のホールを設計しない事を祈る次第である。

デザインセンスの有無はデザイナー本人が一番痛感している はずなので、「クライアント」の煽てに乗って、「異様で醜悪なホール」をデザインし無いようにくれぐれも自粛していただきたい。

※1、関連舞台解説記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」はこちら

※2、定在波の悪影響に関するnatuch音響さんの解説記事はこちら

シューボックスホール特有の間口奥行き天井高さに起因する、55Hz(波長約6.2m)~低域27Hz(波長約12.6m)の重低音に励振される「重低音域」の定在波は壁面反響板をスラントさせたことによって生じる深さの異なったグルーブを持つ反響板面と本体壁面、天井反響板とホール本体天井面からおこる反射波の干渉を用い「ブーミーな音響」の原因となる低域定在波を徹底的に押さえ込んでいる、

公開:2017年12月16日
更新:2018年4月 4日

投稿者:デジタヌ

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