旅するタヌキ 

ロームシアター京都 (京都会館)のガイド

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ロームシアター京都

http://rohmtheatrekyoto.jp/

1960年誕生の旧会館は京都コンサートホール(※ガイド記事はこちら)が開館するまでは、京都のクラシック音楽の殿堂であった。

現在オーケストラコンサートはほとんど京都コンサートホールに移ったが、オペラ、バレエ,演劇などの舞台芸術、ミュージカル、Jポップコンサート、歌謡ショーなど幅広く利用され、京都の舞台芸術の中心となっている。

また現在、京都四条南座(※関連記事はこちら)が改修中のため、松竹歌舞伎「吉例顔見世興業」の舞台とも成っている。

ロームシアター京都のあらまし。

ロームシアター京都は国内外の大規模公演が可能な約2000席のメインホール、舞台と客席の距離が近く一体感が得られる約700席のサウスホール、小劇場やリハーサル室としての利用に適した200人規模のノースホールを備えた多目的ホールです。また、ブック&カフェ、レストランを備えるパークプラザ、野外スペースとして活用できるローム・スクエアなど、多彩な文化活動を幅広く支え、すべての人に憩いの場を提供するための多様なニーズに対応できるこれまでにない公立文化施設です。<公式サイトより引用>

ロームシアター京都のロケーション。

  • ところ 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13番地

京都のシンボル大文字山を背景に平安神宮の正面に岡崎公園と並んで建つホール。二条通を挟んで南側にはみやこめっせ京都市勧業館、京都府立図書館、京都国立近代博物館、京都市美術館、京都市動物園などの文化施設が並ぶ、京都市民の憩いのエリア。

近くには京都大学医学部も有りこのエリア一帯が文教地区と成っている。

  • ロームシアター京都へのアクセス。

京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車1番出口より徒歩約10分
京阪電鉄「神宮丸太町」駅下車2番出口より徒歩約13分
市バス32系統、46系統、京都岡崎ループ「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ
市バス5系統、100系統、110系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩約5分
市バス31・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩約5分

ロームシアター京都これまでの歩み。

1960年に初代京都会館が故前川國男氏のデザインで6角堂の巨大ホールとして誕生。

2012年 閉鎖解体

2016年1月 リニューアルオープン。

この間、一部の職者から、モダニズム建築の巨匠故前川國男氏の「6角堂ホール」に対する未練がましい保存要望があったが、京都市が「建物の形状自体がホールとしての機能を低下させており、改修ではデザイン性・機能性とも要求を満たせないため、委員会の意見を取り入れた上で改築を行う」と回答し、旧施設取り壊し、新京都会館の新築に踏み切った判断は賞賛される。

単なる記念脾的建築物愛好者の懐古趣味の「音痴」な先生方は、「音楽ホールは活きた施設」で「単なるモニュメント」では無い事を認識すべきである!

ロームシアター京都がお得意のジャンル。

主にポップス関係のコンサートが年間をつうじて数多く開催されている。

現在、京都四条南座が改修中のため、松竹歌舞伎吉例顔見世興業も行われる/2017年。

ロームシアター京都の公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

ローチケHMV該当ページへのリンクはこちら

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色。

(詳しくはこちら公式ページ)

初代京都会館の特徴の1つでもあった音響的に難題の多い「6角堂」デザインは。京都コンサートホール小ホールに引き継がせ、新しい京都会館は「モダン芝居小屋」風の多目的ホールに変身した。

特に「不出来の京都コンサートホール小ホール」に変わりロームシアター京都「サウスホール」にクラシック関係者の期待が集まっている。

メインホール

詳しくはこちら

4層フロアー、4層テラスのモダン芝居小屋スタイルのホール。

両翼のテラス席はホール後方で絞り込まれ視界に配慮されている、と同時に、方形ホール特有の、対抗並行面をなくす様配慮されている。

1階桟敷(テラス席)は1階フロアー後方6列の内が前方3列が両翼に回り込んだ形で、テラス下は持ち上がった床の完全な桟敷構造となっている。

1階フロアー平土間相当部分の両側壁は陶板で表装されているが、前途したとおり、舞台から見てハの字に絞り込まれているので、音響的には影響していない。さらにはセオリー通り壁際は通路となっている。(※関連解説記事はこちら)

天井は一般的な、分割反響版、ホール両側方にも(株)テラスと同意匠の反響板が設けてある。

ホール天井構造体そのものも、直角コーナーが生じ無い様に、丁寧に縁取りされている、全体的に段付き折上げ天井と同じ効果を狙っており、さらには低域・長波長の定在波対策としている。

総合的に、当時の建築規制の為に天井の低かった旧ホールよりは格段に「癖の無い」自然な音響に仕上がっている。

さらに、舞台も両袖は狭いが、奥行きがある実質2面構成なので、オペラ、ミュージカルなどにも対応可能ではある。

但し、脇花道、回り盆、スライディングステージ、仮設本花道等の設備は無く、歌舞伎などの伝統芸能には完全には対応していない。

ホール音響評価点:93点

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

内訳

定在波対策評価点:38点/40点満点(※客席周辺平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:18点/20点満点

客席配置 17点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、この壁で壁際は地獄?)

サウスホール

詳しくはこちら

こちらは仮設脇花道、国立小迫りの設置が可能であり、伝統芸能にも対応している。勿論反響板も設備されており、716席の良質の室内楽ホールとして利用できる。京都コンサートホール、小ホール(※詳細記事はこちら)の音響が失敗と言いきっても過言では無い「癖の強い音響」なので、京都における室内楽演奏の新たなる舞台として期待がかかっている。

壁面はの「縁取り棧付き」のグルービング加工材で初期反響にも配慮されている、さらに両側のスラントした軒を持つ2階テラスが、音響拡散にも寄与し、良好な響きを醸し出している。

側壁部の2階テラス天井に当たる部分にはキャットウォーク(犬走)テラスが設けられて折り、音響拡散体を兼ねて抜き出しの照明設備コラム前面に設けられている。

各テラスの要所には装飾柱も配してある。

最上層部にもホール客席周辺部にキャットウォーク(犬走)てテラスが設けられ、キャットワークを渡る形で下面を反響板で下面を覆っただけの照明ブリッジを配する流行の音響デザインを採用している。

天井反響板は、平土間部分にかかる程度だが、天井が十二分に高く1階フロアーとは並行していないので問題はない。

こちらも、ゆとりある座席配置で1・2階大向こう、客席両測とも通路になっており、全席良質な音響である。

ホール音響評価点:94点

内訳

定在波対策評価点:38点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:18点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:18点/20点満点

客席配置 20点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、この壁で壁際は地獄?)

ノースホール

(詳しくはこちら)

5.5mと比較的高い天井を持つ平土間多目的スペース

長辺の下層部は1面ダンス・バレエ用の鏡張りと成っておりリハーサル室としても利用できる。

前面を覆う音響カーテンが装備されていてアンギュレーションを持たせた対抗壁面がアンギュレーションを持たせた反響板で表装されているのでホールとして使用する場合の音響的な問題を軽減している。

天井は一般住宅にも用いられる塗装仕上げの穴あき石膏ボード。下面前面に音響拡散体を兼ねた照明器具用のパイプ格子が組まれている。

また2階床部分に当たるホール周辺壁にキャットウォーク(犬走))が設けられており、後部は開放型調整室に成っている。

200席のオープンステージ小ホールとしても利用できる。

ホール音響評価点:87点

内訳

定在波対策評価点:35点/40点満点(※客席周辺平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:19点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:13点/20点満点

客席配置 20点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、この壁で壁際は地獄?)

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 京都会館/京都市。
  2. 指定管理者/運営団体 財団法人 京都市音楽芸術文化振興財団/京都市。
  3. 竣工   2015年8月
  4. 基本設計:香山壽夫建築研究所
  5. 実施設計:東畑建築事務所、大林組

  6. ゼネコン JV(大林組他)
  7. 内装(音響マジック) 

メインホール

  1. ホール様式 、プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   4フロアー 4重テラス、収容人員 

    2,005席(車椅子席10含む) ※1階席のみご利用の場合:1,110席+車椅子席8
    オーケストラピット利用時:1,833席(172席減) ※1階席のみ利用の場合:938席+車椅子席8

    1階桟敷席(テラス席)、2・3・4階テラス席、 1・2・3階中央部千鳥配列、可動床、
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ: 間口:20m、高さ:12m 、奥行 舞台前面から舞台最奥:22.7m、反響版、オーケストラピット(可動床&仮設張り出し舞台)、
  4. その他の設備 楽屋x12、リハーサルルーム、

サウスホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式平土間・モダン芝居小屋』。
  2. 客席   2フロアー 収容人員 716名、、可動床、2階テラス、1・2階中央部千鳥配列
  3. 舞台設備 、プロセニアムアーチ:間口:17.9m、高さ:11.5m、奥行 舞台前面から舞台最奥:15.3m、仮設脇花道、仮設エプロンステージ、

    客席前方中通路までは仮設による張出舞台の設置可能
    束立て式舞台 移動小迫2カ所設置可能
    仮設花道:舞台上手下手に仮設花道の設置可能
    音響反射板

  4. その他の設備 楽屋x6、

ノースホール

  1. ホール様式 14m×21.5m 床面積:301㎡、(約181畳)平土間型式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 200名、
  3. 舞台設備 床面から天井まで5.5m(天井面はグリッドパイプ)
  4. その他の設備 、楽屋x2

付属施設・その他(詳しくはこちらとこちら)

  1. 付属施設 会議室x2、レッスン室x3、ロームスクエア、パークプラザ。
  2. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

デジタヌの独り言。

今後、不評の京都コンサートホール・小ホール(ガイド記事はこちら)に変わってサウスホールに音楽ファンの期待が集まっている!

ところで、向こう50年間契約の「ネーミングライツ」...と言う事は次の建て替えまでってこと?

公開:2017年10月20日
更新:2018年2月22日

投稿者:デジタヌ

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