小金井 宮地楽器ホール 《 ホール 音響 ナビ 》
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音響面から眺めたホールの特色
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
大ホール
ホール内壁全面塗装仕上げの木質パネルで表装された丁寧異な設えのホール。
1階メインフロアー周辺に2階バルコニー両翼から続く高床桟敷テラスを設けた2層1バルコニーの多目的ホール。
2階バルコニーが階下のホワイエ上部に大きく張り出し、客先両側の2段テラス共々1階メインフロアーへのオーバーラップが全くない2層ホール。
ホール内装と同意匠のステージサイド反響板とホール部の波状反響板と同意匠のステージ反響板でオープンステージコンサートホールと成る流行のデザイン。
ちなみなフロアー形状で「完璧とも言える「定在波(並行壁面)」対策(※1)で不愉快な色づけのないクリアーな音響を誇っている。壁面は幅広の溝部分に立て棧を配したグルーブ壁材を使用して、初期反射と後期残響(※2)に効果的に対処している。
ホール音響評価点:96点
(※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ はこちら。
内訳
定在波対策評価点:40点/40点満点(※客席周辺平行壁はx0.5が持ち点と成ります)
残響その1(初期反射)対策評価点:20点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)
残響その2(後期残響)への配慮評価点:19点/20点満点
客席配置 17点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、この壁で壁際は地獄?)
小ホール(リハーサル室)
リハーサル室としても利用出来る、床面積131畳の2階吹き抜けの高い(約5m)の天井を持つ平土間多目的イベントルーム。
ホール音響評価点:50点
内訳
定在波対策評価点:25点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)
残響その1(初期反射)対策評価点:25点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)
Official Website http://koganei-civic-center.jp/
宮地楽器ホールのあらまし
- 豊かな自然環境に恵まれたまち、小金井市に2012年3月に正式開館した文化施設です。
- 豊かな響きを持つ578席の大ホール、平土間式の小ホールは、
いずれも幅広いジャンルの催し物にご利用いただけます。
市民ギャラリー、練習室、和室と合わせ、文化芸術活動の拠点として、また、様々な交流や憩いの場としてご活用ください。<公式ガイドより引用>
宮地楽器ホールのロケーション
ところ 東京都小金井市本町6丁目14
宮地楽器ホールへのアクセス
最寄り駅
JR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前
バス小田急バス、関東バス、西武バス、京王バス「武蔵小金井駅」下車 徒歩1分
宮地楽器ホールがお得意のジャンル
大ホール
オーケストラコンサート、ソリストのリサイタル以外にもミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。
またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。
小ホール
主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられている。
小金井 宮地楽器ホールの公演チケット情報
施設データ
- 所属施設/所有者 小金井 宮地楽器ホール/小金井市。
- 指定管理者/運営団体 小金井 宮地楽器ホール/小金井市。
- 開館 2010年
- 設計 ヘルム・アクト環境計画設計共同体
- 音響設計 YAMAHA
- ゼネコン 鹿島建設
- 内装(音響マジック)
大ホール
- ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。『馬蹄形』プロセニアム型式多目的ホール。
- 客席 578席(車椅子3席設置時は569席)ホール1F: 394席 / 2F: 184席
※車椅子席3席 : ホール1F1列および2列23〜28番(計12席)を取り外した場合
※ホール1F1列および2列目の座席は全撤去可 - 舞台設備 音響反射板設置時 間口 18m 奥行 11m 舞台高 9.2m
プロセニアム 間口 14.4m 奥行 11m 舞台高 7.2m、仮設脇花道。 - その他の設備 楽屋x6、控室、
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
小ホール
- ホール様式 床面積約217m²(約1312畳)天井高 約5m平土間多目的イベントホール。
- 客席 1フロアー 収容人員 150名、
- 舞台設備 オープンステージ形式、ステージ仮設
- その他の設備 、楽屋x2、
- 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。
付属施設・その他
- 付属施設 、練習室x4、市民ギャラリー、マルチスペースx4、和室、ブッフェラウンジ
小金井 宮地楽器ホールこれまでの歩み
1963年10月に市制5周年を記念し「旧小金井市公会堂」が完成。
2005年 3月21日老朽化の為に閉館解体
2010年 小金井 宮地楽器ホール 開館。
宮地楽器ホールがある小金井市
推計人口、123,529人/2017年10月1日
武蔵小金井-新宿 24分/310円/18.8km
東京の「ベッドタウン」
1958年市制施行。
近年1980年以降人口は増え続け現在12万人3千人台の人口と成っている。
年齢別人口比率では、20歳~50歳までのいわゆる働き盛りが全国平均を大幅に上回り、逆に50代~の高齢者と20代までの青少年が大幅に下回っている、典型的な都市型であり、地場産業である、学校法人への転入者、都心部に近い事による新興住宅地への旺盛な住宅需要に基づいたヤングファミリーの転入等が多い事を物語っている。
※参照覧
※1-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら
※1-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。
※ 関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。
※2、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。
※関連記事『都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?』はこちら。
※関連記事『ホール酔い 現象 とは?』はこちら。
公開:2018年1月31日
更新:2019年2月 6日
投稿者:デジタヌ
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