『旅するタヌキ』狸穴ジャーナル別冊

世界の第3者公共・高速周回路《バンク伝説》Google earth で覗いてみた世界の公立・民間のレンタル・請負施設

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前書き(要約)世界の第3者公共・高速周回路

世界には日本の日本自動車研究所城里テストセンターのような公立・民間のレンタルプルービンググランドや、DEKRAや MIRAのように権威ある第3者検査機関のproving groundが各国にあります。

スピード狂の"大ちゃん"が大好きないイタリアナルドサークル以外にも、第3者検査機関や一般に開放されているproving groundがたくさんあり、その幾つかをナビゲートしてみました。

世界の第3者公共・高速周回路 の目次

※以下用語については 当サイトシリーズ記事プルービンググラウンドについての走路用語と解説 を参照ください。

プロローグ 第3者認証機関・性能試験検査会社とは

2017年9月に日産自動車が起こした無資格検査問題発覚に端を発して国内の自動車企業各社で調査がされたました。

例えばスバルの場合は

...同年12月に国土交通省に提出された調査報告書...立ち入り検査の際は、無資格者を意図的に現場から外すなどの隠蔽工作も慢性化していた...日産の不正と合わせて日本の完成検査制度の信頼が崩れたことで、貿易自由化交渉や経済連携への悪影響が懸念される。

...ジャーナリストの井元康一郎は、既に完成検査の基準を凌駕する品質が確保されているため実際の検査を修業に使う行為や、...経営側も改革を進められないなど、...日本の古典的な製造業に由来する現象だと指摘している《Wikipediaより引用》

この結果に基づいて、日本でも性能試験を行う第3者検査機関の重要性が改めて見直されてきたのでしょう。

  • 1925年にドイツ自動車検査協会DEKRA(DeutscherKraftfahrzeug-Überwachungs-Verein)が設立されて民間検査会社となった現在も、政府機関に代わり型式認証、性能試験などを行う権威ある団体です。
  • 1946年イギリス政府のよって創設されたMotor Industry Research Association(自動車工業調査会)は現在民間会社 HORIBA MIRA Ltd.となって日本の堀場グループの一員となっていますが、現在もEU各国への輸出にはこの団体の認証が必要となっています。
  • HONDA関連 1982年に早くもAuto Technic Japan(Official Site https://www.autotechnic.co.jp/)を設立。性能試験体制を固める。
  • 1999年9月1日 トヨタ・アイシン系列の、自動車性能試験を専門とするエフティテクノ株式会社設立。関連企業の品質証明機関となっています。

★DEKRA

EuroSpeedway Lausitz(Lausitzring)

Lausitzallee 1, 01998 Schipkau, ドイツ

開場 2000年

参※Wikipedia該当施設に関する項目 はこちら

世界最古の第3者検査・認証機関の使用しているPROVING GROUND。

アメリカンオーバルを持つ、レース場として開業しましたが、2017年にドイツの老舗検査機関DEKRAの所有となり、レース興行界からは去り、同社のPROVING GROUNDとななりました。

但し同社がスポンサーにもなっているドイツツーリングカー選手権(DTM)は毎年一度当BPで開催されており、往年の輝きを取り戻しています。

参※DEKRAに関するWikipedia関連記事 はこちら

DEKRAの公式サイト はこちらhttps://www.dekra.com/en/home/

HORIBA MIRA Ltd.Former airfield(proving ground)

Watling St, Nuneaton CV10 0TU イギリス

敷地面積 760エーカー(310ヘクタール)

その名が示すように元空港であったhe former RAF Lindley airfield,にある施設です。

3本の元滑走路

お互いに交錯した3本の直線路(元滑走路)がトライアングル状に配置されています。

各ストレート走路にはマルチレーンのSpecial Surfaces Track Partが設けられています。

4レーンのトライオーバル周回路

北端の旧格納庫エリアを除く敷地ほぼ全域にわたり旧滑走路を取り巻くように4車線の変形・トライオーバルの高速周回路があります。

最内周がサービス通路を兼ねたバンク無しの走路で外側3車線がバンク路になっています。

日本と同じ右側通行(車道左側通行)の反時計回り運用になっています。

インフィールド施設

トライオーバル国速周回路のインフィールドには旧滑走路をつなぐ形で、2車線(一部3車線)の小ぶりのトライオーバルが構築されています。

この走路は2車線の対面通行(勿論車両は左側通行)で一般道路規格でコーナーにはバンクはありません。

また東側には定常円とヘアピンで構成された2車線相当のテクニカルコースもあります。

中央の南北襷路の東側にはVibration and Harshness (NVH) surfacesの2車線奏等幅の変形オーバルが設けられています。

更にその内側には市街地を模したと思われる、数多くの交差路で構成されたゾーンがあります。

さらに襷路の西側には、イギリスの田舎道を模したと思われる車線を切っていない周回路があります。

高速周回路外側の直線路

トライオーバルのメインストレッチの外側に、両端にバンクのあるスプーンコーナーを持つ約1mileの片側2車線往復4車線の直線路が設けられています。

同jも直線部分を高速道路に見立てているようです。

南東面には冬季の積雪時試験用と思わしきコースも。

HORIBA MIRA Ltd. 

1946年に政府の出資によって設立された旧 Motor Industry Research Association(自動車工業調査会)は

製品エンジニアリング、研究、テスト、情報、認証サービスを行っている企業で、ヨーロッパに自動車を輸出する際にはこのMIRAの認証が必要となってる権威ある機関です。(※9)

大英帝国が経済的危機状態にあった近年、2001年7月4日に他の国営企業同様に完全民営化されてMIRA Ltdとして再出発しました。

そして2015年7月14日 試験装置グループHORIBAに買収されてHORIBA MIRA Ltd(公式サイト)として再出発をしました。

HORIBA

HORIBAは試験機で有名な堀場製作所の世界戦略ブランドで、自動車関連としては、排ガス測定器は、今やバックヤードチューナーのガレージでも当たり前となったシャシーダイナモ、エンジンダイナモ、ブレーキダイナモなどの台上試験機や試験設備のトップメーカーと有名です。

Millbrook PG (Bedford)

Station Lane, Bedford MK45 2JQ イギリス

公式サイト https://www.millbrook.us/

制御機器、生産システム設計、計測・試験等広範囲に事業展開している国際企業グループspectris(公式サイトはこちらhttps://www.spectris.co.jp/) の 自動車試験請負?部門です。

前途したエフティテクノと同じような企業です。

現在・イギリスの Bedfordに大規模なPGを開設して運営しています。

さらに嘗てのLeyland motorsの工場施設の一部を買い取ってMillbrook's Leyland test facilityを開設しています。

旧テストコースは現在は閉鎖されていて、民間デベロッパーの手に渡りニュータウンに生まれ変わるようです。

AstaZero Test Track

https://www.astazero.com/

Göksholmen 1, 504 91 Sandhult, スウェーデン

どうやら特殊法人の施設のようで、VOLVOの施設とサイアミーズ(背中合わせ)に築造された施設です。

もともとはボルボが占有していた敷地を切り裂いて新たに造成されたようです

AstaZeroは、将来の交通安全のための世界初の本格的な独立テスト環境です。...さまざまな交通環境により、あらゆる種類の交通および交通状況に対して高度な安全システムとその機能をテストできるという点で独特です。これにより、将来の交通安全システムの研究、開発、認証が可能になり、世界中の自動車メーカー、サプライヤー、立法者、大学、カレッジが利用できる国際的なアリーナとして機能します。...ASTAのアクティブセーフティテストエリアとゼロの組み合わせです。これは、死者ゼロで交通事故で重傷を負ったスウェーデンの議会の交通安全に対するビジョンを表しています。

ABボルボ、ボルボカーコーポレーション、スカニア、FFI、ベオニア、スウェーデン交通局、リージョンヴェストラヨータランド、ボラススタッド、ティルヴァクシュヴェルケト、およびテストサイトスウェーデンがAstaZeroをサポートしています。《公式サイトより引用》

背中合わせの、の施設が、私有地ではなく地方議会からの借地なのかもしれません?

スウェーデンを代表する大型車メーカーも関係しているので、乗用車だけではなく大型車両の走行試験も行えるようになった立派な施設です。

Rural Road (周回路)

最近流行りの"ひょうたん型"のような一周5.7㎞の2車線の周回路は、Rural Roadの名が示すように、最高速度90km/h!の対面通行(車両右側通行)の一般国道を模した施設です。

最小300Rから400Rまでの明確なターンと緩やかに蛇行したホームストレッチで構成されています。

当然それぞれのターンはいわゆる高速道路規格で極端なカントは設けられていません。(※5)

また通常の高速周回路とは異なり数か所の平面交差!もあります。

あくまでも一般公道向けの「ナンバー取得車両」の試験が目的で、ラリーカーやレース車両、不整地走行車両、等の特殊車両は対象外とされているようです。

参※5)当サイト関連記事 プルーピンググラウンドの走路解説 はこちら。

その他の施設

広大なskid pad、dirt course、rough ground、Special Surfaces Track、Vibration and Harshness (NVH) surfaces、波状路、スロープ、冬季試験エリア、屋内試験施設、そしてパドック・ガレージ、等のクライアントのセキュリティー体制も万全です。

面白い市街地模擬走路

高塀で囲まれた、ブラインドエリアを持つ持つ交差道路で構成された市街地エリアが敷地南端にあり、駐車場からの車両飛び出し、"交差点での自転車・歩行者などの飛び出し事故"、を想定した事故防止・安全装置の開発試験が行えるようになっています。

ZALA ZONE

Zalaegerszeg, Unnamed Road, 8900 ハンガリー

公式サイト https://zalazone.hu/

ハンガリーに出来た新しい施設です。

Transportation Research Center Inc

10820 OH-347, East Liberty, OH 43319 アメリカ合衆国

公式サイト https://www.trcpg.com/

1974開所

1979年6月 オハイオ州立大学の運営となる。

1988年1月26日、一部エリアを本田に払い下げ。

敷地面積 4500エーカー (1821Ha)

後述のFT Techno of America設立のヒントにもなった施設で、元オハイオ州立の施設・交通研究センターとして建設されて、1980年頃にHONDAが"払い下げ"を受けて、オハイオ州立大学の施設として運営されていて"ホンダの所有ですがホンダの専用コース"ではありません。

本田専用の施設ではありませんが本田関連の部品メーカーなども利用していて、Honda Manufacturing of Ohio、Honda Marysville Auto Plant、Honda Logistics North America, Inc.(ホンダ陸送)そしてアキュラのふるさとHonda Marysville Auto Plant等に囲まれた、アメリカにおけるHONDAの開発拠点となっているエリアです。

面白いのは大学の施設であるので、米国にあるproving groundとしてはセキュリティーがあまく?周囲は牧場並みの簡単な有刺鉄線の垣根?程度で仕切られているだけです。

最近はティザーキャンペーンなどで、早め早めにエクステリア(外観)、想定性能などの公表を傾向にあり、エンジン開発などは屋内施設のシャシーダイナモシュミレーションで行えるので、proving groundそのもののセキュリティーはあまり気にしなくてよいのでしょう?

高速周回路

設計速度(中立速度)140 mph(225 km / h!)

メインとなるよく整備された!4車線のオーバルトラックは全長7.5マイル(12.1 km!)もあり米国最大級の、世界的にみてもオーバルトラックとしては最大規模で施設で、コーナー部分の半径が約0.45マイル(約700m)、導入曲線部を除く完全な直線区間が2マイル(3.2 km)もあり、バンク部分の最外周は安全側線は設けられていませんが2車線程度の幅があり、中立速度(※2)140 mph(225 km / h!)の高速オーバルになっています!

アキュラブランドの量産車はNew NSXも含めて全車種ここで連続高速テストが行えます。

さらに外周ガードレールの外側にはバンク上部には一車線のサービス通路が設けられており、内周にはサービストラックは設けられていませんが、再内周の走行路がフラットであり実質的にはサービストラックとして利用されていて、バンク角のついた外側3車線が走行路となっているようです!

参※2)当て舵をせずにハンドルがニュートラル状態で走れる速度。

インフィールド施設

変則バンク周回路?

インフィールド東側には、ピットロードのあるメインストレッチの反対側に沿うように、両端転回路の内側にニュルのようにアスファルト舗装のカントがついた変則バンクの高速転回路があるマルチレーンのSpecial Surfaces Track が設けられており、外側のバンク上面のコンクリート舗装がされたフラットな転回路では大型車両(Bus,Truck)の外部委託試験なども行われています。

この施設は一車線なので左回り(逆回り)で運用されていて、約1.7マイル(2.7km)あるオーバーに面したほうが、往路のメインSpecial Surfaces Track 部分で、内側の単行レーンは復路になっているようです。

東側を走る高速オーバルとは逆方向になるので、この間は緊急時のサービスに使われる未舗装のラダー通路しかありません。

アメリカンオーバル

さらにその南側には、2車線フリーウェイ規格で作られた、フラットコーナーで結ばれた、巨大なマルチパーパス舗装グランドがあり、南端には"本田版ブラックレイク・スキッドパン"が、西縁」に沿ってマルチレーンのSpecial Surfaces Trackが常設されていて、中央部分はスキッドパッドや、操安テスト用のジムカーナー非常設エリアとして利用されています。

テクニカルコース

インフィールド東端部分には、いずれも右回りで運用されている3車線相当の3つのテクニカルコースがあり、中央のコースにはスキッドパンも設備されています。

スキッドパン付きのコースは、複合カーブの多い本格的なコースレイアウト(但し舗装は一般道と同じ)で、アキュラNSXのサスペンション開発試験もこのコースをメインにで行われたのでしょう?

一番大きな中央の周回路はダートを含むラフロードになっており、インサイドには東西に貫くマルチレーンのSpecial Surfaces Trackが設けられています。

非常設オフロードエリア

敷地全体に広大な牧草地?(オハイオ大学の実験農場?)が広がっており、非常設のオフロードコースとして使われているようです。

その他の施設と業務

コースレンタルしていますよ、"スピード凶の大ちゃん"参加者スタッフを募って出かけてみませんか?

(勿論クライアントとの守秘義務契約の上で)フルサービスのインパクトラボラトリーと包括的な車両安全開発施設を提供します。車両衝突試験、衝撃シミュレーション、高速道路の付帯装置、自動車部品の静的試験、ダミーおよび計装の校正ラボが、TRCの施設にあります。

クラッシュバリア:囲まれたクラッシュバリアは、10,000ポンドまでの車両をテストできます。60mphまでの速度で。

屋外インパクトエリア:時速100マイルまでの速度で、任意の角度で2台の移動車両に衝撃を与えることができます。

インパクトシミュレーター:24インチ HYGE空気圧ドライブは、10,000ポンドのペイロードを運ぶことができます。71 mphの衝突速度をシミュレートする44 gで。軽いペイロードは100 mphの速度まで加速できます。

コンポーネントラボ:静的テストラボは、指定された力と変位の速度で荷重を加えて記録するように配置されたコンピューター制御の油圧シリンダーを備えています。

校正研究所:加速度計、ロードセル、圧力計とトランスデューサー、擬人化テストダミー、位置トランスデューサー、デジタルマルチメーターと温度計を含む電気測定器の校正、およびトルクレンチ。

契約エンジニアリング(試験計測請負)
契約サービスは...研究、開発、テスト、および分析を含む幅広いサービスを提供します:車両コンポーネント、耐衝撃性、衝突回避、バイオメカニクス、テストデバイス、テスト手順、製品評価、機械的サポート、およびテスト運転。

エミッション研究所
オートバイ、ATV、UTV、乗用車、小型トラックのシャーシベースの排気ガステストをサポートします。...AWDダイナモメーターテストセルの温度は、20F(-6C)〜100F(38C)の車両テスト用に設定できます。《Wikipediaのより抜粋引用

FT Techno of America, Fowlerville Proving Ground

1750 Smith Rd, Fowlerville, MI 48836 アメリカ合衆国

敷地面積 878エーカー(約355Ha!)

詳細は同社公式サイトhttps://www.ftt-a.com/でどうぞ。

この施設は2005年にアイシンホールディングスオブアメリカがFT Techno of America設立と同時に自前の施設としてミシガン州ハンディタウンシップに建設した施設です。

アメリカには(一財)日本自動車研究所(当サイト関連記事はこちら)のような公的施設がないので、アフターマーケットのチューニングパーツメーカーや独立系の自動車部品メーカーの利用を見込んで作られた施設です。

前途したTransportation Research Center Incと同じような施設っですが、こちらはコースレンタルも行っていますが試験請負がメインの施設です。

この施設にの中には地権者の牧草地と住居があり、ウエストサージェント・ロードという一般道がインフィールドを通っています!

勿論高速周回路とは西側で立体交差になっていますが本来施設を貫通しているはずの公道?は周回路とスキッドパン進入路に阻まれて地権者の自宅前で途切れています!また場外のダムマンロードとの交差点との通路は閉鎖されていて、場内のサービス通路を通って、その都度正門から入門パスで出入りしているようです!

という事で、他社のProving Ground同様に、警備は厳重です。(〃^¬^〃)

しかしインフィールドに居住する地権者は不審者から身を守れて満足!のようです。

高速周回路

全長3マイル(4.8 km)2レーンのオーバルトラックはフリーウェイ同様のほとんどカントのないアメリカンタイプで、北端と南端でコーナーの半径が異なる変形オーバルとなっています。

通常右回りで運用されているオーバルコースには対角線に走るサービストラックも設けられています。

ホームストレッチ外周に沿って設けられた直線路


両端に転回場の設けられた4,500フィート(1,370 m)の長さの4レーンのストレートで。往復2車線の中央分離帯のない一般道スタイルとなっています。

インフィールド南の巨大なスキッドパン

南端にはほぼインフィールドいっぱいいっぱいのすスキッドパンがあり、左右どちらからでも侵入できるように進入路があり、逆回転進入路には波状路も併設されています。

また体格サービス通路を挟んでダートトラックのスキッドエリアもあります。

直線路の南端転回エリアに面して、15%、20%、30%の勾配のスロープが設けられていいます。

クライアント用レンタルガレージ

整備工具を整えたオフィスルーム付きの2つのクライアント用のガレージ建屋があり、クライアント同士のプライバシーと機密は保たれる仕組みになっています。


管理棟東部にあるワインディング周回路

管理棟の東側にある、ワインディング周回路は一般国道を模して、舗装がラフロードに仕上がっています。

またこの周回路にはインフィールドと管理棟をクライアントガレージを結ぶ、サービス路でわざと交差点が設けられて、カウントリーロード風に仕上がっています。

またインフィールドには、Special Surfaces Track すなわち、ベルジャンロード(石畳)や波状路などの特殊走行路を備えた直線路が設けられています。

FT Techno FUJIOKA PROVING GROUND 

〒470-0424 愛知県豊田市御作町坂下918−11

トヨタ・アイシングループのアイシン化工の自前のPROVING GROUNDとして同社の藤岡工場に併設された施設。

FT Techno TOYOKORO PROVING GROUND

〒089-5308 北海道中川郡豊頃町湧洞1378番地2

トヨタ・アイシングループのアイシン精機の自前のPROVING GROUNDとして建設された施設。

エフティテクノ株式会社

エフティテクノ株式会社? と思われる方が多いと思いますが、(実は業界通を辞任している小生も知りませんでした!)

1999年9月1日に発足したトヨタ・アイシン系列の、自動車性能試験を専門とする技術者集団です?

詳しくは 公式サイト http://fttechno.co.jp/profile/でどうぞ。

アイシングループの事業統合整理で試験部門が統合されてできた会社らしい。

豊田市と、北海道に専用PROVING GROUNDを持っているますが、どちらも所有者はアイシン化工とアイシン精機のままになっているみたいで、使用権のみリース契約か、占有契約のような形で同社の専用PROVING GROUNDとしている更にアメリカにも、現地法人FT Techno of America を設立してFowlerville PROVING GROUNDと運営しており(※1)。

こちらでは時間貸の走路レンタルも行っています。

参※1)当サイト関連記事 海外にある日本メーカーのPG《バンク伝説》アメリカ編はこちら。

ISUZU HOKKAIDO PROVING GROUND CO.,LTD.

北海道勇払郡むかわ町

オープン 1979年

高度成長期の1970年代、イケイケドンドンのいすゞ自動車が馬場・農場の本場勇払郡むかわ町に築いた東洋有数の規模を誇るPGです・

1979年に いすゞ自動車のテストコースとしてオープンして、2002年8月いすゞ自動車がSUVを含む乗用車市場から完全撤退したことを受けて2002年10月に 「株式会社ワーカム北海道」としていすゞ自動車から分離独立して試験業務受託、運転講習会などの性能試験を行う自動車試験場事業を行う会社となりました。

更に2020年4月 に「株式会社いすゞ北海道試験場」に社名変更された PROVING GROUNDです。

1979年以降の乗用車のニューモデル、マイナーチェンジの開発に貢献したようです。

いすゞ・いすゞ・117クーペ最終型・いすゞアスカ いすゞ・ジェミニ いすゞ・ピアッツァ

いすゞ・ビッグホーンとその派生SUVシリーズ

立地

日高町とむかわ町の中間に位置する太平洋側にあり、あたりは「日本でも有数の厩舎がひしめくサラブレッドの故郷です。

すぐお隣には、レースファンならだれでも知っている㈱エクワインレーシング(公式サイト)といってもカーレースではなくほんもののRace Track(競馬場)で争うサラブレッドを育てる日本でも有数の室内ストレート施設を備えた(勿論屋外オーバルも備えた)厩舎です。

同じく東隣にはこれまた日本有数の走路長を持つ「への字屋内走路」と、日本でも珍しい屋内オーバル走路を設備したファンタストクラブがあります。

そして日高自動車道を挟んで南側には門別競馬場があります。

つまり血統の正しい「サラブレッド」のPROVING GROUNDにあやかってこの地に建設したのでしょうか?それとも当時の役員に「熱烈な競馬ファン」がまじっていたのかも?

全長4㎞の高速周回路

3車線の走行路を持つハイバンクオーバルで、バンク部には再内周にさらに一車線の側道(サービス通路)が設けられた一周4㎞の周回路でホーム・バックそれぞれのストレッチ区間は緩和区間を除く直線部分が1.1㎞ある立派な高速周回路でバンク角から考えて設計ニュートラル速度は210km/hは確保されている模様?

パドックエリアはホームストレッチとなる東側直線部分に設けられていて、侵入・退出はここから行い逆時計回りで運用されている模様で、別に退出路も南バンクの出口付近にも設けられている。

インフィールド施設

インフィールドニアは、南側ランプから続くお馴染みマルチレーンのSpecial Surfaces Trackグラウンドと並行して浸水路があり、さらに屋内施設と走路を結ぶアクセス路を兼ねたRural Roadがほぼ中央部分を占めている。

オーバル東側部分

ホームストレッチの東縁に沿う形で、、更にひがしがわに直線側にSpecial Surfaces Trackを備えた三日月状の広大な舗装グランドがあありこの三日月グランドの南端からは南西に大きく回り込んだ髭走路?が生えている。

三日月グランドとホームストレッチの間には、Special Surfaces Trackで構成された複数のセパレート走路と深く蛇行した波状路があり、さらに、長靴?のようなラフロードの周回路があり内側に勾配の異なる3本の馬瀬型のスロープがある。

目玉施設往復6車線の直線路

両端にバンクのあるお玉形の転回路を持つ反時計回りの、直線路を主体とした高速周回路がある。

アメリカのフリーウェイのように中央分離帯が所々で短絡している左通行(車両右側走行)の往復6車線の高速道路といったところだが、両端のバンク走路になっているターンが左ターンで走行車線に当たる一番外側の走路がハイバンクの高速レーンになっている?

両端の高速スプーンの導入部分を除いた直線部分は約1100m以上あり、最高速テストなどに使用されているようです。

その他北部の直線路と高速オーバルに挟まれた森の中には周遊?する未舗装のラフロードや冬季試験用の未舗装グランドも設けられています。

このPGの価値と利用法は?

現在SUVを含めてすべての乗用車から手を引いている!いすゞは自社製品の開発試験に必要なくなったので、PGを分離独立させたわけですが...

現在PGは供給過多でだぶついており、自動車関連メーカーの利用は少なそうです?

今後は、前途したような歴史を持つ国際認証機関に転売(誘致)するなどして、アジア全体の認証センターを目指したほうが良いかもしれません?

その他の非公開公立周回路施設

交通安全環境研究所 自動車試験場

埼玉県熊谷市御稜威ヶ原1-1

1950年(昭和25年)4月1日 - 運輸省に運輸技術研究所を設立。
1963年(昭和38年)4月1日 - 船舶技術研究所に改称。
1970年(昭和45年)7月1日 - 交通安全公害研究所として独立。
2001年(平成13年)1月6日 - 国土交通省に移管。
2001年(平成13年)4月1日 - 独立行政法人化により独立行政法人交通安全環境研究所が発足。
2016年(平成28年)4月1日 - 自動車検査独立行政法人と統合し、自動車技術総合機構の内部研究所となる。

交通安全環境研究所は、昭和25年(1950年)に旧運輸省の研究所として発足以来、長年、国が行う自動車等の陸上交通に係る施策立案・基準策定のための試験研究、自動車等の型式指定審査、自動車のリコールに係る技術的な検証等の業務を通じ...平成28年(2016年)4月1日からは...統合後は、...自動車の設計から使用段階までを総合的に対応するなど、...国が行う自動車等の基準策定に係る研究の中核をなし積極的な試験研究や提案を行うとともに、国が行う国際標準化に対して公正・中立なデータや知見に基づき技術的な支援を行います。《交通安全環境研究所公式サイトより引用》

なんだかわけのわからない...つまりは税金の無駄使い施設のようです?

特に当試験場で何を行っているのかは全く不明!でわかっていることは時たま"非公開"で密かに車両を走らせている?事だけ!

 

公開:2020年7月19日
更新:2022年9月10日

投稿者:デジタヌ


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