狸穴ジャーナル別冊『音楽便利帳』

東京・春・音楽祭 《 マミニャンのお気楽コンサートNavi 2019 》クラシック初心者のための"ハルサイ"超入門

       

このイベントはすでに終了しています。

斜陽流通産業・百貨店商法の楽壇版ともいえる肥満化した「国内最大の音楽・博覧会」は曲がり角にさしかかっているようである!新たなる流れ「コンサートバーゲン商法」の代表格「ラフォルジュルネ」を直近に控えたこの時期に「高額冬物一層処分」的コンサートプログラムでは、移り気な「オーディエンス」の心をつかむのは難しいのでは?

開催期間 2019年3月15日(金)~4月14日(日)

※2018年10月30日に東京・春・音楽祭2019 概要発表 (プレスリリース)がありました。

過渡期に差し掛かった?"ハルサイ"

"東京・春・音楽祭"が定着した反面 過渡期に差し掛かった?"ハルサイ"

実際のところ「音楽監督」Maestro OZAWAを欠いた「ハルサイ」は近年精彩を欠いているようである。

万寧状態に...?

これは、一つには、規模を「無計画・闇雲に拡張」し続けた挙句の果てにたどり着いた結果であろう!

百貨店商法vsスーパー商法の幾へやいかに?

「"ハルサイ"」は言い換えれば斜陽流通産業「百貨店」商法の楽壇版である。!

新たなる流れ「スパー」商法的「コンサートバーゲン商法」の代表格「ラフォルジュルネ」を直近に控えたこの時期に「高額冬物一層処分」的コンサートプログラムでは、移り気な「オーディエンス」の心をつかむのは難しいであろう!

ここいらで例年同じ「品ぞろえ」で規模だけ拡張する歩みを止め、原点に立ち返り「明確な"ハルサイ"コンセプト」を打ち出す時期に差し掛かっているのではないだろうか?

コマーシャリズムが招いた、"国内最大の音楽博覧会"

そしてもう一つは、「コマーシャリズム」に乗せられた結果ともいえる?

今や実行委員会は有名無実の「象徴的」存在となりオーガにゼーションは「業界シンジケート組織」丸投げ運営となり、「"ハルサイ"」ブランドに便乗した「メセナ活動集団」の自己PRの場となり果てている。

万襟打破なるか?今回で15回目の開催となる「東京ハルサイ」

本年からサブタイトル"-東京のオペラの森-"が下げられ、小澤征爾氏が音楽監督を退きオーガ二ゼーション「東京・春・音楽祭実行委員会」の「音楽祭」色が鮮明に打ち出され、「東京・春・音楽祭 2019」として再出発した。

もちろん起源となる"-東京のオペラの森-"の目玉「文化会館でのオペラ鑑賞」も健在で「ハルサイ・ワーグナー・シリーズ」として演奏会形式の「さまよえるオランダ人」をメインとして、さらには今春(2020年)からのクラシック界の武田鉄矢?ことリカルド・ムーティの新企画「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」の第一弾「リゴレット」のスクーリングも含まれて32日間に、14の会場で、72回の公演が行われる。

デジタヌの斜めから見たへそ曲がり「東京ハルサイ」鑑賞ポイント

本年復活した旧東京音楽学校奏楽堂での室内楽シリーズ、新たに加わった ライジング・スクエア 1階 アース・ガーデンでの"子どものためのワーグナー 《さまよえるオランダ人》"等例年以上に盛沢山のテンコ盛り状態でこれだけあると、通でもない限り?かえって迷ってしまいそうな東京・春・音楽祭2019だが...

デジタヌの斜めから見たへそ曲がり鑑賞ポイント(その1) 注目のホール

旧東京音楽学校奏楽堂が復活!

2019年から改装なった旧東京音楽学校奏楽堂 (※ホール ナビはこちら)が復活し、新たに、三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア 1階 アース・ガーデンの3公演 が「春祭」ステージに加わった。

これら上野界隈の「知られざる銘ホール」で内外の著名演奏家、演奏団体の「アンサンブル」を味わうのもまた一興かもしれない。

志向(嗜好)・視点を少し違う方向から眺めて、コンサート会場ベストスリーで選んで見ると

いずれ劣らぬ「プレミアムホール」ぞろい!この機会に奏者の息遣いまで聞こえてくる!「残凶2秒以上?」に毒されていない銘ホールで「ピュアー」な楽器の音色を堪能していただきたい!

特に日本館講堂は「東京ハルサイ」以外では通常コンサート貸し出しは行われない「東京ハルサイ」ならではの趣向!

※関連記事 都市伝説「 音の良いホール の条件 「 残響2秒以上 」 は本当か?」はこちら

へそ曲がり鑑賞ポイントその2 普段あまりなじみのない団体で選ぶ

クレズマー・ナイト 〜コハーン&シャールクジ・バンド

3月18日()19:00~ クレズマー・ナイト 〜コハーン&シャールクジ・バンド 於ける東京キネマ倶楽部 (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ 

昨年に続き東京キネマ倶楽部で催される催し東京春祭NIGHT。

今年は、今「通のあいだ」で話題になているクレズマー音楽、いわゆるジプシー音楽!

本場ハンガリーから来日する名手揃いのバンドと、クラリネットの名手 コハーンが東欧ユダヤ人の奏でたダンス・ミュージックから、バラードまでの魂の歌をお届け。一杯ひっかけながら非日常的な空間「キャバレー」をお楽しみください。

昼下がりのアルゼンチン・タンゴ

3月16日()15:00~ 昼下がりのアルゼンチン・タンゴ 於ける旧東京音楽学校奏楽堂 (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ

ピアソラだけがアルゼンチン・タンゴではない日本にだって名手がいます!

バンドネオンの北村 聡と彼の仲間が「タンゴ」を聞かせてくれる。

リチャード・エガー (チェンバロ)

3月23日()18:00~ リチャード・エガー (チェンバロ)~plays BACH 於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ 

上質のサロン空間で生える繊細なチェンバロの響きは「聞けそうで聞けない音色の一つ」。

このあたりが「プレミアムホール」の限界規模であると思われる東京文化会館 小ホールでとっておきの響きが

ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽

3月27日()19:00~ ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽~ピアノ四重奏の夕べ――マーラー、シューマン、ブラームス 

ベルリンフィルのコンマスといえば日本人には第1コンサートマスター樫本 大進氏が有名だが、ノア・ベンディックス=バルグリー も同じ第1コンサートマスターの立場で、コンサートをシェア?している。

クレズマー音楽も得意な彼が率いるベルリンフィルトップ奏者で結成されたトリオとオハッド・ベン=アリのピアノによる、シューマン、ブラームスそしてマーラーのピアノ四重奏曲。

ご存知の通りブラームスはハンガリー民謡と間違えてクレズマー音楽の旋律を楽曲に取り入れた人、さらにマーラーは、日本民謡にも通じる「独特のクレズマー旋法」のメロディー作曲の名人?

彼らが、「ハルサイ」でどのような名演を聞かせてくれるのか。

於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ 

へそ曲がり鑑賞ポイントその3「ハル祭」ならではの"名物・珍?企画"で選ぶ

東京春祭マラソン・コンサート vol.9

4月6日()11:00・13:00・15:00・17:00・19:00各開演 東京春祭マラソン・コンサート vol.9宮廷の時代――5つの"響き"  於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ(コンサート別¥2,500-) 1日券(¥9,000-)。)

観客は5部ぶっ通しで聞くもよし、途中三々五々、ランチタイムをとるもよし。

聴衆が長丁場のコンサートマラソンに耐えられるか?...、優雅な音楽三昧の1日を堪能ください。

マルモ・ササキ(チェロ)&髙杉健人(コントラバス)

4月10日()19:00~ マルモ・ササキ(チェロ)&髙杉健人(コントラバス) 於ける国立科学博物館 日本館 (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ

チェロとコントラバスという珍しいデュオユニットによる演奏会。

日本館講堂を「振るわせてくれる」低弦の魅力をたっぷりと堪能できるコンサート。

タレガ・ギターカルテット

4月13日()15:00~ タレガ・ギターカルテット〜朴 葵姫、松田 弦、徳永真一郎、 岡本拓也 於ける旧東京音楽学校奏楽堂 (※ホール ナビはこちら)

「ハル祭」ならではの催し、今を時めく4人のソリストが一堂に会する豪華なギターカルテット!

「プレミアムホール」旧東京音楽学校奏楽堂で繊細な「アコースティックギター」の響きを。

へそ曲がり鑑賞ポイントその4 -東京のオペラの森-の伝統を聞く

東京文化会館大ホールでのオペラ(管弦楽伴奏合唱曲)公演は「ハル祭」の伝統でもあり、メイン企画でもあります。

「ハル祭」ワーグナーシリーズ《さまよえるオランダ人》

4月5日()19:00~ 《さまよえるオランダ人》(演奏会形式/字幕・映像付) 於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ

4月7日(日)15:00~ 《さまよえるオランダ人》(演奏会形式/字幕・映像付) 於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ

お馴染みN響の伴奏で指揮にダーヴィト・アフカム を迎え「さまよえるオランダ人」をコンサート形式で上演。

独唱陣にはオランダ人(バス・バリトン):ブリン・ターフェル、ダーラント(バス):アイン・アンガー、ゼンタ(ソプラノ):リカルダ・メルベート、エリック(テノール):ペーター・ザイフェルト、マリー(メゾ・ソプラノ):アウラ・ ツワロフスカ、舵手(テノール):コスミン・イフリムという当代の大スターが勢ぞろい!しワーグナーの世界が繰り広げられます。

シェーンベルクの大曲《グレの歌》

4月14日()15:00~ シェーンベルク《グレの歌》於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ)

シェーンベルクの大曲《グレの歌》が大野和士 の指揮、東京都交響楽団 、東京オペラシンガーズの伴奏、クリスティアン・フォイクト、エレーナ・パンクラトヴァ、甲斐栄次郎、藤村実穂子、フランツ・グルントヘーバー 他の豪華独唱陣をそろえて上演されます。大野和士がこの難曲をどう料理するか?

新企画 リカルド・ムーティの「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」の第一弾「リゴレット」

3月28日()19:00~ リッカルド・ムーティによる《リゴレット》作品解説 於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ )

ムーティ自らのピアノ演奏を交えながら、(セミナー形式で)楽曲を解説。

4月4日()19:00~ 《リゴレット》(演奏会形式/抜粋上演) 於ける東京文化会館  (※ホール ナビはこちら)(→チケットぴあ

今年から始まった新企画「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」の第一弾「リゴレット」抜粋が演奏会形式で上演されます。「ハル祭」の新たなる伝統となるか?

独唱陣にマントヴァ公爵(テノール):ジョルダーノ・ルカ、リゴレット(バリトン):フランチェスコ・ランドルフィ、ジルダ(ソプラノ):ヴェネーラ・プロタソヴァ、スパラフチーレ(バス):アントニオ・ディ・マッテオ、マッダレーナ(メゾ・ソプラノ):ダニエラ・ピーニ 他の当代きっての若手をそろえ、国内外で活躍する若手メンバーをそろえた「東京春フェスティバル管弦楽団」がムーティーの要求にどこまでこたえられるか?

東京ハルサイの目玉?...博物館・美術館・記念館などの文化施設

開催地及び会場について

主会場となる「東京文化会館」がある上野恩賜公園は、一般には「上野公園」と呼ばれたり「上野の森」とも呼ばれ、武蔵野台地のはずれの広大な公園であり「上野の山」とも呼ばれることもある。

博物館、科学博物館、美術館など数多くの「ミュージアム」が集うエリアである。

普段は文化施設として親しんでいる「上野の森のミュージアム群」や上野の森周辺に散在している文化施設に脚光があたる月間でも...。

東京・春・音楽祭ならではの趣向として、常設展示・企画展示などで使用され一般には貸し出しされていない上野の森美術館・展示室、国立科学博物館・常設展示室、や「自主企画セミナー」でしか使用される機会の無い「重要文化財」国立科学博物館・日本館講堂などの施設が「コンサート会場」として春祭コンサート開場として特別に有料開放され、「零戦」や「恐竜の骨格模型」をバックにしたクラシックコンサートなど春祭ならではの趣向が昂じられている。

台東区と周辺にある観光スポットのトリップアドバイザー くちこみ情報 はこちら。

文明開化の香りただようホール

特に活きた重要文化財「日本館講堂」でのコンサートシリーズは、年間を通じて「春祭」にだけ特別開放される「文明開化の香りただようホール」で行われるコンサート。

古(いにしえ)の鹿鳴館でのコンサートはこんな雰囲気であったのか...、と古き明治に思いを馳せられる一時でもあります。

中でも、今やミュージアムコンサートシリーズとして、すっかり定着し5公演が行われる東京都美術館 講堂 は全面木で表装された250席の「プレミアムホール」で 「音響の良さ」でも定評があり、年間を通じてコンサートに度々使用される「音楽ホール」としても知られている。

会場別チケット情報

※新たに旧東京音楽学校奏楽堂と1公演 と三井住友銀行 東館 ライジング・スクエア 1階 アース・ガーデン  が春祭会場に加わり、14会場、と成りった。

東京・春・音楽祭2019 のプログラム情報

開催期間 2019年3月15日(金)~4月14日(日)

2018年10月30日に東京・春・音楽祭2019 概要発表 (プレスリリース)がありました。

チケット情報

一般発売日は2019年1月27日(日)10:00です。

一部2018年12月16日(日) 10:00から先行発売されています。

東京・春・音楽祭チケット2019情報(チケットぴあ) icon

日程別プログラム情報

3月公演プログラム&チケット情報

4月公演

東京・春・音楽祭 2019のデータ

オーガナイズ組織 

主催 東京・春・音楽祭実行委員会

http://www.tokyo-harusai.com/index.html

共催 東京文化会館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

支援シンジケート

後援

 文化庁、東京都、台東区

協力

協力 上野観光連盟、上野「文化の杜」新構想実行委員会、上野の山文化ゾーン連絡協議会

助成 

公益社団法人企業メセナ協議会 2021 芸術・文化による社会創造ファンド

協賛


株式会社インターネットイニシアティブ 、株式会社IIJグローバルソリューションズ、 伊藤忠商事株式会社、 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社三井住友銀行 、NTTグループ 、株式会社コンパス、 第一生命保険株式会社、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、 三井不動産株式会社 、全日本空輸株式会社 、SMBC日興証券株式会社、 NTTコミュニケーションズ株式会社 、東日本電信電話株式会社、 株式会社岡村製作所、清水建設株式会社、 野村ホールディングス株式会社 、阪急電鉄株式会社 、ヒロセ通商株式会社 、株式会社フィリップス・ジャパン、日本アイ・ビー・エム株式会社 、リゾート & スパ バリ 株式会社、NTTデータ 株式会社、NTTドコモ NTT都市開発株式会社 、株式会社大林組、鹿島建設株式会社 、KDDI株式会社 、株式会社ザイマックス 、東日本旅客鉄道株式会社 、株式会社シグマクシス 、株式会社ジャパンビバレッジホールディングス、住友不動産株式会社、 株式会社セールスフォース・ドットコム、 大和証券株式会社 、TIS株式会社 、株式会社TBSテレビ、 豊田通商株式会社、トレンドマイクロ株式会社、 日商エレクトロニクス株式会社、 日本生命保険相互会社 、株式会社日本レジストリサービス、 NextDrive株式会社、 富士通株式会社、富士電機株式会社 、前田建設工業株式会社 、株式会社みずほ銀行 、三井住友カード株式会社、 三井住友海上火災保険株式会社、 三井住友信託銀行株式会社、三菱地所株式会社

東京・春・音楽祭のこれ迄の歩み

2005年

『東京のオペラの森」ーR・シュトラウスとその時代ー』として東京文化会館(大・中ホール)で開催される『オペラウィーク』として始まった。

期間中4回のR.シュトラウス作曲歌劇「エレクトラ」公演をメインプログラムとしオーケストラコンサート、室内楽コンサートをはさみ10日間9公演が行われた。

又この年は東京文化会館のホワイエ(ロビー)で「シュトラウスとその時代」という展示会が併催された。このロビー展は2008年まで続くこととなった。

2006年

第2回『東京のオペラの森2006ーヴェルディとその時代ー』より規模を拡大し期間は2月3日から4月8日までの1ヶ月以上、開催場所も上野恩賜公園内の多数の文化施設に拡大し、東京藝術大学奏楽堂もこの年から開催場所に仲間入りした。

さらにこの年は「すみだトリフォニーホール」まで開催エリアの拡張?され開催は翌年まで続く。

又企画面では東京都美術館の企画展(ダリオ展)とリンクする企画もこの年から始まり現在にいたる音楽祭全体の構成ができあがった。

2007年

サブタイトル(テーマ)が外され、現在にいたるワークナーの作品を取りあげる「東京・ワーグナーオペラ祭」にシフトした。

2008年

再びテーマを設け『東京のオペラの森2008ーチャイコフスキーとその時代ー』として開催。

この年から、「すみだトリフォニーホール」に変わって、1987年に上野恩賜公園内に移築された『旧東京音楽学校奏楽堂』(翌年重要文化財に指定)でのコンサートも加わった。

2009年

第5回開催より現在の名称「東京・春・音楽祭 -東京のオペラの森-」としてリニューアルし、前年まで行われていた「東京文化会館のロビー展」を廃止し、「東京都美術館の企画展」とリンクする現在のスタイルをとるようになった。

またこの年は東京文化会館でのオペラ公演は行われなかった。

2010年

東京・春・音楽祭ー東京のオペラの森2010ー は再びオペラ公演をメインに据え今に至る、「東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.1」として楽劇「パルジファル」が2回公演された。

2011年

この年は3月11日に発生した東日本大震災の影響で3月18日から予定されていたほとんどの公演が中止となり、意外にも震災に耐えた?『旧東京音楽学校奏楽堂』での3月23日の公演と、この年から加わった上野学園 石橋メモリアルホール3月29日の公演、そして一部公演を除く4月分の公演が開催された。

但しメインの東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.2歌劇「ローエングリン」(演奏会形式)は中止となった。

又4月公演として~東北関東大震災 被災者支援チャリティー・コンサートとして読売日本交響楽団が1公演、若手演奏家によるコンサートが1公演、室内楽マラソンコンサートが1公演、そして4月10日最終日に

ズービン・メータ指揮によるNHK交響楽団 特別演奏会の4公演が実施された。

2012年

東京春祭ワーグナー・シリーズvol.3としてコンサート形式による歌劇タンホイザーが2回公演された。

この年水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)が初めて加わり翌年までの2年間コンサートが開催された。

又今に続く人気企画「アルゼンチン・タンゴの夕べ~哀愁漂うタンゴの名曲を集めて」が初めてプログラムに加わった。

2013年

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.4歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」2回公演をメインに開催。

この年は千代田区大手町にある「日経ホール」での1公演も加わっていた。

又秋の特別公演?としてBunkamuraオーチャードホールとすみだトリフォニーホールでヴェルディ生誕200年記の特別コンサートが東京・春・音楽祭運営委員会主催 で開催された。

この年を最後に『旧東京音楽学校奏楽堂』は改修工事の為に休館となりここでの公演はこの年で終了。

2014年

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.5楽劇ラインの黄金(コンサート形式2回公演)をメインに開催した。

2015年

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.6楽劇ワルキューレ(コンサート形式2回公演)をメインに開催した。

2016年

東京春祭ワーグナー・シリーズvol.7楽劇ジークフリート(コンサート形式2回公演)をメインに開催した。

2017年

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.8楽劇神々の黄昏(コンサート形式2回公演)をメインに開催した。

2018年

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.9ローエングリン(コンサート形式2回公演)をメインに開催した。

デジタヌの独り言

また、東京に帰りたくなってしまった。

公開:2017年9月11日
更新:2020年12月 6日

投稿者:デジタヌ


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