旅するタヌキ 

弦楽亭 御用邸のリゾート高原那須町にある音楽堂ガイド

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弦楽亭

Official Website http://www.genrakutei.com/index.html

弦楽亭のあらまし

御用邸のある栃木県那須町にある、個人が所有している民間施設。

2018年9月2日から開催される那須高原クラシック音楽祭のメイン会場と成っている。

一見別荘地にある、森のレストランを思わせる佇まいのれっきとした音楽堂!

弦楽亭のロケーション

ところ 栃木県那須郡那須町高久丙1147−101

県道68号線沿いの雑木林に囲まれた別荘地の一角にある。

那須ICから、県道17号「広谷地交差点」で右折し県道68号を辿ると着く。

アクセス

東北本線 黒磯駅から タクシー15分

マイカー利用の場合那須ICから10分程度。

弦楽亭が得意のジャンル

コンサート、発表会、練習に、レコーディング環境も配備しており録音にもお使いいただけます。また、音楽に限らず、教室、会議など幅広い用途にご利用いただけます。<公式サイトより引用>

  • 那須高原クラシック音楽祭のメイン会場の1つ。

弦楽亭の公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

弦楽亭のこれまでの歩み

地元の3人の有志によって作られた個人の音楽堂として作られた。

施設面から見たホールの特色

(公式ガイドはこちら)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設館やの特徴

森の中のレストランと言ったいでたちの木造ホール。

弦楽亭

弦楽亭では、30mmの厚さの唐松、合掌造り、そして前面には那須特産の八溝杉と芦野石をデコレーション、那須の大工さんたちによる素晴らしい木のホールとなりました。

なお、2005年2月24日テレビ東京放映の「TVチャンピオンー全国大工王選手権」で見事チャンピオンに輝きました。<公式サイトより引用>

木造トラス構造による、近代的芝居小屋建築手法で建設されているフローリング床を持つ平土間イベントスペース。

ホール低層部フロアー周辺は腰の高さまでは木質パネルで表装、2階フロアー相当高さにある梁部分までは漆喰仕上げ、上層部は木質パネルで表装されている。

更に上層部数カ所にも反響軽減用の音響カーテンが設えて有る。

切り妻屋根の剥き出しの裏面も勿論木質パネル。

ステージはないが3枚の平台が準備されていて、アンサンブルの演奏会などに対応している。

オープンステージ背後壁も木質パネルで、反響調整のための音響カーテンが掛かっている。

地元工務店の大工さんが建てた建屋なので、致し方ないが、天井が高いのは救いでも有り美点でもある。今後、低層部壁面にスラントパネル若しくわ、お手軽なところで「ルーバーラティス(※1)」を配置し上層部の柱と梁に掛かるクロス梁部に「透かし彫り装飾を施した『ガセット』などを追加すれば音響は大幅に改善されるであろう。

ホール音響評価点:70点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:20点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:20点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

弦楽亭の施設データ

  1. 所属施設/所有者 弦楽亭/個人(詳しくはこちら公式ガイド)
  2. 指定管理者/運営団体 弦楽亭。
  3. 開館   ?年
  4. 設計  
  5. ゼネコン (有)川嶋工務店
  6. 内装(音響マジック) 

弦楽亭

  1. ホール様式 平土間イベントホール。床面積 床面積約119㎡(約72畳)間口約4.5間(約8.2m)奥行き約8間(約14.5m)最高部高さ約2.5間(約4.5m)(控え室、倉庫ホワイエ、トイレ部分を除く
  2. 客席  収容人員100名、仮設椅子席、フローリング、
  3. 舞台設備 平台x3
  4. その他の設備 コンサートグランド、控え室、ホワイエ。
  5. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら公式ガイドへ。

デジタヌの独り言

惜しい音響特性

地元工務店の大工さんが建てた建屋なので致し方ないが、天井が高いのは救いでも有り美点でもあるが、全くの音響ド素人の作品。

とにかくプレーン(真っ平ら)な対抗並行面が多いので、この部分を改善すれば音響は大幅に改善されるであろう。

定在波対策(※1)について

このホールで発生するで有ろう定在波は間口方向に波長8.2m(約41Hz)奥行き方向に波長14.5m(約23Hz)とそれぞれの倍音。特に41H以下つまり(Vcやピアノの)低音部で問題が発生しやすい。

つまりはホール全体に一般に言う『ブーミーな音』に、更に中央部では『迫力のない音』に成りやすい!

今後の音響改修法について

1)低層部壁面から対抗する並行面をなくす

装飾柱、装飾梁を追加し壁面にアンギュレーションをつけるか内傾スラントした反響板(12mm程度厚みの合板)を追加する。

a)お手軽に済ませたいならば「ルーバーラティス(※1)」を内傾スラントさせて両側壁全面に隙間無く配置しても良い。

ブーミーな低域の音響改善が目的なので6mm厚さ程度の合板で裏打ちすること。

(出ないと低音は無視して通り向ける!)


ガーデニングライフなどで取り扱っている。

b)通常のラティスで有れば6mm厚さ程度の合板で裏打ちすることは必要条件!

この場合はアンギュレーションをつけて(屏風風に)横方向に並べた法が良いであろう。

2)中層部硝子窓部以外のカーテン撤去

中層部についてはホール横断方向の定在波は「聴衆の頭上」で生ずるので余り気にしなくても良く、後期残響創出を念頭に、音響拡散体に成るような『突起物』を多数設置する事をお勧めする。

中層部及びステージ背後の音響カーテンは無意味なので撤去をお勧めする。

a)柱、天井梁間のクロス補強梁部に透かし彫りを施した『ガセット』を追加する。

b)壁面に『ガセット』で補強した照明用片持ち梁を追加し『ガラスフード付きのLED照明器具』などを吊す。

c)窓以外の壁面には『鹿頭の剥製、伐採した後の木の切り株、流木』などの立体感のある『レリーフ』を多数配列する。

などの多数の音響拡散体を設置すれば良かろう。

3)1階ホワイエ、2階控え室との隔壁の手直し。

ホール前後縦軸方向に発生する定在波は最悪ステージ上に『ミステリースポット』を発生させ『災いが演奏家に降りかかる!』したがって、ステージ対抗面は最低でも壁面全体を『内傾スラント』させ対抗する並行面をキャンセルする必要がある!

更に出来ればアンキュレーションを与え、直接音反射音(エコー)が演奏者にフィードバックしない用に配慮しなければならない!

ホール内側に前途の「ラティス反響板(裏面合板補強)」を表彰状や額の様に上層部(2階部分)前面に上下方向幅一杯に(縦長配置でホール幅一杯に)内傾(スラント)させて配置すれば良かろう。

これで、低音のブーミーさ加減は相当改善されるはず!

4)客席配列上の注意

ボックス形状のホールでは、コーナーには低音が籠もりやすく、中央部と壁際は音が消失する「ミステリースポット」となりやすいので、現状の座席配置はお勧めできない!

5席+5席の2ブロックとし、中央と両壁際を広い通路とする方が良い!

観客に対しては『中央(列)』は『音楽の神ミューズに捧げているのでこうしました』などと真面目な顔で答えておけば良い。(※この手の詭弁は東京の某ホールなどで公然と断り書きに利用されている!)

※1、定在波の悪影響に関するnatuch音響さんの解説記事はこちら

公開:2018年3月18日
更新:2018年3月18日

投稿者:デジタヌ

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