【銘酒紹介】蓬莱/(有)渡辺酒造店
岐阜県 飛騨市にある創業1870年の(有)渡辺酒造店 が醸造している清酒。
酒蔵の環境。
飛騨市古川町は、岐阜県の最北端に位置し、東は「乗鞍岳」「穂高岳」西は白山連峰に囲まれた高冷地。
冬は大変寒く、氷点下15度まで下がり、毎年1月~2月にかけて蔵がすっぽり埋まるほどの雪に覆われる。
雪に埋もれた酒蔵は、酒造りに好適な室温が保持される。
清酒の醪(もろみ)は長期に渡る低温の発酵経過をたどり、きめ細やかで香りよい酒ができあがる。
酒造りのコンセプト。
「米のいのちを生かすよう、真っ直ぐに醸す、心や人間性の酒造り」
を信条として伝統と手造りを重視、古い木の道具を使い、じかに感じる香りや手触りを大切にしている。
目指すのみくちは「綺麗な甘口、上質な癒し感」
仕込み水
飛騨古川は宮川水系と荒城川水系がぶつかる水の豊かな土地。
仕込み水に使う水はミネラル豊富な中硬水で飛騨山脈を水源とする荒城川水系伏流水を敷地内の深さ55メートルの自家井戸から汲み上げて使用しています。
自家井戸水の仕込み水(硬水)は水量が豊富なため水温が常に一定に保たれ安定した酒造りを可能としている。
お米
主に近隣に所在する中山間農業研究所で開発され地元飛騨で収穫されいる酒造米「飛騨ほまれ」を使用している。
飛騨ほまれの特長は、軟質で最高級山田錦に匹敵する心白の大きさにある。
加えて全国の優秀な農家さんとネットワークを築き、兵庫県産山田錦や愛山、秋田県産亀の尾、岡山県産赤磐雄町、山口県産穀良都、北海道産吟風を使用。
蔵人
酒造りで大切なのは「酒をつくる人間」。
渡辺酒造店の蔵人は全員が杜氏の技量を持つ酒造り職人集団です。
昔ながらの古式酒造法と時代の最先端を行く吟醸造りをうまく合わせて13人という大所帯でじっくりと酒造りを行っている。
現在、10月から翌年4月までの間に一升瓶で55万本の酒を造りますが、これ以上の量は造れませんので、すべてのお酒が限定酒です。
数多くのコンテストの受賞歴が同社の酒造りの成果を物語っている。
全国の「呑兵衛」が讃える銘酒である。
日本の酒専門店 地酒屋 萬禄出入手可能。
公開:2017年8月22日
更新:2017年8月22日
投稿者:デジタヌ
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