第21回 別府アルゲリッチ音楽祭《 マミニャンのお気楽コンサートNavi 2019》 温泉で有名な大分県別府市で開かれる恒例の音楽祭
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2019年5月12日から開催される「別府アルゲリッチ音楽際」2019年温泉ならぬ「音楽にどっぷり浸かれる」一か月。音楽祭のあらまし(生い立ち、本年の音楽祭の呼び物、残された課題、今後の展望...etc.)についての記事。
第21回別府アルゲリッチ音楽祭
開催期間 2019年5月12日(日)~6月2日(土)
"別府アルゲリッチ音楽祭"のあらまし
伊藤京子(名誉)総合プロデューサーがマルタ・アルゲリッチ女子を(名誉)総監督に招聘し!3つの柱、
Fostierringu ;人材育成
Asia ;アジア
Creation. ;創造
をコンセプトに...毎年開催されている。
地域の人たちとともに創る、地方だからこその温かな「手づくりの音楽祭」を目指して
います。音楽の力を信じて、より豊かな社会環境を創造し、別府そして大分の地から世界
へ向けて、個性あふれる音楽文化を発信していきます。<公式サイトより引用>
褒めようも、貶しようもない没個性の田舎音楽祭に...
どうしてアルゲリッチ女史が...、そして別府でなければならない意味とは...?
ここ数年の同音楽祭に対する正直な感想である。
東京や、熱海、果てはイタリア遠征?一体この音楽祭は何なのか?
財団ができ、パトロンが増え、お上から勲章と表彰状という称賛を得るまでになったが、...。
今のままでは、単なる「呼び屋、プロモーター、プロダクション」がコマーシャリズムに乗って行っている「フェスティバル巡業」に成り下がっているとしか言いようがないような...。
伊藤京子&アルゲリッチフェスティバルオーガニゼーション?
伊藤京子&アルゲリッチフェスティバルオーガニゼーションが目指すのは「国際的フェスティバル巡業」では無かったはず。
別府の冠は何のために...?
「別府」を冠するのならばもっと地元色を出したほうが良いのでは?世界の前に、アジアであり、アジアの前に日本であり、そして「日本の別府」で開かれている「芸術祭」であるはず。
箱物行政の痴呆自治体まがいの財団運営?
いくら大分県、別府市の肝いりとはいえハード(しいきアルゲリッチハウス)主体で ソフト(人材育成)を忘れては単なる自治体の外郭団体と変わらず本末転倒では?
マスタークラスから育った人材は...?
本気で、マスタークラスが開かれているのか?
伊藤京子女史が総合プロデューサーから「理事長」となり、アルゲリッチ女子が「校長」となって常設マスタークラス;「常設ピアノアカデミー」を設立して、国内・アジア・世界から受講生を集め、本気でピアニスト=後継者の育成を図ってこそ(公財)アルゲリッチ芸術振興財団創設の意味が生まれるのでは...。
20回の節目を終え21回目の新たなる旅立ちに向かった別府アルゲリッチ音楽祭は
20回の節目を終え21回目の新たなる旅立ちに向かった今こそ別府アルゲリッチ音楽祭のの存在意義を見直す時ではなかろうか?
「アジアの観光地別府」の発信に貢献はした「アルゲリッチ音楽祭」
別府観光の目玉として、貢献したことは事実であろうが、
Fostierringu(人材育成)、Asia(アジア)Creation.(創造)の3本柱はどうなったのか?
そもそも、近隣県の行政主導型の音楽祭がぶち上げているような、実行予算獲得のためだけの「お役所・役人好みの」の訳の分からない「哲学的?」なスローガン(※関連記事はこちら)で、どこにでもあるような「没個性な田舎のデパート型音楽祭」を目指すよりは、「ピアノが得意なお二人」がそろったのだから「ピアノの可能性」を追求した「超個性的な音楽祭」を目指したほうがより個性が際立ってくるように思うのだが。
20年前 両女子が若かりし頃?は
1992年2月 別府市の招聘で、伊藤京子女子が別府市の「観光大使?」として別府市社会教育課の導係顧問に就任したころは、まだ野心もおありで、海外や国内で「伊藤京子」ここにあり!をお示しになりたかったであろうし、アルゲリッチ女子も、ご自身の「名のついた音楽祭が一つぐらいあってもまあいいか...」でお引き受けになられたのであろうが...。
功成り、名を遂げた今となっては
「功成り名を遂げられた」今となっては、勲章や、表彰状だけ「お茶を濁す」のはいささか姑息で失礼ではないか?
十二分に「観光大使」として「田舎町別府」を世界に紹介することに貢献なさったのだから、「勲章や土建屋の仕事捻出のためのコンサートホール建設などでごまかさず」彼女たちが本当に後半生をかけられる仕事、すなわち「後進の指導」に向かわせてあげたらいかがなのか?
名を冠した箱物(※2)を作って恩(音楽)に報いたつもりでいる財団理事連中の脳天気さにはあきれ返る!
「この2人が」揃えば、鍵盤楽器を前面に打ち出した芸術祭開催も可能なはずである
伊藤京子女史とアルゲリッチおばちゃまのが得意とする分野は何だったのかもう一度原点に立ち返って考え直す時期に差し掛かったのではなかろうか?
ハードに回す予算・財源を毎年の「ピアノ曲委嘱」「新人作曲家の作曲コンペティション」この音楽祭でしか聞けない」「4台、8台のピアノオーケストラ」「左手のピア二スト」のコンサートシリーズ「オーケストラ曲のピアノバージョン」コンサートシリーズとか、ニッチでコアーな演目のコンサートが企画できるはずである。
府観光の新たな目玉としてアルゲリッチ国際ピアノコンテスト創設を望む
嘗て「藁にもすがる思い」でFI 誘致を企み見事失敗した別府ではあるが、「警備問題」も「騒音問題」も伴わない「国際ピアノコンテスト」開催は大いに現実性があるように思う!
この際、4年に一度程度の「アルゲリッチ国際ピアノコンテスト」の併催を本気で検討する時期にさしかかたのでは?
観光客を呼び込むことだけに汲々とせず...
「観光大使お二人」の恩に報いるためにも別府市・アルゲリッチ財団だけではでは少々荷が重すぎる(費用がかさみすぎる)というなら「大分県の県都」お隣大分市と共同開催、大分県の共催で開催すれば、不可能ではないと思うのだが、言ってしまえば失礼だが四国香川県の高松市でもなんとか開催している国際コンテストなのだから
少々費用がかさもうが4年に一度程度の「アルゲリッチ国際ピアノコンテスト」開催に向け地元観光協会、旅館組合と協議を重ね「アルゲリッチ女史」の名に恥じない国際ピアノコンテストを開催すべきだと思うのだが!
別府アルゲリッチ音楽際が開催される都市別府市とは
推計人口:120,285人/2017年10月1日。
小倉-別府 1時間10分/ソニック 3,710円/120.8km
大分県の東海岸の中央にある大分県第二の都市。
県庁所在地大分市の隣りにあり日本一の温泉街を持つ観光都市。
第21回 別府アルゲリッチ音楽際 2019プログラム情報
(第21回別府アルゲリッチ音楽際2019のチケットは 2019年3月10日(日)午前10時から一般発売開始です。)
会場別チケット情報
以下※印は当サイトの関連記事です。
ビーコンプラザ(※ホール音響Naviはこちら)公演
iichiko総合文化センター(※ホール音響Naviはこちら)公演
しいきアルゲリッチハウス(※ホール音響Naviはこちら)公演
東京オペラシティ コンサートホール(※ホール音響Naviはこちら)公演
平和市民公園能楽堂 公演
第21回別府アルゲリッチ音楽祭日程別プログラム情報と"豆知識"
開催期間 2019年5月12日(日)~6月2日(土)
5月12日(日)開場14:30 オープニングコンサート
於ける ビーコンプラザ(※ホール音響Naviはこちら)
出演予定アーティスト
- 出演者; 鶴原壮一郎(ピアノ)
予定プログラム
- 詳細未定3月上旬公表予定
聴きどころ&豆知識
- 3月上旬公表され次第記入予定?
5月18日(土)18:30~ ベスト・オブ・ベストシリーズ Vol.7 オーケストラ・コンサート
(→チケットぴあ)一般B席;¥7,000-より!
iichiko総合文化センター(※ホール音響Naviはこちら)
出演予定アーティスト
- 指揮;シャルル・デュトワ(※アーティストNavi はこちら)
- 演奏;東京音楽大学シンフォニーオーケストラ(※関連記事はこちら)
- Pf独奏;マルタ・アルゲリッチ(※アーティストNavi はこちら)
- Vc独奏;ミッシャ・マイスキー(※アーティストNavi はこちら)
予定プログラム
-
C. ドビュッシー: 小組曲(管弦楽版)(作曲家・作品Navi はこちら)
C. サン= サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調(作曲家・作品Navi はこちら)
M. ラヴェル:組曲マ・メール・ロワ(管弦楽版)(作曲家・作品Navi はこちら)
F. リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調(作曲家・作品Navi はこちら)
聴きどころ&豆知識
週刊誌的には「もと夫婦の息の合った演奏?」が聞きもののピアコン。
世界各国で「オーケストラを変貌」させたオーケストラの魔術師「シャルル・デュトワ」が未来の「名演奏家」養成所・「東京音楽大学ユースシンフォニカー」をどう導くか?
アルゲリッチ音楽祭常連の巨匠ミッシャ・マイスキーの「 サン= サーンス」も大いに興味あり。
「ドヴォルザークのVc協奏曲」とは違った「オシャレで都会的でそれでいてロマンティック」なサンサーンスのVc協奏曲をどう料理するか?
5月26日(日)15:00~ 小井土文哉ピアノ・リサイタル
しいきアルゲリッチハウス(※ホール音響Naviはこちら)
出演予定アーティスト
- Pf独奏;小井土文哉
予定プログラム
- M. ラヴェル作曲;亡き王女のためのパヴァーヌ他
5月31日(金)19:00~ アルゲリッチ室内楽の夕べ
於けるビーコンプラザ(※ホール音響Naviはこちら)
出演予定アーティスト
- Pf演奏; M・アルゲリッチ
- Hr独奏;ラデク・バボラーク(アーティストNavi はこちら)
- Vn独奏;豊嶋泰嗣
- Vc独奏;向山佳絵子
予定プログラム
- L・V・ベートーヴェン/作曲;?他(作曲家・作品Navi はこちら)
聴きどころ&豆知識
アルゲリッチ女子がホスト(ホステス?)となりゲストに当代一流のプレーヤーを迎えてアンサンブルの楽しみを伝授!
特に、すっかり日本に居付いき?最近はマエストロOZAWAのアシスタント指揮者としても活躍しているラデク・バボラークのホルンの妙技が聞きもの。
デニス・ブレインが20世紀を代表した不世出のホラ(貝)吹き?とすれば、彼は間違いなしに21世紀を代表する不世出のボヘミアン・狩りラッパ吹きである!
ボヘミアンホルンの伝統を守る気づかない程わずかな自然なビブラート、と超絶技巧を微塵も感じさせない「自然なフレージング」と、メローな響きは「管楽器=インスツルメント」というよりまるで「歌声のよう」にさえ感じさせる...。
6月2日(日)15:00~ スペシャル・カルテット〜弦楽器の魅力 ーエンジェル達の奏でるハーモニーの世界ー
於ける平和市民公園能楽堂(ホールNaviはこちら)
出演予定アーティスト
- Vn演奏;竹澤恭子
- Vn演奏;豊嶋泰嗣
- Vila演奏;川本嘉子
- Vc演奏;原田禎夫
予定プログラム
- F.シューベルト作曲;弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「 死とおとめ」D.810(作曲家・作品Navi はこちら)
- L.v. ベートーヴェン作曲;弦楽三重奏曲 第3番 ハ短調 op.9-3(作曲家・作品Navi はこちら)
- J.ルクレール作曲;2つのヴァイオリンのためのソナタ集 op.3-5 ホ短調 他
聴きどころ&豆知識
期間限定特別編成「別府アルゲリッチ音楽祭祝祭カルテット?」の天使たちによる「弦楽アンサンブルの夕べ」。
「一期一会」のカルテットが定番名曲の数々を別府アルゲリッチ音楽祭に居合わせた幸運な人達だけに聞かせてくれる。
2月14日現在日時未定 第100 回記念 ピノキオコンサート(ミステリーコンサート)
於ける?ホール(ホールNaviはこちら)
出演予定アーティスト
- 独奏;M・アルゲリッチ
- 語り;伊藤京子
予定プログラム
- 2月14日現在未定
聴きどころ&豆知識
伊藤京子せんせいの語り、M・アルゲリッチおばちゃまの演奏で贈る「大人とこどものための音・学・会」
併催イベント
5月24日(金)19:00~ 別府アルゲリッチ音楽祭東京特別公演!
ー日本生命 presents ピノキオ支援コンサートー
於ける 東京オペラシティ コンサートホール (※ホール ナビはこちら)
出演予定アーティスト
- Pf演奏;M・アルゲリッチ他未定
予定プログラム
- 2月14日現在未定
聴きどころ&豆知識
- 2月14日現在不明?
5月8日(水)?:00~ 別府アルゲリッチ音楽祭 in ソウル
ー日韓文化交流スペシャルコンサート Vol.6ー
於ける?ホール(ホールNaviはこちら)
出演予定アーティスト
- マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、イム・ドンヒョク(ピアノ)、アニー・デュトワ(朗読)他
予定プログラム
- C.サン=サーンス作曲;動物の謝肉祭(作曲家・作品Navi はこちら)
聴きどころ&豆知識
2019年2月14日現在の日・韓外交情勢が不明朗・不安定のため?、このコンサートな開催は不透明となっています、残念ではありますが「音楽にも国境はある」のが現在の国際情勢です!
5月19日(日)14:00~ ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル
於ける 竹田市総合文化ホール グランツたけた 廉太郎ホール
出演予定アーティスト
- Vc独奏;ミッシャ・マイスキー
- Pf伴奏;リリー・マイスキー
予定プログラム
- J. ブラームス作曲;チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 op.99(作曲家・作品Navi はこちら)
- D. ショスタコーヴィチ作曲;チェロ・ソナタ ニ短調 op.40 他予定(作曲家・作品Navi はこちら)
聴きどころ&豆知識
娘のリリー・マイスキーとの共演、親子デュオの息の合ったアットホームな「愛に満ちた暖かい音楽」が楽しめる。
主催者(プロモーター・興行主)
(公財)アルゲリッチ芸術振興財団
Official Website http://www.argerich-mf.jp/
特別協賛:大分銀行
協賛(パトロン・スポンサー)
日本生命、河野脳外科病院、Canon、JR九州、金刀比羅宮、iichiko
オーガニゼーション(プロダクション)
別府アルゲリッチ音楽祭実行委員会事務局
別府アルゲリッチ音楽際のこれ迄の歩み
1977年 現音楽祭総監督マルタ・アルゲリッチと現音楽祭総合プロデューサー伊藤京子がドイツミュンヘンコンクール会場にて出会う。
1992年2月 別府市の招聘で、伊藤京子女子が別府市社会教育課の導係顧問に就任。
1994年1月 国際教育交流馬場財団主催・第9回JEEコンサート「マルタ・アルゲリッチ・チェンバーミュージック・フェスティバル」開催のため、アルゲリッチが大分初来県。
1994年10月 マルタ・アルゲリッチが別府ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール名誉音楽監督に就任。
1995年9月 「別府アルゲリッチ・コンサート '95」を開催。
1998年に第1回「別府アルゲリッチ音楽祭」を開催することを決定。
1996年8月 別府アルゲリッチ音楽祭実行委員会を設立。
マルタ・アルゲリッチ「別府アルゲリッチ音楽祭」総監督に就任
補佐役として伊藤京子が副実行委員長に就任。
1997年12月 アルゲリッチに大分県より外国人名誉県民証が贈られる。
1998年11月 第1回「別府アルゲリッチ音楽祭」を開催。
1999年3月 別府市の要請で 伊藤京子 音楽祭総合プロデューサーに就任。
2002年10月 「別府アルゲリッチ音楽祭組織委員会」に改組し、会長に大分県知事が就任。
2005年11月 音楽祭の功績により、アルゲリッチ総監督が日本国より旭日小綬章を受章。
2007年3月6日 財団法人アルゲリッチ芸術振興財団設立。
2010年11月 伊藤京子総合プロデューサーが、別府市を世界に誇れる芸術文化都市として発展させることに貢献した功績で、別府市より特別功労表彰を受賞。
2011年11月 Shiiki presents Argerich's Haus 建設計画を発表。
2013年9月2日。 (公財)アルゲリッチ芸術振興財団へ移行
2015年5月「しいきアルゲリッチハウス」完成。
2016年11月 アルゲリッチ総監督が日本国より旭日中綬章を受章。
公開:2017年9月14日
更新:2020年12月 7日
投稿者:デジタヌ
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