狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

連載『 SONY MDR-Z1000 モニターヘッドフォン 長期使用レポート』ー第7回ー

,

★第5節 PCオーディオのデジタルノイズ対応策について

USB・DACを使う際の注意点の一つに「デジタルノイズ混入」があります。

第0項 デジタルなのに「針音が?」

具体例としてはデジタルなのに「針音」プチプチノイズが出る場合があります!

これは、USBデータラインにデジタルノイズが混入したばあいに発生します。

なのでTEACではサエク製のオーディオ用の高級USBケーブルを付属しています。

...ですが肝心のパソコン内のライン(伝送系)の廃線・基盤デザインなどの取り回しが"雑"だと"オーディオ・データ"にノイズが混入してしまいます!

ノートパソコンでは後述するHP製品を筆頭に十分な対策が講じられていますが...

デスクトップPCではこの辺りが割とおろそかになっている場合が多く、特にDOS/V PC いわゆるショップ系のBTOパソコンでは...

B.T.O.パソコン購入時には使用マザーボードにご注意!

そこで、オーディオ・トランスポートPCとして購入する際には、使用しているマザーボードのメーカーが重要になってきます!

さすがに怪しげな"中華マザー"を使用しているようなパソコンショップはありませんが...

出来れば業界最大手で最新の製造技術・最高品質を誇るASUS TeKのマザーボードを使用しているB.T.O.PCを選ぶべきです!過去の小生の経験でも、全く問題がありませんでした。

DAC接続はリアパネルのUSBソケットに!

フロント側にある増設USBコネクタは使いやすいですが...

パソコン内を"空中配線"してフロントパネル迄引き回しているので、態々デジタルノイズ(パルス性高周波ノイズ)を拾い集めているようなものです!

リアパネルにあるコネクターは"マザーボード直付け"でさらに金属シールドで「外来?ノイズ」に対処してあります!

針音(プチプチ、パチパチ音)が生じているならリアパネルに接続直してください。

但しアナログ出力近くのUSBソケットに

但し、リアパネルでなら"どこでも良い"のでは無く!

アナログ入出力ソケットが集まっている直ぐ隣のUSBソケットに繋いでください。

アナログ入出力端子類は、専門メーカーが制作した端子ユニットを最良の耐ノイズ環境位置を選んで実装してあります。

つまりそのすぐ隣は2番目によい位置です。

これだけで耐ノイズ性は数段良くなり、「針音」が無くなります!

但し

ASUS TeK以外のメーカーのマザーボードでは改善しない場合もあります。

その場合は、オーディオ専用の高額「PC」を...

第2目 がっかりさせられるケースが多いデスクトップ...

デスクトップパソコンの多くでは、

パソコン基板(マザーボード)上のオーディオチップの配置とシールド処理(金属囲い)が丁寧にされて無い!場合が多く

用いられている Realtek ALC8XX(6XX,2XX)チップ が持つ「SN115dB!」以上の実力が発揮されて無い!場合が多く見受けられて、

「デジタルノイズ」の嵐の中では、ノイズ攻撃をかわせていない場合が多く見かけ(聞け)ました。

第2項 割としっかりノイズ対策されているノートパソコン!

その点デスクトップPCに比べて、モニターディスプレー体型のノートパソコンでは、コンプリートデザイン(一体型)の強みをいかして、トータルでのノイズ対策がしっかりしている機種がほとんどですが...

意外や?小生の経験では MACノート系はアナログ出力にデジタルノイズ混入が多くて音質は今一でした。

MDR-Z1000 を直接つないで用いるなら HP でないと...

デンマークの音響機器メーカー B & O が監修したB & O Play のオーディオテクノロジーを用いたRealtek 製の特注サウンドチップ(ユニット)を持つ「HP」のノートならば、

MDR-Z1000(※21)をイヤホンジャックに直接接続してもTEAC USD301並み!?の音響が...

(一般人では区別がつかないでしょう!)

但し、残念ながらハイレゾには対応していません!

というわけで、今月(2020年12月)愛娘ミチャポンの息抜き用に"AMD Ryzen7"搭載の最新モデルENVY x360 13ar0115AU(※20)を.購入しました!

参※21)当サイト関連記事 hpの"AMD Ryzen7"搭載!ノートパソコン ENVY x360 13ar0115AU 長期使用レポート はこちら。


参※20)当サイト関連記事 "AMD Ryzen7"搭載!のhpの最新ノートパソコン ENVY x360 13ar0115AU 《購入・使用レポート》はこちら。

第3項 iPhoneや android 端末につなぐなら...

電車の中でカッコつけて?前前回紹介したような"お高い?プロ用スタジオモニターヘッドフォン"を android に接続して聞いているそこの貴方!

android に"直付け"ではネ...

iPhone→USB/DAC→MDR-Z1000 で

最低でもバッテリー駆動のUSB・DAC・ヘッドフォンアンプを経由するくらいは...

安価な製品でも「バッテリー駆動」の製品であれば前途した、電源に起因する「ノイズ混入」は防げます!

ソフマップ デジタルコレクション さんが扱っています。


iPhone や Android端末の使用の場合

楽天ビック(ビックカメラ×楽天) で購入できます。

但し、USBバスパワーで電源は必要ありませんが、MDR-Z1000 をドライブするにはちと非力かも...

※但し、最近(2023年以降)の Android スマホ は恐るべし!

遅ればせながら、小生もやっとスマホデビューを果たしました...!ので

SHARP の入門機! MediaTek DimensityR 700(オクタコア)2.2GHz+2.0GHz 搭載の wish 3 です。

iphone 統からは、非難轟轟の mini イヤホンジャック!ですが...

この音質が素晴らしい!

小生な様なクラシック統にとっても何とか許せるレベル?の出力を持ち。

ハイ・インピーダンスのMDR-Z1000でも何とか駆動出来て、しかも音質も、音質比較を行った小生自慢の愛機 TEAC と遜色無し!

一時お蔵入りだったMDR-Z1000が現役復帰して、小生の耳をくすぐって?います。

これならば、プロモニターヘッドファンもネズミDAC!?なしで、使用できます!

しかも、Android™ 13 なので、外出時には 別稿(※66)で詳述した Bluetooth 接続のWH-1000XM4も高音質で使用できるので重宝しています!

Bluetooth Ver.5.3 !

Bluetooth も Ver.5.3 なので伝送ロスが軽減されて!

更に、SONYハイレゾ Bluetooth ヘッドフォンシリーズにも対応しています。

勿論 USB Type-Cも装備しています。

更に更に、AMAZON Music ばらば、イコライザーが効くので、WH-1000XM4並み?!の重低音が楽しめます。(と言っても所詮は...)

動画が無いので、1日中使用しても電池は長時間持ち大丈夫です!

つまり、もうウォークマンは必要ありません!

何時でも何処でも好きな音楽を存分に楽しめます!

参※66)当サイト関連記事  SONY WH-1000XM4 ノイズキャンセリングヘッドフォン長期使用レポート はこちら。


 

公開:2020年1月11日
更新:2024年3月 6日

投稿者:デジタヌ


連載『 SONY MDR-Z1000 モニターヘッドフォン 長期使用レポート』ー第6回ーTOP連載『 SONY MDR-Z1000 モニターヘッドフォン 長期使用レポート』ー第8回ー


 



▲ヘッドホンNaviへ戻る

 

ページ先頭に戻る