内子座/愛媛県喜多郡内子町 《 多目的芝居小屋 音響Navi》
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内子町公式サイト http://www.we-love-uchiko.jp/spot_center/spot_c2/
内子座(うちこざ)のあらまし
活きた重要文化財
愛媛県喜多郡内子町の重要伝統的建造物群保存地区「八日市護国」の近くにある。
内子座は、愛媛県喜多郡内子町の重要伝統的建造物群保存地区「八日市護国」の近くにある歌舞伎劇場。
1916年(大正5年)に大正天皇の即位を祝い、内子町の有志によって建設された。
1982年に内子町指定有形文化財に指定。
1983年から1985年にかけて創設当時の姿に復元する工事が実施された。
2015年に国の重要文化財に指定された。
内子町の誇る文化施設として各種講演やまちづくりの会合等に広く活用されている。
内子座のロケーション
ところ 愛媛県喜多郡内子町内子2102
内子座へのアクセス
鉄道・バスなどの公共交通
もよりの駅
JR予讃線 内子駅
マイカー利用の場合
関係者以外・部外者の駐車はお断りしています!公共交通機関をご利用ください!
この施設のポイント
全国に、少ない芝居小屋形式の、「活きた重要文化財」
折上小組格天井
折上小組格天井を用いたホール部分は、本花道、一階、2階に桟敷(テラス席)があり、通路を持つ本格的な枡席を備えた板張りの平土間、舞台には回り舞台、すっぽん(迫り)、ブドウ棚、下手囃子場or黒御簾(くろすみ)、上手太夫座(たゆうざ)まで備えた国内屈指の設備を誇る伝統的歌舞伎小屋造りの芝居小屋。
芝居茶屋
内子座のすぐ前には茶屋伊路端が有り予約しておけば出前サービスが可能。
歌舞伎公演開催時は地元ボランティアのお茶子(weblio辞書)もお客サービスに当たってくれる。
- 所属施設 内子座。
- 運営団体 内子町。
- 開館 1916年2月1985年復元工事完成。2015年重要文化財指定。
- 音響設計 By Nagata Acoustics Design
- ホール様式 伝統的芝居小屋
- 収容人員 650名
- 舞台設備 回り舞台、すっぽん(迫り)、ブドウ棚、下手囃子場or黒御簾(くろすみ)、上手太夫座(たゆうざ)
- その他の設備 本花道、1・2階桟敷席
デジタヌの独り言
この町にも、1999年12月に完成した、図書室、大小会議室。映写室、ビデオ編集室が付属した視聴覚室。調理実習ができる調理室迄備えた内子町文化交流センタースバル(小田自治センター)と言うと言う最新の立派な施設が有る。
メインホール
1スロープ形式550人収容の可動プロセニアム形式、シューボックス型多目的ホール。
可動プロセニアム、可動音響板、を備え、全面木質の内壁に囲まれたシューボックス型ホールは、音楽専用ホールと言っても過言では無い響きで定評がある。
町民数を考えても背伸びをしない、身の丈に合ったホールであると思う。
残念なのは、1982年に9月に内子座が内山商工会から内子町に寄付され、同時に町指定の有形文化財として指定、翌年第一次内子座復元事業に着手、1985年(昭和60年)9月 - 復元事業完成。1995年10月 - には第二期整備事業も完成。
奈落、迫の改修、照明・音響器具・設備の改修により、内子座文楽などの規模の大きな興行に対応可能となっている事実である。
なのに、内子座を内子町のメインホールとせずに、音楽専用ホールでも無い多目的ホールを新たに建設せねばならなかったのか?
内子町に限らず、活きた文化財を持つ各市町村は、「維持管理」まで含めた、長続きする文化施設運営を考える時期では無いか。
重要文化財指定は有りがたいお墨付きではあるが、反面金食い虫でもある事をお忘れ無く。
文科省は新築に金(補助金)を出しても、施設運営、施設保全にはケチ臭いお役所である事を忘れては成らない。
ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
公開:2017年9月30日
更新:2024年11月13日
投稿者:デジタヌ
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