松笠風鈴/江雲堂《 伝統工芸品 ナビ!》砂鉄を製錬した材料"玉鋼"(たまはがね)を鋳型に流し込んで作られる独特の風鈴で宮城県の伝統工芸品
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夏の風物詩の一つに風鈴がある。 川崎大師の風鈴まつりや西新井大師の風鈴まつりはじめ初夏になると風鈴市はあちこちで開催される。
その中でも詫び寂び(わびさび)に通じるのが松笠風鈴や南部風鈴をはじめとする「鋳もの」の風鈴ではないだろうか。
若干地味な見た目ながら、音色の涼やかさは特筆に値する。
そんな鋳物の風鈴ついてご紹介していこう。
松笠風鈴
松笠風鈴を作る技術は一子相伝で伝えられているため、現在作っているのは宮城県登米市と栃木県佐野市をベースに鋳物を製作されている「江雲堂」の江田 蕙氏のみ。
松笠風鈴はその名の通り松笠のような形をした風鈴で、所々に穴のあいたざらざらした表面と繊細な縁が特徴の風鈴で、その音色はNHK音の風景でも紹介されたほど。
生産量が限られるためだろう、残念ながらモール等での通販取り扱いはないようだが、江田氏の二つのWebサイト(炎の鐵人 松笠風鈴)から問い合わせは可能のようだ。
南部風鈴
岩手県の名産である南部鉄器はすき焼き鍋や鉄瓶などでおなじみだが風鈴もまた有名。
清んだ音色が特徴の南部風鈴は、和風の空間にしっくりくる色合いで掛ける場所を選ばないこともあり民芸品としても人気のアイテムだ。
南部風鈴の形はさまざまで、釣り鐘型をしたものや椀型をしたもの、,灯籠型とその他の形を組み合わせたもの、3~5個の風鈴を組み合わせたものなど、さまざまな形のものがある。
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公開:2017年6月 9日
更新:2019年1月 9日
投稿者:デジタヌ
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