"ご当地アマオケ"の勧め... 《 アマオケ って何?》第3回
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「入団希望者の立場」からアマオケ運営側の「世話役さん」に、「安定した団体活動」と「コンサート運営」の為にも「真の本拠地」演奏会場を固定化した「ご当地アマオケ」への活動転換を勧める一文。
★前書き 長続きするアマチュアオーケストラ活動とは
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小生が理想とする市民オーケストラはもちろん手作りアマオケ!
気心のあったもの同士が手作り・手弁当で「ほっこりファミリーコンサート」を開催して、地域の人達から親しまれ愛される存在となり「仲間の輪」を広げながら細々とでも良いから地道な活動を続ける、
そして、親子2代で参加できるような団体!そんな活動にあこがれているわけで...
つまり小生の理想とする「長続きする団体」の条件とは、
- 正団員が集まること。
- ファン(支援者)がつくこと
以上の2点に尽きるでしょう!
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《 アマオケ って何?》の総合目次
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プロローグ 入団ガイダンス編
『入団希望者の目線に立って...』を基本編集方針に「音楽・演劇便利帳 アマチュアオーケストラナビ」で使用した「タイプ別」についての用語説明。
第1回 フランチャイズホールと レジデントオケとの違いは...
アマオケの公式サイトにある「XXを本拠地として活動しています...」風な表現にあえて苦言を呈して...
第2回 近年のアマオケ活動傾向...
2017以降もアマオケ界は活発で、続々と新しいタイプが生まれています。単に「アマチュアオーケストラ」とひとくくりには出来ないタイプ別文化(分化)の補足説明
第4回 プロ演奏家を目指すには...
気心のあったもの同士が手作り・手弁当で「ほっこりファミリーコンサート」を開催して、地域の人達から親しまれ愛される存在に...
第5回 音楽を極めるために「芸大」を目座すか、趣味を極める為に「一流大学」をめざすか?
楽器演奏は「嗜み(たしなみ)」と割り切り、1流大学を目指して猛勉強に明け暮れる日々をお過ごしの受験生の音楽ファンの皆様へ...
第6回 トップアマチュアオーケストラの存在とは?
トップアマチュアオーケストラの開催するコンサートは「破格のお値打ち価格」でオーケストラファンの庶民の強ーい味方!?
第7回 医学部・学生オーケストラがある理由!
どうして、あの慶應義塾に医学部オーケストラが別だてであるのか?各地の公立大学統合再編で統合された「大学」に2つ以上の公認学生オケが存在するのか?
第8回 お父さんアマオケの皆さん...見栄を張らずに...
男性団員がほとんどの「お父さん管弦楽団?」の皆さん「見栄」を捨てて「お母さん合唱団」のように、こぢんまりとしたホールで「身の丈にあったコンサート」してみられては...
第9回 歴史だけに縋り付いた 地方 の アマチュア オーケストラ が抱える問題とは...
アマチュアオーケストラでそこそこ安泰なのは一部の超有名メジャーアマチュアオーケストラにすぎません。
第10回 新生 マチュア オーケストラ が抱える問題 ...
全国のアマオケの3分の1が集まっている東京都のアマオケ界で、長年「活動してきた自主運営アマオケ(同好会)」と、2010年以降に生まれた新生アマチュアオーケストラとでは.../p>
第11回 アマオケ戦国時代到来!?...首都圏のアマオケが抱える問題とは?
全国のアマオケ活動の縮図ともいえる首都圏のアマオケを「アマオケNavi」 改訂にあたって調べ直して、デジタヌが感じたこと...
第12回 長い目で見れば、伝統ある市民オケが残る?
今の首都圏の多極分化的アマオケ界の流れは今後も続くのか、それとも一時的傾向なのか?
Annex1 神奈川県の市民オケの皆さんへエール!とご提案
神奈川県のアマオケが音頭を取って全国から参加団体を募って「全日本市民オーケストラ親睦会」を組織してみませんか。
第1節 正団員(コアメンバー)を集めるには...
普段の"全奏・分奏セッション"の参加者を安定させて団の運営の要となる多くの"コアメンバー"を集めるためには、"練習場"と"練習日"と練習場の"固定"が最も重要となります!
練習日の固定
仕事・プライベート両面でスケジュール調整がしやすい、練習日の固定が需要です
例えば、毎週(or隔週)日曜日の午前中とか毎週土曜日の夜19時からとか...
演奏会前を除いて年間を通じて同じ固定されていれば長続きします。
練習場所の固定
練習場も「固定されている」ほうが、団員を集め(練習参加)しやすくなります。
第2節 固定ファンを作るには
ずばり演奏会場の「フランチャイズ」化です!
毎回、毎年同じ時期に同じホールで「定例コンサート」があれば、地域の定例イベントとなり、固定ファンが生まれます!
嘗て小生が属していた「企業内同人団体」もホール誕生以来!「毎年」同じホールで演奏会を続けてきて、固定ファンがつき当日券で"満員状態"となるために団員の「チケットノルマ」も少なく、自己負担が少ないので前途した練習条件と合わせて地域の"お母さんコーラス"同様に「主婦」の参加者も多く「幅広い団員の層」で安定した運営が可能となっていました。
反面別時期に参加していたもう一つの団体は、練習場所どころか「コンサート会場」すら定まら無い「ジプシー状態」で、おまけに「コアメンバーが少ない」ので「トラ集め」に苦労して"お車代"がかさみ「チケットノルマ」も数万円!になり、経済的負担も大きくて「正団員が定着しない」で団の運営に苦労していました。
第3節 難曲・大曲病?とは...
"老舗市民オケ"の運営委員の皆様方へ苦言を呈する!
何故「ほっこりファイミリーコンサート」路線を捨て、大曲・難曲路線をまっしぐらに突き進むの?
市民の情操教育の一環であるクラシック音楽の啓蒙やクラシックファンの底辺を広げファン層の充実に一役買うはずの「公設市民オケ」がポップスと歌謡曲しか聴いたことのない一般市民に、いきなりワグナー、ブルックナー、マーラー、ストビンスキー、プロコフィエフ、バルトーク......などをご披露して、ますますクラシック音楽アレルギーを増やしているだけだとお思いになりませんか?
支援団体=圧力団体の存在
難曲・大曲病の病因の1つと思われる「支援団体=圧力団体」のお偉い方々にもお伺いしたい、「貴方のご支援なさっておられる、マイ・シティーオーケストラの演奏会に一度でも脚をお運びになったことがおありですか?」
おそらく、「それは、教育委員会に一任してあるので......」と「口を濁される」であろう。
「式典」にはご出席なさっても、票(or売上げ)に結びつかないローカルイベントにはご興味が無いのだろう。
支援団体への媚びへつらい?
xx学友協会・支援団体の皆様へ
あなた方の支援する「市民オケ」が大曲・難曲にチャレンジするようになったのは、よその地方自治体(or他企業)とのライバル心に燃えた貴方型支援組織(行政も含めたスポンサー企業)への媚びから起こった愚行かも?
就職浪人の音大卒業生や、定年退官後の元プロを救う?のが目的なら、それは別だての「ユースオーケストラ」や「祝祭管弦楽団」を組織したほうが良い。
貴方の町の市民オケを金で縛るのはいかがなものでしょうか?
市当局・市民会館が自前で本格的な我が町の「シンフォニーオーケストラ」を持ちたいなら、財政難で運営が苦しい大都市在住のプロオーケストラとフランチャイズ契約を結ぶなんて手もあるのでは?
老舗市民オケの運営委員の皆様方へ
生え抜き、たたき上げの古参メンバーの出番を無くしてまで、大曲・難曲にチャレンジする必要などどこにあるのですか?
創立当初よりの古参メンバーが「忍耐強くコンサート活動を続けて」行政に働きかけてきたからこそ、我が町の「歴史ある市民オーケストラ」と呼ばれる迄に発展できたのではないですか?
歴史にあぐらをかいた老舗市民オケの運営委員の皆様方、一度立ち止まって考え直されてみてはいかがでしょうか?
公開:2017年4月21日
更新:2021年1月10日
投稿者:デジタヌ
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